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ある男の苦悩
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「ねぇ、どんな気持ち?」
「…どんなって言われても」
「気持ちいい?」
「……」
「ねぇ、正直に言って?」
「気持ち良くないよ」
「そうなの?」
彼女は小首を傾げて俺を見る。
不思議そうに。
そして、また俺に触れるのだ。
「ふぅん…。それじゃ、これは?」
「くっ…うっ…。や、止めてくれよ…。むずむずする…から」
「それって気持ちいいって事?」
少し嬉しそうな彼女に、俺は困惑させられる。
「違うよ。君に触りたくて、むずむずするんだ。なぁ、触っていい?」
「ダメ。手を離したらお仕置きするから」
「はぁ…。もうお仕置きされてる気分なんだけどな…」
服を着たままの彼女が、俺にまたがって触れて来る。これで手を出せないなんて、お仕置き以外の何物でもない。
2人の記念日を忘れ、何でもするからと許しを請うた結果がこの状況。
現在の俺は、自宅のパイプベッドのパイプから手を離すなと、彼女に厳命されている。上半身は裸で、両手を上に上げてしっかりと握っている。そして彼女は俺の乳首に触れているのだ。
「はぁ…」
ため息を喘ぎと思ったのか、彼女がまた「気持ちいい?」と聞いてくる。
「別に…。男は乳首じゃ感じないよ。だから君を触らせて?」
「イヤ」
口をとがらせる彼女は愛らしい。触れられないなんて拷問でしかない。縛られている訳ではないから、離そうと思えば離せるが、そんな事をしたら彼女のご機嫌を損ねるだろう。ご機嫌を損ねた彼女は、とても扱いに困るのだ。
ぺろり、と彼女が乳首を舐めた。
「っ!?」
舐められた事に対しては感じないが、彼女が舐めてくれた、その行為にぞくり、と感じる。
彼女は右の乳首に口づけながら、左の乳首をくりくりと摘まむ。
「それから!?」
俺の親友が食い気味に身を乗り出した。
「それだけだよ…。こらえきれなくて手を離したら、拗ねておしまい。彼女はベッドで、俺はソファで寝たよ」
「くぁ~! おっ前、ヘタレすぎだろう!? そこは強引にでも、攻守を入れ替えてだな!」
「そんな事をしたら、一週間は口を聞いてくれなくなるよ」
居酒屋の個室なので、安心してきわどい会話が出来る。
俺は彼女の事を相談したくて、高校時代からの親友を呼び出したのだ。親友は日本酒派だ。お猪口の酒をグイッと飲み干した。
「で? 相談って何だ?」
「うん…」
俺はビールジョッキを持ち上げると、ごくりごくり、と半分まで飲み干した。
「最近さ。彼女が俺を見る目が違ってる気がするんだ」
「見る目が? あんなに仲良かったのに、まさか浮気……って、そりゃないか。今の話もある意味惚気だもんよ」
「そう言うんじゃなくって…。なんて言えばいいんだろうな、恋愛対象じゃなくって、観察対象を見るみたいな視線なんだよ」
「意味わかんねー」
親友は手酌で酒を飲む。
「うーん。例えば一緒に風呂に入る時とかさ。しげしげと見て来るんだよ…。何と言うか…斜め下を」
「やっぱ惚気か…」
「違うんだって!! 触り方も…なんて言うかな。おもちゃを触ってるような感じで、愛が全く感じられないんだって」
「どう聞いても惚気だろ? 風呂でイチャイチャしやがって」
「違うんだよー。俺が触るのは嫌がって、俺を触りたがるんだってー」
俺は頭を抱えて、机に突っ伏した。
「何の問題があるのか、全くもって分からん!」
「だから! 胸を揉んでも男は気持ち良くならないって、何回言っても聞いてくれないんだ。何が楽しいのか、胸板をずっと撫で擦って来るしさぁ」
俺は彼女の愚痴を散々吐き出して、多少はすっきりして家に帰った。
──何も解決しなかったけど。
**************
「来たぞー」
親友に呼び出されて愚痴を聞かされた週末。今度は俺の彼女に呼び出された。差し入れを購入し、泊まる用意をして彼女の部屋にやって来たのだ。
「わ~い! 早速消しゴムかけよろしく!」
「おっ前、彼氏によくこんな原稿を手伝わせるなよな」
原稿に消しゴムをかけた後は、局部のトーン貼りだ。可愛い女の子の局部に貼るなら楽しいが、何の因果か彼女が描く可愛い子は全て男なのだ。また今回の相手役は、スカートを履いた女の子にしか見えないのに、極悪な物を持っていらっしゃる。
そして主人公は、おとなしそうな雰囲気のサラリーマンのようだ。
「今回の被害者はこいつか」
「可愛い子に襲われるんだから本望でしょ!」
「本望ねぇ」
同人作家の彼女は基本デジタルで原稿を描いているが、時々アナログに立ち返りたくなるそうだ。そんな時、何故か俺にお呼びがかかる。
微妙な顔をして手伝う俺の顔を見るのが好きらしい。──終わった後は、ベッドでサービスしてくれるから、俺も手伝うのは吝かではない。
「理解のある彼氏で助かってます!」
彼女は、にまにましながら俺の顔を見ている。
「手、動かせよな」
「はーい」
2人で手を動かしながら、他愛もない会話をする。
「ねぇねぇ、聞いて~。最近友達になった子が手伝ってくれるんだけど、すっごく可愛いんだ!」
「へぇ」
「その手のシーンを手伝ってくれる時にね。男の人も胸って気持ちいいんですか、だって!」
「ふぅん」
「局部のアップとかも、マジマジッと見てるし、なんか新鮮でさ」
「はぁん?」
「お尻に入れるのって、気持ちいいの?って、首傾げるの! 今までその手の情報に触れた事なかったらしくって、反応が可愛いから著作ありったけ貸してあげちゃった!」
「お前のハードな薄い本をねぇ。一般人を、またその手の道に引きずり込んだのか」
「うふふっ。それでね。彼氏で試してるみたいで、笑っちゃった」
「彼氏も気の毒になぁ」
「聞いた話をモデルに一本描きたくなったの」
「それで俺にお呼びだしが掛かったんだな」
「そうそう!」
どこかで聞いた話だが、まぁ腐女子の彼女持ちなら、多かれ少なかれある、良くある話だろう。局部のスケッチや体位の確認等々など、俺も良いように使われている。
それからの俺は仕事に追われ、親友に会えない日が続いた。もちろん彼女には会っていたが、親友と彼女は別である。
ようやく手が空くようになり、今夜はまた、前回の居酒屋の個室にやって来た。
「聞いてくれよ…。最近彼女が、尻を触って来るんだ。しかも指を入れようとして来て…」
暗い顔で酒をあおる親友。今夜はピッチが速い。内容が内容だから仕方なかろう。
「尻か」
「もう俺、どうしていいのか分からないよ。何か薄い本見ながら、俺の方見て笑ってるんだ~~」
「薄い本…ねぇ」
「感想を聞かせて、って渡された。これ」
親友が紙袋から薄い本を取り出した。
「ぶふっ!?」
思わず酒が器官に入ってしまった。げほごほと咳き込む俺の背を、親友が叩いてくれる。親友が取りだしたのは、俺が手伝った本だったのだ。俺の彼女が、例の友達の話を元に描いた本。
「おま、それ、読んだのか!?」
「何だか怖くて、まだ読んでない…」
表紙に描かれているのは、どことなく親友に似ているスーツ姿の男と、見るからに可愛らしいスカートの少女……に見える少年。表紙だけなら普通の恋愛本に見えるのに怖いと思ったのは、親友の防衛本能だろうか。
すまんな。お前の苦悩の原因は、どうやら俺の彼女らしい。
「……今夜は俺が奢ってやる。思いっきり飲め!」
「ありがとうな。持つべきものは親友だよ」
俺が手伝った原稿…。いつにも増してハードな『調教物』だったな。お前の処女が危ないが、相手は彼女なのだから問題ないだろう。
俺は親友の未来を思って涙したのだった。
「…どんなって言われても」
「気持ちいい?」
「……」
「ねぇ、正直に言って?」
「気持ち良くないよ」
「そうなの?」
彼女は小首を傾げて俺を見る。
不思議そうに。
そして、また俺に触れるのだ。
「ふぅん…。それじゃ、これは?」
「くっ…うっ…。や、止めてくれよ…。むずむずする…から」
「それって気持ちいいって事?」
少し嬉しそうな彼女に、俺は困惑させられる。
「違うよ。君に触りたくて、むずむずするんだ。なぁ、触っていい?」
「ダメ。手を離したらお仕置きするから」
「はぁ…。もうお仕置きされてる気分なんだけどな…」
服を着たままの彼女が、俺にまたがって触れて来る。これで手を出せないなんて、お仕置き以外の何物でもない。
2人の記念日を忘れ、何でもするからと許しを請うた結果がこの状況。
現在の俺は、自宅のパイプベッドのパイプから手を離すなと、彼女に厳命されている。上半身は裸で、両手を上に上げてしっかりと握っている。そして彼女は俺の乳首に触れているのだ。
「はぁ…」
ため息を喘ぎと思ったのか、彼女がまた「気持ちいい?」と聞いてくる。
「別に…。男は乳首じゃ感じないよ。だから君を触らせて?」
「イヤ」
口をとがらせる彼女は愛らしい。触れられないなんて拷問でしかない。縛られている訳ではないから、離そうと思えば離せるが、そんな事をしたら彼女のご機嫌を損ねるだろう。ご機嫌を損ねた彼女は、とても扱いに困るのだ。
ぺろり、と彼女が乳首を舐めた。
「っ!?」
舐められた事に対しては感じないが、彼女が舐めてくれた、その行為にぞくり、と感じる。
彼女は右の乳首に口づけながら、左の乳首をくりくりと摘まむ。
「それから!?」
俺の親友が食い気味に身を乗り出した。
「それだけだよ…。こらえきれなくて手を離したら、拗ねておしまい。彼女はベッドで、俺はソファで寝たよ」
「くぁ~! おっ前、ヘタレすぎだろう!? そこは強引にでも、攻守を入れ替えてだな!」
「そんな事をしたら、一週間は口を聞いてくれなくなるよ」
居酒屋の個室なので、安心してきわどい会話が出来る。
俺は彼女の事を相談したくて、高校時代からの親友を呼び出したのだ。親友は日本酒派だ。お猪口の酒をグイッと飲み干した。
「で? 相談って何だ?」
「うん…」
俺はビールジョッキを持ち上げると、ごくりごくり、と半分まで飲み干した。
「最近さ。彼女が俺を見る目が違ってる気がするんだ」
「見る目が? あんなに仲良かったのに、まさか浮気……って、そりゃないか。今の話もある意味惚気だもんよ」
「そう言うんじゃなくって…。なんて言えばいいんだろうな、恋愛対象じゃなくって、観察対象を見るみたいな視線なんだよ」
「意味わかんねー」
親友は手酌で酒を飲む。
「うーん。例えば一緒に風呂に入る時とかさ。しげしげと見て来るんだよ…。何と言うか…斜め下を」
「やっぱ惚気か…」
「違うんだって!! 触り方も…なんて言うかな。おもちゃを触ってるような感じで、愛が全く感じられないんだって」
「どう聞いても惚気だろ? 風呂でイチャイチャしやがって」
「違うんだよー。俺が触るのは嫌がって、俺を触りたがるんだってー」
俺は頭を抱えて、机に突っ伏した。
「何の問題があるのか、全くもって分からん!」
「だから! 胸を揉んでも男は気持ち良くならないって、何回言っても聞いてくれないんだ。何が楽しいのか、胸板をずっと撫で擦って来るしさぁ」
俺は彼女の愚痴を散々吐き出して、多少はすっきりして家に帰った。
──何も解決しなかったけど。
**************
「来たぞー」
親友に呼び出されて愚痴を聞かされた週末。今度は俺の彼女に呼び出された。差し入れを購入し、泊まる用意をして彼女の部屋にやって来たのだ。
「わ~い! 早速消しゴムかけよろしく!」
「おっ前、彼氏によくこんな原稿を手伝わせるなよな」
原稿に消しゴムをかけた後は、局部のトーン貼りだ。可愛い女の子の局部に貼るなら楽しいが、何の因果か彼女が描く可愛い子は全て男なのだ。また今回の相手役は、スカートを履いた女の子にしか見えないのに、極悪な物を持っていらっしゃる。
そして主人公は、おとなしそうな雰囲気のサラリーマンのようだ。
「今回の被害者はこいつか」
「可愛い子に襲われるんだから本望でしょ!」
「本望ねぇ」
同人作家の彼女は基本デジタルで原稿を描いているが、時々アナログに立ち返りたくなるそうだ。そんな時、何故か俺にお呼びがかかる。
微妙な顔をして手伝う俺の顔を見るのが好きらしい。──終わった後は、ベッドでサービスしてくれるから、俺も手伝うのは吝かではない。
「理解のある彼氏で助かってます!」
彼女は、にまにましながら俺の顔を見ている。
「手、動かせよな」
「はーい」
2人で手を動かしながら、他愛もない会話をする。
「ねぇねぇ、聞いて~。最近友達になった子が手伝ってくれるんだけど、すっごく可愛いんだ!」
「へぇ」
「その手のシーンを手伝ってくれる時にね。男の人も胸って気持ちいいんですか、だって!」
「ふぅん」
「局部のアップとかも、マジマジッと見てるし、なんか新鮮でさ」
「はぁん?」
「お尻に入れるのって、気持ちいいの?って、首傾げるの! 今までその手の情報に触れた事なかったらしくって、反応が可愛いから著作ありったけ貸してあげちゃった!」
「お前のハードな薄い本をねぇ。一般人を、またその手の道に引きずり込んだのか」
「うふふっ。それでね。彼氏で試してるみたいで、笑っちゃった」
「彼氏も気の毒になぁ」
「聞いた話をモデルに一本描きたくなったの」
「それで俺にお呼びだしが掛かったんだな」
「そうそう!」
どこかで聞いた話だが、まぁ腐女子の彼女持ちなら、多かれ少なかれある、良くある話だろう。局部のスケッチや体位の確認等々など、俺も良いように使われている。
それからの俺は仕事に追われ、親友に会えない日が続いた。もちろん彼女には会っていたが、親友と彼女は別である。
ようやく手が空くようになり、今夜はまた、前回の居酒屋の個室にやって来た。
「聞いてくれよ…。最近彼女が、尻を触って来るんだ。しかも指を入れようとして来て…」
暗い顔で酒をあおる親友。今夜はピッチが速い。内容が内容だから仕方なかろう。
「尻か」
「もう俺、どうしていいのか分からないよ。何か薄い本見ながら、俺の方見て笑ってるんだ~~」
「薄い本…ねぇ」
「感想を聞かせて、って渡された。これ」
親友が紙袋から薄い本を取り出した。
「ぶふっ!?」
思わず酒が器官に入ってしまった。げほごほと咳き込む俺の背を、親友が叩いてくれる。親友が取りだしたのは、俺が手伝った本だったのだ。俺の彼女が、例の友達の話を元に描いた本。
「おま、それ、読んだのか!?」
「何だか怖くて、まだ読んでない…」
表紙に描かれているのは、どことなく親友に似ているスーツ姿の男と、見るからに可愛らしいスカートの少女……に見える少年。表紙だけなら普通の恋愛本に見えるのに怖いと思ったのは、親友の防衛本能だろうか。
すまんな。お前の苦悩の原因は、どうやら俺の彼女らしい。
「……今夜は俺が奢ってやる。思いっきり飲め!」
「ありがとうな。持つべきものは親友だよ」
俺が手伝った原稿…。いつにも増してハードな『調教物』だったな。お前の処女が危ないが、相手は彼女なのだから問題ないだろう。
俺は親友の未来を思って涙したのだった。
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