異界の魔術士

ヘロー天気

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三界巡行編

第十七章:夢内異世界巡行2

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 夜も更けた地球世界。朔耶は家族が寝静まる都築家にて、自室の寝床から『夢内異世界旅行』で狭間世界の様子を観察していた。
 現在はカルツィオ大陸のガゼッタ方面にある森の奥に建設された、栄耀同盟の拠点と思しき施設で、羽虫に憑依しているらしいコウの工作活動を眺めている。
 通路を少し飛んではごそごそと、一定間隔で移動しながら何やら魔力の細工をしているようだ。

(うーん、このまま眺めてても何してるのか分からないわね)

 作業の様子から時間も掛かりそうなので、しばらく施設内を見て回る事にする。ここが栄耀同盟の拠点施設なら、どこかに栄耀同盟の構成員も居るはずだ。
 そうして施設内をうろうろと彷徨っていると、会議室のような部屋でそれっぽい制服姿の集団が、長テーブルを挟んで話し合っている現場を見つけた。彼等の話に耳を傾ける。

「結局、侵入者の形跡も異常も見当たらん。一体何だったんだ」
「まだ潜伏している可能性はある。油断は出来ないぞ」
「我々の観測装置に干渉出来る以上、何処かに潜んでいるのは確かだろうな」
「しかし、それなら最初の騒ぎにはどういう意図があったのだ?」
「さてな……原住民の考える事は分からんよ」

 コーヒーっぽい飲み物を啜りながら、疲れたように溜め息を吐く彼等の会話内容から分かった事。どうやらコウは、ここに潜入した時に亡霊騒ぎを起こして混乱を招いたらしい。
 監視カメラのような装置に映り込んで突然姿を消し、そこに誰も居ないのにマイクが声だけ拾うという現象を起こして、施設の監視役を一部恐慌状態に陥れる等の攪乱工作をやっていたようだ。

(確かにコウ君がそういうのやると、シャレにならないでしょうね……)

 状況は概ね理解したが、コウがここで何を狙っているのか、具体的なところまでは分からない。再びコウの事を意識して視点を通路に戻してみたが、相変わらず同じ作業を続けていた。

(やっぱり時間掛かりそうね。今のうちに他の場所でも見て来ようかしら)

 狭間世界で他に気になる場所と言えば、ブルガーデンの女王リシャレウスと、第二首都パウラの様子が思い浮かぶ。
 その瞬間、近代的なデザインの施設通路から、タペストリーが飾られた石造りの建物内へと景色が切り替わった。

(ここは――……コフタの地下宮殿かな?)

 ブルガーデンの第一首都、山頂の街コフタ。恐らくリシャレウスの近くに移動したのだろうと、水巫女の女王の姿を探す。今立っている場所は、見覚えのある絨毯の敷かれた廊下だ。突き当たりの角を曲がれば、小さな謁見室のような空間に出る。
 部屋の奥には書類の束が乗った大きな執務机と、背後の壁にブルガーデンの紋章が描かれた旗。それらを通り過ぎて更に奥にある休憩室を覗き込む。

(あ、いたいた)

 そこには、リシャレウス女王と側近の双子姉妹がソファーで向かい合っている姿があった。表情にあまり深刻さは無く、寛いでいる様子が覗える。彼女達の会話に耳を傾けると――

「では、予算の振り分けと人事の決定権は各部署の責任者に任せるのですね?」
「ええ。公共事業の段取りも先任者から信頼出来る者を集めて選定して頂戴」

 どうやら側近姉妹とは仕事の振り分けについて話していたようだ。今まで女王が一人で取り仕切って来た政務の幾つかを、信頼出来る部下に割り当てる。その下地作り。早速、働き方の改革を進めるつもりらしい。

(流石働き者な女王様ね。決断してからの行動が速いわ)

 明日は側近姉妹に悠介との面会アポがとれた事を伝えたいので、確実に会えるようステルス無しでコフタを訪れる予定を立てる。

(そう言えば、パウラの調査はどうなってるかな?)

 女王の私室を護る近衛兵の中に、栄耀同盟と繋がりがある者を見つけた一件で、問題の近衛兵の家族周辺を調べるよう、悠介を通じてフォンクランクの優秀な密偵に動いて貰っている。
 そちらの様子を見に行こうと、件の優秀な密偵レイフョルドの事を思い浮かべる。景色が切り替わり、何処か屋内の広い廊下を見渡す場所に視点が移った。

 床から天井まで綺麗に磨き上げられた石造りの廊下は、コフタの地下宮殿やパトルティアノーストの屋内通路を思わせるが、ここの雰囲気はそのどちらとも違う。
 パトルティアノーストの屋内通路よりも整えられているが、コフタの地下宮殿ほどの高級感はない。

(う~ん、高級ホテルのエントランスっぽい?)

 かなり幅のある廊下の左右の壁には、鍵型に張り出した短い塀が一定の広い間隔で立っており、塀の向こうにはそれぞれ立派な扉が見える。まるで一戸建て住宅の入り口をマンションのように並べた感じだ。
 現在地を確認するべく、朔耶は一旦空に上がる。二つほど階層を抜けると、立派な石造りの街並みが広がっていた。
 ここはブルガーデン第二首都、要塞都市パウラの北側にある中心街――いわゆる都市部のようだ。場所が確認出来たので先程の廊下まで下りる。

(地下の高級住宅地? 悠介君曰く森の人は――あ、いた)

 フォンクランクの特殊な密偵で、自称森の民なレイフョルドは、この地下高級住宅街っぽい場所に連なる一軒の扉の前に居た。
 鍵型の短い塀が姿を隠しているので廊下側からは見え辛いが、屈んだ姿勢で何か作業をしている。

(ピッキングかな?)

 手には何も持っていないが、指先で風を操っているのだろう。糸状の魔力の流れが見えた。
 どうやらこの家を調べようとしているらしい。朔耶は一足先に扉を擦り抜けると、家の中の様子を確かめる。
 入って直ぐ絨毯敷きの大広間になっており、内装は装飾も少なく落ち着いた雰囲気。
 正面の壁際のソファーにはブルガーデンの軍服を纏った男が二人。酒をちびちびやりながら寝ずの番をしているようだ。

(あの制服って、確かブルガーデンの精鋭団員だっけ)

 大広間から左右に廊下が伸びていて、片方は個室の扉が幾つか並んでいる。
 中を覗いてみると、割と広く豪華な造りの部屋だった。若い娘さんと妙齢の貴婦人が、それぞれの個室のベッドで眠っている。
 反対側の廊下は厨房や食堂、湯浴み場に繋がっているらしく、使用人が待機する小部屋もあり、それらしき人が休んでいた。

(もしかして、例の近衛の人の家族?)

 朔耶は、リシャレウスに書類を用意して貰った時にちらっと聞いた話を思い出す。件の近衛兵の家族は、母と妹だった筈。
 所在を確認に来たのか、確認出来たから救出に来たのか。状況によっては助太刀に行こうかと、レイフョルドの活動をじっと見守る朔耶。
 玄関の鍵を開けても、正面の大広間にいる見張りを何とかしなければ潜入は難しそうに思えたが、レイフョルドは鍵穴を通して風を操り、見張りが飲んでいる酒の瓶に細工を施した。
 見張り役の片方が酒瓶を手に取ろうとした瞬間、風の糸に引かれた酒瓶が僅かに移動して手にぶつかり、ローテーブルから転がり落ちる。

「あっ」
「おいー、何やってんだ」

 もう酔っぱらってんのかと、相方を詰るもう片方の見張り役が手にしたグラスに風の糸が絡まり、下に引っ張った事でグラスが滑り落ちた。

「うわわっ」
「お前こそ何やってんだ」

 見張り役二人の視線が転がった酒瓶とグラスに向いた瞬間、レイフョルドは扉を半分まで開いて音も立てずに入り込むと、すかさず物陰に隠れた。大広間からは死角になる、玄関ホールの僅かな空間だ。
 扉は結構な勢いで閉じたが、閉じきる瞬間に風のクッションを作り出して挟んでいるらしく、完璧に音を消している。そして物陰から壁を登って天井に張り付いた彼は、大広間の様子を窺う。
 大広間の見張り役は酒瓶とグラスを拾って一息吐いているが、ローテーブルの上には盛大に零された酒が湖を象っている。

「あーもう、何か拭くものないか拭くもの」

 レイフョルドは、その酒の雫を風で操作して見張り役の足首に付着させた。結構大きな雫がブーツの隙間から入り込んだせいで、足の濡れ具合を気にしている。
 そうして見張りの注意を足元や床に引き付けながら、レイフョルドは天井を這って移動する。部屋の構造は把握しているのか、迷いなく個室のある廊下のほうに入った。

(蜘蛛みたい)

 移動する姿はヤモリっぽいのだが、当人レイフョルドに対するイメージからそんな感想を浮かべる朔耶は、他に見張り役が居ないか周囲に注意しながら後を追う。
 レイフョルドからは絶えず風の糸が出ていて、それがゆらゆらと漂いながら周囲の状況を探っているようだ。完全に周りの空気の流れと一体化しているので、彼等『神技人』達が互いに感知し合える『神技』の波動を一方的に誤魔化せている。
 見張り役の二人が、レイフョルドの『神技による細工』に気付けないのは、その為らしい。
 音も無く廊下に下りて部屋の一つに滑り込んだレイフョルドは、ベッド脇に傅くようにして娘さんに声を掛ける。この時も、周囲に風の糸を巡らせて音を漏らさないようにしていた。

(こういう使い方が出来る人って、少ないんだろうねー)

 なるほど優秀な密偵なのだなぁと納得する朔耶。

 その後、事情を説明されたらしい娘さんは手早く着替え――上着や外套を羽織るだけだが――を済ませると、レイフョルドの案内で隣の部屋へと移る。そして母親を起こし、同じく外に出る為の着替えを済ませた。
 こちらの部屋には非常用の脱出路に繋がる隠し扉があるらしく、レイフョルドは家具の一部を動かしてその隠し扉を開いて見せた。この隠し扉は部屋側からしか開けられないようになっているので、わざわざ玄関から侵入したようだ。

「それじゃあ行きますよ、しっかり付いて来てくださいね~」

 淡い光を放つ小さな照明を翳したレイフョルドの先導で、秘密の抜け道でもある脱出路を進む。そうして、レイフョルドは囚われの母娘をパウラの地下中枢施設にある居住区から脱出させた。

(やるじゃん)

 朔耶はレイフョルドの見事な手際と働きに感心する。脱出路の出口にはブルガーデン側の協力者が待っていた。女王派である彼等に母娘を保護してもらえば、今回の救出作戦はほぼ完遂となる。

「あ、あの、実はお願いが……」

 後は安全な場所に引き揚げるだけという段階で、娘さんが自分達の使用人も助けてほしいと願い出た。高貴な婦人二人を監禁するに当たって、身の回りの世話をさせる為に、彼女達の住んでいた屋敷から一緒に連れて来られたらしい。
 その使用人は、娘さんとは小さい頃からの友人のような親しい間柄なのだという。あんな場所に一人置いて行くなど出来ない、是非とも助けてほしいと懇願されるが、レイフョルドは首を振る。

「ごめんねぇ、それはちょっと無理なんだ」

 使用人が休んでいる小部屋は大広間を横切った反対側の廊下の先で、そちら側には脱出路の隠し扉も無い。流石にリスクが高過ぎる。
 レイフョルドの場合、危険があっても個人的な好奇心で興味が湧けば助けに動きそうだが、今回の作戦は近衛兵の家族の救出を、栄耀同盟側に朝まで悟られない事が重要になるらしい。
 今後の作戦を見直すリスクを負ってまで、戦略的に重要でない使用人の救出には踏み出せない。

「そういう訳なんで、申し訳ないけど諦めて貰えないかな」

 友人の身を案じるお嬢様を気遣った優しい断り方だが、その言葉には有無を言わせぬ重い響きがあった。ビクリと肩を震わせた娘さんは、それ以上の我が侭も言えず、うつむいてしまった。

(なるほど、プロだね)

 女王派の協力者達と母娘が安全圏まで逃げ出せたのを確認後、朔耶は強く念じる。

(目覚めよあたし!)

 夢内異世界旅行から強制覚醒した朔耶は、ベッドから起き上がると上着だけ羽織りながら部屋を出る。

『サクッと助けておきましょ』
ウム

 庭に出て転移用の目印であるプチ・ストーンサークルに入り、レイフョルドを目標に世界を渡る。夢内異世界旅行中は精霊と会話を交わす事は出来ないが、朔耶の見ているモノやその思いは精霊にも伝わっているので、細かい段取りや説明は必要無い。


 地球世界の自宅庭から、狭間世界はカルツィオ大陸の要塞都市パウラに転移。移動中のレイフョルド達の近くに出た。

「こんばんは」
「っ!?」

 突然現れた朔耶に、女王派の協力者達は思わず警戒するが、レイフョルドが「あれは味方だ」と腕を振って制した。ちなみに、朔耶の恰好はピンクのパジャマに紅いコートとスニーカー姿である。

「使用人さんの救出に協力するから、誰か付いて来て?」
「いや~話には聞いてたけど、僕以上に唐突だねぇ」

 どこに潜んでいたのか全く分からなかったと肩を竦めるレイフョルドに、朔耶は世界の壁越しに見ていたと軽く説明しつつ、地下中枢施設に繋がる脱出路抜け道のある路地へと足を向ける。

「残念だけど、隠し扉は閉じて来たから、脱出路側から部屋に入り込むのは無理だよ?」
「それは大丈夫。ちゃんと気付かれないようにもするし」

 問題無いから任せてと、ひらひら手を振る朔耶に、レイフョルドは軽く息を吐いてお手上げポーズを見せる。
 女王派の協力者達は一足先に母娘を匿う屋敷へと急がせ、朔耶にはレイフョルドが同行する事になった。

「じゃあ行こっか」
「貴女の腕前を楽しみにしてますよ」
「あ、あのっ、彼女の事、よろしくお願いします!」

 娘さんに頭を下げられた朔耶はそれに頷いて応えると、レイフョルドと連れ立って地下中枢施設の居住区を目指した。

 路地の脇道の壁に隠された脱出路から地下へと下りる。道中の明かりは朔耶が光の玉を浮かべて確保している。
 細長い階段を下り続け、何度目かの角を曲がって平坦な床が伸びる場所で行き止まりになった。

「さて、この通りここは塞がってるんだけど――」

 どうやって開くのかな? と訊ねるレイフョルドが言い終わる前に、隠し扉が静かに開いた。

「……!」
「あたしの精霊って便利でしょ」

 この隠し扉は、部屋側にしか開く為の取っ手や開錠の仕掛けが付いて無いのだが、精霊の協力を得られる朔耶にはどんな鍵も仕掛けもほぼ無意味である。
 隠し扉を隠す為の家具が除けられたままだが、例え家具が扉の前に置いてあっても浮かせて移動出来る。

「ステルスモードで行くから、あたしから離れないでね」

 レイフョルドごと精霊術的ステルスモードで姿も気配も、魔力――カルツィオでいう神技の波動も消した朔耶は、部屋から廊下に出て普通に大広間を横切って行く。
 奥のソファーでは、見張り役のブルガーデン精鋭団員が相変わらず控えめな酒盛りをやっていた。彼等は正面を堂々と歩いている朔耶達に全く気付かない。

 そのまま使用人の小部屋に入ると、休んでいた使用人を起こして事情を話し、ステルスモードの範囲内に加えて元来た道を戻る。
 脱出路に入ってから隠し扉を閉じて鍵を掛け、扉前の家具も元の位置へと戻しておいた。

「サクッと救出成功」
「……おみごと」

 路地に出てミッションコンプリートを告げる朔耶に、レイフョルドは若干脱力した様子で一言称えた。

「じゃああたしはこれで帰るから、後はよろしくね」
「ええ、お疲れさまでした」

 色々参考になりましたよと見送るレイフョルドに手を振り、朔耶は地球世界の自宅庭へと帰還した。
 パタパタと縁側から居間に上がって自分の部屋に戻る。途中、トイレに起きて来た弟の孝文に会った。

「あれ? 朔姉どっかいってたのか?」
「ちょっとヤボ用」

 狭間世界で女王様が治める国の近衛兵の家族を、テロリスト集団のアジトから救出するお手伝いをして来た――などと説明すると、またクドクド呆れ混じりの説教を貰いそうなのでさらっと流す。

「朔姉の”ちょっと”は揺れ幅デカ過ぎて信用ならないんだよなぁ……」
「なんでよ~」

 やっぱりお小言染みた事を言う理屈屋の弟に、朔耶は唇を尖らせつつも強く反論出来なかった。


 部屋に戻って来た朔耶は上着をハンガーに掛けると、まだ若干温もりが残るベッドに滑り込む。

(そういやコウ君の方はどうなってるか気になるわね)

 もう一度夢内異世界旅行に入れたなら様子を見に行こうと思いつつ、朔耶はあくびをして目を閉じた。

「すやぁ…」

 そしてぐっすり朝まで寝た。


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