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大森林の小さな家
ラスティエルと世界樹④
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アイセンレイトとラスティエルが、同時に目を開けた。
2人の目前には、キラキラと白く淡く光る桜がいて、見るからに幻想的なその光景に、アイセンレイトが桜から手を放した。
そして、ラスティエルのお腹を両手でキュッと抱え込むと、彼女はその格好のまま身を乗り出して桜に向けて両手を差し伸べた。
「さあさあ、出ていらっしゃい。怖くなんて無いわ。みんな貴女を待っているわ。特に其処の彼がね…… 」
そう言って彼女が、優しげな声音で言うと、桜はより一層輝きを増して、幹と根の間から小さな光の玉を排出した。
まるで子供を産み落とすかのように。
現れた桜は、徐々に人の形を取って行き、輝きが収束する頃には、少女の姿を取っていた。
白銀の髪に白銀の瞳の色の無い少女は、お約束通りラスティエルに似ている。
白い姿なのは、本体の桜の花が白い花弁のせいで、彼女は一度もアイセンレイトとラスティエルを見ること無く、ただ真っ直ぐにアイセンレイトに似た魔樹を見ていた。
まるで初めて番を見つけた者同士のように、お互いが一目惚れをした者同士のように、引力が其処に生じているかのように、二株は、ぴたりと寄り添いあった。
『あ…あの……、私、藤華と申します。宜しくお願いします』
怖ず怖ずとする桜の魔樹少女が頭を下げると、アイセンレイト姿のドリアードがふわりとした柔らかな笑顔を見せて微笑んだ。
此奴、こんな顔もするんだと、アイセンレイトはにやにやと笑う。
これまた、自分の事は棚上げして。
『俺は、桜樹と言う。此方こそ宜しく。籐華』
そう、愛しの少女に名前を言う桜樹。
純情そうに顔を赤らめる辺り、ツボに入ったのかアイセンレイトがくつくつと笑った。
『其処の外野、何が可笑しい!? 』
「何がって、ねぇ……、お前さんの反応? 」
そう言ってアイセンレイトは、またもやくつくつと笑った。
『そんな風に笑わないで下さいっ! 桜樹様は私の大切な人なのですから…… 』
そう言って怒ったのは籐華だった。
瞳にうっすらと涙を貯める姿は、ラスティエルに良く似ていると感じれば、アイセンレイトも最後まで、桜樹を笑えなく成ってしまった。
あぁ因みに、籐華と桜樹がラスティエルとアイセンレイトに似ているのは、籐華がラスティエルの力を受けて成長し、桜樹がアイセンレイトの力を受けて成長したせいと言う事なのであ~る。
2人の目前には、キラキラと白く淡く光る桜がいて、見るからに幻想的なその光景に、アイセンレイトが桜から手を放した。
そして、ラスティエルのお腹を両手でキュッと抱え込むと、彼女はその格好のまま身を乗り出して桜に向けて両手を差し伸べた。
「さあさあ、出ていらっしゃい。怖くなんて無いわ。みんな貴女を待っているわ。特に其処の彼がね…… 」
そう言って彼女が、優しげな声音で言うと、桜はより一層輝きを増して、幹と根の間から小さな光の玉を排出した。
まるで子供を産み落とすかのように。
現れた桜は、徐々に人の形を取って行き、輝きが収束する頃には、少女の姿を取っていた。
白銀の髪に白銀の瞳の色の無い少女は、お約束通りラスティエルに似ている。
白い姿なのは、本体の桜の花が白い花弁のせいで、彼女は一度もアイセンレイトとラスティエルを見ること無く、ただ真っ直ぐにアイセンレイトに似た魔樹を見ていた。
まるで初めて番を見つけた者同士のように、お互いが一目惚れをした者同士のように、引力が其処に生じているかのように、二株は、ぴたりと寄り添いあった。
『あ…あの……、私、藤華と申します。宜しくお願いします』
怖ず怖ずとする桜の魔樹少女が頭を下げると、アイセンレイト姿のドリアードがふわりとした柔らかな笑顔を見せて微笑んだ。
此奴、こんな顔もするんだと、アイセンレイトはにやにやと笑う。
これまた、自分の事は棚上げして。
『俺は、桜樹と言う。此方こそ宜しく。籐華』
そう、愛しの少女に名前を言う桜樹。
純情そうに顔を赤らめる辺り、ツボに入ったのかアイセンレイトがくつくつと笑った。
『其処の外野、何が可笑しい!? 』
「何がって、ねぇ……、お前さんの反応? 」
そう言ってアイセンレイトは、またもやくつくつと笑った。
『そんな風に笑わないで下さいっ! 桜樹様は私の大切な人なのですから…… 』
そう言って怒ったのは籐華だった。
瞳にうっすらと涙を貯める姿は、ラスティエルに良く似ていると感じれば、アイセンレイトも最後まで、桜樹を笑えなく成ってしまった。
あぁ因みに、籐華と桜樹がラスティエルとアイセンレイトに似ているのは、籐華がラスティエルの力を受けて成長し、桜樹がアイセンレイトの力を受けて成長したせいと言う事なのであ~る。
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