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第二章 元冒険者、弓の騎士になる
22:打ち明けられた、エラの過去
本物の騎士の証であるワッペンを手に、私は走ってサヴァルモンテ亭に帰った。
「エラさん、ただ今帰りました! 聞いてください!」
駆けこんで入ったサヴァルモンテ亭には、二人のお客さんがいた。エラを含めた三人がいっせいにこちらを向く。
「私、騎士になりました!」
ぽかんとして何も喋らないエラ。いきなりの報告だから理解できてないかも。私でさえまだ騎士になった実感はないし。
「騎士……ベーム騎士団か?」
「はい、ベーム騎士団です。見習いではなく、いきなり正式な騎士になりました」
「クリスタルが、騎士に?」
「そうです」
静かに状況を見守っていたお客さんだったが、そのうちの一人が「主人、なに魂抜けたような顔してるん~。クリスタルちゃんは最初に主人に褒めてもらいたいと思うよ?」と茶化した。
その言葉で我に返ったエラは、「よかったな!」と私を抱き寄せる。
「クリスタルの弓がついに認められたんだな。おめでとう」
エラが祝福の言葉をかけると、それに続くようにお客さん二人が立ち上がって拍手をしてくれた。
「すべてエラさんのおかげです。ありがとうございます」
「いや、これはクリスタルの努力の結果だろ?」
「いえ、もう一度弓を始めてみようと思わせてくれたエラさんのおかげなんです」
私はエラにしてもらったことを羅列する。
「部屋の一つをつぶして あそこで倒れていたのを介抱していただいたり、その日の夕食をごちそうになったり、本来は宿なのに住まわせていただいたり、新しい弓を買っていただいたり、一緒に練習に付き合ってくださったり、弓が楽しいものなんだと気づかせてもらえたり……。エラさんには初対面からお世話になりっぱなしですから」
「いやぁ…………」
照れくさいのか、口角がつりあがっているエラは、両手で私の顔を挟んでじーっと目を合わせてくる。
「ど、どうしたんですか」
「かわいいな、そうやってあたしを喜ばせてくれる」
そう言ってふんっと笑ったエラに、さっき茶化したお客さんが追加の注文をする。
「今日は気分がいいから酒飲んで帰る。主人、赤ワインを一つ!」
「あいよ!」
返事がいつもより明るい気がしたのは私だけだろうか。
「クリスタルちゃん、店の手伝いはどうするの?」
もう一人のお客さんに話しかけられる。
「これからは騎士の仕事が主になりますが、合間合間で手伝いに入ろうと思ってます」
「こっちはいいからクリスタルは騎士の方に集中しな」
会話を聞いていたエラが割りこんできた。
「騎士団からのお給料をあげるだけでは、エラさんへのご恩は返しきれないので」
「……それなら、モーニングとランチとディナーのどれかは手伝ってもらうことにするか」
「分かりました」
ちっちゃいときから体力だけはあるからね。大変だろうけど、エラさんの恩を仇で返すわけにはいかない。
私は自分の部屋に弓道具を置いてくると、すぐに店の手伝いにとりかかった。
夜の九時になり一階の店を閉め、片づけが終わったころ。
カウンターの明かりだけをつけ、エラと隣どうしに座った。エラは赤ワインを、私はぶどうジュースを手にしている。
「なぁ、クリスタル。ここに来てから一ヶ月半経ったけど、あんたは何も聞いてこないんだなって思ってな」
「何がですか?」
「あたしが何者なのか」
あぁ、私は確かにエラのことはあまり分かっていない。というより、ここで寝泊まりして働くだけなので、彼女のことを深く知る必要がなかったのだ。
「前にちょっと言ってましたよね。『身寄りがなくて死にかけたことがある』って」
「そう、そのことだ」
今までは自分のことで精一杯だったが、弓の実力が安定してきて騎士になれたことで、心に余裕が出てきた。
今度は私が話を聞いてあげる番だ。
「あたしね、実は孤児だったんだ」
こ、孤児……。親がいないっていうこと……だよね。
「だから身寄りがいない。じいちゃんばあちゃんにも会ったことはない。微かに母親の声だけは覚えてて、物心がついたときからひとりぼっちだった」
過去を話したがらない感じだったけど、そういうことだったんだね。
エラはワインを口に含む。
「王都の西の外れ、あそこの路地裏で残飯をあさりながら暮らしてたんだ。十歳になるまで」
いつもは私の方を見て話してくれるエラだが、今日は前を向いたままである。だが、私はエラの方を見て黙々と昔話を聞くだけだった。
「もちろん残飯だけじゃ飯は足りないから、盗みもしたよ。子供だから逃げ足は速いんだが、あるとき盗むのが簡単そうなばあちゃんの店のパンを盗ろうとして、ばあちゃん――おばあに見つかった」
一口ごとに飲むワインの量が増えていく。
「生きるためとはいえ、盗みは悪いことだっていうのはさすがに分かってたけどな。あたしを見るおばあの顔が穏やかすぎて恐怖すら感じた。それでこんなことを言ってきた」
私はうなずいてエラの次の言葉を待った。
「『お前さん、よくここらで盗みをしている子供だろ? 盗むくらいならうちで働くかい? そうすれば騎士団に通報しないよ。寝泊まりは他のところでしてもらうけれど』ってな」
話に聞き入ってドキドキしていた私だったが、「そういうことだったのか」と納得する。
「それから働かせてもらえるようになって、給料もらって、ちゃんと生活できるようになったわけだ。ちょうどクリスタルくらいの歳でおばあは死んじまったけど、あたしを正しい道に導いてくれた人だった」
目がうるんでいるエラは、それをこらえるようにグラスに残っていたワインを飲み干した。
「おばあは死ぬ前にな、『お前さんみたいな人がいたら助けてやるんだよ。良い行いは連鎖する。お前さんなら痛みや苦しみが分かってあげられるはずだからね』って言ってくれたんだ。まぁ、あたしも訳あり人間だっていうことだ」
『おばあ』の言葉を実行に移してくれたんだ。
そう確信したとたん、目の前のエラの姿がにじみ、涙が止まらなくなってしまった。
「……連鎖してくれたんですね。ありがとう……ございます」
「そうだな。あんたからよく感謝されるが、あたしはおばあの言ったことを聞いただけだ」
「でも、このことを話さずにあたかも自分からやったみたいにも言えるはずなのに、エラさんは正直者で優しくて……」
「あ、言われてみればそうだな」
と、大きな声で笑い出すエラに「上で寝てる方もいらっしゃいますから」と注意する。
一日一日を生きるのでさえ大変で盗みをはたらくほどだったのに、どうしてエラさんはこんなに素直なんだろう。
私みたいに疑り深くなっちゃってもおかしくないのに。
この前「これでもあたし、若いころよりは丸くなったんだ」って言ってたから、昔はそうだった……のかもね。
「だからな、クリスタルもそういう人がいたら助けてほしいんだ。まぁ、騎士は人々の模範となるような行動をしなくてはならないけど。よろしくな」
「はい、分かりました」
エラから受け継がれた『鎖』は、エラの過去と私が実際にエラにしてもらったことが相まって、ずっしり重たく感じられた。
騎士は人々の模範。かつてパーティを追放された人にそんなことができるのだろうか。
私にまだそんな自信はなかった。
「エラさん、ただ今帰りました! 聞いてください!」
駆けこんで入ったサヴァルモンテ亭には、二人のお客さんがいた。エラを含めた三人がいっせいにこちらを向く。
「私、騎士になりました!」
ぽかんとして何も喋らないエラ。いきなりの報告だから理解できてないかも。私でさえまだ騎士になった実感はないし。
「騎士……ベーム騎士団か?」
「はい、ベーム騎士団です。見習いではなく、いきなり正式な騎士になりました」
「クリスタルが、騎士に?」
「そうです」
静かに状況を見守っていたお客さんだったが、そのうちの一人が「主人、なに魂抜けたような顔してるん~。クリスタルちゃんは最初に主人に褒めてもらいたいと思うよ?」と茶化した。
その言葉で我に返ったエラは、「よかったな!」と私を抱き寄せる。
「クリスタルの弓がついに認められたんだな。おめでとう」
エラが祝福の言葉をかけると、それに続くようにお客さん二人が立ち上がって拍手をしてくれた。
「すべてエラさんのおかげです。ありがとうございます」
「いや、これはクリスタルの努力の結果だろ?」
「いえ、もう一度弓を始めてみようと思わせてくれたエラさんのおかげなんです」
私はエラにしてもらったことを羅列する。
「部屋の一つをつぶして あそこで倒れていたのを介抱していただいたり、その日の夕食をごちそうになったり、本来は宿なのに住まわせていただいたり、新しい弓を買っていただいたり、一緒に練習に付き合ってくださったり、弓が楽しいものなんだと気づかせてもらえたり……。エラさんには初対面からお世話になりっぱなしですから」
「いやぁ…………」
照れくさいのか、口角がつりあがっているエラは、両手で私の顔を挟んでじーっと目を合わせてくる。
「ど、どうしたんですか」
「かわいいな、そうやってあたしを喜ばせてくれる」
そう言ってふんっと笑ったエラに、さっき茶化したお客さんが追加の注文をする。
「今日は気分がいいから酒飲んで帰る。主人、赤ワインを一つ!」
「あいよ!」
返事がいつもより明るい気がしたのは私だけだろうか。
「クリスタルちゃん、店の手伝いはどうするの?」
もう一人のお客さんに話しかけられる。
「これからは騎士の仕事が主になりますが、合間合間で手伝いに入ろうと思ってます」
「こっちはいいからクリスタルは騎士の方に集中しな」
会話を聞いていたエラが割りこんできた。
「騎士団からのお給料をあげるだけでは、エラさんへのご恩は返しきれないので」
「……それなら、モーニングとランチとディナーのどれかは手伝ってもらうことにするか」
「分かりました」
ちっちゃいときから体力だけはあるからね。大変だろうけど、エラさんの恩を仇で返すわけにはいかない。
私は自分の部屋に弓道具を置いてくると、すぐに店の手伝いにとりかかった。
夜の九時になり一階の店を閉め、片づけが終わったころ。
カウンターの明かりだけをつけ、エラと隣どうしに座った。エラは赤ワインを、私はぶどうジュースを手にしている。
「なぁ、クリスタル。ここに来てから一ヶ月半経ったけど、あんたは何も聞いてこないんだなって思ってな」
「何がですか?」
「あたしが何者なのか」
あぁ、私は確かにエラのことはあまり分かっていない。というより、ここで寝泊まりして働くだけなので、彼女のことを深く知る必要がなかったのだ。
「前にちょっと言ってましたよね。『身寄りがなくて死にかけたことがある』って」
「そう、そのことだ」
今までは自分のことで精一杯だったが、弓の実力が安定してきて騎士になれたことで、心に余裕が出てきた。
今度は私が話を聞いてあげる番だ。
「あたしね、実は孤児だったんだ」
こ、孤児……。親がいないっていうこと……だよね。
「だから身寄りがいない。じいちゃんばあちゃんにも会ったことはない。微かに母親の声だけは覚えてて、物心がついたときからひとりぼっちだった」
過去を話したがらない感じだったけど、そういうことだったんだね。
エラはワインを口に含む。
「王都の西の外れ、あそこの路地裏で残飯をあさりながら暮らしてたんだ。十歳になるまで」
いつもは私の方を見て話してくれるエラだが、今日は前を向いたままである。だが、私はエラの方を見て黙々と昔話を聞くだけだった。
「もちろん残飯だけじゃ飯は足りないから、盗みもしたよ。子供だから逃げ足は速いんだが、あるとき盗むのが簡単そうなばあちゃんの店のパンを盗ろうとして、ばあちゃん――おばあに見つかった」
一口ごとに飲むワインの量が増えていく。
「生きるためとはいえ、盗みは悪いことだっていうのはさすがに分かってたけどな。あたしを見るおばあの顔が穏やかすぎて恐怖すら感じた。それでこんなことを言ってきた」
私はうなずいてエラの次の言葉を待った。
「『お前さん、よくここらで盗みをしている子供だろ? 盗むくらいならうちで働くかい? そうすれば騎士団に通報しないよ。寝泊まりは他のところでしてもらうけれど』ってな」
話に聞き入ってドキドキしていた私だったが、「そういうことだったのか」と納得する。
「それから働かせてもらえるようになって、給料もらって、ちゃんと生活できるようになったわけだ。ちょうどクリスタルくらいの歳でおばあは死んじまったけど、あたしを正しい道に導いてくれた人だった」
目がうるんでいるエラは、それをこらえるようにグラスに残っていたワインを飲み干した。
「おばあは死ぬ前にな、『お前さんみたいな人がいたら助けてやるんだよ。良い行いは連鎖する。お前さんなら痛みや苦しみが分かってあげられるはずだからね』って言ってくれたんだ。まぁ、あたしも訳あり人間だっていうことだ」
『おばあ』の言葉を実行に移してくれたんだ。
そう確信したとたん、目の前のエラの姿がにじみ、涙が止まらなくなってしまった。
「……連鎖してくれたんですね。ありがとう……ございます」
「そうだな。あんたからよく感謝されるが、あたしはおばあの言ったことを聞いただけだ」
「でも、このことを話さずにあたかも自分からやったみたいにも言えるはずなのに、エラさんは正直者で優しくて……」
「あ、言われてみればそうだな」
と、大きな声で笑い出すエラに「上で寝てる方もいらっしゃいますから」と注意する。
一日一日を生きるのでさえ大変で盗みをはたらくほどだったのに、どうしてエラさんはこんなに素直なんだろう。
私みたいに疑り深くなっちゃってもおかしくないのに。
この前「これでもあたし、若いころよりは丸くなったんだ」って言ってたから、昔はそうだった……のかもね。
「だからな、クリスタルもそういう人がいたら助けてほしいんだ。まぁ、騎士は人々の模範となるような行動をしなくてはならないけど。よろしくな」
「はい、分かりました」
エラから受け継がれた『鎖』は、エラの過去と私が実際にエラにしてもらったことが相まって、ずっしり重たく感じられた。
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