14 / 17
悠斗の場合 1
しおりを挟む
薄暗い部屋の中に木霊する天使の咆哮。
鉄筋コンクリートでなければ、大変なことになっていたかもしれない。
事故物件…サリエルが住み着いていた曰く付きの部屋。
「いくぞ!太郎、美優!」
天使サリエルは、白く輝く羽をパタパタさせながら点を目指す。
「合体ダァーーーーー!!!」
サリエルが目指す天井から、溢れんばかりの光が室内を照らす。
太郎はあまりの神々しさに言葉を失う…
だが、師匠の想い答えなければならない。
「3神がったぁーーーーい!!!」
美優を…美優を満足させなければ漢ではない!!
”ウオォぉぉ…”
両手に力を込め、聖剣に想い込める…太郎は聖剣を握り締める。
「届け、この想い!」
同時刻
映画館サリエル前
上映されている映画が入れ替わりし始めたので、人混みがかなり緩和した。
軽食をかけたコーヒーショップに人の流れができていた。
約束の時間になりつつあるが、そんなに気にならなかった。
清潔感ある印象を与える…美優と付き合い始めて間もない悠斗だ。
彼の脳裏には、これからの段取りが何回もシュミレートされていた。
”今日、初めてのキス”
それが、彼の最大の目標だった。
少し、股間が熱くなる。
彼の仕入れた情報では、美優にとって”初めての彼氏”という胸ときめかせるパワーワードが耳から離れない。
悠斗は、なかなかに奥手で…今まで女の子と付き合ったことはない。
正確には、あることはあるのだが…キスするのが精一杯だ。
情報弱者の彼が頼るのは、HowTo本などの情報だけだった。
耳年寄なので、知人関係で情報を得られるのだが、最後の一歩がいけないタイプなのだ。
数熟せば良いのだけれど、正確的に腰が軽いのは考えに合わず…股間を熱くさせるだけで脳内恋人を右手で慰めるばかりだ。
今日は、美優との何回めかのデートだ。
初日で性行為まで至るカップルもいると言うが、悠斗には信じられない。
”順番、恋から…愛に始まる感じ?”
彼は…草食系である。
恋に恋している…乙女男だ。
ブゥブゥ…
ブゥブゥ…
悠斗のスマホに着信ありだ。
”美優ちゃんからか!?”
彼は浮かれ気味にスマホを見る。
見てみるとそこにあるのは、映画館からのメールだった。
「サリエルの秘密の映画館…」
彼は、ふと目の前の映画館の名前と同じ…だと思い込んだ。
”予約したから、上映している映画の宣伝かぁ”
そんな漠然とした考えが浮かぶ…消そうと思ったときだ。
消そうと削除しようとした時、他のページに飛んだ。
その画面に映るのは…
薄暗い部屋に入っていく女性が見える。
ボサボサ頭の太った男が、その女性の尻を撫でながら部屋に入った。
”えっと?なにこれ?”
悠斗は、先が気になった…何が起こるのか気になってしょうがなかった。
待ち人は来ない、次の上映時間までに来れるかどうか怪しい。
電話しても留守電になってしまう…彼女に何かあったのか、事故かな、電車が遅れているのかな?様々な不安がよぎる。
詮索ばかりしている細かい男だと思われたくない…過去の失敗から得た教訓だ。
お腹が痛い(女性的に)とか、化粧がのらないとか…言いづらい事もあるはず。
スマホを胸元に抑え、左右をふと見てしまう。
彼のは他人から見られないようにフィルムが貼られていたが、気になってしまった。
後ろめたい気持ちを胸に秘めているから。
この動画の先は…きっと、如何わしい事なのではないかと言う期待があるからだ。股間に血液が集まるのを感じる。
彼女と会う前に、エロ動画を見るのは不謹慎かもしれないが…年齢イコール童貞を卒業したい、見たいし、やりたいと思うのは仕方ない事だ。
今日の悠斗は、いつもの草食男子と言うより…肉食、『肉の悦び』を得たい野獣の気分だった。
”美優ちゃんのおっぱいを指を立てて揉みたい、吸いたい、舐めたい…ちんこをしゃぶらせない、精子を飲ませたい…中出ししたい”
悠斗は、背中から覗かれないように壁際に場所を移す。
チラチラと左右を確認し、彼女の突然の来訪に動じないですむ場所を探した。
上映が始まった…
薄暗い部屋の中にいる男女。
男が女に脱ぐように指示を出す。
女の顔にはモザイクがかかっていた。
男は、女を大きな乳を揉み始めた。
悠斗は思わず、唾を飲んだ。
”この映画館…18禁もやってるんだっけ?”
期待通りの動画に、なぜか動揺してしまう。
理由は分かっている。
そう、期待通りだった…
なぜなら…
服を脱ぎ…ブラを外した女性が…美優に似ているような気がしたからだ。
悠斗は、じっと動画喰いるように見つめていた。
鉄筋コンクリートでなければ、大変なことになっていたかもしれない。
事故物件…サリエルが住み着いていた曰く付きの部屋。
「いくぞ!太郎、美優!」
天使サリエルは、白く輝く羽をパタパタさせながら点を目指す。
「合体ダァーーーーー!!!」
サリエルが目指す天井から、溢れんばかりの光が室内を照らす。
太郎はあまりの神々しさに言葉を失う…
だが、師匠の想い答えなければならない。
「3神がったぁーーーーい!!!」
美優を…美優を満足させなければ漢ではない!!
”ウオォぉぉ…”
両手に力を込め、聖剣に想い込める…太郎は聖剣を握り締める。
「届け、この想い!」
同時刻
映画館サリエル前
上映されている映画が入れ替わりし始めたので、人混みがかなり緩和した。
軽食をかけたコーヒーショップに人の流れができていた。
約束の時間になりつつあるが、そんなに気にならなかった。
清潔感ある印象を与える…美優と付き合い始めて間もない悠斗だ。
彼の脳裏には、これからの段取りが何回もシュミレートされていた。
”今日、初めてのキス”
それが、彼の最大の目標だった。
少し、股間が熱くなる。
彼の仕入れた情報では、美優にとって”初めての彼氏”という胸ときめかせるパワーワードが耳から離れない。
悠斗は、なかなかに奥手で…今まで女の子と付き合ったことはない。
正確には、あることはあるのだが…キスするのが精一杯だ。
情報弱者の彼が頼るのは、HowTo本などの情報だけだった。
耳年寄なので、知人関係で情報を得られるのだが、最後の一歩がいけないタイプなのだ。
数熟せば良いのだけれど、正確的に腰が軽いのは考えに合わず…股間を熱くさせるだけで脳内恋人を右手で慰めるばかりだ。
今日は、美優との何回めかのデートだ。
初日で性行為まで至るカップルもいると言うが、悠斗には信じられない。
”順番、恋から…愛に始まる感じ?”
彼は…草食系である。
恋に恋している…乙女男だ。
ブゥブゥ…
ブゥブゥ…
悠斗のスマホに着信ありだ。
”美優ちゃんからか!?”
彼は浮かれ気味にスマホを見る。
見てみるとそこにあるのは、映画館からのメールだった。
「サリエルの秘密の映画館…」
彼は、ふと目の前の映画館の名前と同じ…だと思い込んだ。
”予約したから、上映している映画の宣伝かぁ”
そんな漠然とした考えが浮かぶ…消そうと思ったときだ。
消そうと削除しようとした時、他のページに飛んだ。
その画面に映るのは…
薄暗い部屋に入っていく女性が見える。
ボサボサ頭の太った男が、その女性の尻を撫でながら部屋に入った。
”えっと?なにこれ?”
悠斗は、先が気になった…何が起こるのか気になってしょうがなかった。
待ち人は来ない、次の上映時間までに来れるかどうか怪しい。
電話しても留守電になってしまう…彼女に何かあったのか、事故かな、電車が遅れているのかな?様々な不安がよぎる。
詮索ばかりしている細かい男だと思われたくない…過去の失敗から得た教訓だ。
お腹が痛い(女性的に)とか、化粧がのらないとか…言いづらい事もあるはず。
スマホを胸元に抑え、左右をふと見てしまう。
彼のは他人から見られないようにフィルムが貼られていたが、気になってしまった。
後ろめたい気持ちを胸に秘めているから。
この動画の先は…きっと、如何わしい事なのではないかと言う期待があるからだ。股間に血液が集まるのを感じる。
彼女と会う前に、エロ動画を見るのは不謹慎かもしれないが…年齢イコール童貞を卒業したい、見たいし、やりたいと思うのは仕方ない事だ。
今日の悠斗は、いつもの草食男子と言うより…肉食、『肉の悦び』を得たい野獣の気分だった。
”美優ちゃんのおっぱいを指を立てて揉みたい、吸いたい、舐めたい…ちんこをしゃぶらせない、精子を飲ませたい…中出ししたい”
悠斗は、背中から覗かれないように壁際に場所を移す。
チラチラと左右を確認し、彼女の突然の来訪に動じないですむ場所を探した。
上映が始まった…
薄暗い部屋の中にいる男女。
男が女に脱ぐように指示を出す。
女の顔にはモザイクがかかっていた。
男は、女を大きな乳を揉み始めた。
悠斗は思わず、唾を飲んだ。
”この映画館…18禁もやってるんだっけ?”
期待通りの動画に、なぜか動揺してしまう。
理由は分かっている。
そう、期待通りだった…
なぜなら…
服を脱ぎ…ブラを外した女性が…美優に似ているような気がしたからだ。
悠斗は、じっと動画喰いるように見つめていた。
0
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる