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ザイクス視点 ※
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一夜の快楽を求めて女を買ったことはある。髭と髪を整えれば、言い寄ってくる女はいくらでもいた。今まで女日照りになったことは一度もない。
逆に、言い寄られすぎて困ったこともあった。一度体を重ねただけなのに、駐留している宿に押し入ってきて俺の嫁だと言い張ったり、出かけるたびについて来たりする。女相手に乱暴することもできず、さりとて放置するわけにもいかず困り果てた。
そういったことが繰り返されると、女に興味がなくなった。髪は自分で適当に切り、髭も邪魔にならない程度に伸ばした。そうすると言い寄ってくる女はいなくなった。
性欲がたまれば右手を使い、それでも満足できなくなれば娼婦を買う。その方があと腐れなくていい。
そういう生き方をしてきたし、これからもそうだと思っていた。
だが、その考え方はロジーに出会った瞬間に変わった。本当に雷に打たれたかのような衝撃を受けた。
柔らかそうな茶色の髪。透き通るような剥き出しの白い肌。なによりもその赤い瞳に心を奪われた。蝋燭の明かりに煌めく情熱的な赤い瞳。男に媚びない気の強さ。凛とした美しさがそこにあった。
欲しいと思った。なにがなんでも手に入れたいと、俺のものにしたい思った。だから勝負を吹っかけた。まさか俺と互角に飲み勝負ができるとは思ってもいなかったが。
ロジーと杯を重ねるごとに、ますます欲しくなった。
俺と飲み比べできるほど酒豪。妖艶な魔女のように微笑み、なのに少女のようなあどけない笑顔。 途中邪魔者が入ったが、ペースを崩したロジーを負かすことができた。
しかし、俺が今寝泊まりしている安い宿に彼女を連れ込むわけにはいかなかった。部屋は悪くないが壁が薄く、ロジーの声が周りの男連中に聞かれてしまう可能性がある。彼女のすべてを見ていいのも、声を聞いていいのも俺だけだ。
うろついたおかげでロジーの素顔を見ることもできたので、結果オーライだ。
女に不自由したことがないのは本当だ。だが、欲しいと思ったのはロジーが初めてだった。その女がそばにいるのだ。一度や二度で終われるはずがない。しばらく女を抱いていないし、右手で抜いてもいない。溜まった分だけ彼女を抱ける。
今、俺の目の前にあるのは、彼女の秘めたる場所だ。手入れされた和毛をかき分け、秘裂を割り開く。花弁の奥に蜜を湛えたピンクの泉が見えた。
「綺麗だ……」
思わず声が漏れるほど、その美しさに目を奪われる。
ゆっくりと人差し指を差し入れる。ロジーが小さく喘いだ。中を探りながらさらに入れ込む。ゆっくり抜いて、今度は二本の指で奥を探った。
「ああっ……」
ロジーの唇から甘い声が漏れる。
堪らない。ロジーの声だけでイけそうだ。
背筋を這う快感に、触ってもいないのに俺の一物がロジーを欲しがって涎をだらだらと垂らす。
ぐちゅぐちゅと中をかき回しながら、泉の上に芽吹いた小さな実に顔を寄せた。甘酸っぱい香りが鼻孔をくすぐる。蜜を舐めると甘い味が口に広がった。
花芽に舌をあてがう。焦らすようにゆっくりと舐めとった。舌が触れるたびにロジーの甘い声が響き、体が跳ねる。
舌先をすぼめて、花芽を覆う皮を剥く。晒された実は赤く充血し、膨らんでいる。ぴちゃぴちゃと音をさせて実を舌で擦る。
「ああっ!」
皮を剥かれ、直接的な刺激を受けてロジーが悲鳴にも似た嬌声を上げた。快感に身を震わせて身をよじらせる。
よがる姿も綺麗だ。時々こちらに向けてくる赤い瞳が、色香を乗せて誘うように瞬く。女神のごとく美しく、悪魔のように卑猥だ。
唇についた蜜を舐めとる。中を探っていた指を抜いて半身を起こした。
もう我慢できそうにない。
俺のは爆発しそうなほどドクドクと脈打っている。
ロジーの唇から赤い舌が覗く。唇を舐めて湿らせる。たったそれだけの事なのに、俺の目には煽情的に映る。
ごくりとつばを飲み込んで、俺は自身をロジーの秘所へとあてがう。
ぴちゃりと水音がして先端が蜜に触れた。ぬるぬるとした感触に、理性が飛びそうになる。
こんなに一人の女が欲しいと思ったのは初めてだ。
体だけでなく、心も欲しい。ロジーのすべてを堕としたい。簡単に手に入る女じゃないのはわかっている。だからこそ、燃える。
秘所にあてがった先端をゆっくりと押し込んでいく。割れ目が広がり、先端がゆっくりと中へ迎え入れられる。さらに進めれば、割れ目が限界まで開かれる。そこに入り込む俺のモノ。
すべてがぬらぬらと光っていて、堪らなく淫靡だ。
先端が最奥に辿り着く。だが、俺のモノはまだすべて収まっていない。一度抜いて、さらに奥へとねじ込んだ。
「あああっ! やっ、大き……っ」
白い喉を反らしながら、その唇から嬉しい言葉が漏れる。
抜いて、さらに奥まで入れる。割れ目が収縮し、また限界まで広がった。
俺のモノに合わせて秘所が形を変える。突き上げれば豊かな胸が揺れて、嬌声が上がる。茶色の美しい髪が乱れて広がり、赤い瞳が俺の姿を捉える。
ロジーは今、俺だけのものだ。
そのすべてを手に入れたくて、支配したくて腰を動かし、ロジーの最奥を穿つ。
甘い声が響き、俺の一物をぎゅっと締め付けた。俺のすべてを搾り取ろうとするその締め付けに、理性が千切れ飛びそうになる。
「ああ……最高だ」
「……っ、なら……あっ、もっと気持ちよく……してあげましょうか?」
快楽の声の合間に、ロジーの甘い声が俺を口説いてくる。まるで悪魔の誘いのようだ。頷けば今以上の快楽が手に入る。頷くのは簡単だが、それではきっとロジーは手に入らない。きっとロジーは俺から興味を失うだろう。
勝負という方法で無理やり手に入れたのだ。その関係は泡のよう脆い。強固なものにするためには、時間をかけて口説くしかない。そしてその為には、ここで己の欲望に負けるわけにはいなかなかった。
逆に、言い寄られすぎて困ったこともあった。一度体を重ねただけなのに、駐留している宿に押し入ってきて俺の嫁だと言い張ったり、出かけるたびについて来たりする。女相手に乱暴することもできず、さりとて放置するわけにもいかず困り果てた。
そういったことが繰り返されると、女に興味がなくなった。髪は自分で適当に切り、髭も邪魔にならない程度に伸ばした。そうすると言い寄ってくる女はいなくなった。
性欲がたまれば右手を使い、それでも満足できなくなれば娼婦を買う。その方があと腐れなくていい。
そういう生き方をしてきたし、これからもそうだと思っていた。
だが、その考え方はロジーに出会った瞬間に変わった。本当に雷に打たれたかのような衝撃を受けた。
柔らかそうな茶色の髪。透き通るような剥き出しの白い肌。なによりもその赤い瞳に心を奪われた。蝋燭の明かりに煌めく情熱的な赤い瞳。男に媚びない気の強さ。凛とした美しさがそこにあった。
欲しいと思った。なにがなんでも手に入れたいと、俺のものにしたい思った。だから勝負を吹っかけた。まさか俺と互角に飲み勝負ができるとは思ってもいなかったが。
ロジーと杯を重ねるごとに、ますます欲しくなった。
俺と飲み比べできるほど酒豪。妖艶な魔女のように微笑み、なのに少女のようなあどけない笑顔。 途中邪魔者が入ったが、ペースを崩したロジーを負かすことができた。
しかし、俺が今寝泊まりしている安い宿に彼女を連れ込むわけにはいかなかった。部屋は悪くないが壁が薄く、ロジーの声が周りの男連中に聞かれてしまう可能性がある。彼女のすべてを見ていいのも、声を聞いていいのも俺だけだ。
うろついたおかげでロジーの素顔を見ることもできたので、結果オーライだ。
女に不自由したことがないのは本当だ。だが、欲しいと思ったのはロジーが初めてだった。その女がそばにいるのだ。一度や二度で終われるはずがない。しばらく女を抱いていないし、右手で抜いてもいない。溜まった分だけ彼女を抱ける。
今、俺の目の前にあるのは、彼女の秘めたる場所だ。手入れされた和毛をかき分け、秘裂を割り開く。花弁の奥に蜜を湛えたピンクの泉が見えた。
「綺麗だ……」
思わず声が漏れるほど、その美しさに目を奪われる。
ゆっくりと人差し指を差し入れる。ロジーが小さく喘いだ。中を探りながらさらに入れ込む。ゆっくり抜いて、今度は二本の指で奥を探った。
「ああっ……」
ロジーの唇から甘い声が漏れる。
堪らない。ロジーの声だけでイけそうだ。
背筋を這う快感に、触ってもいないのに俺の一物がロジーを欲しがって涎をだらだらと垂らす。
ぐちゅぐちゅと中をかき回しながら、泉の上に芽吹いた小さな実に顔を寄せた。甘酸っぱい香りが鼻孔をくすぐる。蜜を舐めると甘い味が口に広がった。
花芽に舌をあてがう。焦らすようにゆっくりと舐めとった。舌が触れるたびにロジーの甘い声が響き、体が跳ねる。
舌先をすぼめて、花芽を覆う皮を剥く。晒された実は赤く充血し、膨らんでいる。ぴちゃぴちゃと音をさせて実を舌で擦る。
「ああっ!」
皮を剥かれ、直接的な刺激を受けてロジーが悲鳴にも似た嬌声を上げた。快感に身を震わせて身をよじらせる。
よがる姿も綺麗だ。時々こちらに向けてくる赤い瞳が、色香を乗せて誘うように瞬く。女神のごとく美しく、悪魔のように卑猥だ。
唇についた蜜を舐めとる。中を探っていた指を抜いて半身を起こした。
もう我慢できそうにない。
俺のは爆発しそうなほどドクドクと脈打っている。
ロジーの唇から赤い舌が覗く。唇を舐めて湿らせる。たったそれだけの事なのに、俺の目には煽情的に映る。
ごくりとつばを飲み込んで、俺は自身をロジーの秘所へとあてがう。
ぴちゃりと水音がして先端が蜜に触れた。ぬるぬるとした感触に、理性が飛びそうになる。
こんなに一人の女が欲しいと思ったのは初めてだ。
体だけでなく、心も欲しい。ロジーのすべてを堕としたい。簡単に手に入る女じゃないのはわかっている。だからこそ、燃える。
秘所にあてがった先端をゆっくりと押し込んでいく。割れ目が広がり、先端がゆっくりと中へ迎え入れられる。さらに進めれば、割れ目が限界まで開かれる。そこに入り込む俺のモノ。
すべてがぬらぬらと光っていて、堪らなく淫靡だ。
先端が最奥に辿り着く。だが、俺のモノはまだすべて収まっていない。一度抜いて、さらに奥へとねじ込んだ。
「あああっ! やっ、大き……っ」
白い喉を反らしながら、その唇から嬉しい言葉が漏れる。
抜いて、さらに奥まで入れる。割れ目が収縮し、また限界まで広がった。
俺のモノに合わせて秘所が形を変える。突き上げれば豊かな胸が揺れて、嬌声が上がる。茶色の美しい髪が乱れて広がり、赤い瞳が俺の姿を捉える。
ロジーは今、俺だけのものだ。
そのすべてを手に入れたくて、支配したくて腰を動かし、ロジーの最奥を穿つ。
甘い声が響き、俺の一物をぎゅっと締め付けた。俺のすべてを搾り取ろうとするその締め付けに、理性が千切れ飛びそうになる。
「ああ……最高だ」
「……っ、なら……あっ、もっと気持ちよく……してあげましょうか?」
快楽の声の合間に、ロジーの甘い声が俺を口説いてくる。まるで悪魔の誘いのようだ。頷けば今以上の快楽が手に入る。頷くのは簡単だが、それではきっとロジーは手に入らない。きっとロジーは俺から興味を失うだろう。
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