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第1章
29話 別れ
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29話
トロール討伐の次の日あの4人で集まり買い物に行くことにした。
「これだけのお金があれば装備を全て強くできるっす」
「サーシェルー、あんまり使わないでよね。これからのためにも貯めておくんだから」
「分かってるっすよ。ほどほどに新調するっす」
そういうとサーシェルは武具屋に駆け込んで行った。
「かがっち達は何か買うの?」
「これからの旅に必要な小物くらいですかね。武器も短剣が一応ありますし」
「私も武器はあるので大丈夫です」
「タリア、服とかはいいのか?村からあまり持って来なかっただろう。金ならあるから好きな物買っていいんだぞ」
「ありがとうございます。けど、私は着慣れたこの服が一番動きやすくていいんです」
「やっぱり、偉いな~。タリアちゃんは」
ライラがタリアをいつものように抱きしめた。相変わらずタリアは少し照れている。
「ところでライラさん達はこれからどうするんです?これからもこの街で冒険者を続けるんですか?」
「今のところはそうかな。かがっち達みたいに強くないしこの街を出てどうなるか分からないからね。でも、今よりももっと強くなったらかがっち達を追いかけて旅に出るよ」
「旅に出たらいつか会う日が来るかもしれませんね。その日まで楽しみに待ってますよ」
買い物は終わり夜になり次の日の朝がやってきた。俺とタリアは朝一番にこの街を出ることにした。ライラとサーシェルは俺たちを見送りに来てくれた。
「色々とありがとうねかがっち、タリアちゃん」
ライラの横でサーシェルが涙を流していた。
「ひっぐ、鏡さん、タリアちゃんおげんぎでっず、ひっぐ」
「しっかりしなよ、サーシェル」
「こちらこそ、ありがとうございました。またいつか」
俺の横でサーシェルに釣られてタリアまで貰い泣きしていた。
「ライラさん、サーシェルさんまだあいまじょゔ」
ライラはタリアをいつものように抱きしめた。そしていつものように泣きながら照れた。
「よし、次目指して行くぞ!タリア」
「はい!」
続く
トロール討伐の次の日あの4人で集まり買い物に行くことにした。
「これだけのお金があれば装備を全て強くできるっす」
「サーシェルー、あんまり使わないでよね。これからのためにも貯めておくんだから」
「分かってるっすよ。ほどほどに新調するっす」
そういうとサーシェルは武具屋に駆け込んで行った。
「かがっち達は何か買うの?」
「これからの旅に必要な小物くらいですかね。武器も短剣が一応ありますし」
「私も武器はあるので大丈夫です」
「タリア、服とかはいいのか?村からあまり持って来なかっただろう。金ならあるから好きな物買っていいんだぞ」
「ありがとうございます。けど、私は着慣れたこの服が一番動きやすくていいんです」
「やっぱり、偉いな~。タリアちゃんは」
ライラがタリアをいつものように抱きしめた。相変わらずタリアは少し照れている。
「ところでライラさん達はこれからどうするんです?これからもこの街で冒険者を続けるんですか?」
「今のところはそうかな。かがっち達みたいに強くないしこの街を出てどうなるか分からないからね。でも、今よりももっと強くなったらかがっち達を追いかけて旅に出るよ」
「旅に出たらいつか会う日が来るかもしれませんね。その日まで楽しみに待ってますよ」
買い物は終わり夜になり次の日の朝がやってきた。俺とタリアは朝一番にこの街を出ることにした。ライラとサーシェルは俺たちを見送りに来てくれた。
「色々とありがとうねかがっち、タリアちゃん」
ライラの横でサーシェルが涙を流していた。
「ひっぐ、鏡さん、タリアちゃんおげんぎでっず、ひっぐ」
「しっかりしなよ、サーシェル」
「こちらこそ、ありがとうございました。またいつか」
俺の横でサーシェルに釣られてタリアまで貰い泣きしていた。
「ライラさん、サーシェルさんまだあいまじょゔ」
ライラはタリアをいつものように抱きしめた。そしていつものように泣きながら照れた。
「よし、次目指して行くぞ!タリア」
「はい!」
続く
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