白き狼と黄金羊は見る夢が違う -白金の乙女と幻想騎士団-

りんごパイ

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R18 羊は踊り、雷神は舞う 1

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領都ファティニール
本邸 レイン私室


煌力車椅子が走る。

 君を乗せ、走る、走る。

君の想いを乗せて、走り回る。


”…ティナ姉を探しに行ける。”

”もっと練習して、そして、地図を買って…止められるから誰にも気づかれないように。”


キュゥーーーーん、車輪が回る。

 これからの作戦を練るのだ、練る、練る、練る…

  わん~わんわ~ん、コロ助が舞う。

 キュゥーーーーん、キキッ!

   練る、練る、練る…知恵が回る、車輪が回る、自分も回る。

片側の車輪が減速し、回転する。スピンターンだって出来るようになった。

  わん~わんわ~んと、コロ助もレインの周りを走る。

「コロ助、ははは…負けないぞぉー」

レインの心が踊る。
ティナ姉が、レインの突然の来訪に驚く顔が見れると信じていた。
怒られてしまうかもしれないが、レインは貴女の顔が見たいのだ。

ワォーーーーーん

コロ助がレインを追いかける…真横に、シャキッと並ぶコロ助。

”僕は、君のナイト、シュバリエさ”

小さなナイトは、胸を張る。

ワォーーーーーん

レインが後ろに振り向く先には誰も居ない。
いるようで、居ないような、曖昧な存在。

「…遅いなら、置いてくぞ!サリエル!」

見えない影も追いかける…

”待ってぇー、置いてかないでぇー”


見えない影…事情を知らないものが『悪魔』と恐る…レインの天使。

天使の名は、サリエル。
黒き翼を広げ恐怖を撒き散らす幻影。

レインは、サリエルを認める事にした…サリエルが言う。

”ティナ姉…何処にいるか、知ってるよー。だかーら?一緒に居れるぅ?” 後日。


工房の技術者を呼び、何度か調整してもらい、改良を施し煌力車椅子は商業化できそうな程完成度を高めていった。
レインが複数属性持ちのお陰で、魔導石の問題の改善点が見つかりやすいのだ。
レインがわからない属性問題があるとするなれば、それは火属性だ!と、消去法で分かるのだ。
皆が知っているレインの属性は水と風のみとなっているが、属性の掛け合わせが出来るから。と、伝えてあるので三属性を使っているのは隠し通せていた。


ケイトが、レインにそっと告げる。

「アブローラ様が心配されてます、若様のその車椅子を乗る姿を見たいと思っているはずですよ。」

レインは、アブローラが自分がティナを探しに行こうとしているのに気づいてしまうのではないかと、不安があった。

「母上が自分を心配しているのは分かるけど…」

アブローラの心配している顔が脳裏に過る…だが、自分がティナを探しに行こうものならアブローラはどう思うだろうか…胸が締め付けられる。

「…うん、分かった。もう少しうまく出来るようになったら、見せに行くよ」
と、レインは答えるのだ。






領都ファティニール
本邸 アブローラ私室


アブローラは、いつものポーカーフェイスで通達する。

「今日は、古い友人が訪ねてくるので人の出入りは無しだ。」

侍女に指示を出し、顎に可憐な指を当て…少し悩む。

「夕食は、その友と一緒に会食したい。レインに会食の用意を伝えといてくれ」

部屋には、ワインを始め酒類と果物と軽食が用意されていた。
ベッドは無論新品のシーツに代えてある気の利かせ具合だ。
そのサイドテーブルの脇には、こっそり避妊具が置かれているのも侍女達は知っている。
勿論、知らないことになっているが。

「分かりました…」

侍女達は深々と頭を下げた。


”あらあら、それまで何をしているのかしらね?”

と、詮索してしまうのが侍女という生き物だ。

”きっと、積もる話があるのよ…古い御友人らしいから…うふふ”

彼女達は噂話がないと生きていくとこが出来ない生き物なのだ。
毎日、毎日、根も葉も無い噂話から、決定的瞬間に出くわしたりと…忙しいのだ。

”今日は、帰りが仕事以外で帰宅が遅くなるらしいわよ。『お仕事』大変ね、うふふ”

”例の高級ホテルに呼び出されてたみたい…夜の打合せね…使ってみたいわね、朝帰りでしょうけど。”

1人の男だけとは思わないだろう…

”今日も帝国府の官僚様とお約束があるらしいわ。”

”どうしよう、氷結の雷神様の…見てしまったわ…まるで獣よ、お尻を天高く突き出して四つん這いになって咥えてるのよ。”

”貴方のおちんちんが、帝国最強よ!今までしゃぶった中でサイコー、もっと、しゃぶらせてぇーだって”

”最高ランクのシュバリエの貴族様って言ったって私達と同じじゃ無い…お尻を広げられて、おもちゃ入れられているのよ、あははは。”

”普段偉そうにしてるけど、跪いてしゃぶっていたわ!おちんちん大好きぃーだって、吹き出しそうになって大変だったわ”

無論、全てが真実ではないし、全てが嘘でもないのだ。

不敬で処分出来るが夫でない男と盛っている事実があり、それで処分したら恥の上塗りではないか

それが嘘だとしても、事実だとしてもアブローラの不利になるように画策されているのを防ぎようもなく、むしろ開き直っているのは、雷神らしいと言うべきか、さすがアムセトの娘と言うべきか。








レインは、アブローラの私室に行くことを決めた。

自分のことでアブローラが困っているのが感じられたのに…黙ってしまった。

”母上に、ありがとうっ…て言わないと。”

”母上には僕しかいない…”

と、自分に言い聞かせる。
アブローラは酔うとクールビューティーが崩壊し、本音が出てしまう、

”お前がいない世界なら生きていけない…ぶっちゅー”

”世界で一番お前のことを愛している…ぶっちゅー、ベローン”

その別人のような母親を見ると、自分が必要とされていると実感出来レインは幸せだった。


今までは、自力でアブローラの私室まで行けなかったのが、”母上のおかげで来れました”となれば、母上が喜んでくれるかな。と、淡い期待が湧いた。

自分の為に、おそらく特注の煌力車椅子を用意してくれたアブローラに、ちゃんとお礼を言わないのは良くない。と、ティナにも指摘されると思い決心した。

”母上を驚かしてやろう…”と、普段から後ろ向きで、そんな考えなど思いつかない少年が母親の喜んでくれる顔が見たい一心で、ケンケンと一段ずつ車輪を落とし降りていく。
しっかり手すりを掴んで、ケンケンと魔力歩調を合わせ、ケンケンと降りていく。

防犯の都合から、親子でも部屋の階層が違うのだ。
同階だと、2人とも同時に命を失う可能性があるが、別階ならばそのリスクが減らせるという意味合いがあるのだ。

レインが1人で邸内を動き回るなど今までなかった…誰かに付き添って貰わないと広く階段の多いクナイツァー邸で車椅子で移動は難しかったからだ。
レインそのものが引きこもり気味というのもあったのかもしれない。
東屋に行く時は、側つきの者が常に介護しているのだ。



アブローラの私室の前に着き、一呼吸する。
扉を見上げ、頷き覚悟を決める。
コンコン
と、ノックする…が、返事はない。

アブローラは部屋にいないようだ。
じゃあ、帰るかなと思ったが、
何かが閃いたとばかりに笑顔になった。

”驚かせてやろう!”

母親が、驚く姿が目に浮かんだのだ。
客人との対応が終わり、いずれ戻ってくる母上を驚かしてやろうと算段となった。

「失礼しまーす」
と、扉がギィーとなりながら開いた。

返事はあるはずなく、

”あーやっぱりいない
と、がっかりした。

もしかしたら、お昼寝でもしてうたた寝の最中かなとも思ったが、そんなことはなかった。

キューーーんと車輪が周り、滅多に来ないアブローラの私室を眺めていた。

レインが見つからないので侍女達が慌てふためいていることなど知る由もない。
同フロアから自力で出た事がないレインがいないのだ、慌てないはずがない。

コロ助は、現在ゴールデン オヤツ タイムなので自室から出てこない。だからこそ、今の時間帯を狙ったのだ。
アブローラが私室にコロ助が来ることを好まないのは分かっていたからだ。

ふと、レインの視線に留まるものがあった。
レインは、机の上に置かれたくしゃくしゃの紙に目がいった。

見なければならない…そんな気がした。

より、正確に言うと…微かだが、愛おしいと感じる魔力残滓を感じたのだ。



拝啓

若様、お元気でしょうか。

私は、今北部の巡回に出ています。
北部は美しい自然がありますが、人には危険な場所が多いです。
マルテール領内で良ければ、私が若様をお連れします。
ファティニールや他の街に比べるとマルテールの居城は、どの街より小さいのですが活気では負けません。
母なる大河の辺りを一緒に散策したいですね。
その先には、青い湖と滝が素晴らしいので若様に見て貰いたいです。
今回の巡回は、危険はないので心配しないでください。
巡回スケジュールが予定通りにいかないので時間がかかりそうです。

お土産は何がいいか非常に悩みますが、期待しておいて下さい。

ティナ


バタン!
と、何処かのドアが閉められた音が室内に響く。

「!!」

声こそ出なかったが、レインの心臓は口から飛び出しそうになった。

”この勢い、この魔力波動…母上だ”
若干呆れ気味だが、分かりやすい波動を感じ、隠れるかと考える余裕があった。


今日は客人が来ると聞いていたが、挨拶するにも相手の名も教えられていないのだ。
疑問に思う…のが普通だ。

”誰か来るとは聞いてはいたけど…”

と、なぜ私室に戻って来るのだろうか?と、思いながら、隣の部屋から扉の隙間を使い、そぉっと覗く…レインは見てしまった。
アブローラに抱きつく見たことのない男。

くしゃくしゃの手紙を自分の内ポケットに入れる。
出て行くべきか、悩むが…こちらに向かってくる。

アブローラの私室に無断に入ってしまったのは事実だったので、母上になんて言い訳しようとも思うのだが、何故ティナからの自分宛の手紙が丸められクシャクシャになっているのか、気
になっているのだが、そもそも、アブローラに抱きついている男は誰?。

どうしてもアブローラ本人に、直接確認したいと思ったのだ。

「母上?」
一人はアブローラとすぐ分かったが、もう一人いるのが分からなかった。

隣の部屋とのドアの隙間から見えるのは2人、アブローラと見知らぬ男が入ってきた。

「ちょっと、待て。」
と、アブローラがうんざりしながら肩に左腕を回し抱きついてきた男を引き離そうとする。
カチャッと、扉の鍵が閉められた。

「ふふふ、早く脱げよ。」
アブローラの肩に顎を乗せ男は迫る。
左腕を回し、アブローラの顔を自分に近づけさせる。
右手はアブローラのメロンのような乳房を鷲掴みにしていた。

むんずっ

音がしそうな量感に乳が弾む、心が弾む。
後ろから両乳を鷲掴みし持ち上げる。

”肩が凝っちゃうだろ?”
円を描くように揉みほぐす…

”解してやるよ、大好きだろ?”
アブローラが一番喜んでくれる揉み方を熟知している男なのだ。

「手を離せ!この馬鹿!がつくな!」

「床でするか?ベッドがいいか?」
両乳を揉みしだく。

キュッ、キュッ

揉み上げながら先端を指で弾く。
アブローラは、左腕で男の頭を抱え視線を逸らし漏らす。

キュッ、キュッ

「床は痛い…」
男は服の上から、アブローラの乳房の先端が充血しているの見逃さない。
息が乱れ始めるのも見逃さない…男は、優秀な狩人でもあるのだ。
両手の指先がアブローラの喜ぶ力具合に弄り倒す。

キュッ、キュッ

「じゃあ。隣に行こうか」
と、男はニヤけアブローラの頬をペロリと舐めた。
「…ふん」
と、顔を逸らした。

「当ててやろうか、…替えの下着が入りそうだな」
ドンっと、アブローラの肘打ちが男の溝うちに炸裂する。
氷結の肘打ちが炸裂する…シュバリエでなければ、内臓破裂確定であり、低ランクシュバリエでも、アウトだ。

「…ぅぐ、あ、アブローーーら酷く…なぃかぁ?」

「ふん、早くしろ粗チン!」
照れ隠しのような朱が入った顔で男を見下げる。

「もう、…大好きなくせに、でへへへ」
男は殴られても嬉しそうなのが、レインには不思議だった。
殴られた男が、るんるんと声が出るのではないのかと思うほどの軽い足取りだ。

”こっちにクルゥーーー!!”
心拍がばくばく上がり始める。
レインは慌てる。

”隠れなきゃ!隠れなきゃ!隠れなきゃ!”

レインはクルンクルンと車椅子を動かし周囲を見回す。

”どうしよう?、どうしよう?”

”見ていたこと”をアブローラに知られてはいけない気がした。

ベットの右奥にある…ウォーキングクローゼットが視界に入った。
レインは、右手に風魔導を発生させ、クロゼットのドアを開かせる。
煌力音と車輪の音がするの風魔導で押さえ込む…車輪同様、知恵は回っていた。
発生している音を、押さえ込んだ。

ガチャっ
と、開かれる扉と閉じられる扉の奇跡のランデブー。
クローゼットに入り込んだと同タイミングで扉が開く。

外の様子をそっと隙間から目をやる。
不安からか、思わず生唾を飲み込んでしまう。


ドォンとアブローラがベッドに乱暴に押し倒された。
男がそのままアブローラに馬乗りになり、ブラウスとブラジャーが捲し上げる。

レインの目には、それがまるでスローモーションのように見えた。
緩やかに、弧を描きその肢体が宙を舞い、衣服が掻き毟られていく。

ぶるん、ぶるるん

音がしているのではないかと思わせるほどの勢いで、アブローラの乳房がブラジャーという拘束具から解放されて飛び出して来る。

「すぐ、よくしてやるって」

ぶるん、ぶるん
と、返事をしていると言わんばかりに揺れる乳をニヤけながら、アブローラの両腕を押さえ付けその首筋に舌を這わす。
舌の腹で舐め尽くす。
アブローラの味を舌に刻み込み、自分の匂いを染み付けるのだ。

目を瞑り顔を背けるアブローラ。

男は両手一杯に溢れ出る乳房の量感を楽しみつつ鷲掴みにする。

「お前のおっぱい…素敵だぁ…」

男の目には、キラキラ神々しい光り輝く宝物ように思えた。
メロンのような大振りの乳を両手で掴む…ぷっくり乳輪が祭壇のように神が降りてくるのを待っているようだ。

なんども、何度も乳房が変形するほど拝み倒すかのように揉みしだき、祈る。
”あー神よ、大いなる乳の神よ、我が願い聞き給え…我を救いたまえ”
と…弩龍に捧げる祈りより真剣にだ。

”あー、乳の神よ”

『おっぱいの神様』が顕現するのを祈るのだ。

その時だった。
彼の願いは顕現する。
”にょききっ!”
乳輪の中央に窪みからと固くなった乳首が、まるで音を立てているかのように山のようにせり上がってきたのだ。
深い渓谷から、御本尊が呼び覚まされる。

”あー、僕は君に逢う為に、生まれてきたんだ”

男には、乳輪の奥に隠れていた恥ずかしがり屋さんが、ぷくっと顔を出してきて、プルプル震え様に、”ねぇ、ねぇ可愛がってぇ~”と哀願されていると感じた。

”よぉ~し、いっぱい、いっぱい可愛いがってやるからな”と喰いついた。
舌を尖らし念入りに乳輪を右回りに一回、左回りに二回、舌先で乳首の先端舌で一周する。

ぷはぁっ!

と、口を離すと舌を出してペロペロと乳首を舐め始める。

ぱんぱんに充血した乳首が、どうだ!と言わんばかりに充血し自己主張する。


「気持ち良いだろう?アブローラ?」

口づけをしようとしたがアブローラが顔を逸らした。
男はアブローラの乳首を摘み持ち上げる。

「痛い、この馬鹿!」

と、アブローラの声を聞き、男はいやらしく嗤う。

男はアブローラの重力に抗えなくなり垂れ始めた、ただらしない乳が、お気に入りだった。
垂れる前の乳房も覚えている…出産し色づく前の乳首の色も覚えている。
ムーア戦役の時、同ライバルをどう出し抜いて、アブローラとヤるかが軍事作戦案を考えるより真剣に考えていたくらいだ。
そのせいで、被害が拡大したかも知れないが、誰も証明出来ないので男は無実を主張するのだ。

レインも見た事のない圧倒的質量が目の前で踊る。

ぶるん、ぶるん

レインは、アブローラの乳で育っていない。
乳母達の乳で育ってきたのだ。
それ自体は珍しいことではない、次の子を作るために生まれてきた子と母親と離すのは貴族家では普通だ。赤子が乳を吸い乳の形が変形し夫が萎えるのも困るが、妻ではなく母親という認識を持たれてると立つものが立たないことが多いからだ。

だが、アブローラは夫がいない。

なぜか、理由は簡単である。
シロウドの命令で2人は離された。

アブローラとアムセトが粘り強く手元で育てるのを希望し、やっと手元におけたのだ。
魔導封印が一通り終わったから手渡されたという事実は、2人でさえ知らないのだ。

レインが生まれて、その母乳を喜んで飲んでいたのは男達だ。
「母乳が吸いたい」
と、多くの男達にせがまれ、対価の元に吸わせてやった。
分かっているのは、一番飲んだのは、この男だ。
アブローラは、男達のイヤラシイ顔でむしゃぶりつく乳でレインを育てたくなかったのだ。

男はカチャカチャとベルトを外し、自己主張している聖剣を取り出した。
鞘を被ったその先端からは、ヨダレが溢れひくひくしていた。

「おっぱいでシゴいてくれよ」

ヨダレを垂らしている聖剣を胸の谷間に押し付ける。
「そんなちっちゃいのじゃ、挟めないね。」
言ったなぁ~と男が顔を引き攣らせながらいう。

「あんたのが、一番ちっちゃいからさ」
と、駄目押しする。

ガァーーーん
と、音がしそうなほど男のプライドは崩壊し、天を仰いだ。

”おっぱいの神様、これは試練なのでしょうか?”
男が両手を使っても溢れるアブローラの両乳を挟み、自分の聖剣を突っ込む。

”なら、私は決して挫けません!”
男の聖剣が垂らしていたヨダレが、アブローラの両乳に溢れ、音を立て始める。

グチュ、グチュちゅ

 柔肉に挟まれ、ヨダレが潤滑油の如く男の聖剣を扱き、磨き上げる。

  グチュ、グチュちゅ

黒き禍々しい暗黒剣になるのだ。

「待ってろよ、待ってろ…ぶっかけてやる!」

グチュ、グチュちゅ、グチュ、グチュちゅ

「もうちょい、待ってろヨォ。お前は俺のもんだからな!」

 グチュ、グチュちゅ、グチュ、グチュちゅ

”聖剣よ!我に力を!唸れよ、我暗黒剣!!唸れぇ、マイハーーーートぉ!!”
男が脳内で絶叫する!
レインに同属疎通されているのも知らず、絶叫しているのだ。

”聖剣よ!我に力を!唸れよ、我暗黒剣!!唸れぇ、マイハーーーートぉ!!”

「いくぞ、行くぞーーーー」

男はピッチを上げる、声もあげる、男の鼻穴は広がるばかりだ。

こいつ!と舌打ちをするアブローラ。
顔面にぶっかけられてたまるかと、目お瞑りクローゼットに顔を向ける。

男がアブローラの胸の上で前後に腰を動かしている。

レインは、何が起こっているか分からなかった。
アブローラも嫌がっていると言うわけではないし…ただ、ただ呆然としていた。

「受け取れぇ、アブローラ!」
と、男が言い放ち、両乳に挟まれた聖剣を抜き出す…両乳の鞘から剣を抜く…暗黒剣がじゅプンっと音を立て引き抜かれる!!。

…が、

アブローラは目を瞑るのだが、…出てこない。

アブローラが訝って片目を開くと男の手がアブローラの鼻を摘もうとしていた。
「???」
鼻をつままれ口を開かされる。
”あ?しまった”
と、思うのも束の間
開いた口めがけて飛び出してきた。
液体が襲いかかってくる、男は悪い笑みを浮かべる。

ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ

と、アブローラの口の中を目指して勢いよく迸る。

「うっ」
”熱い!”と、顔に跳ねる、匂いにむせる、口の中に飛び込んでくる。
同時に、男は聖剣をアブローラの口の中に押し込んだのだ。

「エクスカリぃバぁーーーーーーあたっくうーーー!!」
 ドピュッ、ドドピュッ、ピュうぴゅ~

アブローラの口の中で、聖剣が跳ねる。

 ドピュッ、ドドピュッ、ピュうぴゅ~
  放たれる想い!その一心に!
   ドピュッ、ドピュうぴゅ~
    ”お前に飲ませたいんだぁーーー!”

”今日の為に、お前に飲ませるのを一日千秋の思いで貯めておいたお前の分だ。”
「ふぅ~」
びゅっビゥ!と、まだ跳ねる暗黒剣。

「ぐっぷっ」
と、アブローラは一瞬噎せるが聖剣を突っ込まれているので息が出来ない。
ごくっ、ごくくっと押し込まれた男が迸った精子を飲み込んていだ。
アブローラの唇から男の精液が溢れ出す。

”スッキリだぜ!”
と、満足気に精子を飲ませた愛しきアブローラの顔を覗き込む。
”俺のは、お前に飲ます為にあるんだ、わかるか?わかるかアブローラ?”
と、言おうものなら半殺しにされるので、男は心の中で吠える。
”どうやったら、俺の気持ちがお前に届くんだ!!”
勝手に葛藤している…バカを横目に雷神様は、御機嫌斜めだ。

喉越しの悪い、どろっとした精液がアブローラの喉を犯す。
ぐふッと飲み込み、ギロリと男を睨む。
口の中が男の味に染まる。
男は、スッキリしたらしくだらしない顔で、アブローラが飲み干すのを見届けていた。
ぶるるっと余韻に浸っているようだ。

”護衛騎士達に、毎日飲ましているくせに!!”
そうだ…アブローラは、思いついたことを実行に移す。
ガリっと
聖剣に歯を立てる。

「いったぁーい」
と、男がなんとも言えない裏返った声が出た。

”千切れでもしたら、治癒魔法で癒してあ、げ、る…でも。これ以上短くなったら、治らないかもね”

アブローラが翻った男を押し倒しニヤける。
嗜虐的に笑みが男に降り注ぐ。
「逆転だね?」
ぶるんぶるんと揺れる胸の前で両手を組み、バキボキと指を鳴らす。
強化魔法で殴殺される恐怖が男を萎縮させる。
男がひっと顔を引きつらせ、聖剣は一瞬で小型化する。

アブローラが男を羽交い締めにし、ディープキスをする。
「ううううううぅ」
と、男がもがく…アブローラが口の中に残っているものを自分のつばに絡めて送り込む。
アブローラが猛禽類の目で、羊を睨みつける。

羊は、諦めて…押し込まれた自分の出した精子を飲み込んだ。

”お帰りなさい”
と、男は自分の味を噛み締めた。

「どう?自分の精子、美味しかった?」
アブローラが羊の耳元で囁くのだ。

「どんな味、詳しく教えて?」

男の上に跨り、半裸のアブローラが嗤う。
上着を脱ぎ捨てると、ぶるんと再び両乳が揺れた。
メロンのような両乳の上に色づいた乳首がツンと天を仰ぐ。
多くの男達が舐めたがり、吸いたがり、揉むことを夢想するアブローラの凶器だ。

左手の人差し指を咥え、いやらしく嗤うのだ。
「あら、坊や…そんなに寂しかったの?」
右手で小さくなった聖剣を摘む。
「たまには遊んであげよっか?」
摘まれた聖剣の鞘を伸千切れんばかりに引っ張った。

男を虜にするアムセトの血筋である『魔性の女』が顕現した。
レインが知らない、母親の顔がそこにあった。

アブローラが自分の右側の乳を持ち上げ乳首を吸う。
左の乳も舐めた…気持ちいいと声を漏らす。

「私の乳は、あんたの精子味になったよ?それでも、吸いたい?」
自分を見下ろし笑うアブローラの視線に震える。
羊は、捕食者に襲われる興奮に支配されつつあった。

どうしていいのか、分からなくて目を瞑ってしまったレイン。

怖くなったので耳をふさいだ。
羊が一匹、二匹…数え始めた。

レインは、自分の聖剣が自己主張し始めているのに気付かない。

「あーーー、あはっはは」

アブローラは盛り上がってくる魔力に酔い始めていた。

白いキャンパスの上にいるのは、魔性の女…淫魔の雷神と祭壇に上がった生贄の黄金羊だけだった。
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