53 / 53
最終章 ヤクザが来たでござる
めでたしめでたし
しおりを挟む
「ひぃ……」
ぎろり、と俺が睨むと魔王は小さい悲鳴を上げた。エイヤレーレも俺に背中を見せて椅子の背もたれにしがみついて恐怖の表情を浮かべている。
おれは、にこりと笑みを浮かべた。
「じゃ、話の続きをしてもらおうか」
椅子からずり落ちそうになっていた魔王とエイヤレーレは姿勢を正して着席した。
「続けて」
俺は笑顔で対話の続きを促す。
「ああ……いや……」
「そ、そうね……どこまで話したかしら……ハハ」
「何が可笑しい」
「あ、いえ」
俺の何気ない言葉にエイヤレーレは顔をこわばらせる。
「まあ、色々あるは、あるんですけども……」
魔王がおずおずと口を開く。
「その、ボクもちょっと……頑なだったかなあ? ってところはあると思うんで……」
「あ、いえ、私も……」
妙に恐縮した語りの魔王に、エイヤレーレも同様に恐縮した口調で話し始める。
「私が、嘘を言ってるつもりはないし、自分の見てること、聞こえてることに間違いはないって確信は持ってるんですけど……その、魔王さんが言ってることは、到底受け入れられないって言うか、まあぶっちゃけ妄想だと思うんですけど……いや、絶対妄想だと思います!」
「それで?」
自然と語気の強まってきたエイヤレーレの顔を覗き込むようにして俺は尋ねる。エイヤレーレは一瞬ビクッとして、そして落ち着いて話を続けた。
「だ、大丈夫です、冷静です。あの……一旦冷静になって考えてみてですね。私の見えてる物、聞こえてる物も、他の人から見るとこんな風に見えてるのかな……って」
それだ。そういうのが欲しかったんだ。
この世界では専門の精神科医もいないし、薬物で統合失調症の幻覚や幻聴を抑える方法はない。それができない以上、自分が『感じた』ものに対して一歩立ち止まって冷静になって考えてくれれば、攻撃的にさえならなければ自然回復をゆっくりと待つこともできる。
「魔王さんはどう思った?」
「あっ、同じッス」
これでいい。これで解決だ。何が解決したのかいまいちよく分からないけれども。少なくとも人間と魔族が大規模に正面衝突して無駄な血が流れるという最悪の事態だけは免れたんだ。カルナ=カルアの貴重な犠牲と引き換えに。
「生きてるんですけど」
「俺から提案がある」
何か雑音が聞こえた気がするが、俺は魔王とエイヤレーレ、そしてペカとラムに話しかける。
「国境地帯に非武装地域の収容所を建設して、そこで魔王とエイヤレーレに共同生活をして療養してもらう」
「えっ!?」
全員が驚愕の表情になった。しかし俺にはこれが現状ベストの選択だと思ってる。魔王とエイヤレーレが互いを客観的に見ることで、自分の行動を振り返ることができるからだ。
「ちょ、ちょっと待て! 大規模な衝突が無いとはいえ人間と魔族は敵対してるんだぞ!? そんな提案に乗れると思うか?」
カルナ=カルアが反論する。生きてたのかコイツ。
「そして、収容所の所長は、ラム、君に任せたい」
「ちょっと待てやああぁぁぁ!!」
カルナ=カルアが語気を強めて反論する。
「こんなメスガキに任せられるか! 四天王筆頭は俺だぞ! 俺を差し置いて……」
「そういうとこだぞ」
「えっ、な、何が?」
はぁ、と、俺はため息をついた。
「お前すぐ感情的になる上にプライド高いじゃん。あと、前世でのいろいろな行動から察するに忠誠心も高くないし。平たく言うと信用できないんだよお前」
「お前に言われたく「でもいいのか? ケンジ。人間の女王もいる施設の所長が魔族で。もしラムだったら、心配で納得できないのだ」
「ラムのそういう冷静なところを買っての人選だ。それに人間側からの提案だからな。そのくらい譲歩するさ。もちろん俺も二人の症状が良くなるまで一緒に暮らして付き合うつもりだ。エイヤレーレとペカはそれでいいか?」
二人の方に視線をやりながら訊ねる。エイヤレーレはすでに恐怖の色は顔から消え、穏やかな、何か悟ったような表情で答えた。
「ケンジは、初めて私の話を馬鹿にせずに聞いて、真正面から受け止めてくれた、いわば恩人だ。その恩人の言うことなら、私は反論はない」
詰めるところはいろいろとある。しかしまあ面倒くさいところは全部宰相アグンに丸投げすりゃいいや。
「ケンジ♡♡♡」
「わっぷ!?」
一息つこうと思った時、急にペカが抱き着いてきた。
「魔王まで統失って分かった時は正直もうぐだぐだ過ぎてどうにもならないって思ったのに♡ こんな方法で解決なんてしちゃうなんて、しゅごいいぃぃ♡♡♡」
「ちょ、ちょっと落ち着いて! 皆見てるよ!」
人目もはばからず俺の顔に頬ずりしながら抱きしめてくる。急にデレやがった。まあ、この鮮やかな問題解決手腕を見て俺の凄さと自分の未熟さを分からせられたのだから仕方ないか。
「分からせられたようですね……」
「え? なに?」
エイヤレーレが柔らかな笑みを浮かべてそう言った。何なの急に。
「メスガキの傲慢さとは即ち女が独力で何者にも負けぬという矜持。メスガキ勇者にとって男に完膚なきまでに『分からせ』られたのならば、その者を殺すか、若しくは結ばれるしかないのです」
仮面の下を見られた女聖闘士かな?
まあでも、悪い気はしない。今回俺は、初めて魔王を倒し……てはいないけど、問題を解決したんだ。なんかいまいちすっきりしないけど。俺の旅も、ここでおしまいだ。
俺は、優しくペカの体を抱きしめて、彼女にプロポーズした。
「ペカ、こんな俺でよかったら……一緒に」俺は光に包まれた。
――――――――――――――――
「おめでとう」
パチパチパチ
「おめでとうございます」
パチパチパチ
「うス」
パチパチパチ
「え? なに? なにこれ?」
光が消えると、俺は再び事務所に戻ってきていた。やっさんとベアリス、それにサブが満面の笑みで拍手をしている。
いったい何が起きたんだ。俺は無事にホリムランドの問題を解決して、ペカと結ばれて末永くあの世界で幸せに暮らすはず……それが何故また事務所に?
「いやぁ~、見事やったで、ケンジくん。君はやると思っとったよ!」
バンバンとやっさんが俺の背中を叩いてくる。すごい力だ。
「悔しいけど、やっぱりやっさんのサポートは流石ですね。的確なアドバイスに、心配り。勉強になりました!」
ベアリスも笑顔でそんな事を言っているが、しかし俺には何が何だか分からない。ペカは? ホリムランドは?
「うス」
お前はそれしか喋れねぇのか。
「よし! ほんじゃ次、いこか」
「え? ちょちょちょっ、待ってください!」
次? 次ってなんだ? 異世界の問題を解決したらそこで末永く暮らしていいはずじゃ?
「なんや、テンポ悪いなぁ、ケンジくん。この問題、全部解決してくれる言うたやないか」
やっさんがバサバサと紙の束を振る。あれは、確か異世界リスト。
「……え?」
いや……そんな話したっけ?
確かに、やっさんは笑いながら「この問題、全部解決してもらおか」なんて言ってたような気もするけど、俺、それに何も返事なんか返さなかったような気がするけど……
「うふふ、人が悪いですね、ケンジさん。おどかさないで下さいよ。やっさんの言葉に笑顔で応えたらしいじゃないですか」
……あの時、俺は確か、半笑いで……いや、何も答えは返さなかったと思うけど? え? 笑っただけで、肯定したってこと? んなアホな!
「サブ」
「うス」
ゴッ、という鈍い音とともにやっさんの拳がサブの顔面にめり込み、サブの体はもんどりうって床に倒れ込んだ。
「ひっ!?」
「いつまでお客さんに立たせあああっじゃああぁごるるるぁあぁぁぁ!!」
「うス、すいません、アニキ……」
サブはそう言うと、のそのそと這って、俺の後ろに四つん這いになった。
「ま、とりあえず座ってくれや、ケンジくん♡」
サブの上に?
「あ……いや、イスは……いいかな……? ハハ……」
「お、なんや。休憩も入れずに次行ってくれるんか、熱心やなあ。ケンジくんは」
タスケテ ペカ…… モウ イヤダ
「おりゃあ!」
俺は、光に包まれた。
ぎろり、と俺が睨むと魔王は小さい悲鳴を上げた。エイヤレーレも俺に背中を見せて椅子の背もたれにしがみついて恐怖の表情を浮かべている。
おれは、にこりと笑みを浮かべた。
「じゃ、話の続きをしてもらおうか」
椅子からずり落ちそうになっていた魔王とエイヤレーレは姿勢を正して着席した。
「続けて」
俺は笑顔で対話の続きを促す。
「ああ……いや……」
「そ、そうね……どこまで話したかしら……ハハ」
「何が可笑しい」
「あ、いえ」
俺の何気ない言葉にエイヤレーレは顔をこわばらせる。
「まあ、色々あるは、あるんですけども……」
魔王がおずおずと口を開く。
「その、ボクもちょっと……頑なだったかなあ? ってところはあると思うんで……」
「あ、いえ、私も……」
妙に恐縮した語りの魔王に、エイヤレーレも同様に恐縮した口調で話し始める。
「私が、嘘を言ってるつもりはないし、自分の見てること、聞こえてることに間違いはないって確信は持ってるんですけど……その、魔王さんが言ってることは、到底受け入れられないって言うか、まあぶっちゃけ妄想だと思うんですけど……いや、絶対妄想だと思います!」
「それで?」
自然と語気の強まってきたエイヤレーレの顔を覗き込むようにして俺は尋ねる。エイヤレーレは一瞬ビクッとして、そして落ち着いて話を続けた。
「だ、大丈夫です、冷静です。あの……一旦冷静になって考えてみてですね。私の見えてる物、聞こえてる物も、他の人から見るとこんな風に見えてるのかな……って」
それだ。そういうのが欲しかったんだ。
この世界では専門の精神科医もいないし、薬物で統合失調症の幻覚や幻聴を抑える方法はない。それができない以上、自分が『感じた』ものに対して一歩立ち止まって冷静になって考えてくれれば、攻撃的にさえならなければ自然回復をゆっくりと待つこともできる。
「魔王さんはどう思った?」
「あっ、同じッス」
これでいい。これで解決だ。何が解決したのかいまいちよく分からないけれども。少なくとも人間と魔族が大規模に正面衝突して無駄な血が流れるという最悪の事態だけは免れたんだ。カルナ=カルアの貴重な犠牲と引き換えに。
「生きてるんですけど」
「俺から提案がある」
何か雑音が聞こえた気がするが、俺は魔王とエイヤレーレ、そしてペカとラムに話しかける。
「国境地帯に非武装地域の収容所を建設して、そこで魔王とエイヤレーレに共同生活をして療養してもらう」
「えっ!?」
全員が驚愕の表情になった。しかし俺にはこれが現状ベストの選択だと思ってる。魔王とエイヤレーレが互いを客観的に見ることで、自分の行動を振り返ることができるからだ。
「ちょ、ちょっと待て! 大規模な衝突が無いとはいえ人間と魔族は敵対してるんだぞ!? そんな提案に乗れると思うか?」
カルナ=カルアが反論する。生きてたのかコイツ。
「そして、収容所の所長は、ラム、君に任せたい」
「ちょっと待てやああぁぁぁ!!」
カルナ=カルアが語気を強めて反論する。
「こんなメスガキに任せられるか! 四天王筆頭は俺だぞ! 俺を差し置いて……」
「そういうとこだぞ」
「えっ、な、何が?」
はぁ、と、俺はため息をついた。
「お前すぐ感情的になる上にプライド高いじゃん。あと、前世でのいろいろな行動から察するに忠誠心も高くないし。平たく言うと信用できないんだよお前」
「お前に言われたく「でもいいのか? ケンジ。人間の女王もいる施設の所長が魔族で。もしラムだったら、心配で納得できないのだ」
「ラムのそういう冷静なところを買っての人選だ。それに人間側からの提案だからな。そのくらい譲歩するさ。もちろん俺も二人の症状が良くなるまで一緒に暮らして付き合うつもりだ。エイヤレーレとペカはそれでいいか?」
二人の方に視線をやりながら訊ねる。エイヤレーレはすでに恐怖の色は顔から消え、穏やかな、何か悟ったような表情で答えた。
「ケンジは、初めて私の話を馬鹿にせずに聞いて、真正面から受け止めてくれた、いわば恩人だ。その恩人の言うことなら、私は反論はない」
詰めるところはいろいろとある。しかしまあ面倒くさいところは全部宰相アグンに丸投げすりゃいいや。
「ケンジ♡♡♡」
「わっぷ!?」
一息つこうと思った時、急にペカが抱き着いてきた。
「魔王まで統失って分かった時は正直もうぐだぐだ過ぎてどうにもならないって思ったのに♡ こんな方法で解決なんてしちゃうなんて、しゅごいいぃぃ♡♡♡」
「ちょ、ちょっと落ち着いて! 皆見てるよ!」
人目もはばからず俺の顔に頬ずりしながら抱きしめてくる。急にデレやがった。まあ、この鮮やかな問題解決手腕を見て俺の凄さと自分の未熟さを分からせられたのだから仕方ないか。
「分からせられたようですね……」
「え? なに?」
エイヤレーレが柔らかな笑みを浮かべてそう言った。何なの急に。
「メスガキの傲慢さとは即ち女が独力で何者にも負けぬという矜持。メスガキ勇者にとって男に完膚なきまでに『分からせ』られたのならば、その者を殺すか、若しくは結ばれるしかないのです」
仮面の下を見られた女聖闘士かな?
まあでも、悪い気はしない。今回俺は、初めて魔王を倒し……てはいないけど、問題を解決したんだ。なんかいまいちすっきりしないけど。俺の旅も、ここでおしまいだ。
俺は、優しくペカの体を抱きしめて、彼女にプロポーズした。
「ペカ、こんな俺でよかったら……一緒に」俺は光に包まれた。
――――――――――――――――
「おめでとう」
パチパチパチ
「おめでとうございます」
パチパチパチ
「うス」
パチパチパチ
「え? なに? なにこれ?」
光が消えると、俺は再び事務所に戻ってきていた。やっさんとベアリス、それにサブが満面の笑みで拍手をしている。
いったい何が起きたんだ。俺は無事にホリムランドの問題を解決して、ペカと結ばれて末永くあの世界で幸せに暮らすはず……それが何故また事務所に?
「いやぁ~、見事やったで、ケンジくん。君はやると思っとったよ!」
バンバンとやっさんが俺の背中を叩いてくる。すごい力だ。
「悔しいけど、やっぱりやっさんのサポートは流石ですね。的確なアドバイスに、心配り。勉強になりました!」
ベアリスも笑顔でそんな事を言っているが、しかし俺には何が何だか分からない。ペカは? ホリムランドは?
「うス」
お前はそれしか喋れねぇのか。
「よし! ほんじゃ次、いこか」
「え? ちょちょちょっ、待ってください!」
次? 次ってなんだ? 異世界の問題を解決したらそこで末永く暮らしていいはずじゃ?
「なんや、テンポ悪いなぁ、ケンジくん。この問題、全部解決してくれる言うたやないか」
やっさんがバサバサと紙の束を振る。あれは、確か異世界リスト。
「……え?」
いや……そんな話したっけ?
確かに、やっさんは笑いながら「この問題、全部解決してもらおか」なんて言ってたような気もするけど、俺、それに何も返事なんか返さなかったような気がするけど……
「うふふ、人が悪いですね、ケンジさん。おどかさないで下さいよ。やっさんの言葉に笑顔で応えたらしいじゃないですか」
……あの時、俺は確か、半笑いで……いや、何も答えは返さなかったと思うけど? え? 笑っただけで、肯定したってこと? んなアホな!
「サブ」
「うス」
ゴッ、という鈍い音とともにやっさんの拳がサブの顔面にめり込み、サブの体はもんどりうって床に倒れ込んだ。
「ひっ!?」
「いつまでお客さんに立たせあああっじゃああぁごるるるぁあぁぁぁ!!」
「うス、すいません、アニキ……」
サブはそう言うと、のそのそと這って、俺の後ろに四つん這いになった。
「ま、とりあえず座ってくれや、ケンジくん♡」
サブの上に?
「あ……いや、イスは……いいかな……? ハハ……」
「お、なんや。休憩も入れずに次行ってくれるんか、熱心やなあ。ケンジくんは」
タスケテ ペカ…… モウ イヤダ
「おりゃあ!」
俺は、光に包まれた。
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
実は今日転生ヤクザがこっちにあることに気付きました……!
久しぶりに読んだら懐かしい☺️
ベアリスも懐かしいな〜
1番印象に残ってたカーニバルの話、最初のような気がしてたら実はもう少し後で、よっぽど自分が読んでて衝撃だったんだなと…
あと、カルアミルクの…
首相暗殺まで読了。
まさかこっち向きに改稿するとは💦
めちゃくちゃセンシティブ〜💦💦