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第2章 冒険者達
逃げろ!
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「危ないところだったね、ケンジくん」
窮地から脱すると、先ほどまで知恵熱を出して水たまり作ってたアンススは元の王子様系巨乳褐色冒険者お姉さんに戻っていた。
まあ、こいつにもいろいろ言いたいことはあるんだけれども、実際こいつの猫の鳴き真似で命拾いしたことは確かだ。
猫の鳴き真似て。
冒険者に必須のスキルなんかそれ。なんか納得いかないわ。
「とりあえず、いったん状況をまとめた方が良さそうじゃのう」
確かにアスタロウの言うとおりだ。かなり複雑な事態になってるみたいだ。
「今回四天王のイルウとブラックモアの会談(?)を覗き見したところをまとめると……」
「ケンジくんのアナルが狙われているという事ね」
何の話かなアンスス。不規則発言は慎んでくれ給え。
「確信したんだけど、ケンジくんは『そっちの人』なんだね」
なんだよ。どっちの人だよ。この話続けるのか。
「ケンジくんのことは、諦めるしかないという事か」
なんだよ、何を諦めるんだよ。いや諦めては欲しいんだけどなんか釈然としねえよ。何で俺が振られたカンジになってんのよ。
「あっ、大丈夫。私は別にそういうの差別したりはしないから。恋愛にはいろんな形があってもいいと思うし」
「はっきり言えやこのクソアマァァァ!!」
俺の怒りが爆発した。
「お前いつもそうじゃねえか! はっきり口に出して言ってくれればこっちも否定のしようがあるっつうのに肝心なところぼかしながら「分かってる」風な発言ばっかしやがってよバカのくせに!! おめえに「分かってる」事なんてこの世に一つもねえんだよ!!」
「ムッ、誰ですカ!?」
しまったあぁぁぁぁぁぁぁ……
やっちまったぁぁぁぁ……
まだ部屋からそんなに距離を置いたわけでもないのに大声出しちまったぁ。これアレですかね、俺が悪いですかね?
でももとはといえば俺にホモ疑惑がかけられた大本はアスタロウのせいであって、もっと言えばこいつがケツに聖剣刺さなければ俺がこの世界に召喚されることもなかったわけで、やっぱアスタロウが全部悪いわ。
「とにかく逃げるぞい」
ぐい、とアスタロウに手を引かれて俺達は走り出す。
ああ、こんなはずじゃなかったのに。もっとこう、異世界に来た勇者様が現地の土人共の指導者としてあがめたてまつられて、格好良く無双するはずだったのに、なんでこうなっちゃうかなあ?
――――――――――――――――
「やれやれ、手のかかる勇者ですネ。もう行きましたかネ?」
休憩スペースから出てきたブラックモアはコキコキと首の骨を鳴らしながらそう言った。
「ねえ、今の声ケンジだったような気が……」
「ケンジって、もしかしてさっき話してた彼氏さんですカ?」
「彼氏だなんて、そんな……彼女かもしれないし……」
両手で自分の頬を押さえて少女のように恥ずかしがるイルウであるが、そのスカートが異様に盛り上がってるようにも見える。
「とにかく、だらだらしてないで、早いところドッペルゲンガーを救出してもらわないと『依頼』が完了しないんですヨ」
「ふぅん……? よく分からないけど、追わなくていいの?」
「そうですネ、全く追わないのも不自然ですし、ゆるゆると追いましょうカ」
――――――――――――――――
「はぁ、はぁ、ここまでくれば大丈夫かの? アンスス、追ってきておるか?」
「分からないけど、大分距離は開いてるわ」
「焦ってまだ通ってない新しい区画の方に来てしまったのう」
アスタロウが懐から途中までマッピングしていたこのダンジョンの地図に必死で書き込みをしている。
ダンジョンの定石として俺達もここに入ってから当然マッピングをしているんだが、これがなかなか難しい。RPGみたいに一層ずつ綺麗に分かれてればいいんだけど、天然のダンジョンは中のアップダウンが激しいし、そもそもはっきりした「層」の概念は無いと言ってもいい。
地図に書き込むのは右へ行ったか左へ行ったか、どのくらいの距離進んだか。そして重要なのがどの道がどこに繋がってるか。似たような風景の中に記憶にあるものが見つかれば構造の解析は一歩前に進む。
そういう意味では一度通った道を「匂い」で辿れるアンススの能力は確かに冒険者として誰もが羨む能力だろう。流石はハリネズミ級の冒険者だ。
そのアンススが辺りをきょろきょろと見回しながら鼻をフンフン動かしている。何か見覚えのある通路に出たんだろうか。アンススと俺達が同じ入り口から入ったとは限らないしな。
「何か見つけたのか? アンスス」
「誰かいる」
そう言うと、今度は耳をそばだてて、ある一方向に集中したようだ。俺もそちらに耳を向けてみるが、何も聞こえはしない。
「助けて、って聞こえる」
しかしアンススには何かが聞こえているようだ。慎重に、ゆっくりとダンジョンの中を進み始める。
この間にさっき分かったことについて頭の中でまとめるとするか。
ギルドの奴らの言うとおりになっちまって癪に障るが、たしかに魔族は今回のフェルネッド伯の豹変の件に関して一枚噛んでるようだ。いや、「魔族が」というよりは「ブラックモアが」だな。イルウはなんか仕事を受けてること以外細かいところは知らなかったみたいだし。
しかし黒幕はブラックモアではなく別にいる。
それが魔族なのか人なのかも分からないが、一つ気になることがある。
ブラックモアは仕事は前金を貰って、もう完了したも同然と言っていた。しかし同時に「彼を幽閉し続ければ依頼は達成」とも。普通に考えれば幽閉するのはドッペルゲンガーと入れ替わったフェルネッド伯だろう。
しかしまだその仕事が残ってるのに前金で金払ってもらってて、しかも終わったも同然っておかしくないか? だって幽閉してるフェルネッド伯を取り戻されたら全ては水の泡だろ。全然終わってねえじゃん。前金で依頼料払う方も「終わったも同然」って言う方も少し楽観的すぎないか?
だって実際フェルネッド伯夫人が夫の捜索願を勇者に依頼して救出に来てるんだぜ? アンススの方は誰の依頼で何をしに来たのかイマイチよく分からんけど。
まあ、もしかしたら成功報酬があるのかもしれないが、そうだとしてもブラックモアの「終わったも同然」って発言は引っかかる。
考えながら歩いていると、俺達の前に岩のくぼみに鉄格子をはめ込んだだけの簡易的な牢屋が姿を現した。
「た……助けて」
頬はこけ、大分やつれてはいるものの、立派な身なりの中年男性だ。
窮地から脱すると、先ほどまで知恵熱を出して水たまり作ってたアンススは元の王子様系巨乳褐色冒険者お姉さんに戻っていた。
まあ、こいつにもいろいろ言いたいことはあるんだけれども、実際こいつの猫の鳴き真似で命拾いしたことは確かだ。
猫の鳴き真似て。
冒険者に必須のスキルなんかそれ。なんか納得いかないわ。
「とりあえず、いったん状況をまとめた方が良さそうじゃのう」
確かにアスタロウの言うとおりだ。かなり複雑な事態になってるみたいだ。
「今回四天王のイルウとブラックモアの会談(?)を覗き見したところをまとめると……」
「ケンジくんのアナルが狙われているという事ね」
何の話かなアンスス。不規則発言は慎んでくれ給え。
「確信したんだけど、ケンジくんは『そっちの人』なんだね」
なんだよ。どっちの人だよ。この話続けるのか。
「ケンジくんのことは、諦めるしかないという事か」
なんだよ、何を諦めるんだよ。いや諦めては欲しいんだけどなんか釈然としねえよ。何で俺が振られたカンジになってんのよ。
「あっ、大丈夫。私は別にそういうの差別したりはしないから。恋愛にはいろんな形があってもいいと思うし」
「はっきり言えやこのクソアマァァァ!!」
俺の怒りが爆発した。
「お前いつもそうじゃねえか! はっきり口に出して言ってくれればこっちも否定のしようがあるっつうのに肝心なところぼかしながら「分かってる」風な発言ばっかしやがってよバカのくせに!! おめえに「分かってる」事なんてこの世に一つもねえんだよ!!」
「ムッ、誰ですカ!?」
しまったあぁぁぁぁぁぁぁ……
やっちまったぁぁぁぁ……
まだ部屋からそんなに距離を置いたわけでもないのに大声出しちまったぁ。これアレですかね、俺が悪いですかね?
でももとはといえば俺にホモ疑惑がかけられた大本はアスタロウのせいであって、もっと言えばこいつがケツに聖剣刺さなければ俺がこの世界に召喚されることもなかったわけで、やっぱアスタロウが全部悪いわ。
「とにかく逃げるぞい」
ぐい、とアスタロウに手を引かれて俺達は走り出す。
ああ、こんなはずじゃなかったのに。もっとこう、異世界に来た勇者様が現地の土人共の指導者としてあがめたてまつられて、格好良く無双するはずだったのに、なんでこうなっちゃうかなあ?
――――――――――――――――
「やれやれ、手のかかる勇者ですネ。もう行きましたかネ?」
休憩スペースから出てきたブラックモアはコキコキと首の骨を鳴らしながらそう言った。
「ねえ、今の声ケンジだったような気が……」
「ケンジって、もしかしてさっき話してた彼氏さんですカ?」
「彼氏だなんて、そんな……彼女かもしれないし……」
両手で自分の頬を押さえて少女のように恥ずかしがるイルウであるが、そのスカートが異様に盛り上がってるようにも見える。
「とにかく、だらだらしてないで、早いところドッペルゲンガーを救出してもらわないと『依頼』が完了しないんですヨ」
「ふぅん……? よく分からないけど、追わなくていいの?」
「そうですネ、全く追わないのも不自然ですし、ゆるゆると追いましょうカ」
――――――――――――――――
「はぁ、はぁ、ここまでくれば大丈夫かの? アンスス、追ってきておるか?」
「分からないけど、大分距離は開いてるわ」
「焦ってまだ通ってない新しい区画の方に来てしまったのう」
アスタロウが懐から途中までマッピングしていたこのダンジョンの地図に必死で書き込みをしている。
ダンジョンの定石として俺達もここに入ってから当然マッピングをしているんだが、これがなかなか難しい。RPGみたいに一層ずつ綺麗に分かれてればいいんだけど、天然のダンジョンは中のアップダウンが激しいし、そもそもはっきりした「層」の概念は無いと言ってもいい。
地図に書き込むのは右へ行ったか左へ行ったか、どのくらいの距離進んだか。そして重要なのがどの道がどこに繋がってるか。似たような風景の中に記憶にあるものが見つかれば構造の解析は一歩前に進む。
そういう意味では一度通った道を「匂い」で辿れるアンススの能力は確かに冒険者として誰もが羨む能力だろう。流石はハリネズミ級の冒険者だ。
そのアンススが辺りをきょろきょろと見回しながら鼻をフンフン動かしている。何か見覚えのある通路に出たんだろうか。アンススと俺達が同じ入り口から入ったとは限らないしな。
「何か見つけたのか? アンスス」
「誰かいる」
そう言うと、今度は耳をそばだてて、ある一方向に集中したようだ。俺もそちらに耳を向けてみるが、何も聞こえはしない。
「助けて、って聞こえる」
しかしアンススには何かが聞こえているようだ。慎重に、ゆっくりとダンジョンの中を進み始める。
この間にさっき分かったことについて頭の中でまとめるとするか。
ギルドの奴らの言うとおりになっちまって癪に障るが、たしかに魔族は今回のフェルネッド伯の豹変の件に関して一枚噛んでるようだ。いや、「魔族が」というよりは「ブラックモアが」だな。イルウはなんか仕事を受けてること以外細かいところは知らなかったみたいだし。
しかし黒幕はブラックモアではなく別にいる。
それが魔族なのか人なのかも分からないが、一つ気になることがある。
ブラックモアは仕事は前金を貰って、もう完了したも同然と言っていた。しかし同時に「彼を幽閉し続ければ依頼は達成」とも。普通に考えれば幽閉するのはドッペルゲンガーと入れ替わったフェルネッド伯だろう。
しかしまだその仕事が残ってるのに前金で金払ってもらってて、しかも終わったも同然っておかしくないか? だって幽閉してるフェルネッド伯を取り戻されたら全ては水の泡だろ。全然終わってねえじゃん。前金で依頼料払う方も「終わったも同然」って言う方も少し楽観的すぎないか?
だって実際フェルネッド伯夫人が夫の捜索願を勇者に依頼して救出に来てるんだぜ? アンススの方は誰の依頼で何をしに来たのかイマイチよく分からんけど。
まあ、もしかしたら成功報酬があるのかもしれないが、そうだとしてもブラックモアの「終わったも同然」って発言は引っかかる。
考えながら歩いていると、俺達の前に岩のくぼみに鉄格子をはめ込んだだけの簡易的な牢屋が姿を現した。
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頬はこけ、大分やつれてはいるものの、立派な身なりの中年男性だ。
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