いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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どうするんだろうか?
吐き出させる?
あ、頭突きなんだ。

エデトにこつんと。あ、倒れた。
奥さんには?しにくいか。
起して、こつんと。

また寝かせておく。エデトも?


(大丈夫?これで起きる?)

すぐには無理だな。
1日、明日は合わさりか?
ちょうどいいな。月が昇る前に目覚める。
それまで、この部屋にはだれも入れるな。
目覚めが遅くなるぞ
そして月が沈むまで2人だけにしてやれ


『合わさりの月が沈むまで、この部屋だれもいれるな。』

(お水とか置いといたほうがいい?
誰も入ってこなくするけど?早めに目覚めることはない?)

ないな。月が昇ったら、声をかけてやれ
水と食べ物を扉の外に置いたと
勝手に食べるだろう

それからそのまま
2人で話すこともあるだろう

(なるほど、じゃ、撤収だね)

別の部屋を
2人の話をききたい


テルマが下を向いているのはいい。
もうひとりのじーじが震えている。

コクにビビっているのか?
香木関係で怒られるのかな?
うむ、テルマ頑張れ。


『テルマ殿、この方が話が聞きたいそうだ。
かまわないか?
控えの間に移動してくれるか?ここでは狭いからな。
この部屋はほんとに誰も入れぬようにしておこう』

「赤い塊殿。」
『ん?どうした?』
「一緒には?」
『遠慮しておこう。
じじたちが説教聞かされてるのは聞きたくないからな。
頑張って怒られなされ』
「怒られる?だけ?」
『そうだろう?この方は香馬だ、ボルタオネの。
香木関係じゃろ?話があるっていってるからな』
「こう、ば。」
『ほれ、いったんさい』

2人を移動

ではな
今日はもう寝ていい
明日、月が沈めばアサギリたちを紹介しておくれ


「うん。お願いね。」



「ちょっとしか寝れんね。戻ろう。セサミンも心配してるよ。」
「運んでやろう。おいで?」
「うん。おやすみマティス。月が沈んだら起こしてね」




1の控えの間には寝室もついている。
セサミナはもう寝ているかと思っていたが、
寝ずに待っていたようだ。



「兄さん!」
「寝てないのか?」
「姉さんは?寝てるだけ?」
「ああ、心配はない。寝る時間だっただけだ。仕事も問題なく。」
「そうですか。」
「気になるか?」
「いえ、知らないほうがいいことだと。
しかし、いつでも、わたしを使ってください。」
「ああ、そういっておこう。」
「いえ、兄さんも。」
「ははは!そうか?そうだな、紅茶が飲みたいな。いいか?」
「ええ。お待ちください。」

愛しい人を寝かせて、セサミナに紅茶を入れてもらう。
一通りは習い、セサミナはそこから極めている。
領主なのだ。

「これをやろう。まだ、愛しい人にも食べてもらってないぞ?
ザバスにな、土蜜で菓子を作ってもらったんだ。」

トックスのところに寄った時に、
ビャクが飛び込んできた。ザバスの菓子ができたと。
取りに行くと、ちょうどできたところだという。
それでいいのなら、また蜜を持ってこいというのだ。
半分どころか、すべて使ったみたいだった。
ビャクも食べていないとご立腹だ。特別にぼんぼんを。

「え?先に食べていいんですか?」
「試作品だからな。意見があるのなら言ってくれ。
それを伝えて、完成したものを愛しい人に食べさせたいからな。」
「いや、どの段階でも、姉さんは喜びますよ?」
「だろうな?さ、食べてみよう。」

ぼんぼんのように中に入っているのだろうか?

「ん!」

口に入れ噛むとトロリと中身が出てきた。
うまい。


「これは、あのチョコと同じくらい贅沢ですね。
でも、ちょっと甘すぎますか?
あー、紅茶に合う。ああ、これは紅茶と一緒にですね。」

「そうだな。うむ。これはザバスに伝えよう。
あれだ、紅茶葉と一緒に売り出せばいい。」
「いいですね。来客の菓子にもいい。クッキーより贅沢です。」
「言ってたな?高級路線?女に受けるものがいいと。」
「それはあるでしょうね。」
「コットワッツは?」
「そうですね。高級なタオル?ゴムを使った肌着。
・・・・兄さん?姉さんの下着を作るのですか?」
「もちろんだ。ん?見るか?彼女が身に付ける前ならいいだろう。
ほら?これ。」
「あーーー。なるほど。これをよそに見せたことは内密に。
姉さんが二度と兄さんの下着は身に付けませんね。」
「なに!忘れろ?いいな?」
「ええ。しかし、その、もう少し、
面積の大きいものはいいかもしれませんね。
綿地は扱えるのですから。
それと、食べ物に関しても、ハンバーガー、ラーメン、カレーも早い段階で、
ティータイの名産になるでしょう。が、他の物も真似をする。
それは姉さんの方針だ。わたしも食に隠匿をかけるのは反対ですし。」
「女を取り込む食か?
あれだろ?甘味だろ?愛しい人が、お前の奥方たちと
何かすると。その時特別なものを出すと言っただけで
かなり浮かれていたぞ?
ドーガーの妹が出すと言っていた、甘味専門の店の話は?」
「相手が、あれでは。しかし、妹御が作れるのなら
出資するのもいいかもしれませんね。
・・・兄さん?」
「ん?」
「砂漠石が変動でなくなると理解したときは怖かった。
どうやって生活をしていけばいいのだろうと。
集めれるだけ集めて、そればかりを考えていました。
しかし、ふふ。何とでもなる。金は稼げる。
姉さんがいてくれたからだ。」
「それもあるだろうが、お前が砂漠石をある程度確保していたからだろう?
全くなければ、それこそ、明日の火種もないんだ。
彼女が言う、2、3つ、先のことが出来るのは、それができる余裕があるからだ。
お前のお陰だろ?さすが、コットワッツ領主、自慢の弟だ。」
「ああ、兄さん。ふふふふ。ありがとうございます。」
「ここで使っていた石はドルガナ産だ。
その石は、砂が残る。消えずにな。それが当たり前だと思っていたそうだ。
それから、ダカルナ産の石を取り寄せ使えば砂は残らない。
驚いたそうだ。それで、大陸中の石を集めて比べるそうだぞ?
愛しい人がそれを少し分けてもらう約束をしていた。」
「それはうらやましい。国だからできることですね。
1領国の立場ですとそれはできない。
イリアスとの取引も結局はニバーセルを通じてだ。
今回のルポイド間との取引も、収益の一部はニバーセルに収めることになる。
行商が売る方が手元に残りますね。」
「宣伝だろ?次にここに来る行商は売りやすい。
金剛石はどうするんだ?行商に?」
「いえ、それはないです。コットワッツに来てもらう方で。
出ないと、品質は保てない。その行商も専門の方が来ることでしょう。
宿も新たに建てようと考えています。またトックスさんに内装を頼むつもりです。」
「ガイライの家な、王都で使われなくなった宿を改装して、移築した。
同じような建物を10棟、解体費を50もらって収納したんだ。その1棟だ。
あと9棟ある。それを使うか?」
「それはうれしいですね。場所を確保すればいい。
もちろん、お金は払いますので。」
「そうしてくれ。囲いはいるしな。
ワイプもそれで、資産院の改修を頼むつもりだ。」
「ああ、あれ。 」
「知っているか?彼女が歩くたびに笑っていた。
そのたびにワイプが小さくなるのが楽しかったが。先代、ダードとルタネが改装したそうだ。」
「ダードでしょう?あの男神と女神でしょ?就任後すぐですよ?」
「中に噴水と川があったぞ?」
「ぷ!それは知らない。それがルタネかな?」
「どうだろうな?男神と女神な。信心していたのか?」
「わかりませんね。そういえば、今回の変動のこと、神殿からはなにも発表がないですね。」
「砂が舞い上がった現象はコットワッツだけのようだ。
ドルガナでは揺れが2回来ただけと。」
「そうなんですか?」
「・・・愛しい人が、それを皆で共有していないのが異常だと。」
「・・・言われてみれば。いや、砂が舞い上がったことはわたしもニバーセルには報告はしていない。
言う必要がないから。砂漠石がなくなったとだけ。
それで事足りる。姉さんにしてみれば異常なんですね?」
「そのようだな。」
「動植物のことも気にも留めない現象のことも、姉さんは知っている。
学問?学校で学んだと。」
「広く浅く。だと言っていたな。あ、そうだ。お前にはまだ見せていなかったな。
良いものを見せてやろう。」

ぱらぱらを見せてやる。
あのワイプも驚いていたから。



「ん?紙?」
「こうだ。見てろ?」
「?」


パラパラ・・・


「動く!!え?」

もう一度。

「わたしもしたい!」
「ほら。」

「!これ!わたしだ。で、兄さん!!あははははは!砂トカゲ!」

もう一つの方は見せるなと言われたのでやめておこう。
わたしが作ったものもおそらくダメだろう。
彼女の寝起きの動きだから。
口をタムタムして目を開け、あくびをするのだ。
そしてわたしを見て微笑む。
もう少し練習して彼女に送ろう。喜んでくれるだろうか。



若き日のセサミナの冒険は本人が欲しいと、
かなり強引にねだったので仕方がないな。
彼女も許してくれるだろう。




そのまま二人で彼女が寝ている寝床に
くっついて寝ることになった。
もちろん真ん中に私だ。





─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘





月が沈む少し前、目が覚めると、
横にはもちろん、マティス。
マティスの後ろにはセサミンがくっついて寝ていた。
 
ちょっとかわいい!
写真に撮りたい。

考えろ!今すぐにだ!

砂漠石に映る光の反射は触れているものの脳に伝達できる。
それがエデトの眼鏡だ。
ただしリアルタイム。

光の反射を留めておく。
焼き付ける。
薄い板状にして、半透明な膜を通して見る。
その光が通過する状態をそのまま固定。

映像を貯めておくことはできないけど、その瞬間は?


そろりと抜け出すと、マティスは人肌を求めて
寝返りを打つ。
眠りが浅ければ気付くだろうが、
そこは、かわいい弟だ。そのまま抱きしめている。

「今!」

「え?な!セサミナ?」
「ん?あれ?兄さん?」

2人で話し込んで、そのままの流れで、
子供の時のように一緒に寝床に入ったそうだ。


撮れたかどうかはまだわからない。
すぐに、呪いの森の秘密の隠し場所に飛ばしたから。
結局、なにかを隠すいい場所探すだけで終わったのだ。
楽しみが一つ増えた。
一人っきりの時に呼び寄せよう。
くふふふふふ。


「ご機嫌だな?」
「うん、仲良く寝ていたところを見ることが出来たから。」
「!姉さん!」
「お!照れてるのもかわいいね。さ!朝ごはんの習慣はここでもないみたいだから、
コクにアサギリたちを紹介しないとね。
あったことはないけど知ってるってのが面白いね。
アサギリたちのところに案内してもらおう。」


身支度を済ませて、呼び鈴を。
パルパーさんではない人がやって来た。
馬たちに会いたいというと、先にテルマさんがお呼びだとか。
わたしたちが起きたら案内するように言われていたそうだ。

「遅い時間に?」
「いえ、先ほど。わたしは早番なのです。」
「あ、じゃ、昨日のアイスは?」
「もちろん、頂きました。あー、おいしかったです!
ありがとうございます。」
「遅番と早番か、そこまで気が廻らなかったよ。」
「いいえ。あの鍋と鍋との間に、氷と塩?
まだ、冷たいままですよ?不思議ですね。」
「そうだね。んー、なんでだったか?なんか、そういうの聞いたことあったんだ。
でも、よかった。じゃ、みんな食べれたのかな?」
「ええ。十分に。ほんとうにありがとうございます。」
「ふふ。コットワッツ製品よろしくね?」
「もちろんでございます。」


「さすが姉さんだ。」
「そうだな。さすがだな」

案内された部屋は、テルマさんだけだ。

「お、おじい様、なんか、一気に年取りましたね?」

もう、どよーんとしてる。
まさにじじだ。


「いや、そうか?少し疲れただけだ。」
「お説教きつかったですか?」
「説教?香馬のか?そうではない。
話を聞かれただけだ。話せと。ただ一言。
父が、そこから、今までの、記憶にある事柄から順に。
いや、記憶が残っているかもわからないほど、昔のことからだ。
それが終わればわたしの。何もかもだ。」
「うわ、それは恥ずかしい。」
「恥ずかしい?」
「え?だって、何もかもでしょ?わたしもそれを要求されたら困る。
墓場まで持っていくことはたくさんあるんで。」
「なに!愛しい人!それはぜひに教えてほしい!!」
「だから、内緒のことは一杯あるの!もう!
ん?でも、そんなことも?全部?」
「そう、全部だ。すでに何を話したかは覚えていないほどだ。」
「うわ、それも嫌ですね。で?その聞きたがりのコクは?」
「コク?香馬?名前があるのか?」
「そうですよ?香馬に香馬ってよぶのおかしいでしょ?
人間に人間てよぶのと一緒ですから?」
「そうなるのか?そうだな。話が終わるとモウに後で呼ぶようにとだけ言われて消えた。」
「そうなんだ。あの4頭に紹介する約束をしているんですよ。」
「未馬に?」
「みば?意味は?」
「香馬ではない未だ、だから未馬だ。」
「あの子たちも見つけるの?」
「ここの馬で香馬になった馬はいない。あの馬たちも
祖父の代からいるが、見つけていない。香木も新たに出ていないんだ。」
「え?まったく?やっていけるの?この国?」
「ははは、内緒だぞ?蓄えはある。孫の代までは問題は無い。」
「あ、それは良かった。そうか、出ないのか。」

そうなってくると、ありますーって出すこともできないな。
セサミンの顔を見ると、軽く首を振られた。
言うべきではない事のようだ。


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