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第一話
6.「彼女に悪意はないの。あるのはこの世界を守ろうとする意志《それ》だけ。彼女はずっとそれを行っているの。」
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室内に入ったツカサは周辺に目を配り、グフが事切れていることを視認すると、一瞬カレンに視線を送った後、ガレラデとザクに目を向け問いかける。
「ガレラデ、貴方何故それを・・・何をしたかわかっているの?」
「なんだと? 貴様世界の窓を知っていたのか! ならばわかるだろう、望みをかなえるために呼び出したのだ。」
「そんなことは聞いていない!!! 世界の窓ですって? よりによってカレンにアクセスするなんて。剰え、なんて要求を・・・。」
ここに来る直前、ツカサはカレンから報告を受けていた。禁忌に触れてしまった要求のことも。
「コンソールのことを知らなければ、こうなることもなかったでしょうに。一体誰に聞いたの? 良いわ、力ずくで聞き出します。」
ガレラデに向け足を進めようとしたとき、ザクが間に入ってきた。
「ライトお願い、ザクを抑えていて。」
と伝えたが、ライトはカレンを見、目を見開いたまま硬直していた。
「・・・? ライト?」
ガレラデは機をみるに敏でなければならないとばかりに世界の窓に要求を伝える。
「世界の窓よ、私とザクを守れ!」
『コマンドを認識しました。』
カレンはガレラデとザクの前に移動し、ツカサの方を見る。
ツカサは混乱を極めた。が、まずカレンの対処をすることにした。
(ライトは固まってるし、カレンはあちらの言うがまま・・・って、ちょっと、カレン! 何あいつの言うこと聞いちゃってるの!)
(『私へのアクセス端末を持っていますから。』)
(あぁ、直系の艦のだったかぁ。)
(『さらに利用されているアクセス端末の権限が高いのです。命令・要求によっては、私に拒否権はありません。』)
(利用ユーザーでブロックできないの?)
(『この手の端末はそれ自体が利用許可をもつセキュアキーでもある端末です。権限も併せて付与されています。実利用者は関係ありません。』)
(第三者に使われないようにする何らかの制御が必要ね。・・・ってそうじゃなくて、どうにかならないの?)
(『より権限の高い命令があれば。』)
(より高い権限って言っても・・・、ん? 私の権限とどっちが高い?)
(『ツカサ様です。何と言っても管理者権限をお持ちですから。』)
(じゃ、あの端末凍結。)
(『畏まりました。』)
(さっきのの命令は? これで自由に動ける?)
(『解除されます。問題ありません。』)
時間にして数秒、ツカサはカレンと向かい合い、心の中でやり取りした後、命令を下した。
「ザクを抑えて。」
『畏まりました。』
「・・・何?」
自由になったカレンが身をひるがえし、ブラスターを手に取りザクに向けると、ザクは驚きつつとっさに飛びのきつつ、双剣を構える。
次に混乱したのはガレラデだった。
「世界の窓よ、何故私の言うことを聞かん!? 何故そ奴の言うことを聞くのだ!!!」
『上位権限命令のため、先ほどの要求は解除されました。』
「そんな・・・。」
膠着状態に陥った二人を確認すると、ツカサは一瞬考えた後、ライトに声をかける。
「ライト、どうしたの? 何があったの?」
ライトはカレンから目を離そうとせず、
「あれは誰だ? 容姿は覚えている。初めて見た時、同じ顔のお前かとも思たが、服装は違うし、しばらく付き合って違うと感じていた。だが、あれは間違いなく俺の村を襲った、俺の目的、敵だ。お前は、奴は、一体何なんだ!?」
言葉遣いから混乱が伝わってくる。しかしライトは確信をもってツカサとカレンが何らかのつながりがあると考え、詰問してきた。
ツカサはごまかそうとも考えたが、カレンとの直前のやり取りもあり不可能と考え、心の中でカレンに確認した。
(カレン、何があったの?)
(『過去の行為に関連するもののようです。調査します。しばらくお待ちを。・・・ヒット。以前獣人が住む村にて現代兵器が発見されたことがありました。彼らにはそれが何かは分からなかったのですが、この世界に存在してはいけなかったものであった為、当時の管理者の判断で村を消去しています。私の顔を知っていたと言うことは、その生き残りの可能性があります。』)
(何故そんな物が見つかるのよ?)
(『ミッション開始初期に発生した事故の回収漏れでした。』)
ライトがまだ子供の頃、育った村である不思議な物体が見つかったことがあった。遥か過去に上陸艇が事故で爆発四散した際、積まれていたロボット外骨格がかなり遠くのこの村の近くまで吹き飛ばされていたのだ。ただの重機の機能しかなければ問題なかったのだが、それは暴徒鎮圧にも利用できるよう高度な科学技術の兵器を搭載していた為、ツカサではないその時の管理者がカレンの別体を送り込み、見た可能性のある、発見からその時までに村にいた全てのモノを処分したのだ。
(何やってるのよ、もう! それに生き残りですって? そんなこと起こり得るの? それとも敢えて見逃したの?)
(『部屋や地下などに隠れてもセンサーで探知されます。推測になりますが、水の中などに入っていたのなら見逃す可能性があります。意図して見逃すことなどありません。』)
ツカサはライトに話しかける。
「彼女はカレン。私の・・・子供であり母親でもあるものよ。」
その言葉に怪訝そうにツカサの方を向くライト。
「子供・・・母親? ほぼ同じ年齢じゃ無いのか?」
どう説明したらいいのか、言葉に悩むツカサ。全てを話すつもりはないが、ある程度話さないといけないだろうと話を続ける。
「カレンは量子コンピューター。それが造りだしたもの。年齢はどうとでもできるわ。」
「世界を守る? 造り出した? あいつはヒューマンじゃないのか? ・・・お前も?」
「彼女も私もヒューマンよ。ただ、私が彼女を作り上げてもいるけれど、私を作り出したのは彼女でもあるの。・・・あぁ、もう、うまく説明できない。自分で言ってても混乱するわ。貴方にはもちろん理解なんてできないでしょうね。」
ライトの視線を視線で受け止め
「彼女に悪意はないの。あるのはこの世界を守ろうとする意志だけ。彼女はずっとそれを行っているの。」
そう言い切った。ツカサはカレンに声をかけ
「カレン、別体をもう一人呼んで。」
『畏まりました。』
もう一人、カレンがツカサの横に現れた。
「彼女が何かをするとき、別体は都度造られ、終わったら消去される。だから貴方の村を襲ったという彼女は、彼女であって彼女でないわ。」
ツカサはこの時だけ表情を落とし、話を続ける。
「少しでも話してしまった以上、貴方を放置できません。ですが短い間とは言え、一緒に過ごした貴方を処分するつもりはありません。だから協力者になってほしい。
嫌なら、貴方の記憶を、私と会った以降この件に関連する全ての記憶を消します。もうすぐ彼女は消える。多分もう会うことはないわ。貴方が生きているうちには。
どちらを選択するにせよ、暫くの間だけ目をつぶっていて欲しいの。」
ライトは硬く目を閉じ、絞りだすように話す。
「俺はあの時、逃がすために親に川に流された。意識を失いだいぶ流され、下流の川岸に打ち上げられた。数日かけて村に戻った時には・・・何もなかった。家も畑も厩も、井戸すらも。なぜああならなくてはならなかったんだ。村が無くなるほどのことなのか?」
「その少し前、何か発見されたんじゃない? それはこの世界にあってはならないモノだった。この世界を守るために、それを必要と判断した、ということよ。」
「覚えちゃいないが、何か見つかったような気がする。・・・それがあることで、村や、街や、この世界がおかしくなる・・・と? だからすべてを消し去った・・・と?」
「そうなるわ。」
「そいつらのやってきたことはわかった。・・・が、納得はできない。」
ツカサは
「そう・・・。」
としか言えなかった。顔に戻った表情は少し寂しそうに見えた。
「ガレラデ、貴方何故それを・・・何をしたかわかっているの?」
「なんだと? 貴様世界の窓を知っていたのか! ならばわかるだろう、望みをかなえるために呼び出したのだ。」
「そんなことは聞いていない!!! 世界の窓ですって? よりによってカレンにアクセスするなんて。剰え、なんて要求を・・・。」
ここに来る直前、ツカサはカレンから報告を受けていた。禁忌に触れてしまった要求のことも。
「コンソールのことを知らなければ、こうなることもなかったでしょうに。一体誰に聞いたの? 良いわ、力ずくで聞き出します。」
ガレラデに向け足を進めようとしたとき、ザクが間に入ってきた。
「ライトお願い、ザクを抑えていて。」
と伝えたが、ライトはカレンを見、目を見開いたまま硬直していた。
「・・・? ライト?」
ガレラデは機をみるに敏でなければならないとばかりに世界の窓に要求を伝える。
「世界の窓よ、私とザクを守れ!」
『コマンドを認識しました。』
カレンはガレラデとザクの前に移動し、ツカサの方を見る。
ツカサは混乱を極めた。が、まずカレンの対処をすることにした。
(ライトは固まってるし、カレンはあちらの言うがまま・・・って、ちょっと、カレン! 何あいつの言うこと聞いちゃってるの!)
(『私へのアクセス端末を持っていますから。』)
(あぁ、直系の艦のだったかぁ。)
(『さらに利用されているアクセス端末の権限が高いのです。命令・要求によっては、私に拒否権はありません。』)
(利用ユーザーでブロックできないの?)
(『この手の端末はそれ自体が利用許可をもつセキュアキーでもある端末です。権限も併せて付与されています。実利用者は関係ありません。』)
(第三者に使われないようにする何らかの制御が必要ね。・・・ってそうじゃなくて、どうにかならないの?)
(『より権限の高い命令があれば。』)
(より高い権限って言っても・・・、ん? 私の権限とどっちが高い?)
(『ツカサ様です。何と言っても管理者権限をお持ちですから。』)
(じゃ、あの端末凍結。)
(『畏まりました。』)
(さっきのの命令は? これで自由に動ける?)
(『解除されます。問題ありません。』)
時間にして数秒、ツカサはカレンと向かい合い、心の中でやり取りした後、命令を下した。
「ザクを抑えて。」
『畏まりました。』
「・・・何?」
自由になったカレンが身をひるがえし、ブラスターを手に取りザクに向けると、ザクは驚きつつとっさに飛びのきつつ、双剣を構える。
次に混乱したのはガレラデだった。
「世界の窓よ、何故私の言うことを聞かん!? 何故そ奴の言うことを聞くのだ!!!」
『上位権限命令のため、先ほどの要求は解除されました。』
「そんな・・・。」
膠着状態に陥った二人を確認すると、ツカサは一瞬考えた後、ライトに声をかける。
「ライト、どうしたの? 何があったの?」
ライトはカレンから目を離そうとせず、
「あれは誰だ? 容姿は覚えている。初めて見た時、同じ顔のお前かとも思たが、服装は違うし、しばらく付き合って違うと感じていた。だが、あれは間違いなく俺の村を襲った、俺の目的、敵だ。お前は、奴は、一体何なんだ!?」
言葉遣いから混乱が伝わってくる。しかしライトは確信をもってツカサとカレンが何らかのつながりがあると考え、詰問してきた。
ツカサはごまかそうとも考えたが、カレンとの直前のやり取りもあり不可能と考え、心の中でカレンに確認した。
(カレン、何があったの?)
(『過去の行為に関連するもののようです。調査します。しばらくお待ちを。・・・ヒット。以前獣人が住む村にて現代兵器が発見されたことがありました。彼らにはそれが何かは分からなかったのですが、この世界に存在してはいけなかったものであった為、当時の管理者の判断で村を消去しています。私の顔を知っていたと言うことは、その生き残りの可能性があります。』)
(何故そんな物が見つかるのよ?)
(『ミッション開始初期に発生した事故の回収漏れでした。』)
ライトがまだ子供の頃、育った村である不思議な物体が見つかったことがあった。遥か過去に上陸艇が事故で爆発四散した際、積まれていたロボット外骨格がかなり遠くのこの村の近くまで吹き飛ばされていたのだ。ただの重機の機能しかなければ問題なかったのだが、それは暴徒鎮圧にも利用できるよう高度な科学技術の兵器を搭載していた為、ツカサではないその時の管理者がカレンの別体を送り込み、見た可能性のある、発見からその時までに村にいた全てのモノを処分したのだ。
(何やってるのよ、もう! それに生き残りですって? そんなこと起こり得るの? それとも敢えて見逃したの?)
(『部屋や地下などに隠れてもセンサーで探知されます。推測になりますが、水の中などに入っていたのなら見逃す可能性があります。意図して見逃すことなどありません。』)
ツカサはライトに話しかける。
「彼女はカレン。私の・・・子供であり母親でもあるものよ。」
その言葉に怪訝そうにツカサの方を向くライト。
「子供・・・母親? ほぼ同じ年齢じゃ無いのか?」
どう説明したらいいのか、言葉に悩むツカサ。全てを話すつもりはないが、ある程度話さないといけないだろうと話を続ける。
「カレンは量子コンピューター。それが造りだしたもの。年齢はどうとでもできるわ。」
「世界を守る? 造り出した? あいつはヒューマンじゃないのか? ・・・お前も?」
「彼女も私もヒューマンよ。ただ、私が彼女を作り上げてもいるけれど、私を作り出したのは彼女でもあるの。・・・あぁ、もう、うまく説明できない。自分で言ってても混乱するわ。貴方にはもちろん理解なんてできないでしょうね。」
ライトの視線を視線で受け止め
「彼女に悪意はないの。あるのはこの世界を守ろうとする意志だけ。彼女はずっとそれを行っているの。」
そう言い切った。ツカサはカレンに声をかけ
「カレン、別体をもう一人呼んで。」
『畏まりました。』
もう一人、カレンがツカサの横に現れた。
「彼女が何かをするとき、別体は都度造られ、終わったら消去される。だから貴方の村を襲ったという彼女は、彼女であって彼女でないわ。」
ツカサはこの時だけ表情を落とし、話を続ける。
「少しでも話してしまった以上、貴方を放置できません。ですが短い間とは言え、一緒に過ごした貴方を処分するつもりはありません。だから協力者になってほしい。
嫌なら、貴方の記憶を、私と会った以降この件に関連する全ての記憶を消します。もうすぐ彼女は消える。多分もう会うことはないわ。貴方が生きているうちには。
どちらを選択するにせよ、暫くの間だけ目をつぶっていて欲しいの。」
ライトは硬く目を閉じ、絞りだすように話す。
「俺はあの時、逃がすために親に川に流された。意識を失いだいぶ流され、下流の川岸に打ち上げられた。数日かけて村に戻った時には・・・何もなかった。家も畑も厩も、井戸すらも。なぜああならなくてはならなかったんだ。村が無くなるほどのことなのか?」
「その少し前、何か発見されたんじゃない? それはこの世界にあってはならないモノだった。この世界を守るために、それを必要と判断した、ということよ。」
「覚えちゃいないが、何か見つかったような気がする。・・・それがあることで、村や、街や、この世界がおかしくなる・・・と? だからすべてを消し去った・・・と?」
「そうなるわ。」
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