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4話
第4話
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「只今より、第63回C山中学校入学式を挙行致します」
だそうです。
早く着いたので私は1番前の席に着席した。隣の子とかに挨拶した方がいいのかな。と思っていた矢先、後ろの女の子に声をかけられた。
「何小?」「A谷小です。」「タメ口でいいって!私はB川小だよ。木村楓っていうのよろしくね!」「矢内歌奈です…だよ。よろしく…。」
木村楓。背は高くて顔はなんとなく優しそう。初対面の人とも簡単に打ち解けられるタイプみたいだ。この人と卒業まで友達でいられたりして…、などと期待してみる。
「おっと。」
さっきもらった、制服の胸ポケットにある造花を落としてしまった。あらら、隣の席の方に落ちたみたい。
「あの、これ」
拾ってもらった。男の子に。照れ屋モード発動。
「あ、ありがとう…。」
隣の男の子は照れくさそうにして造花を手渡ししてくれた。冴えない顔をしている。そう思った途端緊張しなくなった。我ながら失礼な。
「只今より、第63回C山中学校入学式を挙行致します」
これから中学生としての生活が始まる訳だが、やはり1番重要なのは友達関係だ。このC山中学校には主に2つの小学校の生徒が集まってきている。A谷小学校とB川小学校だ。そして、私が今まで通っていたA谷小学校の生徒は少ないはずだ。つまり、ほとんどが初めましての方達の集まりなのだ。何とかしてその初見の人達との交友関係を築かなくてはならない。早めにクラスメイトの顔と名前を一致させて、誰と仲良くするべきか、また、誰を避けるべきかを選別するのだ。
「以上をもちまして、第63回入学式を閉会致します。生徒諸君は先程紹介された各クラスの先生の指示に従って、自分の教室へ移動してください。」
だそうです。
早く着いたので私は1番前の席に着席した。隣の子とかに挨拶した方がいいのかな。と思っていた矢先、後ろの女の子に声をかけられた。
「何小?」「A谷小です。」「タメ口でいいって!私はB川小だよ。木村楓っていうのよろしくね!」「矢内歌奈です…だよ。よろしく…。」
木村楓。背は高くて顔はなんとなく優しそう。初対面の人とも簡単に打ち解けられるタイプみたいだ。この人と卒業まで友達でいられたりして…、などと期待してみる。
「おっと。」
さっきもらった、制服の胸ポケットにある造花を落としてしまった。あらら、隣の席の方に落ちたみたい。
「あの、これ」
拾ってもらった。男の子に。照れ屋モード発動。
「あ、ありがとう…。」
隣の男の子は照れくさそうにして造花を手渡ししてくれた。冴えない顔をしている。そう思った途端緊張しなくなった。我ながら失礼な。
「只今より、第63回C山中学校入学式を挙行致します」
これから中学生としての生活が始まる訳だが、やはり1番重要なのは友達関係だ。このC山中学校には主に2つの小学校の生徒が集まってきている。A谷小学校とB川小学校だ。そして、私が今まで通っていたA谷小学校の生徒は少ないはずだ。つまり、ほとんどが初めましての方達の集まりなのだ。何とかしてその初見の人達との交友関係を築かなくてはならない。早めにクラスメイトの顔と名前を一致させて、誰と仲良くするべきか、また、誰を避けるべきかを選別するのだ。
「以上をもちまして、第63回入学式を閉会致します。生徒諸君は先程紹介された各クラスの先生の指示に従って、自分の教室へ移動してください。」
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