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203:中間管理職
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まだ月が昇るまであるが、会合の館の酒を見に行くということで、
みなで移動することなった。
屋上の植物たちは収納してもいいように膜で覆うようになっているそうだ。
収納後、なにもなくなった場所に、また森の木を積み上げた。
虫を移動させなかったが、またもとに戻すんだ、大丈夫だろう。
会合の館近くまで移動すると、あたりが酒の匂いで充満している。
館前の馬車だまりに人が集まっている。
さすがに領主はいないが、従者は何人か買いに来ているようだ。
街の人々も。王都に店を出しているものも参加が認められたので、
そのまま商売を始めているものもいる。
なるほど酒祭りだ。
「いいね!酒祭り!
食の祭りの時にもあったらいいね。」
「それはいいですね。考えておきましょう。」
「あ!その場合は、夜の部ね。昼間は子供たちが楽しめるほうがいいよ?
そういえば子供はみたことないね。」
「そうなんですか?」
「愛しい人、コムの村長の息子は子供だぞ?」
「え?あれ?子供なの?いくつぐらい?」
「はっきりとはしないが10歳前後か?」
「うそ!あの茶葉の息子さんと同じぐらいだと思ってた!」
「?どうしてそう思うんだ?」
「同じような背格好じゃなかった?」
「背?7歳ぐらいで成人と同じぐらいになるぞ?」
「うそん!!すごい!すごい!そんなに成長早いの?
じゃ、街ですれ違ってる人の何人かは子供?」
「そうなるな。」
「どうやって見分けるの?」
「どう?見たらわかる。」
「えー、わからんかったよ。」
「そうなのか?ああ、耳飾りをしていたら成人だ。」
「あ!そうなの?でも、マティスもセサミンもしていない!」
「そうだな。」
「姉さん、話し方で分かりますよ。子供はやはり子供です。」
「そう?あのラルトルガの娘さんたちは?」
「あれは成人してます。」
「そ、よかった。子供相手だったら目覚めが悪いものね。」
「あ、あの?」
話を聞いていたルグとドーガーが遠慮がちに聞いてくる。
「なんだ?」
「その、奥方様はおいくつで?いえ、女性に年齢を聞くのは、その、失礼だとは思うのですが。」
「奥方様はわたしよりは上ですか?下ですか?」
ドーガーも聞いてくる。
「ん?ドーガーはいくつなの?」
「28です。」
「ルグは?」
「37です。」
「お、おおー、そうなんだ。うん、違和感はない、そんな感じだ。」
「姉さん!わたしは?」
「セサミンのはしってるよ?47でしょ?わたしより下だ。」
「セサミナ様より上なのですか?」
「48だよ?」
「「「48!!」」」
ワイプまでが驚いている。
「よぉーし!一人ずつ、なんで驚いたかいってみな?師匠から。」
「いえ、もっと上かと。わたしと同じぐらいだと思っていたんです。」
「それはなぜに?」
「もののとらえ方が、老成しているので。」
「なるほど。それはそうだろうな。じゃ、ドーガーは?」
「下だと。妹とおなじ、成人してすぐぐらいだと。」
「それはなぜゆえに?」
「武と人生感に関してははるか上過ぎてそれで年齢をしることはできないのですが、
その、やることが幼いというか、、」
「・・・ルグは?」
「ドーガーと同じです。息子と話しているような感覚に何度かなりましたので。」
「・・・息子さんいくつ?」
「5歳です。いえ、赤い塊殿の時にそのようなことは思ったことは有りません。」
「じゃ、それ以外はそう思うんだ?」
「そ、そうですね。申し訳ありません!」
「いや、謝るこっちゃないよ。そうかー、うんうん。」
「愛しい人?お前がいくつでも愛しい人にはかわらない。
自分と同じぐらいといったワイプは始末するから安心しろ?」
「マティス君?」
「愛しい人が気にしているだろ?すべてお前が悪い。」
「ちがうよ?マティス?師匠のはいいんだよ。実際上なんだから。
しかしなー、5歳か、これはなー、」
「ルグか!よし、ルグ、手合わせしよう!」
「死にます!」
「だから、マティス、違うって!うん、わかった。いえ、わかりました。」
「?」
「言葉遣いが幼いのです。きちんとお話すればいい。」
「?姉さん?違いますよ?そういう考え方が幼いのですよ?」
「そうだぞ?それが愛しい人のかわいいところだぞ?」
「うわー、わたしの夫と弟が身もふたもないことをいう!!」
「セサミナ殿、マティス君?この場合のモウ殿は幼いと、年下に見られたことが嫌だったのですよ?
それに追い打ちをかけてどうするんですか?」
「さすが、師匠、中間管理職。人の求めるものに敏感です。」
「なに?そうなのか?愛しい人?年上にみられてことより、年下見られたことがいやだったのか?」
「そうだよ?若く見られたって、この場合は5歳級だけど、そんなのうれしくないのよ。
年相応に見られたいの。あー、こいうことを言ってるから駄目なのか?
いい年した大人なのよ。」
「愛し人は、愛しい人だ。年齢は関係ない。」
「んー、マティスは欲しい言葉をくれるね、ありがとう。うん。
しかし、まー、その成人は20だとして、その容姿姿が長いってことが分かったよ。
じゃ、学校には子供の姿はないんだ。そうかー。
うっかり、大人扱いした人が子供で、子ども扱いした人が大人ってこともあり得るんだ。
えっと、ちなみわたしが接した人で20歳以下はコムの村長の息子だけ?」
「そうだな。街で何人かいたかもしれないが、接したとなるとそうだな。」
「そうかー、子供に大人の話してると時とか、
大人を子ども扱いしてるときは教えてね?間違えそう。」
「大丈夫、すぐになれますよ。」
彼女はあまり納得していないが、子供は子供だとわかるものだ。
すぐになれるだろう。
みなで移動することなった。
屋上の植物たちは収納してもいいように膜で覆うようになっているそうだ。
収納後、なにもなくなった場所に、また森の木を積み上げた。
虫を移動させなかったが、またもとに戻すんだ、大丈夫だろう。
会合の館近くまで移動すると、あたりが酒の匂いで充満している。
館前の馬車だまりに人が集まっている。
さすがに領主はいないが、従者は何人か買いに来ているようだ。
街の人々も。王都に店を出しているものも参加が認められたので、
そのまま商売を始めているものもいる。
なるほど酒祭りだ。
「いいね!酒祭り!
食の祭りの時にもあったらいいね。」
「それはいいですね。考えておきましょう。」
「あ!その場合は、夜の部ね。昼間は子供たちが楽しめるほうがいいよ?
そういえば子供はみたことないね。」
「そうなんですか?」
「愛しい人、コムの村長の息子は子供だぞ?」
「え?あれ?子供なの?いくつぐらい?」
「はっきりとはしないが10歳前後か?」
「うそ!あの茶葉の息子さんと同じぐらいだと思ってた!」
「?どうしてそう思うんだ?」
「同じような背格好じゃなかった?」
「背?7歳ぐらいで成人と同じぐらいになるぞ?」
「うそん!!すごい!すごい!そんなに成長早いの?
じゃ、街ですれ違ってる人の何人かは子供?」
「そうなるな。」
「どうやって見分けるの?」
「どう?見たらわかる。」
「えー、わからんかったよ。」
「そうなのか?ああ、耳飾りをしていたら成人だ。」
「あ!そうなの?でも、マティスもセサミンもしていない!」
「そうだな。」
「姉さん、話し方で分かりますよ。子供はやはり子供です。」
「そう?あのラルトルガの娘さんたちは?」
「あれは成人してます。」
「そ、よかった。子供相手だったら目覚めが悪いものね。」
「あ、あの?」
話を聞いていたルグとドーガーが遠慮がちに聞いてくる。
「なんだ?」
「その、奥方様はおいくつで?いえ、女性に年齢を聞くのは、その、失礼だとは思うのですが。」
「奥方様はわたしよりは上ですか?下ですか?」
ドーガーも聞いてくる。
「ん?ドーガーはいくつなの?」
「28です。」
「ルグは?」
「37です。」
「お、おおー、そうなんだ。うん、違和感はない、そんな感じだ。」
「姉さん!わたしは?」
「セサミンのはしってるよ?47でしょ?わたしより下だ。」
「セサミナ様より上なのですか?」
「48だよ?」
「「「48!!」」」
ワイプまでが驚いている。
「よぉーし!一人ずつ、なんで驚いたかいってみな?師匠から。」
「いえ、もっと上かと。わたしと同じぐらいだと思っていたんです。」
「それはなぜに?」
「もののとらえ方が、老成しているので。」
「なるほど。それはそうだろうな。じゃ、ドーガーは?」
「下だと。妹とおなじ、成人してすぐぐらいだと。」
「それはなぜゆえに?」
「武と人生感に関してははるか上過ぎてそれで年齢をしることはできないのですが、
その、やることが幼いというか、、」
「・・・ルグは?」
「ドーガーと同じです。息子と話しているような感覚に何度かなりましたので。」
「・・・息子さんいくつ?」
「5歳です。いえ、赤い塊殿の時にそのようなことは思ったことは有りません。」
「じゃ、それ以外はそう思うんだ?」
「そ、そうですね。申し訳ありません!」
「いや、謝るこっちゃないよ。そうかー、うんうん。」
「愛しい人?お前がいくつでも愛しい人にはかわらない。
自分と同じぐらいといったワイプは始末するから安心しろ?」
「マティス君?」
「愛しい人が気にしているだろ?すべてお前が悪い。」
「ちがうよ?マティス?師匠のはいいんだよ。実際上なんだから。
しかしなー、5歳か、これはなー、」
「ルグか!よし、ルグ、手合わせしよう!」
「死にます!」
「だから、マティス、違うって!うん、わかった。いえ、わかりました。」
「?」
「言葉遣いが幼いのです。きちんとお話すればいい。」
「?姉さん?違いますよ?そういう考え方が幼いのですよ?」
「そうだぞ?それが愛しい人のかわいいところだぞ?」
「うわー、わたしの夫と弟が身もふたもないことをいう!!」
「セサミナ殿、マティス君?この場合のモウ殿は幼いと、年下に見られたことが嫌だったのですよ?
それに追い打ちをかけてどうするんですか?」
「さすが、師匠、中間管理職。人の求めるものに敏感です。」
「なに?そうなのか?愛しい人?年上にみられてことより、年下見られたことがいやだったのか?」
「そうだよ?若く見られたって、この場合は5歳級だけど、そんなのうれしくないのよ。
年相応に見られたいの。あー、こいうことを言ってるから駄目なのか?
いい年した大人なのよ。」
「愛し人は、愛しい人だ。年齢は関係ない。」
「んー、マティスは欲しい言葉をくれるね、ありがとう。うん。
しかし、まー、その成人は20だとして、その容姿姿が長いってことが分かったよ。
じゃ、学校には子供の姿はないんだ。そうかー。
うっかり、大人扱いした人が子供で、子ども扱いした人が大人ってこともあり得るんだ。
えっと、ちなみわたしが接した人で20歳以下はコムの村長の息子だけ?」
「そうだな。街で何人かいたかもしれないが、接したとなるとそうだな。」
「そうかー、子供に大人の話してると時とか、
大人を子ども扱いしてるときは教えてね?間違えそう。」
「大丈夫、すぐになれますよ。」
彼女はあまり納得していないが、子供は子供だとわかるものだ。
すぐになれるだろう。
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