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第3章 理子編「あなたのくちびるで甘やかして」
8.あなたからのキス
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抱きしめられた状態のまま、吉住課長が耳元で囁いた。
「なんでオレのこと無視するの?」
「だって、私があんなことしたから怒っているのかと思って…」
「ふーん、オレが怒ってると思うの?」
「はい…。電話とLINE、無視してすみませんでした」
「…。車に乗って。飯に付き合え」
「えっ」
エレベーターが停まり、ドアが開いた。
私を包み込んでいた温かい腕がほどけ、手首を掴まれてそのまま吉住課長の車まで連れてこられた。
「あの、私電車で帰りますから」
「いいから乗って、今日の反省会も兼ねてるんだよ。仕事のことちゃんと覚えてもらわなきゃこっちが困るんだ!」
「…はい」
仕事のことを持ち出されては何も言えない。今日はミスばかりで課長を困らせてしまったのだから。それに、報告書が遅れたせいで帰りがこんなに遅くなってしまった。全部私のせいなのだから仕方がない。今日は言うことを聞いておいた方がいい。そう思った。
私は黙って車に乗り、シートベルトを締めた。
車の中で小言を言われると覚悟していたのだが、吉住課長は一言もしゃべらなかった。それが逆に怖さを膨らませていた。
しかし、週末のあの優しい課長と週明けの怖い課長。一体どっちが本当の課長の姿なのだろう。
週末の課長は料理までふるまうほど優しくて一瞬心を許してしまいそうになってしまった。自分からくちびるを合わせようなんて思えるくらいに。
それとは逆に週明けの課長は、仕事の鬼というか、怖いとしか思えないほどだった。私が無視したせい?それで八つ当たりしている?
どちらが本当の課長なのかわからなくなっていた。
これがダブルバインドってやつかも。大学時代、心理学を専攻していて習った、2つの矛盾した命令を人にすることで、相手の精神にストレスがかかってしまう状態。今まさにその状態に近いかもしれない。
そんなことを考えていたら、車が止まった。
「ちょっと待ってて」
課長はそれだけ言うと車を降りた。運転席側の窓を見ると、焼き鳥屋か居酒屋かわからない店の中に課長が入っていく。のれんを見ると「鶏麗」と書いてあるだけで何屋さんかはわからなかった。鶏の字があるから鶏料理を出す店だと勝手に解釈はしたのだけど…。ここで反省会をするのかと思っていたら数分で課長が紙袋を持って戻ってきた。
「これ持って」
そう言って差し出してきたのはテイクアウトの袋だった。「あっはい」といって受け取った。漂ってきた匂いがとてもおいしそうで思わずお腹が鳴った。
「お腹空いててよかった。ここの飯はすごくうまいんだぞ」
「そうなんですね、鶏料理の専門店ですか?」
「そう、汁ものも入ってるからこぼさないように気をつけて。やけどしないように」
「はい」
そう返事はしたものの、まさか!吉住課長の家で一緒にご飯を食べるとかそういうこと?勝手に外で食事するとばかり思っていたから「またなんで?」という思いが込み上げてきた。
「課長、ご自宅で食事されるんですよね」
「その方がゆっくり話ができるだろ」
「でも、バディを組んでる二人が上司の自宅とかまずいですよね」
「仕方ないだろ、病院関連のことや薬剤に関する情報を外で話すわけにはいかないんだ」
「それはわかりますけど…」
「オレが一緒に飯を食いたかったんだよ、あんな形で無視されたから」
「それは謝ります。すみませんでした。じっくり考えたんです…」
「その後の言葉は飯食ってから聞くから、今は言わないでほしい」
「…、わかりました」
課長はやっぱり怒っていたんだ。私が悪いんだし、今日でしっかりけじめをつけてこなきゃいけない。これからは仕事の仲間として…。ただ、そう思うと胸の奥がチクっとする。
課長のマンションに着き、玄関を入る。何度も一緒にご飯を食べたテーブルが愛おしく感じてしまう。たった数回しか来ていないのに、ここにいるのが当たり前のような変な感じがしていた。
袋からテイクアウトしてきたパックを取り出し思い並べていると、「器を出すね」と声がした。自室に着替えに行っていた課長が私服に着替え戻ってきていた。
椅子に掛けておいたジャケットをハンガーにかけてくれていた。
「そんなことしないでいいですよ」
「しわになったら困るだろ、いいからオレに任せて」
そう言って頭をポンポンと撫でてくれた。会社での課長と違いすぎていて調子が狂う。
料理を手際よく温め、食器に盛り付けて出してくれた課長は週末の時の人だ。優しくて私が恋をしそうになった雄介さんだ。
「さあ食べよう。理子ちゃんも座って」
「はい」
喋り方も呼び方もさっきまでとはまったく違う。まるで二重人格のようだ。
仕事から離れているし、自宅の完全プライベートだからなのか、まったく違った人に見えてしまう。
食事をしている間も仕事の話をするのかと思いきや、まったく出なかった。服装がかわいかったとか、これから上映される映画の話とか、まるでデートでもしているかのような気になってきた。
小言を言われる前に、食べ終わって「付き合う気はない」と言って、さっと帰ろうと思っていた。そう思っていたら、見透かされていた。
「食べたら帰る気だ」
「え…、そうですよ。仕事の話をする様子もないようですし。それに私、課長と付き合うとか無理です」
「なぜ?」
「週末の時や今みたいな優しい課長と、今日一緒に働いている時の課長とでは差がありすぎてどちらが本当の課長かわからなくて混乱します。それにどうしていいか…」
そこまで話してて自分がなぜ泣いているかわからなくなった。涙が頬をつたっていた。自分では泣いている意識はなかったのだが。
「無理することない、泣いていいんだよ」
私の傍にきて優しく抱きしめてくれた。髪を撫でながら「いい子いい子」って泣き止ませようとしてくれる。頭を寄せてくれているせいか、雄介さんの前髪が頬にあたる。それが心地よくて身をゆだねてしまいたくなる。
「ごめんね、混乱させたよね。オレが悪かった。本当にごめん。いきなりキスしたから嫌われちゃったのかもと思って、日曜は悶々としちゃって。それに今日理子ちゃんの顔を見たらうれしくなっちゃって、やっと会えたって。それを隠すためにあえて厳しく接した。それに他の男とバディを組ませたくなくて、オレが仕組んだ。誰にも理子ちゃんを渡したくなかったんだ」
「キスのことは私なんです。私、お酒飲みすぎちゃったみたいで、あの時雄介さんのくちびるに触れたいと思ってしまったんです。だから、雄介さんは悪くないです。ごめんなさい」
「そうだったんだ。でも、不快な思いをさせたのは変わらないから」
「不快じゃなくて、自分の行動に驚いてしまって。雄介さんを好きになりかけていたから」
これがきっと私の本心だ。好きになりかけている。もっと近づきたくてもっと知りたくて。私の中にその気持ちがずっとあったんだと思う。だから、くちびるに触れたとき雄介さんが困ったらどうしよう、私何やってる?ってパニックになった。
雄介さんはずっと黙っている。どう思ったのだろうと彼を見上げた瞬間、くちびるが重なり私は自然と目を閉じた。
長い間、自分をこんなふうに大事に扱ってくれる人を私は探していたんだ。
「なんでオレのこと無視するの?」
「だって、私があんなことしたから怒っているのかと思って…」
「ふーん、オレが怒ってると思うの?」
「はい…。電話とLINE、無視してすみませんでした」
「…。車に乗って。飯に付き合え」
「えっ」
エレベーターが停まり、ドアが開いた。
私を包み込んでいた温かい腕がほどけ、手首を掴まれてそのまま吉住課長の車まで連れてこられた。
「あの、私電車で帰りますから」
「いいから乗って、今日の反省会も兼ねてるんだよ。仕事のことちゃんと覚えてもらわなきゃこっちが困るんだ!」
「…はい」
仕事のことを持ち出されては何も言えない。今日はミスばかりで課長を困らせてしまったのだから。それに、報告書が遅れたせいで帰りがこんなに遅くなってしまった。全部私のせいなのだから仕方がない。今日は言うことを聞いておいた方がいい。そう思った。
私は黙って車に乗り、シートベルトを締めた。
車の中で小言を言われると覚悟していたのだが、吉住課長は一言もしゃべらなかった。それが逆に怖さを膨らませていた。
しかし、週末のあの優しい課長と週明けの怖い課長。一体どっちが本当の課長の姿なのだろう。
週末の課長は料理までふるまうほど優しくて一瞬心を許してしまいそうになってしまった。自分からくちびるを合わせようなんて思えるくらいに。
それとは逆に週明けの課長は、仕事の鬼というか、怖いとしか思えないほどだった。私が無視したせい?それで八つ当たりしている?
どちらが本当の課長なのかわからなくなっていた。
これがダブルバインドってやつかも。大学時代、心理学を専攻していて習った、2つの矛盾した命令を人にすることで、相手の精神にストレスがかかってしまう状態。今まさにその状態に近いかもしれない。
そんなことを考えていたら、車が止まった。
「ちょっと待ってて」
課長はそれだけ言うと車を降りた。運転席側の窓を見ると、焼き鳥屋か居酒屋かわからない店の中に課長が入っていく。のれんを見ると「鶏麗」と書いてあるだけで何屋さんかはわからなかった。鶏の字があるから鶏料理を出す店だと勝手に解釈はしたのだけど…。ここで反省会をするのかと思っていたら数分で課長が紙袋を持って戻ってきた。
「これ持って」
そう言って差し出してきたのはテイクアウトの袋だった。「あっはい」といって受け取った。漂ってきた匂いがとてもおいしそうで思わずお腹が鳴った。
「お腹空いててよかった。ここの飯はすごくうまいんだぞ」
「そうなんですね、鶏料理の専門店ですか?」
「そう、汁ものも入ってるからこぼさないように気をつけて。やけどしないように」
「はい」
そう返事はしたものの、まさか!吉住課長の家で一緒にご飯を食べるとかそういうこと?勝手に外で食事するとばかり思っていたから「またなんで?」という思いが込み上げてきた。
「課長、ご自宅で食事されるんですよね」
「その方がゆっくり話ができるだろ」
「でも、バディを組んでる二人が上司の自宅とかまずいですよね」
「仕方ないだろ、病院関連のことや薬剤に関する情報を外で話すわけにはいかないんだ」
「それはわかりますけど…」
「オレが一緒に飯を食いたかったんだよ、あんな形で無視されたから」
「それは謝ります。すみませんでした。じっくり考えたんです…」
「その後の言葉は飯食ってから聞くから、今は言わないでほしい」
「…、わかりました」
課長はやっぱり怒っていたんだ。私が悪いんだし、今日でしっかりけじめをつけてこなきゃいけない。これからは仕事の仲間として…。ただ、そう思うと胸の奥がチクっとする。
課長のマンションに着き、玄関を入る。何度も一緒にご飯を食べたテーブルが愛おしく感じてしまう。たった数回しか来ていないのに、ここにいるのが当たり前のような変な感じがしていた。
袋からテイクアウトしてきたパックを取り出し思い並べていると、「器を出すね」と声がした。自室に着替えに行っていた課長が私服に着替え戻ってきていた。
椅子に掛けておいたジャケットをハンガーにかけてくれていた。
「そんなことしないでいいですよ」
「しわになったら困るだろ、いいからオレに任せて」
そう言って頭をポンポンと撫でてくれた。会社での課長と違いすぎていて調子が狂う。
料理を手際よく温め、食器に盛り付けて出してくれた課長は週末の時の人だ。優しくて私が恋をしそうになった雄介さんだ。
「さあ食べよう。理子ちゃんも座って」
「はい」
喋り方も呼び方もさっきまでとはまったく違う。まるで二重人格のようだ。
仕事から離れているし、自宅の完全プライベートだからなのか、まったく違った人に見えてしまう。
食事をしている間も仕事の話をするのかと思いきや、まったく出なかった。服装がかわいかったとか、これから上映される映画の話とか、まるでデートでもしているかのような気になってきた。
小言を言われる前に、食べ終わって「付き合う気はない」と言って、さっと帰ろうと思っていた。そう思っていたら、見透かされていた。
「食べたら帰る気だ」
「え…、そうですよ。仕事の話をする様子もないようですし。それに私、課長と付き合うとか無理です」
「なぜ?」
「週末の時や今みたいな優しい課長と、今日一緒に働いている時の課長とでは差がありすぎてどちらが本当の課長かわからなくて混乱します。それにどうしていいか…」
そこまで話してて自分がなぜ泣いているかわからなくなった。涙が頬をつたっていた。自分では泣いている意識はなかったのだが。
「無理することない、泣いていいんだよ」
私の傍にきて優しく抱きしめてくれた。髪を撫でながら「いい子いい子」って泣き止ませようとしてくれる。頭を寄せてくれているせいか、雄介さんの前髪が頬にあたる。それが心地よくて身をゆだねてしまいたくなる。
「ごめんね、混乱させたよね。オレが悪かった。本当にごめん。いきなりキスしたから嫌われちゃったのかもと思って、日曜は悶々としちゃって。それに今日理子ちゃんの顔を見たらうれしくなっちゃって、やっと会えたって。それを隠すためにあえて厳しく接した。それに他の男とバディを組ませたくなくて、オレが仕組んだ。誰にも理子ちゃんを渡したくなかったんだ」
「キスのことは私なんです。私、お酒飲みすぎちゃったみたいで、あの時雄介さんのくちびるに触れたいと思ってしまったんです。だから、雄介さんは悪くないです。ごめんなさい」
「そうだったんだ。でも、不快な思いをさせたのは変わらないから」
「不快じゃなくて、自分の行動に驚いてしまって。雄介さんを好きになりかけていたから」
これがきっと私の本心だ。好きになりかけている。もっと近づきたくてもっと知りたくて。私の中にその気持ちがずっとあったんだと思う。だから、くちびるに触れたとき雄介さんが困ったらどうしよう、私何やってる?ってパニックになった。
雄介さんはずっと黙っている。どう思ったのだろうと彼を見上げた瞬間、くちびるが重なり私は自然と目を閉じた。
長い間、自分をこんなふうに大事に扱ってくれる人を私は探していたんだ。
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