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10・番外編 昔話をすこしだけ
入院生活
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長いこと寝たきりだった身体はすっかり衰え、車椅子生活を余儀なくされた。まだ自分でこぐのも辛いけれど、リハビリだと思い座面にゆっくりと腰をおろす。
眠っている間、世の中は感染症が流行し、マスク必須の生活になっていた。そばの棚に置いたマスクを着用し、部屋を出る。
今日は中庭まで行ってみよう、とノロノロとこいでいると、池袋さんに会った。
「天音くん、途中まで押して上げるよ」
「ありがとうございます」
池袋さんは、以前俺に「もう電話してくるな」とケントさんのスマホから連絡してきた人だ。あの時はひどく落ち込んだが、今は良いお友だちになりかけている。ズバズバはっきりと言う姉御肌の池袋さんは、意外に俺と相性が良かった。無神経ではなく気遣いのできる人。
cafeリコにいた、亜矢子さんに似ているかも。
結局中庭まで押してもらい、池袋さんは噴水そばのベンチに座った。
「ちょっと私も休憩するわ」
そう言って、噴水そばで遊んでいた小さな子供に声をかけ、キャッキャとじゃれ始めた。
その様子を何気なく眺めていると、「天音~?」と声をかけられた。そのおじさんはマスクを下げて、ひげ面の口元を見せてくれた。
「あ。……ヒデさん?」
「あー、やっぱり天音だったか。具合悪いのか?」
「手術したけど、もうすぐ退院できると思います」
俺は簡潔に説明した。
「そうか、咲月学園の寮に入ったんだよな? ごはん、食えてるか?」
「はい、」
揚げ物多いけど、あの時よりずっと食べれてます、と心の中でつぶやき、微笑んだ。
「俺もあれから色々あってな、なんと結婚したんだぜ」
「え!! それは、おめでとうございます」
「ほんとに良い人でな。……あの残飯漁りが嘘みたいだ」
温かいごはんが食べれてるんだな。ヒデさん、幸せそうで良かった。
「お互い、糞みたいな生活してたけど、這い上がれて良かったな」
「はい、俺もあの頃よりずっと幸せです」
5分ほどお互いの近況を話したあと、ヒデさんは病棟へと戻った。手先が器用な人で、病棟の細々した補修を頼まれて来ていたらしい。
「今の人、知り合い?」
いつの間にか池袋さんがそばにいた。
話聞かれちゃったかな。
ヒデさん。
本名は知らない。
俺が人生のドン底にいたころに出会ったおじさんだ。
「中学生の時に、知り合ったおじさんです」
俺はまた、簡潔に述べた。
「あまね、ヒデさんて誰」
夕方、勤務を終えたケントさんが病室へとやってきた。
そして開口一番、昼間あったことを問われる。
い、池袋さんてば~~~っ。
なんで女の人ってすぐしゃべっちゃうのかな。
「糞みたいな生活、てどういうこと」
うわ~~~っ!!
そこも聞かれてた~~~っっっ。
冷や汗がダラダラと流れる状況に、俺はなんと返答すればよいか頭をフル回転させた。
「……中学生の時、ごはん食べさせてもらえなかったのか?」
池袋さんてば、話を全部聞いてて、推測して話したんだな。
俺はあきらめて、正直に話すことにした。
「母親が死んで、新しい家族に疎まれた、って話したことあるでしょ」
あの時も、病室のベッドで告白したな。俺の不幸話。簡潔バージョンだけど。
「隠してたわけじゃないよ、詳しく言わなかっただけ」
「今、詳しく聞きたい」
ケントさんは俺の手を両手で包み、優しく問いかけてくれた。
ほろり、と口から事実が漏れてしまいそうになる。でも待って。言葉を考えないと……。
上流階級の家庭に生まれて育ったケントさんに、俺の底辺な生活を理解できるとは思えない。なるべく、世間一般的な感じで……。
「お前、また適当に話しそうとしてるだろ。全部、そのまま言えって」
「もー。ケントさんは相変わらずだなあ。じゃあ俺がどんな生活していたか話すけど、絶対に殺意をもたないでね?」
俺のことが大好きすぎて、それが心配。
神崎家、惨殺されるんじゃないかな。
「コンビニとか、スーパーとか、廃棄される食品あるでしょ。それを食べてました」
3人の夕食は並べられていても、俺だけ用意されなかった。冷蔵庫のものを食べると、怒られた。飲み物だけは許された。
部屋は与えられたので、19時頃からこもって早朝起きて新聞配達をした。
その配達する先で、仲良くなった店員さんに廃棄の食品を恵んでもらった。
ヒデさんはいっしょに新聞配達をしていた仲間だ。最初はヒデさん、外に置いてあるゴミ箱から廃棄のものを取っていた。でも俺が加わろうとして、見かねた店員さんがレジ袋に入れて準備してくれるようになった。
24時間スーパーの唐揚げやトンカツといった揚げ物が、週に一度くらい大量に廃棄される日があったので、それをもらって数日かけて食べたこともある。給食のない土日や夏休みは本当に飢え、家出のための資金が食事に消えていくのが悲しくなった。
そんな生活を一年ほどしていた時に、同級生に見られてしまい、「あさましい」と言われた。
学校で言いふらされることはなかったが、この一言で俺の食への興味が失せた。
大量にもらえていた揚げ物も、身体が受け付けなくなった。
心配した配達先の店員さんが、青海市にある咲月学園の寮の存在を教えてくれた。特待生になれば、寮費も免除になると。
俺はカメラアイを駆使し、無事合格した。
「食事に関しては、こんな感じです」
ケントさんは言葉を詰まらせていた。
でしょうね。
俺だって、まだ信じられないもの。こんな生活送らされてたんだって。
「ケントさん、神崎家の人間に復讐とかしないでね? めった刺しとかダメだよ」
「わかってる……でも壮太郎に会ったら殴るかも」
「もー、やめて。俺、今はすごく幸せだからね?」
ケントさんは、ギュウっと抱きしめてくれた。
「意外に秘密の多いやつだったんだな」
「そうかな」
ただ、いつも簡潔に言ってただけだ。
「……ひいてない?」
「ひくわけないだろ。あー、でもこれ以上聞いたら皆殺しだな」
「怖いなあ、ケントさんは」
ほんとにやりそうなんだから。
「あ……でも、高校に入る少し前に和解はしたんだよ? お節介やいてくれた人がいてね、一応食事も家で取れるようになった。コンビニとかに売ってるお弁当用意してくれたんだ。賞味期限切れてないやつね。前は3人が焼き肉食べてるのに食パンだけ渡されるとかだった。それで家で食べなくなって、廃棄の食料もらってたって感じ。あー、話が戻っちゃったね。一応和解したから、入学準備のもろもろとかは神崎家が払ってくれたし、手続きも親父がしてくれた」
「次から次にエピソード出てくるな……涼はどこまで知ってるんだ?」
「涼くん? 俺が帰省しないし仕送りないから、薄々気づいた感じかな。たぶん親父と仲が悪いって思ってる。詳しく話したのは、今日が初めてだよ」
「そうか」
「新聞配達店の人も、配達先の店員さんも同情して色々よくしてくれたけど、それじゃ良くないなと思って、高校入ってからは話さないようにしてた。初めて会った時、苦労してるように見えなかったでしょ? それが俺の小さなプライドかな~」
そう言って、俺は穏やかに微笑んだ。
「欲しいものはなんでも買ってやるから、絶対にオレに最初に言えよ」
「甘やかすなあ、ケントさん」
俺はケントさんにキスをした。
あ。病院でしちゃった。
「ごめん、ケントさん。キスしちゃった」
「病室ならいいだろ」
ケントさんは俺の顎を持ち上げて、今度はケントさんからキスをしてくれた。
「……髪、拭かないのも理由があるか?」
「え?」
「お前、いつも髪の毛ビチャビチャのままでいるだろ」
「あ、ああ~それ? うーん」
いっつもビチャビチャなのは俺のズボラさって思わなかったのかな。そこにも過去が関係していると思ったの?
コンコン、と病室の扉がノックされ、夕食が運ばれてきた。
「神崎さん、夕食ですよ~。向井先生のも置いときますね」
「ありがとうございます」
ちょうど良いタイミングで邪魔が入ってくれた。
「ケントさん、いつもここで食べて寝てるでしょ。たまにはマンションでゆっくり寝なよ」
ケントさんは、夕食をいっしょにとりシャワーだけ浴びにマンションに帰るが、また病院に戻ってきて病室のソファで寝ている。俺が昏睡状態だったころからずっとこの状態が続いているって、池袋さんが言ってた。
「いやだ」
「ケントさんが体調崩したら、俺悲しいよ。湯船にも入ってないんじゃないの? 疲れ取ってきてよ」
「……そうだな。明日そうする」
「うん」
翌日、いつものようにケントさんと別れたが、すぐに戻ってきた。
「いっしょに帰るぞ」
「……え?」
ケントさんは、俺の外泊届けを出したそうだ。
いつのまにか主治医の許可を得たらしい。
「え、ええ━━━?!」
眠っている間、世の中は感染症が流行し、マスク必須の生活になっていた。そばの棚に置いたマスクを着用し、部屋を出る。
今日は中庭まで行ってみよう、とノロノロとこいでいると、池袋さんに会った。
「天音くん、途中まで押して上げるよ」
「ありがとうございます」
池袋さんは、以前俺に「もう電話してくるな」とケントさんのスマホから連絡してきた人だ。あの時はひどく落ち込んだが、今は良いお友だちになりかけている。ズバズバはっきりと言う姉御肌の池袋さんは、意外に俺と相性が良かった。無神経ではなく気遣いのできる人。
cafeリコにいた、亜矢子さんに似ているかも。
結局中庭まで押してもらい、池袋さんは噴水そばのベンチに座った。
「ちょっと私も休憩するわ」
そう言って、噴水そばで遊んでいた小さな子供に声をかけ、キャッキャとじゃれ始めた。
その様子を何気なく眺めていると、「天音~?」と声をかけられた。そのおじさんはマスクを下げて、ひげ面の口元を見せてくれた。
「あ。……ヒデさん?」
「あー、やっぱり天音だったか。具合悪いのか?」
「手術したけど、もうすぐ退院できると思います」
俺は簡潔に説明した。
「そうか、咲月学園の寮に入ったんだよな? ごはん、食えてるか?」
「はい、」
揚げ物多いけど、あの時よりずっと食べれてます、と心の中でつぶやき、微笑んだ。
「俺もあれから色々あってな、なんと結婚したんだぜ」
「え!! それは、おめでとうございます」
「ほんとに良い人でな。……あの残飯漁りが嘘みたいだ」
温かいごはんが食べれてるんだな。ヒデさん、幸せそうで良かった。
「お互い、糞みたいな生活してたけど、這い上がれて良かったな」
「はい、俺もあの頃よりずっと幸せです」
5分ほどお互いの近況を話したあと、ヒデさんは病棟へと戻った。手先が器用な人で、病棟の細々した補修を頼まれて来ていたらしい。
「今の人、知り合い?」
いつの間にか池袋さんがそばにいた。
話聞かれちゃったかな。
ヒデさん。
本名は知らない。
俺が人生のドン底にいたころに出会ったおじさんだ。
「中学生の時に、知り合ったおじさんです」
俺はまた、簡潔に述べた。
「あまね、ヒデさんて誰」
夕方、勤務を終えたケントさんが病室へとやってきた。
そして開口一番、昼間あったことを問われる。
い、池袋さんてば~~~っ。
なんで女の人ってすぐしゃべっちゃうのかな。
「糞みたいな生活、てどういうこと」
うわ~~~っ!!
そこも聞かれてた~~~っっっ。
冷や汗がダラダラと流れる状況に、俺はなんと返答すればよいか頭をフル回転させた。
「……中学生の時、ごはん食べさせてもらえなかったのか?」
池袋さんてば、話を全部聞いてて、推測して話したんだな。
俺はあきらめて、正直に話すことにした。
「母親が死んで、新しい家族に疎まれた、って話したことあるでしょ」
あの時も、病室のベッドで告白したな。俺の不幸話。簡潔バージョンだけど。
「隠してたわけじゃないよ、詳しく言わなかっただけ」
「今、詳しく聞きたい」
ケントさんは俺の手を両手で包み、優しく問いかけてくれた。
ほろり、と口から事実が漏れてしまいそうになる。でも待って。言葉を考えないと……。
上流階級の家庭に生まれて育ったケントさんに、俺の底辺な生活を理解できるとは思えない。なるべく、世間一般的な感じで……。
「お前、また適当に話しそうとしてるだろ。全部、そのまま言えって」
「もー。ケントさんは相変わらずだなあ。じゃあ俺がどんな生活していたか話すけど、絶対に殺意をもたないでね?」
俺のことが大好きすぎて、それが心配。
神崎家、惨殺されるんじゃないかな。
「コンビニとか、スーパーとか、廃棄される食品あるでしょ。それを食べてました」
3人の夕食は並べられていても、俺だけ用意されなかった。冷蔵庫のものを食べると、怒られた。飲み物だけは許された。
部屋は与えられたので、19時頃からこもって早朝起きて新聞配達をした。
その配達する先で、仲良くなった店員さんに廃棄の食品を恵んでもらった。
ヒデさんはいっしょに新聞配達をしていた仲間だ。最初はヒデさん、外に置いてあるゴミ箱から廃棄のものを取っていた。でも俺が加わろうとして、見かねた店員さんがレジ袋に入れて準備してくれるようになった。
24時間スーパーの唐揚げやトンカツといった揚げ物が、週に一度くらい大量に廃棄される日があったので、それをもらって数日かけて食べたこともある。給食のない土日や夏休みは本当に飢え、家出のための資金が食事に消えていくのが悲しくなった。
そんな生活を一年ほどしていた時に、同級生に見られてしまい、「あさましい」と言われた。
学校で言いふらされることはなかったが、この一言で俺の食への興味が失せた。
大量にもらえていた揚げ物も、身体が受け付けなくなった。
心配した配達先の店員さんが、青海市にある咲月学園の寮の存在を教えてくれた。特待生になれば、寮費も免除になると。
俺はカメラアイを駆使し、無事合格した。
「食事に関しては、こんな感じです」
ケントさんは言葉を詰まらせていた。
でしょうね。
俺だって、まだ信じられないもの。こんな生活送らされてたんだって。
「ケントさん、神崎家の人間に復讐とかしないでね? めった刺しとかダメだよ」
「わかってる……でも壮太郎に会ったら殴るかも」
「もー、やめて。俺、今はすごく幸せだからね?」
ケントさんは、ギュウっと抱きしめてくれた。
「意外に秘密の多いやつだったんだな」
「そうかな」
ただ、いつも簡潔に言ってただけだ。
「……ひいてない?」
「ひくわけないだろ。あー、でもこれ以上聞いたら皆殺しだな」
「怖いなあ、ケントさんは」
ほんとにやりそうなんだから。
「あ……でも、高校に入る少し前に和解はしたんだよ? お節介やいてくれた人がいてね、一応食事も家で取れるようになった。コンビニとかに売ってるお弁当用意してくれたんだ。賞味期限切れてないやつね。前は3人が焼き肉食べてるのに食パンだけ渡されるとかだった。それで家で食べなくなって、廃棄の食料もらってたって感じ。あー、話が戻っちゃったね。一応和解したから、入学準備のもろもろとかは神崎家が払ってくれたし、手続きも親父がしてくれた」
「次から次にエピソード出てくるな……涼はどこまで知ってるんだ?」
「涼くん? 俺が帰省しないし仕送りないから、薄々気づいた感じかな。たぶん親父と仲が悪いって思ってる。詳しく話したのは、今日が初めてだよ」
「そうか」
「新聞配達店の人も、配達先の店員さんも同情して色々よくしてくれたけど、それじゃ良くないなと思って、高校入ってからは話さないようにしてた。初めて会った時、苦労してるように見えなかったでしょ? それが俺の小さなプライドかな~」
そう言って、俺は穏やかに微笑んだ。
「欲しいものはなんでも買ってやるから、絶対にオレに最初に言えよ」
「甘やかすなあ、ケントさん」
俺はケントさんにキスをした。
あ。病院でしちゃった。
「ごめん、ケントさん。キスしちゃった」
「病室ならいいだろ」
ケントさんは俺の顎を持ち上げて、今度はケントさんからキスをしてくれた。
「……髪、拭かないのも理由があるか?」
「え?」
「お前、いつも髪の毛ビチャビチャのままでいるだろ」
「あ、ああ~それ? うーん」
いっつもビチャビチャなのは俺のズボラさって思わなかったのかな。そこにも過去が関係していると思ったの?
コンコン、と病室の扉がノックされ、夕食が運ばれてきた。
「神崎さん、夕食ですよ~。向井先生のも置いときますね」
「ありがとうございます」
ちょうど良いタイミングで邪魔が入ってくれた。
「ケントさん、いつもここで食べて寝てるでしょ。たまにはマンションでゆっくり寝なよ」
ケントさんは、夕食をいっしょにとりシャワーだけ浴びにマンションに帰るが、また病院に戻ってきて病室のソファで寝ている。俺が昏睡状態だったころからずっとこの状態が続いているって、池袋さんが言ってた。
「いやだ」
「ケントさんが体調崩したら、俺悲しいよ。湯船にも入ってないんじゃないの? 疲れ取ってきてよ」
「……そうだな。明日そうする」
「うん」
翌日、いつものようにケントさんと別れたが、すぐに戻ってきた。
「いっしょに帰るぞ」
「……え?」
ケントさんは、俺の外泊届けを出したそうだ。
いつのまにか主治医の許可を得たらしい。
「え、ええ━━━?!」
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