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第5章 老翁との出会い
5―11 VSジャイアントモール③
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駆けてくるエルフェリオンを迎撃するため、ジャイアントモールは魔力によって岩石を作り出して放つ。
ドゴォッ!
地面をさらに強く蹴って加速したエルフェリオンの背後で岩石が重い音を立てる。それにかまわず一気に間合いを詰めてくるエルフェリオンにジャイアントモールが左前脚の鋭い爪を振り上げる。
「アイシクル・ショット!」
アルナがすかさず攻撃魔術を撃つ。聖杖から飛び出した氷柱がジャイアントモールの左前脚に刺さる。
「ヴォゥゥゥッ!」
それでもジャイアントモールは止まらない。間近に迫ってくるエルフェリオンに狙いを定めて爪を振り下ろす。
「けっ、モグ公がぁ!」
サイドステップで躱したエルフェリオンは、邪龍槍をジャイアントモールの左前脚の側面に突き立てた。
「ブギュァァァァァァッ!」
激痛に声を上げるジャイアントモールの左前脚に飛び乗ったエルフェリオンは、邪龍槍で足下を斬り裂きながら肩へと駆け上がっていく。
「ヴワァァァ!」
怒りに狂ったジャイアントモールが全身を激しく揺すってエルフェリオンを落とそうとする。
「っの野郎!」
体毛を掴んだエルフェリオンは邪龍槍を邪龍剣に変形させて肩に突き刺す。
「ギュヴァァァァァァァァッ!!」
ズゥゥゥゥン……
絶叫をあげたジャイアントモールの巨体が崩れ落ちる。
「エルフェリオン!」
アルナが叫ぶ。それが意味することを理解しまエルフェリオンは速やかにジャイアントモールから離れた。
「バーニング・ガトリング!」
エルフェリオンの退避を確認したアルナが火炎弾を連射する。
「ギュゴォォォォォ!!」
火炎に包まれたジャイアントモールが絶叫して暴れまわる。
「ムゴォォォォォォッ!!!!」
両前脚が使えなくなり、身体中に深手を負い、全身を焼かれたジャイアントモールは最後の力を振り絞ってアルナに猛然と突っ込んでいく。
「逃げろ、アルナ!!」
邪龍剣を構えたエルフェリオンがジャイアントモールのあとを追う。だが、間に合わない。
「そこまでじゃぞい。闘気戦術・突穿!」
アルナとジャイアントモールの間に割って入ったハオウが短剣から闘気を放つ。それはジャイアントモールの身体を貫き、確実なる死をもたらした。
ピキピキピキッ……バキィンッ
短剣はその役目を終えたかのようにひび割れて砕け散るのだった。
ドゴォッ!
地面をさらに強く蹴って加速したエルフェリオンの背後で岩石が重い音を立てる。それにかまわず一気に間合いを詰めてくるエルフェリオンにジャイアントモールが左前脚の鋭い爪を振り上げる。
「アイシクル・ショット!」
アルナがすかさず攻撃魔術を撃つ。聖杖から飛び出した氷柱がジャイアントモールの左前脚に刺さる。
「ヴォゥゥゥッ!」
それでもジャイアントモールは止まらない。間近に迫ってくるエルフェリオンに狙いを定めて爪を振り下ろす。
「けっ、モグ公がぁ!」
サイドステップで躱したエルフェリオンは、邪龍槍をジャイアントモールの左前脚の側面に突き立てた。
「ブギュァァァァァァッ!」
激痛に声を上げるジャイアントモールの左前脚に飛び乗ったエルフェリオンは、邪龍槍で足下を斬り裂きながら肩へと駆け上がっていく。
「ヴワァァァ!」
怒りに狂ったジャイアントモールが全身を激しく揺すってエルフェリオンを落とそうとする。
「っの野郎!」
体毛を掴んだエルフェリオンは邪龍槍を邪龍剣に変形させて肩に突き刺す。
「ギュヴァァァァァァァァッ!!」
ズゥゥゥゥン……
絶叫をあげたジャイアントモールの巨体が崩れ落ちる。
「エルフェリオン!」
アルナが叫ぶ。それが意味することを理解しまエルフェリオンは速やかにジャイアントモールから離れた。
「バーニング・ガトリング!」
エルフェリオンの退避を確認したアルナが火炎弾を連射する。
「ギュゴォォォォォ!!」
火炎に包まれたジャイアントモールが絶叫して暴れまわる。
「ムゴォォォォォォッ!!!!」
両前脚が使えなくなり、身体中に深手を負い、全身を焼かれたジャイアントモールは最後の力を振り絞ってアルナに猛然と突っ込んでいく。
「逃げろ、アルナ!!」
邪龍剣を構えたエルフェリオンがジャイアントモールのあとを追う。だが、間に合わない。
「そこまでじゃぞい。闘気戦術・突穿!」
アルナとジャイアントモールの間に割って入ったハオウが短剣から闘気を放つ。それはジャイアントモールの身体を貫き、確実なる死をもたらした。
ピキピキピキッ……バキィンッ
短剣はその役目を終えたかのようにひび割れて砕け散るのだった。
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