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第1話
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4月7日
明日は多くの高校の入学式が控えているのだが残念だったな、今日で余が地球を征服するのだから永遠にそんなものは来ない。
どうせ多くの人間は新生活にワクワクしながら過ごしているのだろう。
そのワクワクした顔が絶望に染まる瞬間を今日見ることになるとはなぁ。
余はこの日のために必死になって鍛えてきたんだ。
そう今日この瞬間のために。
「おい、魔法少女。今日で地球はこの余が征服させてもらうぞ」
魔法少女
悪さをする存在から地球を守るために妖精から力を与えられた存在だと言われている。
ピンク、レッド、ブルー、と三人の魔法少女が協力して戦っている。
「私たち魔法少女がいる限りそんなことはさせないわデスゴーン」
デスゴーン
精神的に弱っている人間を取り憑いて悪さをするのが快楽な悪の怪人。
「余をそんな奴らと一緒にするな」
「じゃあ人間なの?」
「そんな奴らとも一緒にするな。余は人間でもなくデスゴーンでもない、最も完成された素晴らしき存在なんだ」
そしてこの地球を征服していずれ王となる存在。
「たとえあなたが何者でも関係ない。この地球に悪さをするのならば容赦はしない」
くっくっくっ、さすがは魔法少女。そうでなくちゃ倒しがいがなくなってしまう。
そのために余は必死な思いで頑張って鍛えてきたんだ。
「さぁかかってこい魔法少女」
この言葉をきっかけに戦いが始まった。
さすがは余だ、三対一でも優勢で戦いを進めている。
それに対して魔法少女はなんだかずっとぎこちなく、戦いにも連携が全くとれていない。
「そんなものなのか、魔法少女」
全くもって気分が良い。
あの魔法少女をここまで追い詰めているのだから。
「ちょっと莉緒、考えなしに突っ込まないで」
レッドの魔法少女が二人のどちらかに注意をした。
「ごめん千沙ちゃん」
レッドの魔法少女の言葉に答えたのはピンクの魔法少女だ。
「二人とも今は相手に集中してください」
ブルーの魔法少女が二人を注意した。
「はーい、でもこのままだとまずいけど菫ちゃんは何かいい策はある?」
いや、お前らさぁ別に戦いの時に話すのは良いけど名前で呼び合うの絶対やめておいた方がいいぞ。
ちゃんと魔法少女になった時の呼び方とか決めておけよ。
「今みんなは心がバラバラになっています、だからみんなで心を一つにして合体技を出しましょう」
合体技?何その一撃必殺みたいな技は。
三人の魔法少女が一ヶ所に集まり手を重ねて三人の魔法を一つにまとめている。
「「「くらえ、スーパースマイルスプラッシュ」」」
とてつもない威力の魔法がこちらへと向かってくる。
おいおい、こんなものまともに受けたらタダじゃ済まないぞ。
ふざけんな、マジでこれまでの戦いはなんだったんだ。
せっかく今まで頑張って鍛えてきて、その成果がこれってあんまりだ。
ドガーン
余の初めての戦いは敗北に終わった。
****
くそ、昨日のダメージがまだ残ってやがる。
今日の入学式なんか余が魔法少女を倒しておけばこないはずだったんだ。
なのにあの魔法少女が卑怯な手を使いやがるから。
というかなんだあいつ、体育館のステージでずっと話しているあいつ。
このいずれ王となる余に何を話すことがあるというんだ。
周りを見ても平和ボケしたアホな顔をした奴ばっかだなぁ、余が地球を征服した時にはお前らをコキ使ってやるからな。
入学式が終わり学生は各々クラス分けされた教室へと入っていく。
そして前に張り出されている座席表を見て自分の席へ座る。
「皆さん入学おめでとうございます。私は担任の鈴木杏奈すずき あんなです。この一年間よろしくおねがいします」
27~8歳の女教師が自己紹介し終わると教室の中が拍手の音で包まれる。
「じゃあ名簿の順番で自己紹介していきましょう」
担任の女教師がそう言うと窓側の一番前のやつから自己紹介が始まった。
自己紹介してる奴は立って自己紹介をし終わると周りの奴らが拍手をする。
皆の自己紹介は進んでいき、そして余の番がやってきた。
余は椅子を引き、ただ一点を見つめ自己紹介をする。
「宇野章大うの しょうただ」
自分の名前を言い終わったらすぐに席に座る。
王は多くは語らない、クールで冷徹非道なものなのだ。
なんて完璧な自己紹介なのだろう。
「えー、じゃあ次の人いこっか」
余の自己紹介に感銘を受けたのだろうか、皆、拍手も忘れただただ余を見る。
そして、その後も自己紹介は続いていく。
早く終われよ、王の時間は有限なんだぞ。
そんなことを考えていたら桃色の髪の女の元気で大きな声が教室中に響き渡る。
「はじめまして、私の名前は桜井莉緒さくらい りおって言います。クラスのみんなと仲良くしていきたいと思っています。一年間よろしくおねがいします」
そして勢いよく頭を下げて自己紹介が終わった。
すごく騒がしい女だったなぁ。
ていうかあいつどこかで見たことあるような。
余が頭の片隅にある記憶から探し出しているうちに自己紹介はどんどん進んでいく。
「えー、高宮千沙たかみや ちさです。バレー部に入ろうと考えています。これからよろしくおねがいします」
赤髪の女は少しめんどくさそうに自己紹介を終える。
ん?こいつもどこかで見たことあるような。
なんだ?どこでだ?いつだ?
「皆さんはじめまして私の名前は九重菫ここのえ すみれです。部活動は演劇部に入ろうとしています。ぜひ演劇部に入ろうとしている人がいればその時は一緒に頑張っていきましょう。これからよろしくおねがいします」
青髪の女は丁寧に自己紹介を終える。
こいつも絶対どこかで見たことがある。
桃色の髪の莉緒。
赤色の髪の千沙。
青色の髪の菫。
ん?
ああああああああああああああああああああ!?!!
お前らか魔法少女!
明日は多くの高校の入学式が控えているのだが残念だったな、今日で余が地球を征服するのだから永遠にそんなものは来ない。
どうせ多くの人間は新生活にワクワクしながら過ごしているのだろう。
そのワクワクした顔が絶望に染まる瞬間を今日見ることになるとはなぁ。
余はこの日のために必死になって鍛えてきたんだ。
そう今日この瞬間のために。
「おい、魔法少女。今日で地球はこの余が征服させてもらうぞ」
魔法少女
悪さをする存在から地球を守るために妖精から力を与えられた存在だと言われている。
ピンク、レッド、ブルー、と三人の魔法少女が協力して戦っている。
「私たち魔法少女がいる限りそんなことはさせないわデスゴーン」
デスゴーン
精神的に弱っている人間を取り憑いて悪さをするのが快楽な悪の怪人。
「余をそんな奴らと一緒にするな」
「じゃあ人間なの?」
「そんな奴らとも一緒にするな。余は人間でもなくデスゴーンでもない、最も完成された素晴らしき存在なんだ」
そしてこの地球を征服していずれ王となる存在。
「たとえあなたが何者でも関係ない。この地球に悪さをするのならば容赦はしない」
くっくっくっ、さすがは魔法少女。そうでなくちゃ倒しがいがなくなってしまう。
そのために余は必死な思いで頑張って鍛えてきたんだ。
「さぁかかってこい魔法少女」
この言葉をきっかけに戦いが始まった。
さすがは余だ、三対一でも優勢で戦いを進めている。
それに対して魔法少女はなんだかずっとぎこちなく、戦いにも連携が全くとれていない。
「そんなものなのか、魔法少女」
全くもって気分が良い。
あの魔法少女をここまで追い詰めているのだから。
「ちょっと莉緒、考えなしに突っ込まないで」
レッドの魔法少女が二人のどちらかに注意をした。
「ごめん千沙ちゃん」
レッドの魔法少女の言葉に答えたのはピンクの魔法少女だ。
「二人とも今は相手に集中してください」
ブルーの魔法少女が二人を注意した。
「はーい、でもこのままだとまずいけど菫ちゃんは何かいい策はある?」
いや、お前らさぁ別に戦いの時に話すのは良いけど名前で呼び合うの絶対やめておいた方がいいぞ。
ちゃんと魔法少女になった時の呼び方とか決めておけよ。
「今みんなは心がバラバラになっています、だからみんなで心を一つにして合体技を出しましょう」
合体技?何その一撃必殺みたいな技は。
三人の魔法少女が一ヶ所に集まり手を重ねて三人の魔法を一つにまとめている。
「「「くらえ、スーパースマイルスプラッシュ」」」
とてつもない威力の魔法がこちらへと向かってくる。
おいおい、こんなものまともに受けたらタダじゃ済まないぞ。
ふざけんな、マジでこれまでの戦いはなんだったんだ。
せっかく今まで頑張って鍛えてきて、その成果がこれってあんまりだ。
ドガーン
余の初めての戦いは敗北に終わった。
****
くそ、昨日のダメージがまだ残ってやがる。
今日の入学式なんか余が魔法少女を倒しておけばこないはずだったんだ。
なのにあの魔法少女が卑怯な手を使いやがるから。
というかなんだあいつ、体育館のステージでずっと話しているあいつ。
このいずれ王となる余に何を話すことがあるというんだ。
周りを見ても平和ボケしたアホな顔をした奴ばっかだなぁ、余が地球を征服した時にはお前らをコキ使ってやるからな。
入学式が終わり学生は各々クラス分けされた教室へと入っていく。
そして前に張り出されている座席表を見て自分の席へ座る。
「皆さん入学おめでとうございます。私は担任の鈴木杏奈すずき あんなです。この一年間よろしくおねがいします」
27~8歳の女教師が自己紹介し終わると教室の中が拍手の音で包まれる。
「じゃあ名簿の順番で自己紹介していきましょう」
担任の女教師がそう言うと窓側の一番前のやつから自己紹介が始まった。
自己紹介してる奴は立って自己紹介をし終わると周りの奴らが拍手をする。
皆の自己紹介は進んでいき、そして余の番がやってきた。
余は椅子を引き、ただ一点を見つめ自己紹介をする。
「宇野章大うの しょうただ」
自分の名前を言い終わったらすぐに席に座る。
王は多くは語らない、クールで冷徹非道なものなのだ。
なんて完璧な自己紹介なのだろう。
「えー、じゃあ次の人いこっか」
余の自己紹介に感銘を受けたのだろうか、皆、拍手も忘れただただ余を見る。
そして、その後も自己紹介は続いていく。
早く終われよ、王の時間は有限なんだぞ。
そんなことを考えていたら桃色の髪の女の元気で大きな声が教室中に響き渡る。
「はじめまして、私の名前は桜井莉緒さくらい りおって言います。クラスのみんなと仲良くしていきたいと思っています。一年間よろしくおねがいします」
そして勢いよく頭を下げて自己紹介が終わった。
すごく騒がしい女だったなぁ。
ていうかあいつどこかで見たことあるような。
余が頭の片隅にある記憶から探し出しているうちに自己紹介はどんどん進んでいく。
「えー、高宮千沙たかみや ちさです。バレー部に入ろうと考えています。これからよろしくおねがいします」
赤髪の女は少しめんどくさそうに自己紹介を終える。
ん?こいつもどこかで見たことあるような。
なんだ?どこでだ?いつだ?
「皆さんはじめまして私の名前は九重菫ここのえ すみれです。部活動は演劇部に入ろうとしています。ぜひ演劇部に入ろうとしている人がいればその時は一緒に頑張っていきましょう。これからよろしくおねがいします」
青髪の女は丁寧に自己紹介を終える。
こいつも絶対どこかで見たことがある。
桃色の髪の莉緒。
赤色の髪の千沙。
青色の髪の菫。
ん?
ああああああああああああああああああああ!?!!
お前らか魔法少女!
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