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踊り子 ベリンダ
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「そうですよ、しかも聖女であるアルミナ様の息の根を止めるのはほぼ無理です。俺の精霊術や、シュナイダー卿の剣でもその驚異的な回復力には勝てません」
「そうですね……」
クライン卿の発言に私は頷いた。確かに、この身体にいる限り私は無敵だ。試してはいないけれど、攻撃された瞬間に治すことなど朝飯前という気がした。いざとなったら、アルミナに体を返さずに逃げるのもいいかもしれない。
「いやいや、俺がアルミナ様にそんなひどいことできないってとこからですよ!俺がアルミナ様を燃やしたりできると思います?そこ指摘して!」
「クライン卿のそれ、わかりにくいんですけど」
「二人とも、そろそろ寝ますよ」
私はいつの間にか、すっかり体を起こして話に夢中になっていた。シュナイダー卿が、なぜか気まずそうにしながら私の目の前に座り込む。
「シュナイダー卿?」
「恐れ入りますが、眠る前に私の胸に祝福をかけて下さいませんか?このままだと神経が昂って眠れそうにありません」
「あ、俺にも!アルミナ様の得意技、お願いします!」
野盗との戦いでは役に立たなかった私が頼られ、俄然張り切った。
「わかりました」
アルミナの得意技、祝福パンチについてはやり方を教わっていた。
少し意識を集中すると、彼らの苦しみが伝わってくる。平気そうな顔をしているものの、人を手にかけて葛藤がないはずがなかったのだ。私の心からの祝福を込めて軽く胸に触れると、2人はスッと穏やかな顔つきになる。
「ありがとうございます。お返しと言っては何ですが」
シュナイダー卿が、私の頭を撫でて、祝福を与えた。途端に胸の奥に温かいものが込み上げる。
「私の祝福は微々たるものですが、こういうのは他人から受けたほうが気分がいいでしょう?」
「はい、本当に」
同じ神聖力を使っているからわかるのだが、相手を思いやる心から祝福は生まれる。シュナイダー卿が、私のことを思ってくれたのが嬉しかった。
「さあ、明日のためにもう休まないと。頭の疲れは睡眠でしか回復しませんからね」
それぞれの寝袋に収まり、無心で眠気が訪れるのを待った。
翌朝、天幕の外に出ると付近には焼け焦げた跡があった。けれど遺体は影も形もない。クライン卿に訊くと、魔物が人間の味を覚えないよう、精霊術で骨も残さないほど焼き尽くしたという。普段はふざけた雰囲気だけれど、クライン卿は聖女の護衛なだけあって実は強いのかもしれない。
そのようなことがあっても、聖女の旅は続く。街道をひたすら進んでいくと、大規模な商隊が前方からやって来た。姿が確認できたあたりで旗や手を振ったりと、友好的だ。
彼らは馬車が何両も続く、大所帯だった。この先にある村の鉱石を運んでいるそうだ。
声が届くほどになると、先頭の御者が名乗りを上げた。
「我々はマイリー商団です!聖女様御一行ですか?」
「はい、その通りです」
シュナイダー卿が朗々と響き渡る声で返事をした。
「お会いできて光栄です」
徐々に近付いて表情が確認できるようになると、彼らは喜びと好奇心に満ちた笑顔を浮かべていた。傭兵の姿もあるが、基本的に普通の人たちだ。こういった人たちが物資を運んでくれているから、世の中が回っているのだろう。
速度を落としてすれ違う彼らに対し、やるべきことはわかっていた。
「あなた方に、女神様のご加護を」
せめて魔物が避けていくように、そして移動の疲れが取れるようにと願いを込めて祝福を与える。彼らの苦しみが感じ取れてしまうのだから、私は強く強く祈った。
「ああ、本当にありがとうございます」
「ここで聖女様にお逢いできるなど、僥倖でした」
長い行列の中には、色んな年代の人たちがいた。まだ若く顔の白い人、年齢を重ねて日焼けした人。誰もが純粋に感謝してくれる。それはくすぐったくも心地よかった。
野盗を処罰しなければいけなかったのも、こういった人たちを守るためだったんだ、と少し気持ちが楽になる。
やがて最初の目的地、ヴァイリード村が見えてきた。
山間部にある村なんてよほど田舎だと思い込んでいたが、実際はオレンジ色の屋根をした大きな家が建ち並び、思ったよりも拓けた印象だった。
この村の周囲には山の斜面を利用した段々畑が広がり、果物や穀物が育てられているという。更に鉱山では魔石まで採掘できるので、なくなってはならない村だ。私のように魔力がない人間は、お湯が欲しいときや暖を取るときに魔石のお世話になってきた。
「アルミナ様、少々お待ちを」
つい早足になる私を、シュナイダー卿が呼び止めた。
「え?」
「人々の目につきますからね、少し御髪を整えましょうね」
彼は懐から小さめの櫛を取り出し、私の髪を梳かした。シュナイダー卿が納得いくまで、丁寧にだ。そして抜け毛を払うために肩の上を払い、私の服装をチェックする。ケープの裾を伸ばした。
「あなたはみんなの憧れで、希望なのですよ。きちんとした身なりで行かなければいけません」
「はあ……」
こういうときのシュナイダー卿は、どことなくお母さんのようだ。数日前に抱いた恐怖もどこへやら、私は今の環境に慣れつつあった。
「あっ、ため息を人前で吐くのはいけませんよ!」
「わかりましたよ」
それよりも、私は早くヴァイリード村を見てみたかった。生まれて初めての、よその集落なのだ。
「聖女様だ!」
「聖女様御一行だ!」
私たちに気付いた住人が、福音の訪れのように歓喜の声を上げる。人口が少ないところだと、むしろ出迎えが賑やかなのかもしれない。
家の扉が次々に開き、中から人が飛び出てくる。集まってくる人波の中にちらほらと狼の獣人の姿も見かけ、数日ぶりにファルクを思い出した。
「この村には狼の獣人が多くいるんですね?」
「ああ、獣人は力がありますからね。ヴァントデン国からの移住を優遇しているそうですよ」
「へえ……」
私の質問に、クライン卿が淀みなく答えた。もしかすると、その流れでファルクはあの街に辿り着いたのだろうか。彼の出自について、私は隣国から来たとしか知らなかった。
「どうか、聖女様の慈悲を……」
「お願いします、助けてください!」
包帯だらけの男性や、熱があるのかりんごのような頬の子どもを抱いた母親が道に飛び出してくる。私の胸がグッと押し潰されたかのように苦しくなった。
「……女神様の御心のままに」
私は健康が取り柄なので聖女のお世話になったことはなかったが、話には聞いていた。こうして、聖女がやってくると無償の治癒を求めて人々が殺到する。
救いを求める人全てに、余すことなく手を差し伸べるようアルミナに言われていた。本来のアルミナほど早くはできないいけれど、私は懸命に治癒を施していく。
せめてものお礼にとお金や果物を渡そうとしてくる人もいるが、シュナイダー卿とクライン卿が優しく断ってくれた。
寄ってくる人を治しながら、村長の邸宅へと向かう。この村の宿泊場所はそこらしい。
村長は私たちを手厚く歓迎してくれた。来訪の時期は毎年ほぼ決まっているため準備もされていた。何なら、今年は数日遅かったので心配していたそうだ。私とアルミナの入れ替わり事故によって、出発が遅れたせいだろう。
夜には豪勢な食事も供され、私は久しぶりに手が込んだ料理を味わった。
ただ、村長が保護しているという親を亡くした獣人の少年が給仕してくれるのだけが気になった。
顔が全く違っても、狼の獣人はどうしてもファルクを連想させる。
聖女に近づけて嬉しいのか、喜びを隠すことなくブンブン振る尻尾の様子などはそっくりだった。
宛てがわれた個室のベッドで、ひとりで横になると私は落ち着かずに何度も寝返りを打った。天幕の中、みんなで枕を並べて眠る環境に慣れてしまうと、静かな室内にひとりきりは孤独に感じた。
ぼんやりとファルクのことを思い出す。
彼に出会ったのは、ほんとうに偶然だった。酒場で踊り子として働き始めたばかりの頃で、その帰り道だった。
強い雨が降っていて、いくつもできた水溜りが、魔石で光らせた看板の文字を反射していた。
それを何気なく目で追っていたせいか、私は道の端に座り込む狼の獣人に気がついた。
「そうですね……」
クライン卿の発言に私は頷いた。確かに、この身体にいる限り私は無敵だ。試してはいないけれど、攻撃された瞬間に治すことなど朝飯前という気がした。いざとなったら、アルミナに体を返さずに逃げるのもいいかもしれない。
「いやいや、俺がアルミナ様にそんなひどいことできないってとこからですよ!俺がアルミナ様を燃やしたりできると思います?そこ指摘して!」
「クライン卿のそれ、わかりにくいんですけど」
「二人とも、そろそろ寝ますよ」
私はいつの間にか、すっかり体を起こして話に夢中になっていた。シュナイダー卿が、なぜか気まずそうにしながら私の目の前に座り込む。
「シュナイダー卿?」
「恐れ入りますが、眠る前に私の胸に祝福をかけて下さいませんか?このままだと神経が昂って眠れそうにありません」
「あ、俺にも!アルミナ様の得意技、お願いします!」
野盗との戦いでは役に立たなかった私が頼られ、俄然張り切った。
「わかりました」
アルミナの得意技、祝福パンチについてはやり方を教わっていた。
少し意識を集中すると、彼らの苦しみが伝わってくる。平気そうな顔をしているものの、人を手にかけて葛藤がないはずがなかったのだ。私の心からの祝福を込めて軽く胸に触れると、2人はスッと穏やかな顔つきになる。
「ありがとうございます。お返しと言っては何ですが」
シュナイダー卿が、私の頭を撫でて、祝福を与えた。途端に胸の奥に温かいものが込み上げる。
「私の祝福は微々たるものですが、こういうのは他人から受けたほうが気分がいいでしょう?」
「はい、本当に」
同じ神聖力を使っているからわかるのだが、相手を思いやる心から祝福は生まれる。シュナイダー卿が、私のことを思ってくれたのが嬉しかった。
「さあ、明日のためにもう休まないと。頭の疲れは睡眠でしか回復しませんからね」
それぞれの寝袋に収まり、無心で眠気が訪れるのを待った。
翌朝、天幕の外に出ると付近には焼け焦げた跡があった。けれど遺体は影も形もない。クライン卿に訊くと、魔物が人間の味を覚えないよう、精霊術で骨も残さないほど焼き尽くしたという。普段はふざけた雰囲気だけれど、クライン卿は聖女の護衛なだけあって実は強いのかもしれない。
そのようなことがあっても、聖女の旅は続く。街道をひたすら進んでいくと、大規模な商隊が前方からやって来た。姿が確認できたあたりで旗や手を振ったりと、友好的だ。
彼らは馬車が何両も続く、大所帯だった。この先にある村の鉱石を運んでいるそうだ。
声が届くほどになると、先頭の御者が名乗りを上げた。
「我々はマイリー商団です!聖女様御一行ですか?」
「はい、その通りです」
シュナイダー卿が朗々と響き渡る声で返事をした。
「お会いできて光栄です」
徐々に近付いて表情が確認できるようになると、彼らは喜びと好奇心に満ちた笑顔を浮かべていた。傭兵の姿もあるが、基本的に普通の人たちだ。こういった人たちが物資を運んでくれているから、世の中が回っているのだろう。
速度を落としてすれ違う彼らに対し、やるべきことはわかっていた。
「あなた方に、女神様のご加護を」
せめて魔物が避けていくように、そして移動の疲れが取れるようにと願いを込めて祝福を与える。彼らの苦しみが感じ取れてしまうのだから、私は強く強く祈った。
「ああ、本当にありがとうございます」
「ここで聖女様にお逢いできるなど、僥倖でした」
長い行列の中には、色んな年代の人たちがいた。まだ若く顔の白い人、年齢を重ねて日焼けした人。誰もが純粋に感謝してくれる。それはくすぐったくも心地よかった。
野盗を処罰しなければいけなかったのも、こういった人たちを守るためだったんだ、と少し気持ちが楽になる。
やがて最初の目的地、ヴァイリード村が見えてきた。
山間部にある村なんてよほど田舎だと思い込んでいたが、実際はオレンジ色の屋根をした大きな家が建ち並び、思ったよりも拓けた印象だった。
この村の周囲には山の斜面を利用した段々畑が広がり、果物や穀物が育てられているという。更に鉱山では魔石まで採掘できるので、なくなってはならない村だ。私のように魔力がない人間は、お湯が欲しいときや暖を取るときに魔石のお世話になってきた。
「アルミナ様、少々お待ちを」
つい早足になる私を、シュナイダー卿が呼び止めた。
「え?」
「人々の目につきますからね、少し御髪を整えましょうね」
彼は懐から小さめの櫛を取り出し、私の髪を梳かした。シュナイダー卿が納得いくまで、丁寧にだ。そして抜け毛を払うために肩の上を払い、私の服装をチェックする。ケープの裾を伸ばした。
「あなたはみんなの憧れで、希望なのですよ。きちんとした身なりで行かなければいけません」
「はあ……」
こういうときのシュナイダー卿は、どことなくお母さんのようだ。数日前に抱いた恐怖もどこへやら、私は今の環境に慣れつつあった。
「あっ、ため息を人前で吐くのはいけませんよ!」
「わかりましたよ」
それよりも、私は早くヴァイリード村を見てみたかった。生まれて初めての、よその集落なのだ。
「聖女様だ!」
「聖女様御一行だ!」
私たちに気付いた住人が、福音の訪れのように歓喜の声を上げる。人口が少ないところだと、むしろ出迎えが賑やかなのかもしれない。
家の扉が次々に開き、中から人が飛び出てくる。集まってくる人波の中にちらほらと狼の獣人の姿も見かけ、数日ぶりにファルクを思い出した。
「この村には狼の獣人が多くいるんですね?」
「ああ、獣人は力がありますからね。ヴァントデン国からの移住を優遇しているそうですよ」
「へえ……」
私の質問に、クライン卿が淀みなく答えた。もしかすると、その流れでファルクはあの街に辿り着いたのだろうか。彼の出自について、私は隣国から来たとしか知らなかった。
「どうか、聖女様の慈悲を……」
「お願いします、助けてください!」
包帯だらけの男性や、熱があるのかりんごのような頬の子どもを抱いた母親が道に飛び出してくる。私の胸がグッと押し潰されたかのように苦しくなった。
「……女神様の御心のままに」
私は健康が取り柄なので聖女のお世話になったことはなかったが、話には聞いていた。こうして、聖女がやってくると無償の治癒を求めて人々が殺到する。
救いを求める人全てに、余すことなく手を差し伸べるようアルミナに言われていた。本来のアルミナほど早くはできないいけれど、私は懸命に治癒を施していく。
せめてものお礼にとお金や果物を渡そうとしてくる人もいるが、シュナイダー卿とクライン卿が優しく断ってくれた。
寄ってくる人を治しながら、村長の邸宅へと向かう。この村の宿泊場所はそこらしい。
村長は私たちを手厚く歓迎してくれた。来訪の時期は毎年ほぼ決まっているため準備もされていた。何なら、今年は数日遅かったので心配していたそうだ。私とアルミナの入れ替わり事故によって、出発が遅れたせいだろう。
夜には豪勢な食事も供され、私は久しぶりに手が込んだ料理を味わった。
ただ、村長が保護しているという親を亡くした獣人の少年が給仕してくれるのだけが気になった。
顔が全く違っても、狼の獣人はどうしてもファルクを連想させる。
聖女に近づけて嬉しいのか、喜びを隠すことなくブンブン振る尻尾の様子などはそっくりだった。
宛てがわれた個室のベッドで、ひとりで横になると私は落ち着かずに何度も寝返りを打った。天幕の中、みんなで枕を並べて眠る環境に慣れてしまうと、静かな室内にひとりきりは孤独に感じた。
ぼんやりとファルクのことを思い出す。
彼に出会ったのは、ほんとうに偶然だった。酒場で踊り子として働き始めたばかりの頃で、その帰り道だった。
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