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第18話 新たな定位置 ▼▼
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「リル姉様!」
クレアの呼びかけにリルが反応する。
今は住み処へと戻っている途中だ。
「リル姉様にお願いがあります」
意を決したかのようにクレアがリルに話しかけた。さっきまで大人しかったのは何か思い悩んでいたようだ。
「どうしたの?」
リルが少し不思議そうにクレアに問いかける。
「私が伯爵の娘と知られてしまいましたが……これからも家名は関係なく普通に友人として接し……いえ、お、お、お……」
オットセイの鳴き声みたいになってる。
「お?」
「お姉さまとしての方がいいですわっ!」
クレアが顔を真っ赤にして言い切った。
何この子可愛い。なぜか「ですわ」調になってるし。
家名に気を遣われるのを嫌がってるけど、もしかしたら今まで伯爵家のご令嬢ということで、同年代の子達に距離を置かれていたのかもしれない。
貴族って大変そうだもんね。
リルは一瞬大きく目を見開いた後、すっとクレアに近付いてそっとその手を取った。
はっとした顔のクレア、少し緊張が伺える。
「リルの方こそよろしくね!」
そう言ってリルが微笑むと、クレアの大きな目が急激にウルウルし始めた。
「リル姉様っ!」
そしてリルの胸に飛び込み、顔をグリグリ擦りつけるクレア。
リルはそれを優しく抱きしめながら、クレアの頭を撫でている。
猫が相手に顔を擦りつけるのは三つの理由があるらしく、「所有権主張のマーキング」「親愛表現」「敬意を持っている」というのを聞いた気がするけど、クレアの場合は……全部かな。
アルフレッドの方を見ると、クレアに優しい眼差しを向けていた。こういうところを見るとやっぱり父親なんだなあと思ってしまう。
ちなみに……俺はずっとリルの肩に乗っている……
完全に降りるタイミングを逃したとはこのことだと思う。
クレアがリルにひとしきりマーキング?した後、俺達はまた歩き始めた。
リルとクレアの距離が近付いた気がするのは気のせいじゃないだろう。
俺がそんなことを思っていると……
「リル姉様、そ、その……私もシュンを乗せてみたいです」
クレアがおねだりするようにリルに頼む。おねだりクレア、これは強力だ。俺なら抗えず、大抵のことは言うことを聞いてしまいそう。
「シュン、いい?」
リルが肩に乗ってる俺に聞いてくる。俺に言葉が通じているとは……思っていないはずだけど、まあこういうのは様式美だ。
そして、俺のアクセサリー化が進んでるなあ……まあ全然いいんだけどね……ということで頷くことクルニャ。
「クレア良かったね、はいどうぞ」
リルが俺をクレアに渡す。正面には嬉しそうなクレアの顔。
なんだかこっちも嬉しくなりそうな笑顔だよ。
「よいしょっ……」
クレアが俺を持ち上げて、乗せた……
そう、乗せたよ……なぜか頭の上に…………
まあ、クレアはまだ体も小さいしなで肩だから、肩に乗せたら落ちやすいかもしれないけど、俺だって頑張って落ちないように掴まるよ?
頭の上は掴まるところがなく、少しバランスが取りづらい。とりあえず、綺麗な金髪に引っ掛けないように、爪を指の中に収納する。
これは傍から見たら変な構図ではなかろうか。
そう思い、リルを見たら、あれ?なぜか「その手があったか」的な感心した表情。
アルフレッドの方を見たら……こっちに背を向けて笑いを堪えてるよ。肩が震えてるって……
まあでも、なんかクレアが満足そうな顔をしてるから、これはこれで良しということにした。
◇◇◇
「パパ、私ね、リル姉様とシュンに会えましたから、この山に来て良かったと心から思っています」
俺を頭に乗せたまま歩いていたクレアが、アルフレッドに話しかけた。
「クレア……」
クレアはアルフレッドが自分に巻き込んでしまって申し訳ないという気持ちを持ってることに気づいていたのだと思う。
その気持ちを取り払うために、今の気持ちを伝えたのだろう。いい子だね……
◇◇◇
夕飯はリルが猪の厚切り生ハムと野菜のスープを用意してくれた。ハムは何日か前に作ったのが残ってた。
生ハムはクレアもアルフレッドも絶賛しながら食べていた。
もちろん俺も何回もおかわりしましたとも。熟成して濃縮された旨味、何回食べても美味しいからね。
夕食後、アルフレッドから今回問題となっている傭兵団の詳細を聞くことになった。
「暴風の蛇」のことだ。敵対する以上、情報は大事だよね。
アルフレッドが憎々しげな様子で語ってくれた。
「暴風の蛇は団全体の練度が相当高く、下手な騎士団でも相手にならない程だ。人数はおよそ百五十人前後で、任務によっては臨時で雇い入れたりするらしい。小さな任務には少数の人員で臨むこともあるようだ。傭兵である以上、金銭で動くのは当然なのだが、奴らの金銭に対する執着は尋常ではなく、悲劇が依頼者に降り掛かったなんて話もあるくらいだ。実力は傭兵団のなかでも指折りだが、残虐非道な傭兵団としても恐れられていて、名前を聞いただけで逃げ出す兵もいるくらいだという。ただ、金さえ積めばなんでもやるということで、依頼する国や貴族が多いのも確かだ……」
確かに正面からあたることは避けなければならない程、危険な相手だ。
「あと特に注意すべきは、団長のガストマと副団長のザールだ。ガストマは個人の戦闘力が飛び抜けて高く、一騎打ちでは無敗を誇ると言われている。ザールは魔物を操る能力を持ち、その能力で傭兵団を支えている実力者だが、詳細は不明な部分も多い」
魔物を操るって、俺操られたりしないよね? いずれにしろ、俺が見る限りリルは強いし、アルフレッドも結構強いだろうことは分かるけど、戦っていい相手ではないな。
「だから俺達はなんとかして戦闘は避け、監視をくぐり抜ける方法を考えなければいけない」
やはりそういうことだよね。リルも頷きながら聞いていた。
クレアの呼びかけにリルが反応する。
今は住み処へと戻っている途中だ。
「リル姉様にお願いがあります」
意を決したかのようにクレアがリルに話しかけた。さっきまで大人しかったのは何か思い悩んでいたようだ。
「どうしたの?」
リルが少し不思議そうにクレアに問いかける。
「私が伯爵の娘と知られてしまいましたが……これからも家名は関係なく普通に友人として接し……いえ、お、お、お……」
オットセイの鳴き声みたいになってる。
「お?」
「お姉さまとしての方がいいですわっ!」
クレアが顔を真っ赤にして言い切った。
何この子可愛い。なぜか「ですわ」調になってるし。
家名に気を遣われるのを嫌がってるけど、もしかしたら今まで伯爵家のご令嬢ということで、同年代の子達に距離を置かれていたのかもしれない。
貴族って大変そうだもんね。
リルは一瞬大きく目を見開いた後、すっとクレアに近付いてそっとその手を取った。
はっとした顔のクレア、少し緊張が伺える。
「リルの方こそよろしくね!」
そう言ってリルが微笑むと、クレアの大きな目が急激にウルウルし始めた。
「リル姉様っ!」
そしてリルの胸に飛び込み、顔をグリグリ擦りつけるクレア。
リルはそれを優しく抱きしめながら、クレアの頭を撫でている。
猫が相手に顔を擦りつけるのは三つの理由があるらしく、「所有権主張のマーキング」「親愛表現」「敬意を持っている」というのを聞いた気がするけど、クレアの場合は……全部かな。
アルフレッドの方を見ると、クレアに優しい眼差しを向けていた。こういうところを見るとやっぱり父親なんだなあと思ってしまう。
ちなみに……俺はずっとリルの肩に乗っている……
完全に降りるタイミングを逃したとはこのことだと思う。
クレアがリルにひとしきりマーキング?した後、俺達はまた歩き始めた。
リルとクレアの距離が近付いた気がするのは気のせいじゃないだろう。
俺がそんなことを思っていると……
「リル姉様、そ、その……私もシュンを乗せてみたいです」
クレアがおねだりするようにリルに頼む。おねだりクレア、これは強力だ。俺なら抗えず、大抵のことは言うことを聞いてしまいそう。
「シュン、いい?」
リルが肩に乗ってる俺に聞いてくる。俺に言葉が通じているとは……思っていないはずだけど、まあこういうのは様式美だ。
そして、俺のアクセサリー化が進んでるなあ……まあ全然いいんだけどね……ということで頷くことクルニャ。
「クレア良かったね、はいどうぞ」
リルが俺をクレアに渡す。正面には嬉しそうなクレアの顔。
なんだかこっちも嬉しくなりそうな笑顔だよ。
「よいしょっ……」
クレアが俺を持ち上げて、乗せた……
そう、乗せたよ……なぜか頭の上に…………
まあ、クレアはまだ体も小さいしなで肩だから、肩に乗せたら落ちやすいかもしれないけど、俺だって頑張って落ちないように掴まるよ?
頭の上は掴まるところがなく、少しバランスが取りづらい。とりあえず、綺麗な金髪に引っ掛けないように、爪を指の中に収納する。
これは傍から見たら変な構図ではなかろうか。
そう思い、リルを見たら、あれ?なぜか「その手があったか」的な感心した表情。
アルフレッドの方を見たら……こっちに背を向けて笑いを堪えてるよ。肩が震えてるって……
まあでも、なんかクレアが満足そうな顔をしてるから、これはこれで良しということにした。
◇◇◇
「パパ、私ね、リル姉様とシュンに会えましたから、この山に来て良かったと心から思っています」
俺を頭に乗せたまま歩いていたクレアが、アルフレッドに話しかけた。
「クレア……」
クレアはアルフレッドが自分に巻き込んでしまって申し訳ないという気持ちを持ってることに気づいていたのだと思う。
その気持ちを取り払うために、今の気持ちを伝えたのだろう。いい子だね……
◇◇◇
夕飯はリルが猪の厚切り生ハムと野菜のスープを用意してくれた。ハムは何日か前に作ったのが残ってた。
生ハムはクレアもアルフレッドも絶賛しながら食べていた。
もちろん俺も何回もおかわりしましたとも。熟成して濃縮された旨味、何回食べても美味しいからね。
夕食後、アルフレッドから今回問題となっている傭兵団の詳細を聞くことになった。
「暴風の蛇」のことだ。敵対する以上、情報は大事だよね。
アルフレッドが憎々しげな様子で語ってくれた。
「暴風の蛇は団全体の練度が相当高く、下手な騎士団でも相手にならない程だ。人数はおよそ百五十人前後で、任務によっては臨時で雇い入れたりするらしい。小さな任務には少数の人員で臨むこともあるようだ。傭兵である以上、金銭で動くのは当然なのだが、奴らの金銭に対する執着は尋常ではなく、悲劇が依頼者に降り掛かったなんて話もあるくらいだ。実力は傭兵団のなかでも指折りだが、残虐非道な傭兵団としても恐れられていて、名前を聞いただけで逃げ出す兵もいるくらいだという。ただ、金さえ積めばなんでもやるということで、依頼する国や貴族が多いのも確かだ……」
確かに正面からあたることは避けなければならない程、危険な相手だ。
「あと特に注意すべきは、団長のガストマと副団長のザールだ。ガストマは個人の戦闘力が飛び抜けて高く、一騎打ちでは無敗を誇ると言われている。ザールは魔物を操る能力を持ち、その能力で傭兵団を支えている実力者だが、詳細は不明な部分も多い」
魔物を操るって、俺操られたりしないよね? いずれにしろ、俺が見る限りリルは強いし、アルフレッドも結構強いだろうことは分かるけど、戦っていい相手ではないな。
「だから俺達はなんとかして戦闘は避け、監視をくぐり抜ける方法を考えなければいけない」
やはりそういうことだよね。リルも頷きながら聞いていた。
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