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6話 レッドスプリント
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6話
「久しぶりクロ、やっと[ディストピア]始めたんだね」
「よぉレッド、随分とちやほやされやがって。昔と変わらないな」
レッドは優しく微笑んできた。
「でたな、イケメンスマイル」
レッドスプリントとは[サイオスオンライン]での元パーティメンバーだ。
パーティメンバーでの1番のイケメンでゲームの中でもその性格から女性プレイヤーにモテていた。
[サイオスオンライン]のパーティメンバーは1人以外はリアルで会ったことがあるため顔を見ればすぐに分かることができた。
「木の棒を持っているあたり始めたばかりのようだね」
「木の棒でも意外と使えるぞ。スラッシュウルフも倒したしな」
「さすがクロだね。この2年間ゲームはやってなかったんだろ?少しは動けるようだね」
「お前はずいぶんとやり込んでいるな。パーティメンバーも多いようだし」
「まぁね、頼りになる仲間達だよ。
ね、みんな...あれ?」
レッドのパーティメンバーは階段を降り始めていた。
「行きますよ隊長、あなたが話し始めると長いんだから」
「早くきてくださいよ」
どうやら今のレッドのパーティメンバーもこいつの性格をしっかり理解しているらしい。
「待ってくれよ、よかったらクロも来ないか?君のパーティメンバーが賛同してくれるならね」
レッドは雪ムラの方を見た。
雪ムラは軽く頭を下げるだけだった。
「じゃあ、僕は行くよ。僕たちはゆっくり進むからすぐ追いつけると思うよ」
レッドが急いでパーティメンバーの元までいくと雪ムラが俺の横まで来ていた。
「何でレッドスプリントと知り合いなの?」
「前にやってたゲームで同じパーティだったんだ」
「ふーん」
雪ムラは興味があるのかないのか分からなそうな返事をした。
「で、どうする?付いていく?肝心な謎の声についてだって聞けてないけど」
...忘れていた。しかし、さっきまでの雪ムラと違って妙にレッド達のことを気にしているようだった。
「行こう」
続く
<hr>
「久しぶりクロ、やっと[ディストピア]始めたんだね」
「よぉレッド、随分とちやほやされやがって。昔と変わらないな」
レッドは優しく微笑んできた。
「でたな、イケメンスマイル」
レッドスプリントとは[サイオスオンライン]での元パーティメンバーだ。
パーティメンバーでの1番のイケメンでゲームの中でもその性格から女性プレイヤーにモテていた。
[サイオスオンライン]のパーティメンバーは1人以外はリアルで会ったことがあるため顔を見ればすぐに分かることができた。
「木の棒を持っているあたり始めたばかりのようだね」
「木の棒でも意外と使えるぞ。スラッシュウルフも倒したしな」
「さすがクロだね。この2年間ゲームはやってなかったんだろ?少しは動けるようだね」
「お前はずいぶんとやり込んでいるな。パーティメンバーも多いようだし」
「まぁね、頼りになる仲間達だよ。
ね、みんな...あれ?」
レッドのパーティメンバーは階段を降り始めていた。
「行きますよ隊長、あなたが話し始めると長いんだから」
「早くきてくださいよ」
どうやら今のレッドのパーティメンバーもこいつの性格をしっかり理解しているらしい。
「待ってくれよ、よかったらクロも来ないか?君のパーティメンバーが賛同してくれるならね」
レッドは雪ムラの方を見た。
雪ムラは軽く頭を下げるだけだった。
「じゃあ、僕は行くよ。僕たちはゆっくり進むからすぐ追いつけると思うよ」
レッドが急いでパーティメンバーの元までいくと雪ムラが俺の横まで来ていた。
「何でレッドスプリントと知り合いなの?」
「前にやってたゲームで同じパーティだったんだ」
「ふーん」
雪ムラは興味があるのかないのか分からなそうな返事をした。
「で、どうする?付いていく?肝心な謎の声についてだって聞けてないけど」
...忘れていた。しかし、さっきまでの雪ムラと違って妙にレッド達のことを気にしているようだった。
「行こう」
続く
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