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塾の冬期講習が始まった。ほとんどの受験生はピリピリとしていて、張り詰めた空気が漂っていた。
ところが、試験に関して一切不安のない透琉は、大学生から自分で予定を立て行動したいと母親に直談判する計画を練っており、受験よりもそちらの方が怖いと言っていた。
新多は、目にかかるほど長い髪をワックスで後ろに流し、黒いショートダウンコートに着慣れたスーツを纏い、オフィス街の一角で人を待っていた。
「冬休み、長すぎ……」
白い息が空に吸い込まれて消えていく。
暴力を振るう父親と過ごす時間が増える長期休暇は苦痛と恐怖でしかなかったが、今は違う意味で長いと感じる。
透琉とは、年が明けるまで会えない。
大晦日や初詣も一緒に行きたかったが、透琉は受験目前のため自宅で軟禁されている上、新多も仕事がある。
これまで何度も二人で遊びに出掛けたが、なぜか自宅には来てほしくなさそうな態度だったため、アポイントなしで訪ねるわけにもいかない。心配性らしい母親の方が透琉の受験でナーバスになっていると言っていたので、おそらくそのためだろう。
「待たせたな」
「おはようございます。私も先ほど到着したばかりです」
新多が腰を折って頭を下げると、局長であり養父でもある御門龍一は大きなため息をついた。
長身の新多と同じ背丈だが、身体の厚みが違う。ワイシャツのボタンは今にも弾け飛びそうである。
どこかのスポーツ団体の上役のような短髪は、五十を越えているというのに白髪は一本すらなく、出会った当初から変わらない。顎と口元の髭も綺麗にデザインされていて、抜け感はありつつもいつも余裕がある。大人の男の魅力とは何たるかを体現している養父に、新多は密かに憧れていた。
しかし、喋ると台無しなのが玉に瑕である。
「敬語は不要だって何度も言っているのに~」
「今は仕事中ですから。お黙りくださいチョビ髭親父」
「うーん、なるほど。これが、反抗期の息子を持つ親の気持ちか。悪くないねぇ」
車の鍵を宙に投げては掴む御門は、新多の肩に腕を回し歩き始めた。
十歳で御門の養子となった新多は、既に職に就いている。
御門が局長を務める特殊能力保護協会、通称トクノウの特殊能力捜査班。そこが新多の在籍している組織。簡単に言えば、国が管理する最高秘密レベルのエスパー集団だ。
地球には一年に数人、特殊能力を持った人間が生まれる。二本で存在を確認されているのは、十八人。その十八人全員が、特殊能力を持つ人間の捜索と保護を目的とする捜索班、又は国益のため防衛相の指揮の元、暗躍する戦闘班に分かれて、秘密裏に活動している。
目視した物体を直す能力を持つ新多は、力を使うと髪の色素が抜ける。若くして髪が白いのもそのためだ。
御門や他の捜査員にも、能力を使った際の副反応が身体に現れるが、新多の白髪ように一目瞭然な者は少ない。
「監察対象Tですが、やはり副反応は自律神経の乱れのようです。最近は、心情に変化もあり、精神的負荷の原因となっている実家から自立しようと画策しています。受験が終わった頃に、再度ストレス値が跳ね上がるかもしれません」
「普通は受験が終わったらストレスから解放されるもんなんだけどねぇ。そしてなんだ、その心情の変化は、お前の誘導ってか?」
「誘導した覚えはありません。ですが、対象の信頼も得ていますし、この調子でいけば、能力消滅まで上手くメンタルをコントロールできると思います。本人もまだ自分の能力には気付いていません」
すべては透琉の能力を抑え込むため。
一度限界まで開花してしまえば、普通の人生は歩めない。現代の日本にはエスパーなどいない――と、いうことになっているため、能力が開花する前に芽を摘むのも捜査班の仕事である。
能力が消えない場合は強制的に、出生、経歴、容姿に名前、すべてを変えて国に従事する人生を歩むことになる。
これまで窮屈な思いをして生きてきた透琉には、自由でいてほしいのだ。
卒業後、二度と会えなくなっても。それがたとえ岡崎新多のエゴであっても――。
「対象が持つ能力である、物体の破壊。今のところ透明なガラスと鏡に限定されているが、非常に強い能力だ。仲間に引き入れられれば良いが、反国家勢力に渡れば、一体どうなってしまうのか……。考えるだけで恐ろしいね。このままお前に任せていれば、我々の望む結末を迎えられると?」
「……はい。想定より長引いておりますが、できれば対象の能力が完全に消滅するまで、高校卒業後も監視していたいと考えております。あまりにも強力な戦闘系能力者は、存在するだけで争いの火種になりますから」
「うーん。能力の消滅を待つよりも、やはり私はこちら側に引き入れた方が良いと思うがねぇ」
新多は、職務中であることを忘れ、御門を睨みつける。
「こちらに所属しても対象の能力では、確実に戦闘班に配属されます! 泣く母親のために今よりもっとチビの頃から自分を殺して抑え込むようなやつだ。今度は死ぬまで戦い続けるに決まってるだろ!」
「おー怖い怖い。冗談だよ。いやぁ、それにしても今まで誰にも懐かなかったお前が絆されたか。小動物っぽい可愛い系がタイプだったとは、意外~」
透琉のぱっちりした猫のような瞳と、さらさらと揺れる艶やかな髪。さらに不安になるほど軽くて薄い身体に男らしさはないが、内面は誰よりも我慢強くて芯が強い。本音で人を心から称賛できる、尊敬に値する人間だ。
下世話な視線で透琉を見るなと、苛立ってはいるが、自分はどうだ。
あの柳のような腰に触れて、すべてを暴いてしまいたいと思ったことはないのか。
肩を抱いた際に、赤く染まる耳に口づけたいと考えたことは、一度や二度ではない。
奥歯を嚙み締めた新多は、平然を装って「局長もご冗談を仰ることがあるんですねぇ」と嘲笑を浮かべる。
ところが御門はそれもお見通しといった顔でニヤニヤと笑っている。
「ごめんごめん。お詫びに父ちゃんがどうにかしてやるから。せっかく恋人ができたんだもんな」
「……ですから恋仲ではありません。友愛以上の関係になるのは、懐に入るには一番手っ取り早い方法でしょう? 捜査班では、よくある話です。今後も余計な手出しは無用です。余計なことしたらまっじで一生帰省しねぇから」
これ以上、自身の恋愛事情を明かしたくない新多は、早口で捲し立て目的地であるビルに入っていく。職人が復元に失敗した美術品を直すためだ。
今日の美術品は、日本の技術を見込んだ他国から依頼されたもののため、失敗は許されない。どうかよろしく頼む、と国のトップから至極丁寧にお願いされたが、能力があるとはいえ、一介の国家公務員でしかない新多からすれば、それは命令と同じだ。
「もうすぐ対象Tを監察し始めて一年が経つねぇ。不良少年が退屈な生活を送るヒロインを連れ出して、自由を謳歌する。塾の前で偶然出会ったのも、ドラマのような始まりだったなぁ。あれもずっと観察していたから、その場に立ち会えたわけだけど」
再び透琉の話題をほじくり返す御門は、のんびりとした口調でそう言った。
些かドラマチックすぎた始まりがいけなかったのか。
塾の窓が割れた日も、偶然あの場に居合わせたわけではない。
監視対象が、怪我をするかもしれない。出血がトリガーとなり、能力を開花させた前例を思い出し、咄嗟に窓の破片に触ろうとしていた透琉を制止してしまったのだ。
接触したからには、それを利用しない手はなかった。
新多は、精神的に参っていた透琉を支えるために全力で肯定し続けた。
人見知りで、自我のない、母親の操り人形を懐柔することなんて容易いと思っていたのに、上辺だけの言葉がいつしか本音に変わり、気づけば落ちていたのは自分の方だった。透琉自身は、新多を手中に落としたとは微塵も思っていないだろう。
あの純粋無垢な瞳が演技だというならば、主演男優賞ものだ。
透琉がいつまで経っても体に馴染まない【岡崎新多】の名前を呼ぶ度に、心が満たされて行く。
何もない場所でも、空を見上げて幸せだね、と微笑みかけられると、一生このままでいいのにとさえ思う。
依存しているのは透琉ではなく、自分の方だ。それはきっと御門もわかっている。
「どちらにしても、あと数ヶ月の任務ですから」
「あまり入れ込みすぎるなよ。このまま順調に対象Tの能力値が下がれば、卒業と同時に彼の人生から、岡崎新多という人間には、フェードアウトしてもらうからな」
「……はい」
生気のない声が薄暗い廊下に響く。
新多はもう透琉に会いたくて堪らなかった。
ところが、試験に関して一切不安のない透琉は、大学生から自分で予定を立て行動したいと母親に直談判する計画を練っており、受験よりもそちらの方が怖いと言っていた。
新多は、目にかかるほど長い髪をワックスで後ろに流し、黒いショートダウンコートに着慣れたスーツを纏い、オフィス街の一角で人を待っていた。
「冬休み、長すぎ……」
白い息が空に吸い込まれて消えていく。
暴力を振るう父親と過ごす時間が増える長期休暇は苦痛と恐怖でしかなかったが、今は違う意味で長いと感じる。
透琉とは、年が明けるまで会えない。
大晦日や初詣も一緒に行きたかったが、透琉は受験目前のため自宅で軟禁されている上、新多も仕事がある。
これまで何度も二人で遊びに出掛けたが、なぜか自宅には来てほしくなさそうな態度だったため、アポイントなしで訪ねるわけにもいかない。心配性らしい母親の方が透琉の受験でナーバスになっていると言っていたので、おそらくそのためだろう。
「待たせたな」
「おはようございます。私も先ほど到着したばかりです」
新多が腰を折って頭を下げると、局長であり養父でもある御門龍一は大きなため息をついた。
長身の新多と同じ背丈だが、身体の厚みが違う。ワイシャツのボタンは今にも弾け飛びそうである。
どこかのスポーツ団体の上役のような短髪は、五十を越えているというのに白髪は一本すらなく、出会った当初から変わらない。顎と口元の髭も綺麗にデザインされていて、抜け感はありつつもいつも余裕がある。大人の男の魅力とは何たるかを体現している養父に、新多は密かに憧れていた。
しかし、喋ると台無しなのが玉に瑕である。
「敬語は不要だって何度も言っているのに~」
「今は仕事中ですから。お黙りくださいチョビ髭親父」
「うーん、なるほど。これが、反抗期の息子を持つ親の気持ちか。悪くないねぇ」
車の鍵を宙に投げては掴む御門は、新多の肩に腕を回し歩き始めた。
十歳で御門の養子となった新多は、既に職に就いている。
御門が局長を務める特殊能力保護協会、通称トクノウの特殊能力捜査班。そこが新多の在籍している組織。簡単に言えば、国が管理する最高秘密レベルのエスパー集団だ。
地球には一年に数人、特殊能力を持った人間が生まれる。二本で存在を確認されているのは、十八人。その十八人全員が、特殊能力を持つ人間の捜索と保護を目的とする捜索班、又は国益のため防衛相の指揮の元、暗躍する戦闘班に分かれて、秘密裏に活動している。
目視した物体を直す能力を持つ新多は、力を使うと髪の色素が抜ける。若くして髪が白いのもそのためだ。
御門や他の捜査員にも、能力を使った際の副反応が身体に現れるが、新多の白髪ように一目瞭然な者は少ない。
「監察対象Tですが、やはり副反応は自律神経の乱れのようです。最近は、心情に変化もあり、精神的負荷の原因となっている実家から自立しようと画策しています。受験が終わった頃に、再度ストレス値が跳ね上がるかもしれません」
「普通は受験が終わったらストレスから解放されるもんなんだけどねぇ。そしてなんだ、その心情の変化は、お前の誘導ってか?」
「誘導した覚えはありません。ですが、対象の信頼も得ていますし、この調子でいけば、能力消滅まで上手くメンタルをコントロールできると思います。本人もまだ自分の能力には気付いていません」
すべては透琉の能力を抑え込むため。
一度限界まで開花してしまえば、普通の人生は歩めない。現代の日本にはエスパーなどいない――と、いうことになっているため、能力が開花する前に芽を摘むのも捜査班の仕事である。
能力が消えない場合は強制的に、出生、経歴、容姿に名前、すべてを変えて国に従事する人生を歩むことになる。
これまで窮屈な思いをして生きてきた透琉には、自由でいてほしいのだ。
卒業後、二度と会えなくなっても。それがたとえ岡崎新多のエゴであっても――。
「対象が持つ能力である、物体の破壊。今のところ透明なガラスと鏡に限定されているが、非常に強い能力だ。仲間に引き入れられれば良いが、反国家勢力に渡れば、一体どうなってしまうのか……。考えるだけで恐ろしいね。このままお前に任せていれば、我々の望む結末を迎えられると?」
「……はい。想定より長引いておりますが、できれば対象の能力が完全に消滅するまで、高校卒業後も監視していたいと考えております。あまりにも強力な戦闘系能力者は、存在するだけで争いの火種になりますから」
「うーん。能力の消滅を待つよりも、やはり私はこちら側に引き入れた方が良いと思うがねぇ」
新多は、職務中であることを忘れ、御門を睨みつける。
「こちらに所属しても対象の能力では、確実に戦闘班に配属されます! 泣く母親のために今よりもっとチビの頃から自分を殺して抑え込むようなやつだ。今度は死ぬまで戦い続けるに決まってるだろ!」
「おー怖い怖い。冗談だよ。いやぁ、それにしても今まで誰にも懐かなかったお前が絆されたか。小動物っぽい可愛い系がタイプだったとは、意外~」
透琉のぱっちりした猫のような瞳と、さらさらと揺れる艶やかな髪。さらに不安になるほど軽くて薄い身体に男らしさはないが、内面は誰よりも我慢強くて芯が強い。本音で人を心から称賛できる、尊敬に値する人間だ。
下世話な視線で透琉を見るなと、苛立ってはいるが、自分はどうだ。
あの柳のような腰に触れて、すべてを暴いてしまいたいと思ったことはないのか。
肩を抱いた際に、赤く染まる耳に口づけたいと考えたことは、一度や二度ではない。
奥歯を嚙み締めた新多は、平然を装って「局長もご冗談を仰ることがあるんですねぇ」と嘲笑を浮かべる。
ところが御門はそれもお見通しといった顔でニヤニヤと笑っている。
「ごめんごめん。お詫びに父ちゃんがどうにかしてやるから。せっかく恋人ができたんだもんな」
「……ですから恋仲ではありません。友愛以上の関係になるのは、懐に入るには一番手っ取り早い方法でしょう? 捜査班では、よくある話です。今後も余計な手出しは無用です。余計なことしたらまっじで一生帰省しねぇから」
これ以上、自身の恋愛事情を明かしたくない新多は、早口で捲し立て目的地であるビルに入っていく。職人が復元に失敗した美術品を直すためだ。
今日の美術品は、日本の技術を見込んだ他国から依頼されたもののため、失敗は許されない。どうかよろしく頼む、と国のトップから至極丁寧にお願いされたが、能力があるとはいえ、一介の国家公務員でしかない新多からすれば、それは命令と同じだ。
「もうすぐ対象Tを監察し始めて一年が経つねぇ。不良少年が退屈な生活を送るヒロインを連れ出して、自由を謳歌する。塾の前で偶然出会ったのも、ドラマのような始まりだったなぁ。あれもずっと観察していたから、その場に立ち会えたわけだけど」
再び透琉の話題をほじくり返す御門は、のんびりとした口調でそう言った。
些かドラマチックすぎた始まりがいけなかったのか。
塾の窓が割れた日も、偶然あの場に居合わせたわけではない。
監視対象が、怪我をするかもしれない。出血がトリガーとなり、能力を開花させた前例を思い出し、咄嗟に窓の破片に触ろうとしていた透琉を制止してしまったのだ。
接触したからには、それを利用しない手はなかった。
新多は、精神的に参っていた透琉を支えるために全力で肯定し続けた。
人見知りで、自我のない、母親の操り人形を懐柔することなんて容易いと思っていたのに、上辺だけの言葉がいつしか本音に変わり、気づけば落ちていたのは自分の方だった。透琉自身は、新多を手中に落としたとは微塵も思っていないだろう。
あの純粋無垢な瞳が演技だというならば、主演男優賞ものだ。
透琉がいつまで経っても体に馴染まない【岡崎新多】の名前を呼ぶ度に、心が満たされて行く。
何もない場所でも、空を見上げて幸せだね、と微笑みかけられると、一生このままでいいのにとさえ思う。
依存しているのは透琉ではなく、自分の方だ。それはきっと御門もわかっている。
「どちらにしても、あと数ヶ月の任務ですから」
「あまり入れ込みすぎるなよ。このまま順調に対象Tの能力値が下がれば、卒業と同時に彼の人生から、岡崎新多という人間には、フェードアウトしてもらうからな」
「……はい」
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