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 「警察庁は本日記者会見を開き、犯罪グループのbrawlerの存在が確認出来なくなったと発表しました。これにより、凶悪犯罪及び、国家転覆計画を実行する可能性が非常に低くなったとのことです。警察庁は警戒を引き続きしていくということです。」
 鮫川くん、成功したんだな。私の仇を取ってくれた鮫川くんには感謝してもしきれない。私はヒロシが亡くなってから、心に大きな隙間が空いたような気がしていた。ヒロシのことを思い出す度、心の隙間に風が吹き抜けるような気がした。やっと、隙間が埋まった。
 


 
 「澄野、ありがとな。」
「いいよいいよ。実行したのはお前だからな。ほら、総理のとこに迎えよ。きっと、待ってるぞ。」
「言われなくても向かうさ。」
 俺は総理の息子さんの存在を知ってから、すごく締め付けられるような感じがしていて、睡眠がまともに取れなかった。計画が無事成功して良かった。本当に良かった。





 「鮫川くん。」
「総理。」
「大丈夫かい?怪我はないかい?」
「大丈夫です!仇、取りましたよ!」
「ニュースで見たさ。みんな、鮫川くんがやったとは一ミリたりとも思ってないんだな。私と鮫川くんの秘密。なんかいいなぁ。」
「どうしたんですか急に。」
「いや、実は最初に鮫川くんに会った時からヒロシに似てるなと思うことがあったんだ。思い出すんだ。ヒロシが私と秘密をしていたことを。」
「そうですか…。さて、飲みたいところですが仕事が始まってしまいますね。」
「そうだな。飲むのは夜までお預けだ。」
「これからもよろしく。」
「よろしくお願いします!」






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ここまでお読み下さり、本当にありがとうございます!
私は普段ホラー小説を書いていて、ライト文学を書くという初の試みをしました。(正確には初ではない)
あまり納得いく内容にはなりませんでしたが、この先のいい経験となりました。
本当に、ここまでお読み下さりありがとうございました!
これにて、この話は終わりとなります!
これからもよろしくお願いします!
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みんなの感想(1件)

jyuewww
2023.05.18 jyuewww

展開が楽しみです!

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