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4章 ラミーネル攻略戦
63話 セラ&ウィナーVS怪物タハルジャ②
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「ぜぇぇやぁぁぁっ!!」
ウィナーのクレイモアによる斬撃が何度も何度も繰り返し放たれる。
「クククク…。何か作戦でも思い付いたのかと思ったのだが、これでは何も変わらないではないか。もっとも、神であるわたしに歯向かうこと自体が無駄であり、罪なのだがね!」
怪物タハルジャは杖を高々と掲げて一気に振り下ろす。
キィィンッ
振り下ろされた杖をクレイモアで受け流し、隙が生じた怪物タハルジャの腹部にウィナーの渾身の一撃を叩き込む。
ザシュッ
クレイモアの刃が怪物タハルジャに傷を負わせる。
「バカな!?」
怪物タハルジャは驚きの声を漏らす。が、すぐに平静を取り戻した。
「だが、この程度のダメージではわたしを倒すことなどできはしないぞ。いい加減に諦めるがいい!!」
怪物タハルジャは愛用の杖を振り抜く。ウィナーは素早く後方に飛び退いてクレイモアの切っ先を向けて構える。
「火属性最上級魔術!!」
「ぬぐぅっ!」
怪物タハルジャがウィナーに気をとられている隙に背後から近付いたセラが、その背中に至近距離からの火属性最上級魔術を叩き込む。凄まじい衝撃を受けた怪物タハルジャは前方に吹き飛ばされる。
そのタイミングに合わせてウィナーは全速力で怪物タハルジャとの間合いを一気に詰める。
ズブッ!!
セラの火属性最上級魔術を至近距離から受けたことで前方に勢いよく吹き飛ばされた怪物タハルジャに、全速力で間合いを詰めてきたウィナーがクレイモアの切っ先を突き出す。怪物タハルジャの腹部の傷口に吸い込まれるように入っていったクレイモアはそのまま背中を貫通した。
「ぐぅぉぉぉぉぉっ!!」
怪物タハルジャの絶叫がアルスフェルト城に響く。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
ウィナーはこの機を逃さず大剣クレイモアを渾身の力を込めて横に凪いだ。怪物タハルジャの身体は内側から斬り裂かれ鮮血が飛散する。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
再び怪物タハルジャの絶叫が響く。
「まだ終わりではないですわよ!」
セラは怪物タハルジャの眼前に躍り出ると右手を腹部にかざす。
「火属性上級魔術!」
怪物タハルジャの腹部から夥しい血液が流れる。
「ガァァァァァァァッ!!!」
セラは絶叫する怪物タハルジャの口に左手を向ける。
「火属性最上級魔術!」
セラの最強魔術を体内に撃ち込まれた怪物タハルジャは床に仰向けに倒れた。もはや死を待つだけの状態である。
「苦しいだろ。痛ぇだろ。それは、てめぇが欲望を満たすために親友を手にかけ、親友とその息子を反逆者に仕立て上げて殺そうとした報いってやつだ。てめぇのせいでアルフォスの旦那がどんな目に遭ってきたか考えたこともねぇだろうがな。けど、もう楽にしてやるよ。てめぇが殺した、てめぇの親友の剣でな!」
ウィナーはクレイモアを苦しげに喘いでいる怪物タハルジャの頭部に突き刺した。
「あ……り…が……」
最後まで言い終わる前に怪物タハルジャは息を引き取った。
「あの世でアルフォスの旦那の親父さんに謝るんだぜ……」
ウィナーは瞼を閉じ、たった今死んだ強敵の冥福を祈った。
ウィナーのクレイモアによる斬撃が何度も何度も繰り返し放たれる。
「クククク…。何か作戦でも思い付いたのかと思ったのだが、これでは何も変わらないではないか。もっとも、神であるわたしに歯向かうこと自体が無駄であり、罪なのだがね!」
怪物タハルジャは杖を高々と掲げて一気に振り下ろす。
キィィンッ
振り下ろされた杖をクレイモアで受け流し、隙が生じた怪物タハルジャの腹部にウィナーの渾身の一撃を叩き込む。
ザシュッ
クレイモアの刃が怪物タハルジャに傷を負わせる。
「バカな!?」
怪物タハルジャは驚きの声を漏らす。が、すぐに平静を取り戻した。
「だが、この程度のダメージではわたしを倒すことなどできはしないぞ。いい加減に諦めるがいい!!」
怪物タハルジャは愛用の杖を振り抜く。ウィナーは素早く後方に飛び退いてクレイモアの切っ先を向けて構える。
「火属性最上級魔術!!」
「ぬぐぅっ!」
怪物タハルジャがウィナーに気をとられている隙に背後から近付いたセラが、その背中に至近距離からの火属性最上級魔術を叩き込む。凄まじい衝撃を受けた怪物タハルジャは前方に吹き飛ばされる。
そのタイミングに合わせてウィナーは全速力で怪物タハルジャとの間合いを一気に詰める。
ズブッ!!
セラの火属性最上級魔術を至近距離から受けたことで前方に勢いよく吹き飛ばされた怪物タハルジャに、全速力で間合いを詰めてきたウィナーがクレイモアの切っ先を突き出す。怪物タハルジャの腹部の傷口に吸い込まれるように入っていったクレイモアはそのまま背中を貫通した。
「ぐぅぉぉぉぉぉっ!!」
怪物タハルジャの絶叫がアルスフェルト城に響く。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
ウィナーはこの機を逃さず大剣クレイモアを渾身の力を込めて横に凪いだ。怪物タハルジャの身体は内側から斬り裂かれ鮮血が飛散する。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
再び怪物タハルジャの絶叫が響く。
「まだ終わりではないですわよ!」
セラは怪物タハルジャの眼前に躍り出ると右手を腹部にかざす。
「火属性上級魔術!」
怪物タハルジャの腹部から夥しい血液が流れる。
「ガァァァァァァァッ!!!」
セラは絶叫する怪物タハルジャの口に左手を向ける。
「火属性最上級魔術!」
セラの最強魔術を体内に撃ち込まれた怪物タハルジャは床に仰向けに倒れた。もはや死を待つだけの状態である。
「苦しいだろ。痛ぇだろ。それは、てめぇが欲望を満たすために親友を手にかけ、親友とその息子を反逆者に仕立て上げて殺そうとした報いってやつだ。てめぇのせいでアルフォスの旦那がどんな目に遭ってきたか考えたこともねぇだろうがな。けど、もう楽にしてやるよ。てめぇが殺した、てめぇの親友の剣でな!」
ウィナーはクレイモアを苦しげに喘いでいる怪物タハルジャの頭部に突き刺した。
「あ……り…が……」
最後まで言い終わる前に怪物タハルジャは息を引き取った。
「あの世でアルフォスの旦那の親父さんに謝るんだぜ……」
ウィナーは瞼を閉じ、たった今死んだ強敵の冥福を祈った。
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