俺達の行方【続編】

穂津見 乱

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ユニットバスで

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「弘人…。ヤバイ、我慢出来なくなってきた。このままここでやってもいいか?お前、もう1回イケるか?」

興奮した剛が後ろからしがみついてくる。そして両方の乳首をグイグイと強く擦り上げてきた。

「やっ…あぁ…っん…、剛…?!いきなり何?!」

「なぁ、弘人。ここは後でゆっくり可愛がってやる。だから、今は俺のを可愛がってくれよ。」

「剛、お前…エロいぞ!?」

「何だよ?いいだろ?俺はお前にしか発情しねぇんだから。お前も俺を欲しがれよ。」

「はぁ…っ、ん…、ぁぁ…剛…!」

「弘人、もっと俺を欲しがれよ。俺は、お前の為だけに居る。俺は、お前のもんだろ?恥ずかしがるなよ。もっと激しく求めていい。俺が応えてやるから。」

興奮して色気を増した低い声、やや強引でありながらもその熱い想いが真っ直ぐに向かってくる。剛に強く迫られて、俺の身体がゾクゾクとして脳天まで一気に痺れる。煽られた俺の興奮度が急上昇する。

「ああっ…!剛…っ!お前が欲しい…!もっと深く奥まで擦って…!前みたいにやって…っ!」

「いいぜ、弘人!ゾクゾクするぜ。しっかり立ってケツ締めてろよ。」

「はああ…っ!やっ…、あっあっ、いい!気持ちいい…っ!」

「ぅ…、ぁあ……っ、俺も…いいぜ…っ!」

「ああ…っん…っ、もっと…、もっと…、剛の熱い……っ!すげぇ感じる…っ……」

「ハァ…ハァ…、弘人…好きだ…、お前を放さねぇよ…。ずっと放さねぇから…!」

「んあ…っ…、あ、あぁ…っ…剛…!剛…っ…!俺も…ずっと…、お前だけ…!」

激しく腰を動かして突き上げてくる剛。身体を揺さぶられながら壁にしがみつく俺。熱くぶつかる互いの肉体、燃え上がる興奮、吹き出す汗、そしてとめどなく溢れ出す想い。

《剛…、剛…、剛…!離れてもずっと一緒だ!俺達の心はずっと一緒だ!いつでもお前が傍に居てくれる!だから寂しくなんてない……っ!!》

俺の頭は剛でいっぱいだ。剛のことしか考えられない。後ろから激しく股間を突き上げられて擦られて、訳が分からなくなるほどに興奮して我が身までもがギンギンになる。

「ああっ!剛…、もうっ…イキたい!…イキたい……っ、俺のも握って…っ!強く握って……!」

剛の昂ぶりをギュウギュウと股で締め上げて、剛に合わせて淫らに動く腰つきも、素直に感じて漏れる声も、剛にして欲しいと強請る言葉も、その全てが剛への想いと強い愛情なのだ。

恥ずかしいとかイヤらしいとか、そんな事は関係ない。相手への熱い想いが募るほど、それは激しさを増し、もっともっと近付きたくなる。もっともっと欲しくなる。強く求めるだけでなく、強く求めるられる事がどれほどに幸せなことなのか。求められる事の幸せ、満たされる心と身体、互いがそれを与え合い受け止め合う。そして、互いの気持ちに応える事が相手を幸せに出来るのだ。

「弘人…っ!俺も…、もうイキそう…っ!お前と一緒に…、俺もイクから…!」

「ああ…っ…、剛…っ!イク!もうイク…っ!あっ、あ…あ……、出る…っ!」

強烈な痺れと快感に身を委ねる。全身をビリビリと震わせて、仰け反る喉から熱い想いを吐き出す。そして…愛おしい剛の名を呼ぶ。

「あぁっ…!剛……っ!!」 

「……く…ぅっ!……っ、弘人…っ!!」

全身を強く痙攣させるようにビクンビクンと震える俺、一気に駆け抜ける解放感に悦びながら更に強く強く股間を締め上げる。それに応えるように剛の熱が一気に溢れ出した。

《熱い…!剛のが熱い…!すげぇ…、最高に幸せだ……。剛…、大好き……》


荒い息を吐きながら重なり合うように壁にもたれる俺と剛。満ち足りた幸せ。

「剛…、すげぇ気持ち良かった。すげぇ嬉しい。俺、最高に幸せだ。」

「弘人、最後はお前に持って行かれたな。フフッ…。すげぇ良かったぜ。もう最高。」

お互いの想いを確認し合い、重ね合った口唇は固く誓う約束のように情熱的だった。



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