覚えた魔法は異世界召喚魔法!?

もぐら

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第1章

27話 決着

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27話

五十嵐と俺は睨み合っていた。五十嵐の方は相手が攻撃してこないと何もできないから待つしかないのだ。

「鏡さん、やめた方がいいっすよ。攻撃しても自分にダメージがくるだけっすよ」

ライラと一緒に冒険者を見て回っていたサーシェルが止めに入ってきた。

「そいつの言うとおりだぜ鏡、お前がどんな攻撃をしようが俺にはきかねーまぁお前が攻撃できたらの話だがな」

確かに五十嵐にどんな攻撃をしてもきかないのは事実だ。しかし、俺の魔法は攻撃系ではない。

「五十嵐、お前は元の世界に戻りたいと思ったことあるか?」

「あぁ元の世界だ?そんな所もうどうでもいい、俺はこの世界が気に入った」

「そうか.....」

「そんなことよりいつ攻撃してくんだよ、こっちにだって攻撃方法がないわけじゃないんだぞ」

俺は人呼吸置いて魔法陣を出す姿勢に入った。

「悪いな五十嵐、お前の気に入ったもの取り上げちまって」

「何わけわかんねーこと言ってやがる!」

五十嵐は懐にしまっていた短刀を取り出すとこちらに迫ってきた。
その時、

「な、なんだ!?」

五十嵐の足元に見慣れた複雑な魔法陣が展開して五十嵐が飲み込まれていった。

「ほんと悪いな、五十嵐」









「どこだ?ここは?」

五十嵐が魔法陣に飲み込まれた後気づいたら白い長方形の部屋にいた。真ん中には反対側を向いたイスと机がある。そしてその奥にさっき飲み込まれたのと同じ魔法陣があった。しかし、五十嵐が出てきた側には白い壁しかない。すると、反対側を向いていた椅子がこちら側を向いた。

「あんた、誰よ」

そこには女神のような格好の女の子がいた。

「てめーこそ誰だ?早く元の場所に戻しやがれ」

「口悪いわね、あなた。残念だけどあなたがさっきいた所には戻れないわよ」

「あぁ?そんなわけないだろ。早く戻せ」

「も~、あいつは変な子送ってきて、分かったわあなたが元いた所に戻してあげる、そこの奥の魔法陣を抜ければすぐに戻れるわ」

「戻れるなら早く言えよ」

五十嵐はそう言うと迷わずに魔法陣に入っていった。






「よかったんですか鏡さん?あの人を女神様の所に行かせて」

「大丈夫だろ、俺がいなかったらこっちの世界の魔法陣は開けないしそしたら元いた世界に帰るだけだからな」

「でも、向こうの世界で魔法を使って暴れたら大変ですよ」

「それなら大丈夫、この世界の魔法はこの世界でしか使えないと前に女神が言っていたからな、俺は例外らしいが」

五十嵐がいなくなって大量のトロールの死体と重症の冒険者達が残された。しばらくするとギルドの役人がやってきて重症者の搬送が始まった。五十嵐がいなくなったことにより俺達のパーティは五十嵐が倒した分のトロールの報酬も貰えることになった。

トロール 48頭討伐
                報酬33600000G

続く

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