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新米女神と女神の守護騎士
大円団なのでしょうか?
しおりを挟むその後、カスクート公爵は何処ぞへと引きずられて行き、2人を揶揄った団員達は神殿周りのうさぎ跳びを課せられ、その外の団員は、各々の作業へと戻って行った。
残ったのは、零とキャサリン、ヘンディクの3人だけ。
「で、この後は?」
「はい、別に今日の所はキャサリンさんを伴って帰っても宜しいそうですよ。明日から忙しくなりますから。キャサリンさんの御披露目の準備と平行して、女神修行が始まります。ああ、御披露目兼、結婚式ですから準備は慌ただしく大変ですよ。勿論、零、貴方も忙しくなりますからね」
零は、ヘンディクの言葉に辟易とした顔をした。
「もっと簡素化出来ないのかよ……」
と、悪態を付きつつ、聞き捨てならない事を言う。
「零、その気持ち、解らなくも無いですが、女神の代替わりですよ。観念なさい 。それと、キャサリン様を連れ帰っても、まだ手を付けてはいけませんよ」
ヘンディクの呆れた物言いと嘆息と、最後に放った爆弾発言に零は目を見張った。
キャサリンが顔を真っ赤に染めながら、キョロキョロと二人を見やり、零が天を仰ぎ遠い目をする。
「あのなぁ、流石にまだそう言う事はしないから。ちゃんと弁えてます」
そう言い返す零の言葉にキャサリンはボンと顔をさっき以上に赤くさせた。
これぞ茹で蛸と言う奴だ。
逸れを見て零がにっと笑う。
「俺達は俺達だ。自分達のペースでゆっくり進めば良い。キャスも俺もまだ会ったばかりなんだから。でもまぁ、俺は随分前からキャスの事知っていたけれどね」
「えっ……? 」
「さて、家に案内するよ。勿論、キャスの部屋はちゃんと用意してるから心配無いよ」
そう言って、零はあたふたするキャサリンに手を差し伸べた。
2人の物語は漸く今始まった。
完
💠💠💠💠💠
✨あとがき✨
どうもです。
なんとか完結させれました。
途中書く事が出来なくなりまして、かなり更新がストップしてしまいましたが、なんとか書き終える事が出来ました。
この話は、一旦此処で終わりにします。
此処までお付き合いいただいて、ありがとうございました。
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