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37:味見専門
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飯は煮込み料理にすることにした。
砂トカゲのしっぽはうまいが筋張って固い。時間をかけて煮込めば
柔らかくトロトロになる。乾燥野菜で味付ければいい。
窯が欲しいな。作ってみるか?
火に弱い砂漠石は使えない。土を固めレンガにしたものを
使えばいいか?
煙突はどうするか?
彼女がするように石に願うように、そして、語り掛けるように事細かに説明した。
何とかなりそうだ。これで、夜の食事も楽しめるだろう。
食料を入れていた箱で作業台と椅子も作る。
いい感じにできた。
「マーテイス。休憩しよう。コーヒー飲もう。
あ、テーブルも椅子もある。作ったの?うまいね。
あー、それにしてもいい匂い。料理はしないけど、味見はプロだよ?」
味見専門?それはただの食いしん坊だ。
「あ、コーヒーってさ、あの飲み方が好きなの?
ちょっと違う入れ方で飲んでもいい?」
座りながらもってきた荷物をテーブルに並べていく。
コーヒーの違う飲み方?なんだ?煮詰めるのか?
「好きというか、砕いて湯を入れて上澄みを飲む方法しか知らん。」
「そうなの?んじゃ、わたしが入れてみていい?」
「?ああ、お願いする。」
鍋だろうか?少し細めのものと、小袋。円錐を逆さにしたようなもの?
それに大きめのカップ。
「あ、豆は?これ?毎回砕いてるの?
これで?えーと、細かめにお願いします。量は2人分よりちょっと多めかな?」
豆と挽き具をみて、こちらに寄こした。
鍋に水をいれ、火口に置いた。
火のつけ方が分からなかったのか、教えてやると、
「おお、すごいね、ありがとう。お湯を出すより、水を沸かした方がおいしいからね。」
そうなのか?
ゴリゴリと豆を挽きながら、
「作業部屋はできたのか?」
「うん、なんかね、わたし天才かもよ?後で見に来て。
マティスの台所もなんか、いい感じの台所になってきたね。あ?あれ窯?
オーブン作ろうと思ってたんよ。うまいことできた?なんか本格的な石窯だ。
あ!チーズある?ピザを作ろう!!」
「ぴざ?チーズは有るぞ。そのぴざは夜に一緒につくろうか?
飯はトカゲしっぽの煮込みだ。」
「おお、名前だけだとしり込みするけど、この匂いはおいしい。匂いでご飯がたべれる。」
鼻をひくひくさせながら笑顔を向けた。
ああ、かわいい。
「あ、お湯沸いたね?豆もいい感じ。
んじゃね、これをこうして、セットして・・・」
円錐を逆にしたものに布をかぶせ、粉になった豆を入れた。
大きめのカップの上におき、高い位置から湯を少しづつ落としていく。
「いい香りだ。いつものと違う。」
「うん、向こうではこうして飲んでたんだよ。おんなじように蒸れてくれてよかった。」
それぞれのカップに分けていれてくれた。
「味はどうかな?」
一口飲んでみる。いつも飲んでるものとは別な物になっていた。
「うまいな。」
「そ?よかった。
あ、塩はばっちり。店ができるよ。これは台所用、こっちは歯磨き用。」
「歯を磨くのに塩を使うのか?めずらしいな。
店ができるほどたくさんできたのか?塩は高いんだ。あれば、塩漬け肉を作っておきたい。」
「あるある、海ほどあるよ。塩は高いのか、海から遠いから?砂糖は?」
「砂糖は塩ほど高くないが、贅沢品だ。なくても生きていけるが、塩は必要だ。」
「そうか。砂糖は植物からでしょ?その植物があれば作れるけどないから作れないな。」
「多少はあるぞ?」
「ほんと?甘味ってほかにどんなものがあるの?」
「砂糖、はちみつ、樹液蜜、か。」
「?それ全部ここにあるの?」
「?あるぞ?少しずつだが。」
「甘いもの好きなんだね?」
「飴は好きだが、料理に使うんだ。」
「おお、料理の達人。」
「ははは、嫌いではないだけだ。しかし、このコーヒーはうまいな。
愛する人はコーヒーの達人だ。」
「へへ、ほんと?また入れるね。朝に飲んだのもわたしすきだよ。」
「そうか?ならよかった。」
「うん、ありがとね。」
「煮込みができるまで、まだかかるぞ?どうする?腹が減っているなら、
軽くつまむものならすぐできるが、もう、飯にするか?」
「ううん、トカゲしっぽができるまでまってる。おなかもコーヒー飲んだからすいてない。」
なぜか、歯切れ悪くうつむきながら話す。
「ん?どうした?」
「うん、あのね?これもつくったの。お揃い。
よかったら付けてほしい。」
ズボンの脇袋から布にくるまれたものを取り出した。
指輪だ。
「・・・指輪、作ったのか?」
「うん、指輪。表現は同じだね。あの、ダメだった?」
指輪。契の証。それを彼女から用意されるとは。
「契の?」
「あ、うん、結婚の指輪。同じような意味だよね?ずっと一緒にいます的な。
憧れだったんだ。一応ね。石はね、今度2人で探しに行こう。
リクエストするのも変だけど、緑の石がいい。小さいの。
それで、マティスは赤いのを送るね。赤い塊ってわたしのこといってたでしょ?
だからね。」
「何色でもいいが、赤、、いいな。ああ、赤がいい。探しにこう。
これは私が用意するべきだった。ああ、金も払ってもいないのに。」
「あ、お金ね。ははは、ほんと変な風習だね。もう、契は交わしたんだからいいよ。
マティスのものはわたしのもの。わたしのものはわたしのものってね。」
「?なんだそれは?すべてお前のものなのか?」
「うん、いや?」
「いや、それでいい。それがいい。私は愛しき人のものだ。」
「うん。世界一なんだよ?」
「?そうか。石はきれいなものを送ろう。緑がいいのか?」
「うん、緑。」
「わかった。」
「はめてくれる?」
「もちろん。」
小さいほうの指輪をとり彼女の指にはめた。
「愛する人。この指輪に誓う。私はあなたの僕だ。」
手を取り口づけを指輪に落とす。どうぞ、あなたのそばにずっといさせてください。
「マティスもね」
彼女も指輪をはめてくれる。
誓いの言葉はないが同じように口づけを落としてくれた。
砂トカゲのしっぽはうまいが筋張って固い。時間をかけて煮込めば
柔らかくトロトロになる。乾燥野菜で味付ければいい。
窯が欲しいな。作ってみるか?
火に弱い砂漠石は使えない。土を固めレンガにしたものを
使えばいいか?
煙突はどうするか?
彼女がするように石に願うように、そして、語り掛けるように事細かに説明した。
何とかなりそうだ。これで、夜の食事も楽しめるだろう。
食料を入れていた箱で作業台と椅子も作る。
いい感じにできた。
「マーテイス。休憩しよう。コーヒー飲もう。
あ、テーブルも椅子もある。作ったの?うまいね。
あー、それにしてもいい匂い。料理はしないけど、味見はプロだよ?」
味見専門?それはただの食いしん坊だ。
「あ、コーヒーってさ、あの飲み方が好きなの?
ちょっと違う入れ方で飲んでもいい?」
座りながらもってきた荷物をテーブルに並べていく。
コーヒーの違う飲み方?なんだ?煮詰めるのか?
「好きというか、砕いて湯を入れて上澄みを飲む方法しか知らん。」
「そうなの?んじゃ、わたしが入れてみていい?」
「?ああ、お願いする。」
鍋だろうか?少し細めのものと、小袋。円錐を逆さにしたようなもの?
それに大きめのカップ。
「あ、豆は?これ?毎回砕いてるの?
これで?えーと、細かめにお願いします。量は2人分よりちょっと多めかな?」
豆と挽き具をみて、こちらに寄こした。
鍋に水をいれ、火口に置いた。
火のつけ方が分からなかったのか、教えてやると、
「おお、すごいね、ありがとう。お湯を出すより、水を沸かした方がおいしいからね。」
そうなのか?
ゴリゴリと豆を挽きながら、
「作業部屋はできたのか?」
「うん、なんかね、わたし天才かもよ?後で見に来て。
マティスの台所もなんか、いい感じの台所になってきたね。あ?あれ窯?
オーブン作ろうと思ってたんよ。うまいことできた?なんか本格的な石窯だ。
あ!チーズある?ピザを作ろう!!」
「ぴざ?チーズは有るぞ。そのぴざは夜に一緒につくろうか?
飯はトカゲしっぽの煮込みだ。」
「おお、名前だけだとしり込みするけど、この匂いはおいしい。匂いでご飯がたべれる。」
鼻をひくひくさせながら笑顔を向けた。
ああ、かわいい。
「あ、お湯沸いたね?豆もいい感じ。
んじゃね、これをこうして、セットして・・・」
円錐を逆にしたものに布をかぶせ、粉になった豆を入れた。
大きめのカップの上におき、高い位置から湯を少しづつ落としていく。
「いい香りだ。いつものと違う。」
「うん、向こうではこうして飲んでたんだよ。おんなじように蒸れてくれてよかった。」
それぞれのカップに分けていれてくれた。
「味はどうかな?」
一口飲んでみる。いつも飲んでるものとは別な物になっていた。
「うまいな。」
「そ?よかった。
あ、塩はばっちり。店ができるよ。これは台所用、こっちは歯磨き用。」
「歯を磨くのに塩を使うのか?めずらしいな。
店ができるほどたくさんできたのか?塩は高いんだ。あれば、塩漬け肉を作っておきたい。」
「あるある、海ほどあるよ。塩は高いのか、海から遠いから?砂糖は?」
「砂糖は塩ほど高くないが、贅沢品だ。なくても生きていけるが、塩は必要だ。」
「そうか。砂糖は植物からでしょ?その植物があれば作れるけどないから作れないな。」
「多少はあるぞ?」
「ほんと?甘味ってほかにどんなものがあるの?」
「砂糖、はちみつ、樹液蜜、か。」
「?それ全部ここにあるの?」
「?あるぞ?少しずつだが。」
「甘いもの好きなんだね?」
「飴は好きだが、料理に使うんだ。」
「おお、料理の達人。」
「ははは、嫌いではないだけだ。しかし、このコーヒーはうまいな。
愛する人はコーヒーの達人だ。」
「へへ、ほんと?また入れるね。朝に飲んだのもわたしすきだよ。」
「そうか?ならよかった。」
「うん、ありがとね。」
「煮込みができるまで、まだかかるぞ?どうする?腹が減っているなら、
軽くつまむものならすぐできるが、もう、飯にするか?」
「ううん、トカゲしっぽができるまでまってる。おなかもコーヒー飲んだからすいてない。」
なぜか、歯切れ悪くうつむきながら話す。
「ん?どうした?」
「うん、あのね?これもつくったの。お揃い。
よかったら付けてほしい。」
ズボンの脇袋から布にくるまれたものを取り出した。
指輪だ。
「・・・指輪、作ったのか?」
「うん、指輪。表現は同じだね。あの、ダメだった?」
指輪。契の証。それを彼女から用意されるとは。
「契の?」
「あ、うん、結婚の指輪。同じような意味だよね?ずっと一緒にいます的な。
憧れだったんだ。一応ね。石はね、今度2人で探しに行こう。
リクエストするのも変だけど、緑の石がいい。小さいの。
それで、マティスは赤いのを送るね。赤い塊ってわたしのこといってたでしょ?
だからね。」
「何色でもいいが、赤、、いいな。ああ、赤がいい。探しにこう。
これは私が用意するべきだった。ああ、金も払ってもいないのに。」
「あ、お金ね。ははは、ほんと変な風習だね。もう、契は交わしたんだからいいよ。
マティスのものはわたしのもの。わたしのものはわたしのものってね。」
「?なんだそれは?すべてお前のものなのか?」
「うん、いや?」
「いや、それでいい。それがいい。私は愛しき人のものだ。」
「うん。世界一なんだよ?」
「?そうか。石はきれいなものを送ろう。緑がいいのか?」
「うん、緑。」
「わかった。」
「はめてくれる?」
「もちろん。」
小さいほうの指輪をとり彼女の指にはめた。
「愛する人。この指輪に誓う。私はあなたの僕だ。」
手を取り口づけを指輪に落とす。どうぞ、あなたのそばにずっといさせてください。
「マティスもね」
彼女も指輪をはめてくれる。
誓いの言葉はないが同じように口づけを落としてくれた。
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