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忍び寄る影
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このスライム出来る奴だ…ナイスライムとでも伝えたいんだろうか…
段々とコイツがちょっと可愛く見えてきた為、そのまま肩に乗せといてやる事にした。
そして、目の前の鼠は此方に熱い視線を送っている。何か待っているんだろうか…ソワソワしているのか?
コイツも奴隷になったんだよな…
て事は…食べれる食材とか分かるんじゃないか?試しに頼む価値はあるかもしれない。
「なぁ、俺達が食べれる食材を探して来てくれるか?」
『チュー』
鼠は返事をしたのか声を発し、直ぐ様どこかへ行ってしまった。
逃げたのか探しに行ってくれたのか、どっちか分からないが何か取ってきてくれると期待しつつ、自分達でも探そうと森の中を進みながら探す事にした。
しかし見付かるのは如何にも毒キノコの様な紫色キノコやツーンとする臭いの草などばかり。
外の世界に出た事ない三人がそう簡単に食料を見つけれる筈もなかった。
日も段々と落ちていき、元々薄暗い森中は更に闇に近づいていく。
「お兄ちゃん疲れたよぉ…」
「もぉ足がクタクタだ…」
子供二人にも疲れが見え、移動ペースも落ちて来ていた。食料が見つからない状況で無駄にこれ以上暗い中進んで行くのも危険とリョウガは判断した。
「そうだな…ここで休もうか…」
しかしナイフなど一切無い。風刃などのスキルも無くなっている。
寝床を作るにも木を切れない。そもそもサバイバル技術なんて俺には無い。
状況は最悪だったーー
テレポートで王都や最果ての地に移動はできるが安全とは言えないからだ。
王都の人間が俺達を探して捜索している可能性が充分に考えられる。
ましてや今のステータスでは到底、神の仔の足元にも及ばない。寧ろ危険だ。
安全を取るには何か有れば俺がテレポートで移動し続けるしか無い。
そんな事しか選択肢が無い事につくづく自分に幻滅した。
前世でも、いつも周りを頼って生きてきたからだ。
仕事でも最悪誰かがしてくれる。そうやって逃げてきた。
別に何が起きても死ぬ訳じゃないんだからと軽く考え、何も身につけて来なかった。
「ごめんな…」
「ううん…大丈夫!さっきの鼠さんが何か持ってきてくれるよ!」
「俺は1日食べなくても平気だから」
二人はそんな俺に気をつかい、優しい言葉を返し、側の大きな木にもたれ掛かり、腰を座らせた。
リョウガは久しく忘れていた人の優しさを感じ、胸が熱くなった。そして二人が自分よりも頼もしく見えた。
『俺の方が励まされてどうすんだよ…』
周りを監視する為にも灯りを付けようと、乾いた竹の様な木と周りに落ちている乾いた枯れ葉を拾い集めた。
さすがに俺もも火の起こし方だけ知っている。
それから1時間程掛け、手の皮がズルズルに剥けたが何とか火を起こした。
『パチ…パチッ…』
木の葉までも最後まで命を全うしていく。この世に生きた証を主張しているかの様にパチパチと音を慣らしながら終わりを迎えた細胞を燃やし、温もりと灯りに変えていく。
尊い光は三人の未来を照らしてくれているかの様だった。
リザとカイムは焚き火を眺めなら、いつ間にか寝ていた。
リョウガは焚き火に枯れ葉を追加しようと立ち上がり、少し離れた時ーー
背後に悍しい気配を感じる。
『ガサッ』
木の影に何か居る…
その影は人間の人影だった。
段々とコイツがちょっと可愛く見えてきた為、そのまま肩に乗せといてやる事にした。
そして、目の前の鼠は此方に熱い視線を送っている。何か待っているんだろうか…ソワソワしているのか?
コイツも奴隷になったんだよな…
て事は…食べれる食材とか分かるんじゃないか?試しに頼む価値はあるかもしれない。
「なぁ、俺達が食べれる食材を探して来てくれるか?」
『チュー』
鼠は返事をしたのか声を発し、直ぐ様どこかへ行ってしまった。
逃げたのか探しに行ってくれたのか、どっちか分からないが何か取ってきてくれると期待しつつ、自分達でも探そうと森の中を進みながら探す事にした。
しかし見付かるのは如何にも毒キノコの様な紫色キノコやツーンとする臭いの草などばかり。
外の世界に出た事ない三人がそう簡単に食料を見つけれる筈もなかった。
日も段々と落ちていき、元々薄暗い森中は更に闇に近づいていく。
「お兄ちゃん疲れたよぉ…」
「もぉ足がクタクタだ…」
子供二人にも疲れが見え、移動ペースも落ちて来ていた。食料が見つからない状況で無駄にこれ以上暗い中進んで行くのも危険とリョウガは判断した。
「そうだな…ここで休もうか…」
しかしナイフなど一切無い。風刃などのスキルも無くなっている。
寝床を作るにも木を切れない。そもそもサバイバル技術なんて俺には無い。
状況は最悪だったーー
テレポートで王都や最果ての地に移動はできるが安全とは言えないからだ。
王都の人間が俺達を探して捜索している可能性が充分に考えられる。
ましてや今のステータスでは到底、神の仔の足元にも及ばない。寧ろ危険だ。
安全を取るには何か有れば俺がテレポートで移動し続けるしか無い。
そんな事しか選択肢が無い事につくづく自分に幻滅した。
前世でも、いつも周りを頼って生きてきたからだ。
仕事でも最悪誰かがしてくれる。そうやって逃げてきた。
別に何が起きても死ぬ訳じゃないんだからと軽く考え、何も身につけて来なかった。
「ごめんな…」
「ううん…大丈夫!さっきの鼠さんが何か持ってきてくれるよ!」
「俺は1日食べなくても平気だから」
二人はそんな俺に気をつかい、優しい言葉を返し、側の大きな木にもたれ掛かり、腰を座らせた。
リョウガは久しく忘れていた人の優しさを感じ、胸が熱くなった。そして二人が自分よりも頼もしく見えた。
『俺の方が励まされてどうすんだよ…』
周りを監視する為にも灯りを付けようと、乾いた竹の様な木と周りに落ちている乾いた枯れ葉を拾い集めた。
さすがに俺もも火の起こし方だけ知っている。
それから1時間程掛け、手の皮がズルズルに剥けたが何とか火を起こした。
『パチ…パチッ…』
木の葉までも最後まで命を全うしていく。この世に生きた証を主張しているかの様にパチパチと音を慣らしながら終わりを迎えた細胞を燃やし、温もりと灯りに変えていく。
尊い光は三人の未来を照らしてくれているかの様だった。
リザとカイムは焚き火を眺めなら、いつ間にか寝ていた。
リョウガは焚き火に枯れ葉を追加しようと立ち上がり、少し離れた時ーー
背後に悍しい気配を感じる。
『ガサッ』
木の影に何か居る…
その影は人間の人影だった。
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