79 / 92
殺人○○の教育
しおりを挟む
俺は昔から人を殺したいという願望があった。
だが、こんなことを他人に話してもただの痛いヤツだとか中二病だと揶揄されるだろうと思い、俺はずっと心の中に秘めていた。
家庭環境はごくごく普通だった。母さんも父さんも優しかったし、弟もよく可愛がったもんだ。
俺自身も特に生活に問題はなかったと思う。成績は平均より少し上くらいを維持し続け、大学もそこそこ名の知れたところに行けた。
ある時、俺はスマホで何となくグロいものが沢山見れるサイトを調べた。
サイトを開くと、そこには今まで見たことの無い未知の世界が広がっていた。
スクロールするとギャングの抗争や戦争の様子、交通事故の様子があった。
俺は自分では気づけなかった人の真の怖さを知った。
不思議と俺はどんなにグロいものでも不快感を感じることがなかった。
そして大学に入学した時くらいに、俺に人を殺したいという願望が突如として現れた。
きっかけもなく突然に。
自分の中でも遅めの中二病でもやってきたのかと軽く考えていたのだが、日を追う事に願望は強くなっていった。
帰りが遅くなったある日。俺は夜道を歩く野良猫を見つけた。
俺は周りに誰もいないことを確認してから猫を乱暴にバックの中に入れた。
そこから無我夢中に公園の茂みの中で猫に暴力を加えた。感情は何も無かった。
そこからというもの、俺はどんどん気持ちが強くなっていた。
大学も落単。
ストレスのピークに至った時。俺はとあるアイドルグループのライブがあることを知った。
会場はかなり大きいところ。
俺はネットで調べた情報でひたすら人を殺す武器を作った。
そして当日。
ライブは最高潮。
手元には大量の武器が…なかった。
入口の手荷物検査で引っかかることを直前になって気づいたのだ。
このことがあって俺の願望はなくなった。
「という被検体の情報を今開発している人工知能にインストールしたいのだが、どうだろう、大丈夫だろうか?」
「なんでそんな人間の情報を人工知能にインストールするんだ?」
「人工知能には到底理解できない、人の真の怖さとおバカな所も学習して欲しいからさ。」
「それは名案だな。」
数年後、○○研究所から最高品質と称される人工知能が発表された。
だが、こんなことを他人に話してもただの痛いヤツだとか中二病だと揶揄されるだろうと思い、俺はずっと心の中に秘めていた。
家庭環境はごくごく普通だった。母さんも父さんも優しかったし、弟もよく可愛がったもんだ。
俺自身も特に生活に問題はなかったと思う。成績は平均より少し上くらいを維持し続け、大学もそこそこ名の知れたところに行けた。
ある時、俺はスマホで何となくグロいものが沢山見れるサイトを調べた。
サイトを開くと、そこには今まで見たことの無い未知の世界が広がっていた。
スクロールするとギャングの抗争や戦争の様子、交通事故の様子があった。
俺は自分では気づけなかった人の真の怖さを知った。
不思議と俺はどんなにグロいものでも不快感を感じることがなかった。
そして大学に入学した時くらいに、俺に人を殺したいという願望が突如として現れた。
きっかけもなく突然に。
自分の中でも遅めの中二病でもやってきたのかと軽く考えていたのだが、日を追う事に願望は強くなっていった。
帰りが遅くなったある日。俺は夜道を歩く野良猫を見つけた。
俺は周りに誰もいないことを確認してから猫を乱暴にバックの中に入れた。
そこから無我夢中に公園の茂みの中で猫に暴力を加えた。感情は何も無かった。
そこからというもの、俺はどんどん気持ちが強くなっていた。
大学も落単。
ストレスのピークに至った時。俺はとあるアイドルグループのライブがあることを知った。
会場はかなり大きいところ。
俺はネットで調べた情報でひたすら人を殺す武器を作った。
そして当日。
ライブは最高潮。
手元には大量の武器が…なかった。
入口の手荷物検査で引っかかることを直前になって気づいたのだ。
このことがあって俺の願望はなくなった。
「という被検体の情報を今開発している人工知能にインストールしたいのだが、どうだろう、大丈夫だろうか?」
「なんでそんな人間の情報を人工知能にインストールするんだ?」
「人工知能には到底理解できない、人の真の怖さとおバカな所も学習して欲しいからさ。」
「それは名案だな。」
数年後、○○研究所から最高品質と称される人工知能が発表された。
0
あなたにおすすめの小説
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/27:『ことしのえと』の章を追加。2026/1/3の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/26:『はつゆめ』の章を追加。2026/1/2の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/25:『がんじつのおおあめ』の章を追加。2026/1/1の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/24:『おおみそか』の章を追加。2025/12/31の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/23:『みこし』の章を追加。2025/12/30の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/22:『かれんだー』の章を追加。2025/12/29の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/21:『おつきさまがみている』の章を追加。2025/12/28の朝8時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味がわかると怖い話
邪神 白猫
ホラー
【意味がわかると怖い話】解説付き
基本的には読めば誰でも分かるお話になっていますが、たまに激ムズが混ざっています。
※完結としますが、追加次第随時更新※
YouTubeにて、朗読始めました(*'ω'*)
お休み前や何かの作業のお供に、耳から読書はいかがですか?📕
https://youtube.com/@yuachanRio
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百の話を語り終えたなら
コテット
ホラー
「百の怪談を語り終えると、なにが起こるか——ご存じですか?」
これは、ある町に住む“記録係”が集め続けた百の怪談をめぐる物語。
誰もが語りたがらない話。語った者が姿を消した話。語られていないはずの話。
日常の隙間に、確かに存在した恐怖が静かに記録されていく。
そして百話目の夜、最後の“語り手”の正体が暴かれるとき——
あなたは、もう後戻りできない。
■1話完結の百物語形式
■じわじわ滲む怪異と、ラストで背筋が凍るオチ
■後半から“語られていない怪談”が増えはじめる違和感
最後の一話を読んだとき、
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる