5 / 6
5話
第5話
しおりを挟む
「いいかー?今日からこのクラス、1年2組の担任となる樽宮だ。お前らもう中学生だぞ?ガキはガキでも少し大きくなったわけだ。いつまでも小学生気分でいたら締め上げるからなー?」
樽宮忍。見た目年齢は20代後半…か。気だるそうな態度の教師というイメージ。なんだか怖そうだな。怒らせないでおこうと思った。
教室をぐるりと見回してみる。斜め後ろ方向にいるカエデと目が合った。会釈した。斜め前方向にいるさっきの男の子と目が合った。会釈した。
さて、私から話しかけてみたりしてもいいのかな。後ろを振り返ってみる。ボブヘアーの女の子だ。
「あの先生、なんだか怖そうだねー。」「…」
!?無視されてしまった…。だがしかし、こんなくらいでめげる私ではない。
「私!矢内歌奈っていうんだ!よろしく!」
少し声量を上げてみた。
「ふぇぇ!?あ、はい!ボク?富田ひなです…!よ、よろしくね?」
なんだ、最初のは聞こえなかっただけみたい。驚かせちゃったみたい、恥ずかしいな…。
ヒナの印象は、小動物系?どついたら吹っ飛びそうな体型をしていて、守ってあげたくなるような、そんな女の子だ。
さて、今度は前の子に話しかけてみようかしら。
トントン、肩を叩く。
「あの、初めまして、矢内歌奈です。よろしくね。」
振り向いてくれた女の子は前髪を上げてデコ出しをしている。ちょっと気の強そうな印象を受けた。
「あぁ?あぁ、よろしく。成田さえだよ。なんかー、あの先生ウザくね?締め上げるとか、やってみろよって感じ。」
…。
「だよねー分かるかも。」
この人はアレだな。媚を売っとかないと後々敵に回したりしたら大変なタイプだ。
サエは左、つまり私の左斜め前の男子と話をし始めた。
「なあミノ、おめータバコくせぇよ。バレたらどうすんの。」「あれ、サエって吸ってないんだっけ。」「もうやめたよ。先輩が吸ってたから合わせてただけ。」
!?ああ、なんという…こいつらタバコなんて吸ってるのか…絶対関わらない方がいい気がするな。このミノと呼ばれている男子の見た目は野球少年という感じで髪型は坊主だ。いかにもガキ大将という感じで、タバコ以外にもヤバいことをしてそうだ。偏見か、それは…。
この後諸連絡などを聞き、保護者宛の手紙を受け取り、自己紹介カードたるものを渡された。
樽宮忍。見た目年齢は20代後半…か。気だるそうな態度の教師というイメージ。なんだか怖そうだな。怒らせないでおこうと思った。
教室をぐるりと見回してみる。斜め後ろ方向にいるカエデと目が合った。会釈した。斜め前方向にいるさっきの男の子と目が合った。会釈した。
さて、私から話しかけてみたりしてもいいのかな。後ろを振り返ってみる。ボブヘアーの女の子だ。
「あの先生、なんだか怖そうだねー。」「…」
!?無視されてしまった…。だがしかし、こんなくらいでめげる私ではない。
「私!矢内歌奈っていうんだ!よろしく!」
少し声量を上げてみた。
「ふぇぇ!?あ、はい!ボク?富田ひなです…!よ、よろしくね?」
なんだ、最初のは聞こえなかっただけみたい。驚かせちゃったみたい、恥ずかしいな…。
ヒナの印象は、小動物系?どついたら吹っ飛びそうな体型をしていて、守ってあげたくなるような、そんな女の子だ。
さて、今度は前の子に話しかけてみようかしら。
トントン、肩を叩く。
「あの、初めまして、矢内歌奈です。よろしくね。」
振り向いてくれた女の子は前髪を上げてデコ出しをしている。ちょっと気の強そうな印象を受けた。
「あぁ?あぁ、よろしく。成田さえだよ。なんかー、あの先生ウザくね?締め上げるとか、やってみろよって感じ。」
…。
「だよねー分かるかも。」
この人はアレだな。媚を売っとかないと後々敵に回したりしたら大変なタイプだ。
サエは左、つまり私の左斜め前の男子と話をし始めた。
「なあミノ、おめータバコくせぇよ。バレたらどうすんの。」「あれ、サエって吸ってないんだっけ。」「もうやめたよ。先輩が吸ってたから合わせてただけ。」
!?ああ、なんという…こいつらタバコなんて吸ってるのか…絶対関わらない方がいい気がするな。このミノと呼ばれている男子の見た目は野球少年という感じで髪型は坊主だ。いかにもガキ大将という感じで、タバコ以外にもヤバいことをしてそうだ。偏見か、それは…。
この後諸連絡などを聞き、保護者宛の手紙を受け取り、自己紹介カードたるものを渡された。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
愛しているなら拘束してほしい
守 秀斗
恋愛
会社員の美夜本理奈子(24才)。ある日、仕事が終わって会社の玄関まで行くと大雨が降っている。びしょ濡れになるのが嫌なので、地下の狭い通路を使って、隣の駅ビルまで行くことにした。すると、途中の部屋でいかがわしい行為をしている二人の男女を見てしまうのだが……。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる