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未来旅行2
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作り話をしよう。
フェイクな話、想像の中での話。
個人的主観に依る話。
遠い国、おそらくは行くこともない国の話。
陸続きの国々。
境界と言えるものはなく、
道があるところもあるが、膨大な針葉樹の森、
膨大な畑、もしくは荒野。
どの国出身?という会話も成り立たない。
おじいちゃん?
そのときは同じ国だったんじゃないの?
翌日だよ?別れたときの。
俺が生まれたとき、母さんのベットは、
上身はあっちの国で、
下半身は向こうの国に。
だから、向こうの国生まれだ、俺は。
おじいちゃんの定番のネタ。
そんな国。
資源が豊富だった。
地下資源、化石資源。
健康診断の結果を持ってきた医者が
数人の学者を連れてきた。
話を聞いてほしいと。
資源が、あなたの孫の代で枯渇します。
それは、この大陸全体に言える。
我が国はその含有量が一番大きい。
なので、枯渇するのもいちばん速い。
小さな埋蔵地は点在しますよ?
だけど、小さいんだ。
探し当てるのも時間がかかるし、金も要る。
それを運良く見つけても、すぐになくなり、
手に入れるために
流れる血の方が多いでしょうね。
どうすればいい?
真剣に、他の資源に移行するべきですね。
風力、海流、太陽、これね。
え?ああ、そうだった。
太陽もいつでもあると思うなと?
そうです。これはわたしの分野外だった。
灰でおおわれれば、意味をなさない。
それも踏まえないとね。
何十年前から言われていたことだ。
ただ、誰も、どの国も、我が国もですよ?
真剣に取り組んでいない。
人はね、
”人は、橋が古くなっても燃やさずに、崩壊して落ちるまで放置してしまう”
そういう生き物なんですよ?
我々もです。
それに気付いてその国の権力者に進言する。
ただそれだけだ。それしかできない。
あなたは?
この国の権力者だ、国をあげて開発しますか?
ええ、わかっていますよ。
それはできない。
国民の生活がかかっているから。
そんなことを声高に発表すれば、
残っている資源を求めて世界大戦だ。
守るべき国民を進んで殺すことになる。
それはだれも望んでいない。
そうそう、あなた、あと、そうですね、
もって数年だ。
ん?違いますよ!権力の座ではなく、ええ。
その結果をみればわかるでしょ?
なので、憂いなく始めてください。
これから流す血の量は、
これから先に生きる人々の糧になる。
あなたの名誉は地に落ち、回復するのは、
百年後だ。
必ず。
それは今までの歴史が証明していますから。
なぜって?
あなたの先が見えたからですよ?
前回の時点ではなしても、あなた聞かないでしょ?
まだ橋はかかっている。
まだ人は渡れる。
選べるんですよ。
ふふふふ。
ええ、わかっていますよ。
橋の上に陣取って、崩壊を待つのもかまいませんよ?
どうしてそのようなことをしたのか。
それこそ歴史が証明します。
ま、文明が後退しますが。
時間がかかりますが、
それを切っ掛けに文明が進むのは間違いありませんから。
じつはわたしはそれが楽しみなんですよ?
未来への妄想はたのしい。
それが文明の進化を加速させる。
未来旅行ですよ。
生きてはいませんがね。
もちろん、なにもしなくてもいい。
0になるのが速くなるだけだ。
何がとは言えません、ええ。
フェイクな話、想像の中での話。
個人的主観に依る話。
遠い国、おそらくは行くこともない国の話。
陸続きの国々。
境界と言えるものはなく、
道があるところもあるが、膨大な針葉樹の森、
膨大な畑、もしくは荒野。
どの国出身?という会話も成り立たない。
おじいちゃん?
そのときは同じ国だったんじゃないの?
翌日だよ?別れたときの。
俺が生まれたとき、母さんのベットは、
上身はあっちの国で、
下半身は向こうの国に。
だから、向こうの国生まれだ、俺は。
おじいちゃんの定番のネタ。
そんな国。
資源が豊富だった。
地下資源、化石資源。
健康診断の結果を持ってきた医者が
数人の学者を連れてきた。
話を聞いてほしいと。
資源が、あなたの孫の代で枯渇します。
それは、この大陸全体に言える。
我が国はその含有量が一番大きい。
なので、枯渇するのもいちばん速い。
小さな埋蔵地は点在しますよ?
だけど、小さいんだ。
探し当てるのも時間がかかるし、金も要る。
それを運良く見つけても、すぐになくなり、
手に入れるために
流れる血の方が多いでしょうね。
どうすればいい?
真剣に、他の資源に移行するべきですね。
風力、海流、太陽、これね。
え?ああ、そうだった。
太陽もいつでもあると思うなと?
そうです。これはわたしの分野外だった。
灰でおおわれれば、意味をなさない。
それも踏まえないとね。
何十年前から言われていたことだ。
ただ、誰も、どの国も、我が国もですよ?
真剣に取り組んでいない。
人はね、
”人は、橋が古くなっても燃やさずに、崩壊して落ちるまで放置してしまう”
そういう生き物なんですよ?
我々もです。
それに気付いてその国の権力者に進言する。
ただそれだけだ。それしかできない。
あなたは?
この国の権力者だ、国をあげて開発しますか?
ええ、わかっていますよ。
それはできない。
国民の生活がかかっているから。
そんなことを声高に発表すれば、
残っている資源を求めて世界大戦だ。
守るべき国民を進んで殺すことになる。
それはだれも望んでいない。
そうそう、あなた、あと、そうですね、
もって数年だ。
ん?違いますよ!権力の座ではなく、ええ。
その結果をみればわかるでしょ?
なので、憂いなく始めてください。
これから流す血の量は、
これから先に生きる人々の糧になる。
あなたの名誉は地に落ち、回復するのは、
百年後だ。
必ず。
それは今までの歴史が証明していますから。
なぜって?
あなたの先が見えたからですよ?
前回の時点ではなしても、あなた聞かないでしょ?
まだ橋はかかっている。
まだ人は渡れる。
選べるんですよ。
ふふふふ。
ええ、わかっていますよ。
橋の上に陣取って、崩壊を待つのもかまいませんよ?
どうしてそのようなことをしたのか。
それこそ歴史が証明します。
ま、文明が後退しますが。
時間がかかりますが、
それを切っ掛けに文明が進むのは間違いありませんから。
じつはわたしはそれが楽しみなんですよ?
未来への妄想はたのしい。
それが文明の進化を加速させる。
未来旅行ですよ。
生きてはいませんがね。
もちろん、なにもしなくてもいい。
0になるのが速くなるだけだ。
何がとは言えません、ええ。
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