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死亡フラーグ
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王別の儀、初日の夜……厳密にいえば王宮からリィングリーツの森までにも一日の旅程があるので二日目の夜であるが。
ともかく、その初日のうちに国家騎士団総長であるコルアーレ率いる騎士団のエリート部隊は三名の死者と一名の重傷者を出し、さらに一命は行方不明な上に離反者の可能性があるという危機的状況に陥った。
さらにもう一人、夜中に一名の脱走者を出してしまうという事態を引き起こした。
この時点ですでに大打撃を受けたと言ってよい状態。たとえ作戦を成功させたとしても詳細は不名誉であるために伏せたい、というほどの体たらくであるが……
「フラーグ……」
朝、日の光やようやく差し始めた頃、コルアーレはその光景に驚愕した。
昨夜部隊を脱走してしまったフラーグを、疲労感のあまり、誰も引き留めることができなかった。
そのフラーグの生首が、血痕もきれいに拭き取られた状態で、静かに目を閉じ、彼らの前にそっと置かれてあったのだ。うすぼんやりと明るい朝日の光の中で、静謐なる古代の遺跡の様に彼の首が鎮座する光景はまるで現実感が無かった。
野営地からそれほど近い距離ではないものの、昼間であれば視界に入る距離。交代で寝ずの番を立てていたというのに、全く誰も気づかなかった。
「忘れろ」
「忘れろ、と?」
コルアーレの言葉に、ヴァルフシュは思わず聞き返した。
「言い方を変える。気持ちを切り替えろ。イェレミアスを探し出して、殺すことだけを考えろ」
「無理だ」
コルアーレの言葉に噛みついたのはヴァルフシュではなく別の騎士であった。目は落ちくぼみ、精神の平衡を失っているようにも見える。
「きっと俺達は、触れちゃいけないものに触れちまったんだ。イェレミアス、あいつはきっと何か不思議な力を持ってる」
コルアーレの拳が男の顔の芯を捉えて殴り抜ける。男はもんどりうって地面に倒れたがさすがは武に依って立つ男。意識は失っていないようである。
「それが狙いだという事が分からんのか。狩りの獲物のように殺した奴を逆さ吊りにして皮を剝いだことも、危険を冒してまでわざわざ首を俺達の前に置いたのも! 全てこちらの心を乱すための戦略だ! 今圧倒的に有利なのは俺達の方だぞ!」
その言葉で男はようやく正気に返ったようだった。多くの戦力を失ったとはいえ、未だここには十五人ほどの男がいる。いずれも歴戦の猛者達だ。冷静にやれば、小僧一人に負ける道理などない。
「とにかく、まずはメシだ。幸い水も、保存食もまだまだ余裕がある」
生首を前に取り乱してはいたが、ヴァルフシュがそう言うと男たちの間に少しの笑みがこぼれた。経験が豊富であれば、崩れた時の立て直し方も心得ている。
ある意味ではフラーグはまさにリィングリーツの獣の魔力にハマり、冷静さを欠いたところを麦の穂を刈り取るように殺されたのだ。いもしない魔物を恐れ、年端もいかないガキに恐怖を覚え、取り乱して死んだのだ。
男たちは感情を表に出さず、ゆっくりと、淡々とイェレミアスを追う準備を始める。
焦りは横着さを生み、雑な感情は見落としを生む。十人を超える男たちが一丸となって、慎重に、丹念に王子の痕跡を探しながら道を進む。
進みは遅々として遅くとも、確実に相手を追い詰めている感覚があった。足跡を見つけ、焚火の後を見つけ少しずつ獲物との距離が縮まっていくことを感じ取れる。
結局その日は敵からの襲撃もなく、かといってイェレミアスと遭遇することもなかったものの、途中でいくつか見つけた焚火の温度から、そう遠くにいるわけではないことまでは突き止めた。
おそらくは明日の早いうちにはもう石碑に辿り着くであろう。さらに次の日の朝、騎士団の男たちは早いうちから追跡を開始した。イェレミアスは一人であるのに対し、複数の騎士団は見張りを立てて順番に眠れるため疲れもたまりにくい。確実に、今日中に五人の仇を取ってやる。その思いを胸に抱き、追跡を続ける。
まるで森の中に、獲物と自分達だけが存在しているかのような、そんな感覚を受けた。黒き森のヴェールに包まれたほんの一枚向こうに、イェレミアス王子の息遣いが聞こえるような気までしてくる。
そんな時であった。異様な集中力の中、それを乱すようなノイズと出会ったのは。
「この足跡は……」
集団の先頭にいたコルアーレとヴァルフシュが立ち止まり目を見開く。王宮を出てからの三日間髭すら剃っていないその顔は偽装の装備とも相まってまさに蛮族といった風である。
「見ろ、足裏に滑り止めの縄が括ってある」
イェレミアスの小さな足跡とは全く違うもの。大きさだけではない。全くそれとは異質な足跡がいくつも連なっている。
「人数は……4……いや、5人か」
「この場所は、イェレミアスを待ち伏せするには最適だと考えていた場所だ。もうそれほど遠くない場所に石碑もある」
相変わらず獣道のような小さな通り道ではあるが、左側は崖とまではいかないものの傾斜の大きな坂となっており、上り下りは這って進まねばならない難所。右側は崖になっており、木や草が生い茂り、地面が見えない。どのくらいの高さなのかもわからない場所。
足跡はまっすぐ進むイェレミアスのものに崖の方から交差するように降り、王子の後を追うように続いている。
「あのガキ、コルピクラーニに追われてるのか?」
「むぅ……」
誰かがそう呟くと、ヴァルフシュは唸って顎を撫でる様にして考え込む。
思案のしどころである。仲間を大勢殺されたイェレミアスは出来ればこの手で討ちたいが、このまま突き進めばコルピクラーニと鉢合わせする可能性がある。ヘタを打てばそのどさくさにイェレミアスに逃げられる可能性もある。
いや、そもそもの話、襲撃がイェレミアスの仕業かどうかというのも推論に過ぎないのだから、イェレミアスを自分達の手で殺すことにそこまで意味はあるのか。仲間の士気は上がるが、それよりは危険の方が勝る気がする。
だとすれば、この場で考えられる一番の安全策は何なのか、おのずと答えは出てくる。
「ヴァルフシュさん、何を考えてますか」
崖の上の方に視線をやったヴァルフシュに一人の男が声を掛けた。
「まさかここまで来て自分達の手でイェレミアスを討つのを諦めるなんてことはないですよね?」
やはり彼の部下達は、惨殺された仲間たちの仇を打ちたいという気持ちの方が強かったようである。
「いいか、よく聞け」
この場の最高責任者であるコルアーレが割って入ってきた。彼には責任がある。この作戦を確実に成功させるという。
「俺はもう、これ以上部下を失いたくないんだ。あの襲撃がイェレミアスによるものかどうかも分からない。コルピクラーニの仕業の可能性もあるし、全く別の理由でロークが動いていることも考えられる。そんな状況で自分達の手で決着をつけることに固執するのは危険だ」
正論である。
正論であるが、イェレミアスに恨みを晴らすことだけを考えて、森の中、自分を殺して地道な追跡を続けてきたのだ。部下たちの心は萎えていく。
「安全策を取れば、コルピクラーニの足元を逆方向に辿っていけば奴らと鉢合わせすることはない」
そう言ってコルアーレは崖の上を眺める。そこもやはり草木が生い茂り、隠れるにも塩梅がよさそうだ。
「イェレミアスがコルピクラーニに始末されるならそれも良し。仮に奴が無事に石碑から帰ってきてもここなら高所から一方的に奴を有利な条件で狙える」
高所を取れば投石だけで簡単に人を殺せる。危険をわざわざ冒す必要などない。
「わかり……ました」
自分もフラーグや、皮を剥がされた死体のような悲惨な目にあいたくない。その気持ちは当然ある。
しかしここで、騎士達の緊張感の糸は完全に断ち切れてしまったと言っていいだろう。
張りつめていたイェレミアスの追跡から一転して、安全な待ち伏せに移行。その上もしかしたら自分達は何もせずとも目的は達成できるかもしれない、ときたのだ。仕方あるまい。
気の抜けた顔で全員が崖を登り始める。その姿に戦士の気迫は感じられなかった。
「ぐむっ……」
その時であった。先頭の男の顔面を、こぶし大の投石が襲ったのだ。
ともかく、その初日のうちに国家騎士団総長であるコルアーレ率いる騎士団のエリート部隊は三名の死者と一名の重傷者を出し、さらに一命は行方不明な上に離反者の可能性があるという危機的状況に陥った。
さらにもう一人、夜中に一名の脱走者を出してしまうという事態を引き起こした。
この時点ですでに大打撃を受けたと言ってよい状態。たとえ作戦を成功させたとしても詳細は不名誉であるために伏せたい、というほどの体たらくであるが……
「フラーグ……」
朝、日の光やようやく差し始めた頃、コルアーレはその光景に驚愕した。
昨夜部隊を脱走してしまったフラーグを、疲労感のあまり、誰も引き留めることができなかった。
そのフラーグの生首が、血痕もきれいに拭き取られた状態で、静かに目を閉じ、彼らの前にそっと置かれてあったのだ。うすぼんやりと明るい朝日の光の中で、静謐なる古代の遺跡の様に彼の首が鎮座する光景はまるで現実感が無かった。
野営地からそれほど近い距離ではないものの、昼間であれば視界に入る距離。交代で寝ずの番を立てていたというのに、全く誰も気づかなかった。
「忘れろ」
「忘れろ、と?」
コルアーレの言葉に、ヴァルフシュは思わず聞き返した。
「言い方を変える。気持ちを切り替えろ。イェレミアスを探し出して、殺すことだけを考えろ」
「無理だ」
コルアーレの言葉に噛みついたのはヴァルフシュではなく別の騎士であった。目は落ちくぼみ、精神の平衡を失っているようにも見える。
「きっと俺達は、触れちゃいけないものに触れちまったんだ。イェレミアス、あいつはきっと何か不思議な力を持ってる」
コルアーレの拳が男の顔の芯を捉えて殴り抜ける。男はもんどりうって地面に倒れたがさすがは武に依って立つ男。意識は失っていないようである。
「それが狙いだという事が分からんのか。狩りの獲物のように殺した奴を逆さ吊りにして皮を剝いだことも、危険を冒してまでわざわざ首を俺達の前に置いたのも! 全てこちらの心を乱すための戦略だ! 今圧倒的に有利なのは俺達の方だぞ!」
その言葉で男はようやく正気に返ったようだった。多くの戦力を失ったとはいえ、未だここには十五人ほどの男がいる。いずれも歴戦の猛者達だ。冷静にやれば、小僧一人に負ける道理などない。
「とにかく、まずはメシだ。幸い水も、保存食もまだまだ余裕がある」
生首を前に取り乱してはいたが、ヴァルフシュがそう言うと男たちの間に少しの笑みがこぼれた。経験が豊富であれば、崩れた時の立て直し方も心得ている。
ある意味ではフラーグはまさにリィングリーツの獣の魔力にハマり、冷静さを欠いたところを麦の穂を刈り取るように殺されたのだ。いもしない魔物を恐れ、年端もいかないガキに恐怖を覚え、取り乱して死んだのだ。
男たちは感情を表に出さず、ゆっくりと、淡々とイェレミアスを追う準備を始める。
焦りは横着さを生み、雑な感情は見落としを生む。十人を超える男たちが一丸となって、慎重に、丹念に王子の痕跡を探しながら道を進む。
進みは遅々として遅くとも、確実に相手を追い詰めている感覚があった。足跡を見つけ、焚火の後を見つけ少しずつ獲物との距離が縮まっていくことを感じ取れる。
結局その日は敵からの襲撃もなく、かといってイェレミアスと遭遇することもなかったものの、途中でいくつか見つけた焚火の温度から、そう遠くにいるわけではないことまでは突き止めた。
おそらくは明日の早いうちにはもう石碑に辿り着くであろう。さらに次の日の朝、騎士団の男たちは早いうちから追跡を開始した。イェレミアスは一人であるのに対し、複数の騎士団は見張りを立てて順番に眠れるため疲れもたまりにくい。確実に、今日中に五人の仇を取ってやる。その思いを胸に抱き、追跡を続ける。
まるで森の中に、獲物と自分達だけが存在しているかのような、そんな感覚を受けた。黒き森のヴェールに包まれたほんの一枚向こうに、イェレミアス王子の息遣いが聞こえるような気までしてくる。
そんな時であった。異様な集中力の中、それを乱すようなノイズと出会ったのは。
「この足跡は……」
集団の先頭にいたコルアーレとヴァルフシュが立ち止まり目を見開く。王宮を出てからの三日間髭すら剃っていないその顔は偽装の装備とも相まってまさに蛮族といった風である。
「見ろ、足裏に滑り止めの縄が括ってある」
イェレミアスの小さな足跡とは全く違うもの。大きさだけではない。全くそれとは異質な足跡がいくつも連なっている。
「人数は……4……いや、5人か」
「この場所は、イェレミアスを待ち伏せするには最適だと考えていた場所だ。もうそれほど遠くない場所に石碑もある」
相変わらず獣道のような小さな通り道ではあるが、左側は崖とまではいかないものの傾斜の大きな坂となっており、上り下りは這って進まねばならない難所。右側は崖になっており、木や草が生い茂り、地面が見えない。どのくらいの高さなのかもわからない場所。
足跡はまっすぐ進むイェレミアスのものに崖の方から交差するように降り、王子の後を追うように続いている。
「あのガキ、コルピクラーニに追われてるのか?」
「むぅ……」
誰かがそう呟くと、ヴァルフシュは唸って顎を撫でる様にして考え込む。
思案のしどころである。仲間を大勢殺されたイェレミアスは出来ればこの手で討ちたいが、このまま突き進めばコルピクラーニと鉢合わせする可能性がある。ヘタを打てばそのどさくさにイェレミアスに逃げられる可能性もある。
いや、そもそもの話、襲撃がイェレミアスの仕業かどうかというのも推論に過ぎないのだから、イェレミアスを自分達の手で殺すことにそこまで意味はあるのか。仲間の士気は上がるが、それよりは危険の方が勝る気がする。
だとすれば、この場で考えられる一番の安全策は何なのか、おのずと答えは出てくる。
「ヴァルフシュさん、何を考えてますか」
崖の上の方に視線をやったヴァルフシュに一人の男が声を掛けた。
「まさかここまで来て自分達の手でイェレミアスを討つのを諦めるなんてことはないですよね?」
やはり彼の部下達は、惨殺された仲間たちの仇を打ちたいという気持ちの方が強かったようである。
「いいか、よく聞け」
この場の最高責任者であるコルアーレが割って入ってきた。彼には責任がある。この作戦を確実に成功させるという。
「俺はもう、これ以上部下を失いたくないんだ。あの襲撃がイェレミアスによるものかどうかも分からない。コルピクラーニの仕業の可能性もあるし、全く別の理由でロークが動いていることも考えられる。そんな状況で自分達の手で決着をつけることに固執するのは危険だ」
正論である。
正論であるが、イェレミアスに恨みを晴らすことだけを考えて、森の中、自分を殺して地道な追跡を続けてきたのだ。部下たちの心は萎えていく。
「安全策を取れば、コルピクラーニの足元を逆方向に辿っていけば奴らと鉢合わせすることはない」
そう言ってコルアーレは崖の上を眺める。そこもやはり草木が生い茂り、隠れるにも塩梅がよさそうだ。
「イェレミアスがコルピクラーニに始末されるならそれも良し。仮に奴が無事に石碑から帰ってきてもここなら高所から一方的に奴を有利な条件で狙える」
高所を取れば投石だけで簡単に人を殺せる。危険をわざわざ冒す必要などない。
「わかり……ました」
自分もフラーグや、皮を剥がされた死体のような悲惨な目にあいたくない。その気持ちは当然ある。
しかしここで、騎士達の緊張感の糸は完全に断ち切れてしまったと言っていいだろう。
張りつめていたイェレミアスの追跡から一転して、安全な待ち伏せに移行。その上もしかしたら自分達は何もせずとも目的は達成できるかもしれない、ときたのだ。仕方あるまい。
気の抜けた顔で全員が崖を登り始める。その姿に戦士の気迫は感じられなかった。
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