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「す、好き…自分を、ですか…?」
アーロ様の口から予想していなかった言葉に動揺し、そして信じることが出来なかった。
確かに俺には心を開いてくれているとは思ったが、まさか好意を抱かれていたとは思わなかった。
「あぁ、ずっとお前を手に入れたかった…その髪も、瞳も、心も、だ。」
そう言ってアーロ様の指先は俺の腹筋に軽く触れてくる。くすぐったい感覚が身体をビクッとさせた。
「お前が隣に居てくれるだけでも良かった…なのに、お前は僕から消えようとした。嫌だった。だから僕はどんな手段を使ってもお前を手に入れようとした。」
「アーロさま…」
「わかってる、人として誤った事をしていると自覚はある。けれども、嫌われても構わない。ただお前が欲しかった。それに。」
するとアーロ様は俺のモノを握り始めた。突然急所を掴まれて俺は変な声を出してしまった。
「んんっ!」
そしてそのままゆっくりと上下に手を動き始める。既に熱を集めていたソレに強い刺激が与えられて頭が白くなる。
「僕が触れてから感じまくってたな?」
「ち、ちがいまっ!あぁ!」
否定したいのにアーロ様の手付きが早くなって喘ぎ声しか出せなくなる。先走り汁のせいなのか滑りが良くなって快楽が増していく。
やばい、このままじゃ達してしまう。堪えているとアーロ様は顔を近づけてきた。
「イきたいんだろ?ならイけばいい。」
まるで悪魔のように耳元で囁かれた後、更に動きが激しくなる。
「だめっ、ですっ!あぁぁぁ!!」
我慢出来ずにとうとう達してしまった。
「はぁ、はぁ…はぁ。」
アーロ様は手に付いた精液を眺めている。恥ずかしいからそんなまじまじと見ないで欲しいのだが。
いや、それよりも今すぐこんなことはやめさせないと。
「あ、アーロ様、こんな自分をそんな思ってくださっていたのは嬉しいです…」
「ルドルフ…」
「で、ですが…自分はその想いには応えられません…!貴方はオルレアン家の次期後継者、こんなことをしてしまったら家に傷が付きますよ!」
なんとか説得しようと試みるが、それを聞いたアーロ様の表情は怒りに満ちていた。怖気つく前に俺は必死に説得を続ける。
「こんな自分よりももっと相応しい女性はおります!だからどうか鎖を外して頂けますでしょうか、この事は金輪際誰にも話しません!どうか!」
「黙れ!!」
するとまたしてもキスをしてきた。今度は乱暴に舌を入れられると支配するかのように舌を絡めて、口内を舐めまわされる。
息ができない。乱暴なのに何故だか心地よさをも感じてしまう。
一度唇が離れると、アーロ様の顔は涙目になっていた。
「僕はずっと、欲しいものを我慢してきた。ずっとずっと我慢してきた!だから一番欲しかったものぐらい手に入れたっていい筈だ!」
そしてアーロ様の青紫色の瞳から涙が流れてきた。こんなアーロ様は初めてみた。それほどまでに俺を求めていたのだろうか。
正直心の底から嬉しかった。だってアーロ様も俺と同じ想いをしていたということだから。
でも。
「駄目です…それは手に入れてはいけないものです…オルレアン子爵には相応しくないものですから…」
どんなに両思いでも、世間はそれを許さない。
美しく偉大なオルレアン伯爵にこんな俺には相応しくない。この国は同性愛は認められていないし、何よりもアーロ様はいずれ跡継ぎとして妻を娶らなくてはいけなくなる。
そんなの俺には耐えられない。
だからアーロ様には諦めてもらうしかない。
「…そうか…」
アーロ様はそのまま顔を伏せた。わかってくれたのだろうか。
「………もうお前の言葉も聞くつもりはない。」
アーロ様の口から予想していなかった言葉に動揺し、そして信じることが出来なかった。
確かに俺には心を開いてくれているとは思ったが、まさか好意を抱かれていたとは思わなかった。
「あぁ、ずっとお前を手に入れたかった…その髪も、瞳も、心も、だ。」
そう言ってアーロ様の指先は俺の腹筋に軽く触れてくる。くすぐったい感覚が身体をビクッとさせた。
「お前が隣に居てくれるだけでも良かった…なのに、お前は僕から消えようとした。嫌だった。だから僕はどんな手段を使ってもお前を手に入れようとした。」
「アーロさま…」
「わかってる、人として誤った事をしていると自覚はある。けれども、嫌われても構わない。ただお前が欲しかった。それに。」
するとアーロ様は俺のモノを握り始めた。突然急所を掴まれて俺は変な声を出してしまった。
「んんっ!」
そしてそのままゆっくりと上下に手を動き始める。既に熱を集めていたソレに強い刺激が与えられて頭が白くなる。
「僕が触れてから感じまくってたな?」
「ち、ちがいまっ!あぁ!」
否定したいのにアーロ様の手付きが早くなって喘ぎ声しか出せなくなる。先走り汁のせいなのか滑りが良くなって快楽が増していく。
やばい、このままじゃ達してしまう。堪えているとアーロ様は顔を近づけてきた。
「イきたいんだろ?ならイけばいい。」
まるで悪魔のように耳元で囁かれた後、更に動きが激しくなる。
「だめっ、ですっ!あぁぁぁ!!」
我慢出来ずにとうとう達してしまった。
「はぁ、はぁ…はぁ。」
アーロ様は手に付いた精液を眺めている。恥ずかしいからそんなまじまじと見ないで欲しいのだが。
いや、それよりも今すぐこんなことはやめさせないと。
「あ、アーロ様、こんな自分をそんな思ってくださっていたのは嬉しいです…」
「ルドルフ…」
「で、ですが…自分はその想いには応えられません…!貴方はオルレアン家の次期後継者、こんなことをしてしまったら家に傷が付きますよ!」
なんとか説得しようと試みるが、それを聞いたアーロ様の表情は怒りに満ちていた。怖気つく前に俺は必死に説得を続ける。
「こんな自分よりももっと相応しい女性はおります!だからどうか鎖を外して頂けますでしょうか、この事は金輪際誰にも話しません!どうか!」
「黙れ!!」
するとまたしてもキスをしてきた。今度は乱暴に舌を入れられると支配するかのように舌を絡めて、口内を舐めまわされる。
息ができない。乱暴なのに何故だか心地よさをも感じてしまう。
一度唇が離れると、アーロ様の顔は涙目になっていた。
「僕はずっと、欲しいものを我慢してきた。ずっとずっと我慢してきた!だから一番欲しかったものぐらい手に入れたっていい筈だ!」
そしてアーロ様の青紫色の瞳から涙が流れてきた。こんなアーロ様は初めてみた。それほどまでに俺を求めていたのだろうか。
正直心の底から嬉しかった。だってアーロ様も俺と同じ想いをしていたということだから。
でも。
「駄目です…それは手に入れてはいけないものです…オルレアン子爵には相応しくないものですから…」
どんなに両思いでも、世間はそれを許さない。
美しく偉大なオルレアン伯爵にこんな俺には相応しくない。この国は同性愛は認められていないし、何よりもアーロ様はいずれ跡継ぎとして妻を娶らなくてはいけなくなる。
そんなの俺には耐えられない。
だからアーロ様には諦めてもらうしかない。
「…そうか…」
アーロ様はそのまま顔を伏せた。わかってくれたのだろうか。
「………もうお前の言葉も聞くつもりはない。」
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