2 / 14
戦い②
しおりを挟む
「痛い。痛い」
カプセルの中で目を覚ますと、腕の周りの電熱線が真っ赤になって、俺右の上腕部を焼いていた。
夢で起きたことは、このカプセルの中で現実に起こるように設定されている。
俺は夢の中で、右上腕部を少し斬られた。だから、現実のこのカプセルの中では、右上腕部に当てられた電熱線が作動する。
例えば、夢の中で腕を失ったら、カプセルの中で腕が焼き切られる。ギロチンに掛けられると、首が焼き切られ、死を迎える。
ここに来る者たちはそれを承知で、カプセルの中に入る。
何が原因でこんなことをしているのか? というと、全ては五年前の戦争だった。
水素爆弾が世界中で炸裂して、ほとんどの人類は死を迎えた。各国、一万人も残っているかどうかである。
生き残った人々は残存放射の弱い所に移り住んで、さらに生き残りをかけた。
ここはかつて、東京ドームとか呼ばれていた建造物があった場所だ。その跡地に、二つの五十階立てのビルが建てられている。
日本では唯一、ここが残存放射能がない場所だ。
わずか一万人ばかりの生き残りたちが、日本中から集まって、ここで暮らしている。暮らしているというよりも、安心するために集まってきた。
ここに集まった人は、「システム」を構築し始めた。
全くの焼け野原で、放射能の影響の中、行動が制限されている世界で希望を持たずに暮らしていくよりも、頭に電極をつないで、Alの作る夢想社会に投入されて、そこで生き抜いていく方法を選んだ。
夢の世界なので現実を逃避できるし、夢の中で自由に生ききることができる。
2つのビル全体が「夢見システム」である。
システムの本当の名は知らぬ。ただ、システムと皆呼んでいるので、俺もそう呼んでいる。
頭をカプセルから上げると、一面、ぎっしりとカプセルが並べられていた。各階に千個のカプセルが並んでいる。
カプセルは白く、何の彩色もされていない。
誰がこんなシステムを作ったのかわからぬ。
よほど頭よい奴に違いない。
カプセルの中で目を覚ますと、腕の周りの電熱線が真っ赤になって、俺右の上腕部を焼いていた。
夢で起きたことは、このカプセルの中で現実に起こるように設定されている。
俺は夢の中で、右上腕部を少し斬られた。だから、現実のこのカプセルの中では、右上腕部に当てられた電熱線が作動する。
例えば、夢の中で腕を失ったら、カプセルの中で腕が焼き切られる。ギロチンに掛けられると、首が焼き切られ、死を迎える。
ここに来る者たちはそれを承知で、カプセルの中に入る。
何が原因でこんなことをしているのか? というと、全ては五年前の戦争だった。
水素爆弾が世界中で炸裂して、ほとんどの人類は死を迎えた。各国、一万人も残っているかどうかである。
生き残った人々は残存放射の弱い所に移り住んで、さらに生き残りをかけた。
ここはかつて、東京ドームとか呼ばれていた建造物があった場所だ。その跡地に、二つの五十階立てのビルが建てられている。
日本では唯一、ここが残存放射能がない場所だ。
わずか一万人ばかりの生き残りたちが、日本中から集まって、ここで暮らしている。暮らしているというよりも、安心するために集まってきた。
ここに集まった人は、「システム」を構築し始めた。
全くの焼け野原で、放射能の影響の中、行動が制限されている世界で希望を持たずに暮らしていくよりも、頭に電極をつないで、Alの作る夢想社会に投入されて、そこで生き抜いていく方法を選んだ。
夢の世界なので現実を逃避できるし、夢の中で自由に生ききることができる。
2つのビル全体が「夢見システム」である。
システムの本当の名は知らぬ。ただ、システムと皆呼んでいるので、俺もそう呼んでいる。
頭をカプセルから上げると、一面、ぎっしりとカプセルが並べられていた。各階に千個のカプセルが並んでいる。
カプセルは白く、何の彩色もされていない。
誰がこんなシステムを作ったのかわからぬ。
よほど頭よい奴に違いない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる