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7・依頼人⑦向井絢斗
ケントさんの心情
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暗闇の中で、温かいものが身体に触れた。
ああ、汚れた身体を拭いてくれているんだな。
見なくても、その優しいタッチがケントさんだとわかる。
なぜ、ケントさんはこんなことをしたのだろう。
先輩と俺を征服し、支配した。
俺はケントさんに喜多嶋先輩との過去を話したのに、それだけじゃ満足しなかったのか。確かに俺はすべては話さなかった。それに気づいていたのだろうか。
嘘はついていない。
喜多嶋先輩は、俺のことが好きで、奉仕するかのように愛撫してくれていた。俺は先輩を好きではなかったが、嬉しかった。長い孤独の中で、自分を必要としてくれる人間が一人でも現れたら、それは特別となる。俺はただ、嬉しかったんだ。
なのに先輩は突如関係を終わらせた。何も言わずに寮を出て、俺はまた一人になった。
幸せと感じた日々からの終わりは、反動で強い絶望感を味わった。
俺は捨てられた、孤独だという事実をケントさんには言わなかった。辛くて、口にできなかった。それでもあの愛された日々があったから立ち直れたことも事実だった。辛いこともいっしょに、思い出として残した。
なのに、ケントさんは喜多嶋先輩をたきつけて、あの日々を再現した。あの日々を思い出させた。そして、あの日々を塗り替え、汚した。記憶はきれいなままだが、思い出は汚れて消えた。先輩は欲望をさらけ出し、命令のままに淫らに舐めあげ、咥え、犯されて喘ぐ俺を見て悦び、そして獣のように精液を吐き出した。
純粋に俺を愛してくれた先輩は、もうどこにもいない。
俺には、汚された思い出と捨てられた記憶だけが残った。
まどろみの中で、俺は再び孤独を味わった。
目が覚めると、喜多嶋先輩は帰ったあとだった。精液や体液を撒き散らして汚れたリビングは、きれいに片付けられていた。きっと、喜多嶋先輩が手伝って掃除したのだろう。あの人几帳面だったから。俺の身体は、ケントさんによって拭かれ、毛布がかけられていた。
キッチンの方でカチャカチャと音がしたが、起き上がるつもりも声をかけるつもりもなかった。
思い出を汚された怒りは、ちょっとやそっとではおさまらないと思った。
だんだんと頭が明瞭になってきたので、今日のケントさんについて考えた。
どうしてあんなにひどい仕打ちをしたのか。
涼くんは、ケントさんはちゃんと話さない、と言った。ということは、これも何か理由があったのか?
理由?
あるかな?
ただただ面白がっていただけじゃないかな?
俺が困るのを見て楽しんでいたんじゃないかな?
クリスマスプレゼントに爪剥がしたいとか言う人だから、ただ乱暴にしたかったんだろうな。
ケントさんがリビングにコーヒーを運んできた。目が合うと、ケントさんは申し訳なかった、という表情をした。
「……俺、鈍感なので、ちゃんと話してください」
はあーー、と下にひいたラグに座って俺のそばでうなだれた。
「またやってしまった……ごめん」
謝られた。
いや、言葉だけじゃ許せませんけどね。
でも、一応聞いておこう。
「ねえ、話してくださいよ……」
「侑李に嫉妬しました、すみません」
「えっ?」
「オレはなあ、お前が思っている以上に、お前のこと好きすぎておかしくなりそうなんだ。過去だって許せない」
「えーッ」
驚いた。終わったことにまで嫉妬してしまうの? 俺には難解な回答だった。
「あいつ、まだあまねのこと好きだろ。あいつの中に、愛したあまねの姿が残ってるのですら許せない。だから割り込んだ」
俺の思い出どころじゃなかった。先輩の思い出にすら嫉妬してたのか。
「ケントさん……俺、先輩に愛されて幸せだったんです。それを言わなかったのは謝りますけど、触れられたくなかったからです。その思い出を壊されたのは、正直許せない。これは過去のことですよ。ケントさんは俺の過去も愛してくれるって言ったじゃないですか」
「なんだよ、相変わらず髪乾かさない、って」
ぶー、とした顔でケントさんが反論した。
「相変わらず、て言葉にすら嫉妬する」
「もー、なんだよ……」
話しても、分かち合える気がしない。また涼くんにも間に入ってもらうしかないのか。
「……まあ、とにかく、俺のことが大好きすぎて、先輩に嫉妬して、無理やり俺を犯したってことですね?」
「まあそうなるな……ごめん」
「許す代わりに、俺のこと、結城直哉さんに恋人として紹介してください」
らちがあかないので、とりあえずケントさんの心情は後回しにして、俺はケントさんが嫌がりそうなことを要求してやった。
結城さんが好きだった過去はあるが、今まで女性と付き合っていたのだ。バイなのだろう。
きっと俺のことは隠したいに違いない。一生の付き合いではないだろうから、汚点は隠したいはずだ。
「直哉? もう知ってるけど」
「ぇえッ!!」
「だから、地元に帰るのやめたって言ったろ」
直哉さんと地元帰ろうとしてたのは聞いていたけど~。俺のこと正直に言ってたの?!
「なんでっ」
「なんで?」
「俺といつか別れて、結婚したりするでしょ?! 周りに隠しときたくないの?!」
俺は驚いて声をあげる。
「いや……だから、……お前のことこんなに抱きつぶしちゃってるのに、まだ伝わらないわけ?」
はあ、とケントさんはため息をついた。
「あまねが入院してたの、オレの働く病院だったろ。あそこのやつらにも、恋人だって紹介してたよ」
「うそッ!!」
「なに? オレと付き合うのそんなに恥ずかしかったわけ?」
「い、いやだって。世間体とかあるでしょうよ……俺、ケントさんの汚点になっちゃう」
「ならない、ならない。お前、俺のこと気にしてくれてるのか? 終わること考えて付き合ってる? 侑李のせいだな? あいつめ……いや、そしたら別れてないからそれも困るか」
ぶつぶつとケントさんは喜多嶋先輩の文句を垂れる。
……え、終わらない?
「いや終わるとき来るでしょ? そのとき、俺とのこと周りに知られてたら気まづいだろうなと思ったんですよ」
「やっぱ、終わらせること考えてるな。もー、どうすればいいんだ。……養子縁組するか。来年になったらできるかな? 調べるから待ってろ」
「ちょ、ストーップッ、ケントさん。え?」
「だーかーらー、もうなんだよお前。まじでわかんないのか? それでよく特待生してるな。死にそうなお前を助けたのは誰だ? 親の代わりに病院付き添ってたのは誰だ? オレはお前が好きなんだよッ」
ケントさんは、ソファのクッションに持たれていた俺に馬乗りになった。毛布がずれ、衣服をまとっていない上半身があらわとなる。
ケントさんは端正な顔をすぐそばまで近づけ、俺の顔を両手で包んだ。
「ずーっといっしょにいたいんだ。愛してるんだ。離れたくない。お前といっしょに年を取りたい。結婚してくれ」
「え……」
俺と、ずっと━━━?
「伝わったか? くっそ恥ずかしくて死にそうだ」
俺と、ずっといっしょにいてくれる?
喜多嶋先輩みたいに、いなくならない?
永遠が本当にあるのか、それはわからないけど、それでもケントさんがそう言ってくれたのは嬉しかった。
ケントさんはそっと優しくキスをし、頭を撫でる。
「あとで直哉に電話してやるよ。オレの恋人として挨拶しろ」
ああ、汚れた身体を拭いてくれているんだな。
見なくても、その優しいタッチがケントさんだとわかる。
なぜ、ケントさんはこんなことをしたのだろう。
先輩と俺を征服し、支配した。
俺はケントさんに喜多嶋先輩との過去を話したのに、それだけじゃ満足しなかったのか。確かに俺はすべては話さなかった。それに気づいていたのだろうか。
嘘はついていない。
喜多嶋先輩は、俺のことが好きで、奉仕するかのように愛撫してくれていた。俺は先輩を好きではなかったが、嬉しかった。長い孤独の中で、自分を必要としてくれる人間が一人でも現れたら、それは特別となる。俺はただ、嬉しかったんだ。
なのに先輩は突如関係を終わらせた。何も言わずに寮を出て、俺はまた一人になった。
幸せと感じた日々からの終わりは、反動で強い絶望感を味わった。
俺は捨てられた、孤独だという事実をケントさんには言わなかった。辛くて、口にできなかった。それでもあの愛された日々があったから立ち直れたことも事実だった。辛いこともいっしょに、思い出として残した。
なのに、ケントさんは喜多嶋先輩をたきつけて、あの日々を再現した。あの日々を思い出させた。そして、あの日々を塗り替え、汚した。記憶はきれいなままだが、思い出は汚れて消えた。先輩は欲望をさらけ出し、命令のままに淫らに舐めあげ、咥え、犯されて喘ぐ俺を見て悦び、そして獣のように精液を吐き出した。
純粋に俺を愛してくれた先輩は、もうどこにもいない。
俺には、汚された思い出と捨てられた記憶だけが残った。
まどろみの中で、俺は再び孤独を味わった。
目が覚めると、喜多嶋先輩は帰ったあとだった。精液や体液を撒き散らして汚れたリビングは、きれいに片付けられていた。きっと、喜多嶋先輩が手伝って掃除したのだろう。あの人几帳面だったから。俺の身体は、ケントさんによって拭かれ、毛布がかけられていた。
キッチンの方でカチャカチャと音がしたが、起き上がるつもりも声をかけるつもりもなかった。
思い出を汚された怒りは、ちょっとやそっとではおさまらないと思った。
だんだんと頭が明瞭になってきたので、今日のケントさんについて考えた。
どうしてあんなにひどい仕打ちをしたのか。
涼くんは、ケントさんはちゃんと話さない、と言った。ということは、これも何か理由があったのか?
理由?
あるかな?
ただただ面白がっていただけじゃないかな?
俺が困るのを見て楽しんでいたんじゃないかな?
クリスマスプレゼントに爪剥がしたいとか言う人だから、ただ乱暴にしたかったんだろうな。
ケントさんがリビングにコーヒーを運んできた。目が合うと、ケントさんは申し訳なかった、という表情をした。
「……俺、鈍感なので、ちゃんと話してください」
はあーー、と下にひいたラグに座って俺のそばでうなだれた。
「またやってしまった……ごめん」
謝られた。
いや、言葉だけじゃ許せませんけどね。
でも、一応聞いておこう。
「ねえ、話してくださいよ……」
「侑李に嫉妬しました、すみません」
「えっ?」
「オレはなあ、お前が思っている以上に、お前のこと好きすぎておかしくなりそうなんだ。過去だって許せない」
「えーッ」
驚いた。終わったことにまで嫉妬してしまうの? 俺には難解な回答だった。
「あいつ、まだあまねのこと好きだろ。あいつの中に、愛したあまねの姿が残ってるのですら許せない。だから割り込んだ」
俺の思い出どころじゃなかった。先輩の思い出にすら嫉妬してたのか。
「ケントさん……俺、先輩に愛されて幸せだったんです。それを言わなかったのは謝りますけど、触れられたくなかったからです。その思い出を壊されたのは、正直許せない。これは過去のことですよ。ケントさんは俺の過去も愛してくれるって言ったじゃないですか」
「なんだよ、相変わらず髪乾かさない、って」
ぶー、とした顔でケントさんが反論した。
「相変わらず、て言葉にすら嫉妬する」
「もー、なんだよ……」
話しても、分かち合える気がしない。また涼くんにも間に入ってもらうしかないのか。
「……まあ、とにかく、俺のことが大好きすぎて、先輩に嫉妬して、無理やり俺を犯したってことですね?」
「まあそうなるな……ごめん」
「許す代わりに、俺のこと、結城直哉さんに恋人として紹介してください」
らちがあかないので、とりあえずケントさんの心情は後回しにして、俺はケントさんが嫌がりそうなことを要求してやった。
結城さんが好きだった過去はあるが、今まで女性と付き合っていたのだ。バイなのだろう。
きっと俺のことは隠したいに違いない。一生の付き合いではないだろうから、汚点は隠したいはずだ。
「直哉? もう知ってるけど」
「ぇえッ!!」
「だから、地元に帰るのやめたって言ったろ」
直哉さんと地元帰ろうとしてたのは聞いていたけど~。俺のこと正直に言ってたの?!
「なんでっ」
「なんで?」
「俺といつか別れて、結婚したりするでしょ?! 周りに隠しときたくないの?!」
俺は驚いて声をあげる。
「いや……だから、……お前のことこんなに抱きつぶしちゃってるのに、まだ伝わらないわけ?」
はあ、とケントさんはため息をついた。
「あまねが入院してたの、オレの働く病院だったろ。あそこのやつらにも、恋人だって紹介してたよ」
「うそッ!!」
「なに? オレと付き合うのそんなに恥ずかしかったわけ?」
「い、いやだって。世間体とかあるでしょうよ……俺、ケントさんの汚点になっちゃう」
「ならない、ならない。お前、俺のこと気にしてくれてるのか? 終わること考えて付き合ってる? 侑李のせいだな? あいつめ……いや、そしたら別れてないからそれも困るか」
ぶつぶつとケントさんは喜多嶋先輩の文句を垂れる。
……え、終わらない?
「いや終わるとき来るでしょ? そのとき、俺とのこと周りに知られてたら気まづいだろうなと思ったんですよ」
「やっぱ、終わらせること考えてるな。もー、どうすればいいんだ。……養子縁組するか。来年になったらできるかな? 調べるから待ってろ」
「ちょ、ストーップッ、ケントさん。え?」
「だーかーらー、もうなんだよお前。まじでわかんないのか? それでよく特待生してるな。死にそうなお前を助けたのは誰だ? 親の代わりに病院付き添ってたのは誰だ? オレはお前が好きなんだよッ」
ケントさんは、ソファのクッションに持たれていた俺に馬乗りになった。毛布がずれ、衣服をまとっていない上半身があらわとなる。
ケントさんは端正な顔をすぐそばまで近づけ、俺の顔を両手で包んだ。
「ずーっといっしょにいたいんだ。愛してるんだ。離れたくない。お前といっしょに年を取りたい。結婚してくれ」
「え……」
俺と、ずっと━━━?
「伝わったか? くっそ恥ずかしくて死にそうだ」
俺と、ずっといっしょにいてくれる?
喜多嶋先輩みたいに、いなくならない?
永遠が本当にあるのか、それはわからないけど、それでもケントさんがそう言ってくれたのは嬉しかった。
ケントさんはそっと優しくキスをし、頭を撫でる。
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