告白を全部ドッキリだと思って振ったら、三人のアイドルが壊れかけたので彼氏役をすることになりました

海野(サブ)

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 俺は、ヘイロー・プリズムのマネージャーとして働いていた。マネージャーとして彼らの活躍場を設け、そして彼らが負担にならないよう考えてスケジュールを組んだりした。
 そして何よりも人気故に忙しい彼らを徹底的にサポートした。彼らの仕事が増えると俺の仕事も増えるが、体力だけは取り柄だったので問題なかった。
 マネージャーとして、1人のファンとして、彼らが輝けば輝くほど、自分のことのようで嬉しく思っていた。

「おはよう3人とも!今日も早朝から仕事三昧だけど、今日乗り越えれば明日休みだからね!」

 とあるスタジオの舞台裏で、宣伝の為に朝のニュース番組を出ることになったヘイロー・プリズムである、光留、輝、照真。

「ふぁ~、まだねむ~い。」

「おい照真、シャキッとしろ!」

「いてっ!もう痛いんだけど!もう灯也クーン!輝に打たれたー!慰めて~」

 思いっきりあくびをしているまだ眠たそうな照真の背中を輝は思いっきり叩いた。
 若干涙目になった照真は俺に思いっきり抱きついた。

「ちょ、ちょっと照真くん!!」

「ちょ、それは違うだろうが!」

 抱きつかれて動揺している俺の身体にくっついている照真を輝は引き離そうとしていた。

「まぁまぁ。輝も照真も一旦落ち着いて。もうすぐ本番だから気を引き締めていかないとね。」

「ぶー、はーい。」

「わかったよ…」

 光留はいつも通り落ち着いており、2人を落ち着かせた。
 するともうすぐ本番に入るとスタッフの呼びかけがあった。

「じゃあ頑張ってくるね♪」

「朝からおれ達の魅力を見せつけてやるよ。」

「うん!頑張ってね!!」

 2人はそのままスタジオに向かった。すると光留はスタジオに入る前に俺の顔をじっと見た。

「ひ、光留くん?もう行かないと…」

 綺麗な顔でじっと見られ照れてしまい、俺は目を逸らした。

「ねぇ灯也さん。今日の夜空いてる?」

「え?あ、あぁ!空いてるよ!」

 収録は夕方までだったので、夜は何の予定は入れていなかった。

「なら、夜の19時に湖丘公園で会いたいんだけど、いいかな?」

「え、ま、まぁ、いいけど…?けど相談事だったらせめてどっか個室ある店とかの方が…?」

 湖丘公園は広く、この時期はイルミネーションが綺麗なのだ。しかしなぜわざわざそこを指定したのかわからなかった。

「いや、そこがいいんだ。安心してよ。ちゃんと変装はするから。」

「わ、わかった!じゃあ夜そこで待ち合わせしようか!」

「ありがとう、じゃあ行ってくるね。」

 光留は微笑みながら手を振ってスタジオに向かった。

 ――――――――――

 昼はダンスのレッスンでダンススタジオに移動して、彼らは新曲のダンスを練習していた。
 朝の収録があって夕方も収録が入ってるし、彼らは本当に忙しい。それでも文句言わずに活動している彼らを本当に尊敬する。

「灯也、話がある。」

 休憩中の輝に呼び止められた。

「ど、どうしたの…?」

「今日の夜、湖丘公園で話があるんだけど、いいか?」

「ええっ!?」

 まさか光留と同じ場所を指定してきた俺は驚きを隠せなかった。

「ダメか…?」

「いやその…相談なら今じゃダメ?」

「出来れば今じゃないほうがいい。悪い、だが出来れば今日、話せればって思って…」

 どうしよう、先に光留と約束してるし…けど真剣な表情で言われると断りづらい。

「じ、実はさ…せ、先客がいて…19時前までなら話聞けるかも…」

「そうか!いや構わない。そんな長くならないと思う。じゃあ今日の18時半ぐらいでいいか?」

「わ、わかった…」

 そう言って輝は再びレッスンに戻っていった。

 ――――――――――

 とりあえず今日の夜も忙しくなりそうだなと思いながら夕方の収録現場でスケジュール確認していると、背後から誰かに抱きつかれた。後ろを振り返ると照真だった。

「ねぇ灯也クン!今日予定ある?なかったらさ湖丘公園に来て欲しいんだけど?」

 また!?なんで今日は立て続けに同じ場所で誘いを受けるのだろうか。

「出来ればさ、光留と輝には内緒にしてほしいんだよね。2人だけで、会いたいな。」

「ふ、2人には隠したい相談なの?」

「似たような感じ?安心してよ、予定あっても時間とらせないから。お願い!」

 そう言って照真は手を合わせてお願いしてきた。

「それは、今日じゃないとダメなの?」

「出来るだけ早く伝えたい!けど今じゃダメなの!」

 必死な表情でまっすぐ言われてしまう。

「……わ、わかった。じゃあ18時なら…?18時半から予定入ってて…」

「本当!!じゃあ今日の夜よろしくね!」

 そう言って照真は衣装合わせの為去っていった。
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