フィクション作家

さぺろっと

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この物語は。

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『その曲が終わるとき、私は天地が逆さになったような感覚を覚え、自分の意思とは裏腹に、名の知れぬ底辺YouTuberの動画に高評価を押し、コメント欄に日本政府への愚痴を垂れ流していた。』

あなたは、初めて他人に暴力をふるった日のことを覚えていますか?
私は覚えています。小学2年生の、2学期の、国語の授業の、その終わりです。
凶器は縄跳び。
被害者の名前は××××。
この日から、この日の、この瞬間から、私の人生、歯車が噛み合わなくなりました。
私は小2の時、中1の数学を勉強していました。
クラスの中で私だけが、マイナスの計算を知っている。1より少ないのが0で、0より少ないのが-1。その事実を、私だけが知っている。そう、私はお前らとは違うんだ。お前らとは生きている世界も、見えている世界も、違う。そうやって、春のそよ風程度で飛んでいってしまいそうな、そんな脆い優越感に縋りながら、なんとか集団の中で平静を保っていました。

中学3年生のときの担任の先生が学期末に、「【 】くんは自分の芯をしっかり持っていて、きちんと主張ができますが、折れるべきところではちゃんと折れることもできます。」と私を評していたのをふと思い出しました。

『元カノと過ごした日々、その中で、彼女が私に微笑んだその数だけ、果物ナイフをその死に体に振り下ろした。』

ハァ…。
私はこう思いました。
こんなことをしてなにになる。こんなことを綴って、なにになる。
誰がこんな、ケツの青い若造の戯言を、好きこのんで楽しむというのでしょうか。
私…いや僕は、それでも書くことを辞めませんでした。「やめ!」の合図を無視して、回答を諦めませんでした。自分の力のみでは制御することの出来ない"創作意欲"に翻弄される日々は、いつから始まっていたのでしょうか。そして、それはいつ終わるのでしょうか。分からないし分かりたくもありません。ですが…。

今僕は、とある使命感に駆られています。僕がしなくてはならないこと。それは、こうです。こう、付け加えること。




















"この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は全て架空であり、実在のものとは一切関係ありません。"
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