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第21話(1) 舞踏会
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晴天の侯爵領に冬の木枯らしが吹き付けている。
オリーズ侯爵家の一年を祝う祭典の日――。
毎年年末に行われる舞踏会は、今年に限ってフィリアの誕生日に行われ、婚約者発表がメインイベントとなった。
婚約者の発表は同時に侯爵家の跡継ぎの紹介であるから、近しい親類を中心に赤絨毯の敷かれた高貴な広間には国内外から大勢の客が招待された。
ポインセチアの花々が所狭しと散りばめられている華やかな空間に、決して引けを取らない美しいドレスを身に纏った女性陣と軍服や燕尾服に身を包んだ男性陣が集まり談笑している。
フィリアがミーナや女中長に囲まれて、大して好きでもない赤色の――肩口の大きく開いた――ドレスを押し着せられ、煌びやかなダイヤの散りばめられたネックレスとティアラを付けさせられ、趣味ではない高いヒールの靴を履かされて、口答えする気力もない人形のようになって連れて行かれたとき、広間では久しぶりに姿を現した父親のオリーズ候が、新たに侯爵家の専属騎士となる者達へ叙勲式を行っているところだった。
みんなつい最近騎士団学校を卒業したばかりの新米騎士だ。
正装に王冠と長い毛皮のマントを身につけた父の元に五十人ほどが跪き、一人、また一人と剣の柄の側を差し出して忠誠を誓っている。
本当なら――本当ならシドもあの中にいるはずだった。そう思ったら、ひねくれた笑いが出てしまった。あの中にいたってシドはほとんど間に合っていないではないか。
シドは運命の人じゃなかったんだわ……。
広間の片隅のソファに虚ろな目をしてぽつんと腰掛けていたら、色んな人たちが挨拶をしに来てくれた。
何度もダンスを申し込んで来ていた人、相変わらず求婚してくる人、以前、縁談を持ってきたおじさん、おばさん、貴族の令嬢、子息……。一人の名前も覚えていなかった。
社交デビューから五年……初めから占いありきで誰のことも見てこなかったのだ。
ぼんやりしている間に叙勲式は終わり、広間の中央でダンスが始まった。
遊びに来ていた令嬢、子息達が踊る相手を探して楽しそうに、けれどとても真剣に声を掛け合っている。
人気が高い男性ほど取り合うライバルも多いから、女の子達はみんな未来の伴侶を手に入れるために一生懸命だ。
当たらない占いを――自分には運命の人がいるのだと――信じこんでここまで来てしまった。情けないことだ。本当はあんな風に、舞踏会で手探りしながら恋をして勝ち取る勇気がなかっただけなのだ……。
自分の不甲斐なさに気付かされて涙が込み上げた。
未来を自分の目で見据えることから逃げていたのだ。現実から目を逸らしていたのだ。自分は誇り高きオリーズ侯爵家の婦女子だというのに……。
いつまでふ抜けているんだろう。
そうだ。運命の相手ではなかったシドを勝ち取らずに何が幸せか!
フィリアは諦めが悪かった。
幸い、今の今まで人形のようにしなびていたから、ミーナも女中長も隙だらけだ。その上、来客の為に馬車乗り場から広間までの出入り口は全部解放されている。つまり、今日は脱走するには最大のチャンスなのだ。ハイヒールがネックだが、これはいつでも脱げるようにしておいて、今度こそ周りの隙を突いて走って行こう。
悲壮な顔をしてそんな画策を練っていた時、ワルツを見守っていた人々をかき分けて、騎士団の赤い軍服を纏った男が近付いてきた。
恐ろしくタイミングの悪いことに、垂れ目で涙ボクロのあるその人は、当然と言うように右手を差し出してくる。
「フィリア様、ご機嫌麗しゅう。今日のドレスは情熱的で素敵だなぁ。さあ、私と踊りましょう。貴女が踊れば皆が活気付くことでしょう」
ブリュリーズは強引にフィリアの手を取ろうとしたが、フィリアは力なく首を横に振り拒絶した。
先日フィリアの私室の窓から大声で愛を告げたブリュリーズに関しては、城内ではすでに噂になっていた。侯女と共に、彼が今日の主役となることはもはや誰もが気付いていることだった。ただし、令嬢が嫌がっているらしいという噂も、きちんと流れていた。
慌ててミーナが止めに入る。
「申し訳ございません……お嬢様は朝から体調が優れませんので、ご容赦下さい」
「おや、ご気分でもお悪いのですか。残念だな、貴女と私の折角の晴れ舞台なのだからもっと喜んでいただきたい物だ」
「まだそうと決まったわけじゃありませんわ」
ふてくされてそう返したフィリアに対し、ブリュリーズは憤慨したように鼻息を噴出した。
「こ、こら、フィリア、失礼なこと言うんじゃありません。ブリュリーズさんに謝りなさい」
彼の後ろからはフィリアの母も現れた。体裁的には今日のホストとなる彼女は、娘の態度にオロオロとしている。
フィリアは自分の母親に悲しげな――うろんな視線を投げつけた。自分との面会を拒絶し続けておいて、やっと会えたと思ったら式の当日、ブリュリーズと一緒にいるなんて。
「嫌よ、お母様、私の占いを恣意的に利用したでしょう。そんなの運命とはいえないわ」
「だってああでもしなくちゃ、あなたは納得しないでしょう。大丈夫、ブリュリーズさんには占いだとは知らせずにああしてもらったの。恣意的ではないわ。貴女の占いは当たったのよ。彼こそがあなたの運命の人、そうでしょう? 悪いことは言わないから私たち親の言う通りになさい」
「お父様は何て言ってるの」
「もちろん、占いが当たったと言って笑っていたわ。彼はマーナル伯爵家の美男子、白サギの貴公子なのよ。これ以上ないくらい良いお話じゃないの。髪も黒っぽいし」
もう、話をするのも嫌だ。そっぽを向くと、ブリュリーズ同様、母も憤慨したように鼻息を噴出した。
「貴女はこれで良いのよ、おかしな運命に負けてたまるものですか……!」
ギリギリと不穏な空気が流れるうちに、バイオリンの調べが終わった。踊っていた者たちが喝采の拍手とともに広間から退場していく。
人々は閑散とした広間の中央に再び注目した。続けざまに侯爵がどっしりと威厳を放ちながら現れたからである。
口惜しいことに、フィリアは逃げ出す隙を見つけられないまま女中長とミーナに支えられ、父親の隣へ連れて行かれることになった。
もちろん、それで引き下がるフィリアではない。
よろよろと中央まで歩く間にも、その頭は次の作戦を練り始める。
だったら、発表された時、その場で拒否してやるしかない。
<つづく>
オリーズ侯爵家の一年を祝う祭典の日――。
毎年年末に行われる舞踏会は、今年に限ってフィリアの誕生日に行われ、婚約者発表がメインイベントとなった。
婚約者の発表は同時に侯爵家の跡継ぎの紹介であるから、近しい親類を中心に赤絨毯の敷かれた高貴な広間には国内外から大勢の客が招待された。
ポインセチアの花々が所狭しと散りばめられている華やかな空間に、決して引けを取らない美しいドレスを身に纏った女性陣と軍服や燕尾服に身を包んだ男性陣が集まり談笑している。
フィリアがミーナや女中長に囲まれて、大して好きでもない赤色の――肩口の大きく開いた――ドレスを押し着せられ、煌びやかなダイヤの散りばめられたネックレスとティアラを付けさせられ、趣味ではない高いヒールの靴を履かされて、口答えする気力もない人形のようになって連れて行かれたとき、広間では久しぶりに姿を現した父親のオリーズ候が、新たに侯爵家の専属騎士となる者達へ叙勲式を行っているところだった。
みんなつい最近騎士団学校を卒業したばかりの新米騎士だ。
正装に王冠と長い毛皮のマントを身につけた父の元に五十人ほどが跪き、一人、また一人と剣の柄の側を差し出して忠誠を誓っている。
本当なら――本当ならシドもあの中にいるはずだった。そう思ったら、ひねくれた笑いが出てしまった。あの中にいたってシドはほとんど間に合っていないではないか。
シドは運命の人じゃなかったんだわ……。
広間の片隅のソファに虚ろな目をしてぽつんと腰掛けていたら、色んな人たちが挨拶をしに来てくれた。
何度もダンスを申し込んで来ていた人、相変わらず求婚してくる人、以前、縁談を持ってきたおじさん、おばさん、貴族の令嬢、子息……。一人の名前も覚えていなかった。
社交デビューから五年……初めから占いありきで誰のことも見てこなかったのだ。
ぼんやりしている間に叙勲式は終わり、広間の中央でダンスが始まった。
遊びに来ていた令嬢、子息達が踊る相手を探して楽しそうに、けれどとても真剣に声を掛け合っている。
人気が高い男性ほど取り合うライバルも多いから、女の子達はみんな未来の伴侶を手に入れるために一生懸命だ。
当たらない占いを――自分には運命の人がいるのだと――信じこんでここまで来てしまった。情けないことだ。本当はあんな風に、舞踏会で手探りしながら恋をして勝ち取る勇気がなかっただけなのだ……。
自分の不甲斐なさに気付かされて涙が込み上げた。
未来を自分の目で見据えることから逃げていたのだ。現実から目を逸らしていたのだ。自分は誇り高きオリーズ侯爵家の婦女子だというのに……。
いつまでふ抜けているんだろう。
そうだ。運命の相手ではなかったシドを勝ち取らずに何が幸せか!
フィリアは諦めが悪かった。
幸い、今の今まで人形のようにしなびていたから、ミーナも女中長も隙だらけだ。その上、来客の為に馬車乗り場から広間までの出入り口は全部解放されている。つまり、今日は脱走するには最大のチャンスなのだ。ハイヒールがネックだが、これはいつでも脱げるようにしておいて、今度こそ周りの隙を突いて走って行こう。
悲壮な顔をしてそんな画策を練っていた時、ワルツを見守っていた人々をかき分けて、騎士団の赤い軍服を纏った男が近付いてきた。
恐ろしくタイミングの悪いことに、垂れ目で涙ボクロのあるその人は、当然と言うように右手を差し出してくる。
「フィリア様、ご機嫌麗しゅう。今日のドレスは情熱的で素敵だなぁ。さあ、私と踊りましょう。貴女が踊れば皆が活気付くことでしょう」
ブリュリーズは強引にフィリアの手を取ろうとしたが、フィリアは力なく首を横に振り拒絶した。
先日フィリアの私室の窓から大声で愛を告げたブリュリーズに関しては、城内ではすでに噂になっていた。侯女と共に、彼が今日の主役となることはもはや誰もが気付いていることだった。ただし、令嬢が嫌がっているらしいという噂も、きちんと流れていた。
慌ててミーナが止めに入る。
「申し訳ございません……お嬢様は朝から体調が優れませんので、ご容赦下さい」
「おや、ご気分でもお悪いのですか。残念だな、貴女と私の折角の晴れ舞台なのだからもっと喜んでいただきたい物だ」
「まだそうと決まったわけじゃありませんわ」
ふてくされてそう返したフィリアに対し、ブリュリーズは憤慨したように鼻息を噴出した。
「こ、こら、フィリア、失礼なこと言うんじゃありません。ブリュリーズさんに謝りなさい」
彼の後ろからはフィリアの母も現れた。体裁的には今日のホストとなる彼女は、娘の態度にオロオロとしている。
フィリアは自分の母親に悲しげな――うろんな視線を投げつけた。自分との面会を拒絶し続けておいて、やっと会えたと思ったら式の当日、ブリュリーズと一緒にいるなんて。
「嫌よ、お母様、私の占いを恣意的に利用したでしょう。そんなの運命とはいえないわ」
「だってああでもしなくちゃ、あなたは納得しないでしょう。大丈夫、ブリュリーズさんには占いだとは知らせずにああしてもらったの。恣意的ではないわ。貴女の占いは当たったのよ。彼こそがあなたの運命の人、そうでしょう? 悪いことは言わないから私たち親の言う通りになさい」
「お父様は何て言ってるの」
「もちろん、占いが当たったと言って笑っていたわ。彼はマーナル伯爵家の美男子、白サギの貴公子なのよ。これ以上ないくらい良いお話じゃないの。髪も黒っぽいし」
もう、話をするのも嫌だ。そっぽを向くと、ブリュリーズ同様、母も憤慨したように鼻息を噴出した。
「貴女はこれで良いのよ、おかしな運命に負けてたまるものですか……!」
ギリギリと不穏な空気が流れるうちに、バイオリンの調べが終わった。踊っていた者たちが喝采の拍手とともに広間から退場していく。
人々は閑散とした広間の中央に再び注目した。続けざまに侯爵がどっしりと威厳を放ちながら現れたからである。
口惜しいことに、フィリアは逃げ出す隙を見つけられないまま女中長とミーナに支えられ、父親の隣へ連れて行かれることになった。
もちろん、それで引き下がるフィリアではない。
よろよろと中央まで歩く間にも、その頭は次の作戦を練り始める。
だったら、発表された時、その場で拒否してやるしかない。
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