13 / 13
第一章 第二部
規則
しおりを挟む
「なんじゃこりゃ」
ターニャ達と集まろうしていた場所には二つの人だかりが出来、よく見てみると、中心にはドブルとターニャがそれぞれ囲まれているようだった。
「ああ、アタルさあん。遅かったですねえ」
茫然としていた僕にアリアが横から話しかけていた。
「おぉ、メアリィか。…で、なにこれ?」
「二人とも美男美女ですからねぇ。アタルさんを待っている間にぃ、お二人に生徒が殺到してしまってぇ。」
成る程、ターニャのところはメイド服の人達と男子生徒が揉めているような…。
「よしっ、しばらく落ち着かなそうだから僕は先に帰るよ。アリアはどうする?」
「はいぃ。私はぁ、お姉様達を待っていますわあ」
「了解、じゃあお先っ!ぶふっ!」
これで、何度目だろうか…。僕はお腹を押さえて空を舞った。
「こらっ!アタルっ!遅いっ!いつまで、待たせんのよ」
お腹を押え悶絶する僕にターニヤは怒りをぶつけてくる。…もう少し、人を労る気持ちを持ってほしいものである。
「ぐっ、僕が遅かったのが悪かったけど毎度、毎度突っ込んでくんなっ!僕じゃなかったら死んでるぞっ!」
それに対してターニャは、舌を出してあっかんべーとしている。くっ、可愛いじゃねえかこん畜生っ!……おっと、ターニャの策にハマルとこだったぜ!ここは、ガツンと言ってやらねば。
「いい加減にしろ「ターニャさん、誰だいこいつは!」よ…」
出鼻を挫かれました…。
「ん?アタルだよ。同じ村出身の」
「どうも、アタルです」
「それよりも、先程のお返事聞かせてもらえませんか?」
なんだコイツ?握手しようとした僕を無視して!この差し出した右手どうすればいいのさっ!僕はそっと右手を戻し、ターニャに尋ねた。
「で、コイツ誰?」
「知らない。急に話しかけてきて、私のパートナーにならないかって」
困惑そうにターニャは答えた。よく分からないやつから言い寄られてるのか…。コイツの本性知っても同じことが言えるのだろうか。
そんなことを考えていると言い寄ってきた相手に胸ぐらを掴まれた。
「貴様っ!今、俺が話してるところ、いてててっ!」
僕は彼の親指を掴み、捻りあげた。昔、ドブルと不良撃退ごっこしてこんなことやってたなあと思い出しながら、僕は親指を掴んだままさらに捻った。
「いたたたたっ!!や、や、やめろっ!やめてくれっ!た、頼むっ!」
「んー、どうする?ターニャ」
「止めといたほうがいいわよ。何か偉そうな身分の人っぽいから」
は?なにそれ?先に言っとけよな!確かによく見ると上等そうな服を着てらっしゃる。
「も、も、申し訳ありませんっ!お、お怪我はありませんか?」
「……アタル、ダサ」
ターニャが何か言っているが気にしない。この方のご機嫌を取らなければ、もしかしたら退学になってしまう!そしたら、僕の学園生活がっ!……あれ?別に退学しても問題なくね。何で、拘ってたんだろ?
「き、貴様っ!俺は第二皇子のビービルだぞ!父様に言いつけて、お前を死刑にしてやる!それと、そこの女!お前も俺の言うことを聞かないと酷い目に合わすぞ!」
「ぷっ!」
涙目になりながらビービルは叫び、僕はその様子に吹き出してしまった。
「な、何が可笑しいっ!!」
「いやあ、名前を名乗らず、見ず知らずの女の子に言い寄るのがこの王族の礼儀かと思いまして…。…残念な皇子だなあと思いまして…」
最後の呟きを聞かれたのか、いつの間にかこちらに集まっていた彼の取り巻きが何人も青筋を額に浮かべこちらを睨み叫んだ。
「お前っ!この方に何て無礼な態度を!」
「謝罪しろ!」
「死んで詫びろ!」
この状況はマズイなあと感じ、そっとターニャに視線を向けると、メイド服を着た集団に取り囲まれていた。ん?メアリィ、あんた何してんだ?
「おい!お前《無能》なんだろう!なんで、学園もこんな奴を入学させたのか知らんが、退学するなら許してやろう」
ビービルは偉そうにそう言ってきた。まあ、辞めてもいいんだけどね。そう言おうとしたとき、空が人が降ってきた。
「僕は、風紀委員のレオだ。これは、何の騒ぎかな」
「に、兄さまっ!」
ビービルと取り巻きだけが青い顔をして、ワナワナと震えている。ん?兄さま?だ、第一皇子ってこと?
「ビービル、この学園では身分は関係ないと教えたはずだが…。例え王族だろうが元奴隷だろうが学園が認めた者は皆等しく生徒として扱われる。今一度、説明せねば分からぬのか……貴様は!」
第一皇子の風紀委員レオさんが殺気を放ち、ビービルに話しかける。僕やターニャは魔獣相手に何度も経験してるので平気だがレオさんの殺気を身近で感じ、その場にペタんと座り込んだ。
「…分かったようで何よりだ!」
若干力づく感は否めないが、それを指摘するほど僕は愚かではない。なので、華麗にここはスルーだ。
「さて、僕はこの方達と大事な話があるから、ビービル先に戻ってなさい」
「でも、兄さんこの『無の』!わ、わ、分かりました!」
レオが睨み付けると、ビービルとその取り巻きは蜘蛛の子を散らすようにその場を去っていった。
「ふぅ。不出来な愚弟で申し訳ない」
「い、いえ。…本当に御咎めはないんですか?」
「ああ、ないから安心して。この学園では身分に拘らず個々の能力を重んじているからね。まあ、私の愚弟のように勘違いしてる奴もいるのだがね…。そこで、我等風紀委員がいるというわけだ!」
レオさん曰く、風紀委員は学園の風紀を守ると共に学園内で身分差別をする者に目を光らせているらしい。
「でも、今後の進路を考えたら媚を売っといた方が得なんじゃないの?」
メイド集団から飛び出し、ターニャが質問した。確かに、そういうのを考えれば、ビービルの取り巻き達は賢い選択をしているかもしれない。
「確かにそうだね……。でも、そういった権力を使ったと分かれば我々から成績の減点をさせてもらう」
「え?成績の減点…。そ、それだけですか?」
「この学園では、学期ごとに個人の成績をつけているんだ。総合して学園が定める規定に満たない生徒は×がつく。その×が3つ貯まると、退学という訳さ。」
なるほど、身分差別の減点がどのくらいか分からないが、そういう抑止力があるなら学園にいる限り大丈夫か。
「でもそういうのって、禍根を残しませんか?」
「まあね。それで、王都から優秀な人材が流出している現状だよ」
なるほど、そこに話が繋がるのか……。優秀な人材を重宝する地方、貴族など身分の高い者を贔屓する王都。うーん、王都先行き不安だなあ。そんな僕の表情を察したのか、レオさんが近寄ってくる。
「というわけで、人材の確保に僕は勤しんでいるという訳さ。では改めて、紹介させてもらうよ。魔導学園2年のレオ・バンデスだ」
「アタル・ボルドウィンと申します」
「そう畏まらなくていいよ、アタル君。僕のことは気軽にレオと呼んでくれればいいからさ」
王族に対して、そんな態度は大丈夫なんだろうか、そんなことを考えているとレオさんは、ターニャにも近づき挨拶していた。
「先程は愚弟がすまなかった。もし、また何かあればこれを使ってくれ。これは魔力を込めると近くの風紀委員に危険を知らせる魔導具だ。遠慮せず使うといい」
レオさんは胸のポケットからリング状のものを取り出した。
「え、こ、こんな高そうなもの、頂けません!」
「僕らがいないときに何かあったら困るから、貰っといたら?」
「んー、そうね。ありがたく頂戴します。殿下!」
「殿下じゃなくて、レオでいいんだけどね…」
夕方を告げる鐘の音が鳴ったので、レオさんとはそこで別れ、いまだに囲まれているドブルを置いて、僕らは宿舎に帰ることにした。
帰る途中、メイド服の集団はターニャの親衛隊らしい。いつの間に勢力を増やしたのだろうか…。あまり、深く考えても仕方ない。僕はこの件について放置した。
彼女らは、後に結成される秘密諜報部隊《山嵐》と姿を変えるのだが、それはまた別のお話し…。
ターニャ達と集まろうしていた場所には二つの人だかりが出来、よく見てみると、中心にはドブルとターニャがそれぞれ囲まれているようだった。
「ああ、アタルさあん。遅かったですねえ」
茫然としていた僕にアリアが横から話しかけていた。
「おぉ、メアリィか。…で、なにこれ?」
「二人とも美男美女ですからねぇ。アタルさんを待っている間にぃ、お二人に生徒が殺到してしまってぇ。」
成る程、ターニャのところはメイド服の人達と男子生徒が揉めているような…。
「よしっ、しばらく落ち着かなそうだから僕は先に帰るよ。アリアはどうする?」
「はいぃ。私はぁ、お姉様達を待っていますわあ」
「了解、じゃあお先っ!ぶふっ!」
これで、何度目だろうか…。僕はお腹を押さえて空を舞った。
「こらっ!アタルっ!遅いっ!いつまで、待たせんのよ」
お腹を押え悶絶する僕にターニヤは怒りをぶつけてくる。…もう少し、人を労る気持ちを持ってほしいものである。
「ぐっ、僕が遅かったのが悪かったけど毎度、毎度突っ込んでくんなっ!僕じゃなかったら死んでるぞっ!」
それに対してターニャは、舌を出してあっかんべーとしている。くっ、可愛いじゃねえかこん畜生っ!……おっと、ターニャの策にハマルとこだったぜ!ここは、ガツンと言ってやらねば。
「いい加減にしろ「ターニャさん、誰だいこいつは!」よ…」
出鼻を挫かれました…。
「ん?アタルだよ。同じ村出身の」
「どうも、アタルです」
「それよりも、先程のお返事聞かせてもらえませんか?」
なんだコイツ?握手しようとした僕を無視して!この差し出した右手どうすればいいのさっ!僕はそっと右手を戻し、ターニャに尋ねた。
「で、コイツ誰?」
「知らない。急に話しかけてきて、私のパートナーにならないかって」
困惑そうにターニャは答えた。よく分からないやつから言い寄られてるのか…。コイツの本性知っても同じことが言えるのだろうか。
そんなことを考えていると言い寄ってきた相手に胸ぐらを掴まれた。
「貴様っ!今、俺が話してるところ、いてててっ!」
僕は彼の親指を掴み、捻りあげた。昔、ドブルと不良撃退ごっこしてこんなことやってたなあと思い出しながら、僕は親指を掴んだままさらに捻った。
「いたたたたっ!!や、や、やめろっ!やめてくれっ!た、頼むっ!」
「んー、どうする?ターニャ」
「止めといたほうがいいわよ。何か偉そうな身分の人っぽいから」
は?なにそれ?先に言っとけよな!確かによく見ると上等そうな服を着てらっしゃる。
「も、も、申し訳ありませんっ!お、お怪我はありませんか?」
「……アタル、ダサ」
ターニャが何か言っているが気にしない。この方のご機嫌を取らなければ、もしかしたら退学になってしまう!そしたら、僕の学園生活がっ!……あれ?別に退学しても問題なくね。何で、拘ってたんだろ?
「き、貴様っ!俺は第二皇子のビービルだぞ!父様に言いつけて、お前を死刑にしてやる!それと、そこの女!お前も俺の言うことを聞かないと酷い目に合わすぞ!」
「ぷっ!」
涙目になりながらビービルは叫び、僕はその様子に吹き出してしまった。
「な、何が可笑しいっ!!」
「いやあ、名前を名乗らず、見ず知らずの女の子に言い寄るのがこの王族の礼儀かと思いまして…。…残念な皇子だなあと思いまして…」
最後の呟きを聞かれたのか、いつの間にかこちらに集まっていた彼の取り巻きが何人も青筋を額に浮かべこちらを睨み叫んだ。
「お前っ!この方に何て無礼な態度を!」
「謝罪しろ!」
「死んで詫びろ!」
この状況はマズイなあと感じ、そっとターニャに視線を向けると、メイド服を着た集団に取り囲まれていた。ん?メアリィ、あんた何してんだ?
「おい!お前《無能》なんだろう!なんで、学園もこんな奴を入学させたのか知らんが、退学するなら許してやろう」
ビービルは偉そうにそう言ってきた。まあ、辞めてもいいんだけどね。そう言おうとしたとき、空が人が降ってきた。
「僕は、風紀委員のレオだ。これは、何の騒ぎかな」
「に、兄さまっ!」
ビービルと取り巻きだけが青い顔をして、ワナワナと震えている。ん?兄さま?だ、第一皇子ってこと?
「ビービル、この学園では身分は関係ないと教えたはずだが…。例え王族だろうが元奴隷だろうが学園が認めた者は皆等しく生徒として扱われる。今一度、説明せねば分からぬのか……貴様は!」
第一皇子の風紀委員レオさんが殺気を放ち、ビービルに話しかける。僕やターニャは魔獣相手に何度も経験してるので平気だがレオさんの殺気を身近で感じ、その場にペタんと座り込んだ。
「…分かったようで何よりだ!」
若干力づく感は否めないが、それを指摘するほど僕は愚かではない。なので、華麗にここはスルーだ。
「さて、僕はこの方達と大事な話があるから、ビービル先に戻ってなさい」
「でも、兄さんこの『無の』!わ、わ、分かりました!」
レオが睨み付けると、ビービルとその取り巻きは蜘蛛の子を散らすようにその場を去っていった。
「ふぅ。不出来な愚弟で申し訳ない」
「い、いえ。…本当に御咎めはないんですか?」
「ああ、ないから安心して。この学園では身分に拘らず個々の能力を重んじているからね。まあ、私の愚弟のように勘違いしてる奴もいるのだがね…。そこで、我等風紀委員がいるというわけだ!」
レオさん曰く、風紀委員は学園の風紀を守ると共に学園内で身分差別をする者に目を光らせているらしい。
「でも、今後の進路を考えたら媚を売っといた方が得なんじゃないの?」
メイド集団から飛び出し、ターニャが質問した。確かに、そういうのを考えれば、ビービルの取り巻き達は賢い選択をしているかもしれない。
「確かにそうだね……。でも、そういった権力を使ったと分かれば我々から成績の減点をさせてもらう」
「え?成績の減点…。そ、それだけですか?」
「この学園では、学期ごとに個人の成績をつけているんだ。総合して学園が定める規定に満たない生徒は×がつく。その×が3つ貯まると、退学という訳さ。」
なるほど、身分差別の減点がどのくらいか分からないが、そういう抑止力があるなら学園にいる限り大丈夫か。
「でもそういうのって、禍根を残しませんか?」
「まあね。それで、王都から優秀な人材が流出している現状だよ」
なるほど、そこに話が繋がるのか……。優秀な人材を重宝する地方、貴族など身分の高い者を贔屓する王都。うーん、王都先行き不安だなあ。そんな僕の表情を察したのか、レオさんが近寄ってくる。
「というわけで、人材の確保に僕は勤しんでいるという訳さ。では改めて、紹介させてもらうよ。魔導学園2年のレオ・バンデスだ」
「アタル・ボルドウィンと申します」
「そう畏まらなくていいよ、アタル君。僕のことは気軽にレオと呼んでくれればいいからさ」
王族に対して、そんな態度は大丈夫なんだろうか、そんなことを考えているとレオさんは、ターニャにも近づき挨拶していた。
「先程は愚弟がすまなかった。もし、また何かあればこれを使ってくれ。これは魔力を込めると近くの風紀委員に危険を知らせる魔導具だ。遠慮せず使うといい」
レオさんは胸のポケットからリング状のものを取り出した。
「え、こ、こんな高そうなもの、頂けません!」
「僕らがいないときに何かあったら困るから、貰っといたら?」
「んー、そうね。ありがたく頂戴します。殿下!」
「殿下じゃなくて、レオでいいんだけどね…」
夕方を告げる鐘の音が鳴ったので、レオさんとはそこで別れ、いまだに囲まれているドブルを置いて、僕らは宿舎に帰ることにした。
帰る途中、メイド服の集団はターニャの親衛隊らしい。いつの間に勢力を増やしたのだろうか…。あまり、深く考えても仕方ない。僕はこの件について放置した。
彼女らは、後に結成される秘密諜報部隊《山嵐》と姿を変えるのだが、それはまた別のお話し…。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
【完結】モブ令嬢のわたしが、なぜか公爵閣下に目をつけられています
きゅちゃん
ファンタジー
男爵家の三女エリーゼは、前世の記憶を持つ元社畜OL。社交界デビューの夜、壁際でひとりジュースを飲んでいたところを、王国随一の権力者・ヴァルナ公爵カイルにスカウトされる。魔法省の研究員として採用されたエリーゼは、三年間誰も気づかなかった計算の誤りを着任三日で発見。着々と存在感を示していく。一方、公爵の婚約候補と噂されるクロード侯爵令嬢セラフィーヌは、エリーゼを目障りに思い妨害を仕掛けてくるが...
転生したら幽閉王子でした~これどうすんの?
サクラ近衛将監
ファンタジー
神様の眷属の過失が原因の事故に遭って死んだ桜庭雄一が異世界に転生したら、とある国の忌避すべき王子として幽閉されていた。
転生にはチートがつきもののはずだが、事故で死んだ者が300名を超えるために、個別にチートは与えられず、転生先の者の能力を生かせと神に告げられている。
「神の加護」ではないけれど、「恩寵」が与えられているので、当該異世界では努力を為した分、通常に比べると成果があるらしい。
これはとある国の幽閉王子に転生した男の冒険譚である。
原則として、毎週月曜日20時に投稿予定です。
【完結】悪役令嬢ですが、断罪した側が先に壊れました
あめとおと
恋愛
三日後、私は断罪される。
そう理解したうえで、悪役令嬢アリアンナは今日も王国のために働いていた。
平民出身のヒロインの「善意」、
王太子の「優しさ」、
そしてそれらが生み出す無数の歪み。
感情論で壊されていく現実を、誰にも知られず修正してきたのは――“悪役”と呼ばれる彼女だった。
やがて訪れる断罪。婚約破棄。国外追放。
それでも彼女は泣かず、縋らず、弁明もしない。
なぜなら、間違っていたつもりは一度もないから。
これは、
「断罪される側」が最後まで正しかった物語。
そして、悪役令嬢が舞台を降りた“その後”に始まる、静かで確かな人生の物語。
薬師だからってポイ捨てされました!2 ~俺って実は付与も出来るんだよね~
黄色いひよこ
ファンタジー
薬師のロベルト=グリモワール=シルベスタは偉大な師匠(神様)とその脇侍の教えを胸に自領を治める為の経済学を学ぶ為に隣国に留学。逸れを終えて国(自領)に戻ろうとした所、異世界の『勇者召喚』に巻き込まれ、周りにいた数人の男女と共に、何処とも知れない世界に落とされた。
『異世界勇者巻き込まれ召喚』から数年、帰る事違わず、ロベルトはこの異世界で逞しく生きていた。
勇者?そんな物ロベルトには関係無い。
魔王が居るようだが、倒されているのかいないのか、解らずとも世界はあいも変わらず巡っている。
とんでもなく普通じゃないお師匠様とその脇侍に薬師の業と、魔術とその他諸々とを仕込まれた弟子ロベルトの、危難、災難、巻き込まれ痛快世直し異世界道中。
はてさて一体どうなるの?
と、言う話のパート2、ここに開幕!
【ご注意】
・このお話はロベルトの一人称で進行していきますので、セリフよりト書きと言う名のロベルトの呟きと、突っ込みだけで進行します。文字がびっしりなので、スカスカな文字列を期待している方は、回れ右を推奨します。
なるべく読みやすいようには致しますが。
・この物語には短編の1が存在します。出来れば其方を読んで頂き、作風が大丈夫でしたら此方へ来ていただければ幸いです。
勿論、此方だけでも読むに当たっての不都合は御座いません。
・所々挿し絵画像が入ります。
大丈夫でしたらそのままお進みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる