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「リーズナ先生、申し訳ない。
お役に立てるかと思ったんですが。」
「ん?んー?これ、この蜜はあったかな?
日持ちの方かな?ニック、出してくれ。」
聞いていない。わざとだ。
籠もわざわざ、ここに持ち込んだんだ。
リーズナにモウちゃんからもらった手土産を
渡してやると、中身を確かめている。
「それは?」
「いや、お茶会をしたといっただろ?
その時にな、手土産だと。モウからもらったんだ。
いいな。
なんでも、故郷の風習らしいぞ?」
「故郷ですか?」
「そうだ。石使い、赤い塊のな。
海に囲まれた国らしい。
そのときにいろいろとな。
タトーロイン卿の娘の話は断ったとその時聞いた。
それで正解だといってやれば、安心していたぞ?」
嘘ばっかり!!
海に囲まれた異国の話はヤッチの情報だ!
モウちゃんはそんな話はしてないはず。
「お、これか?こっちは?ああ、テオブロマの蜜だ!
コーヒーにあうんだ。
これもいいな。が、家の者は樹脂蜜好みだ。
それはないな。
マティスが作る焼き菓子は樹脂蜜を使っていると言っていた。
こちらも礼に樹脂蜜でも渡そうかな。
どこか知らぬか?樹脂蜜を専門に扱っているところを。」
「・・・・。
わたしの母方の方で扱ってますよ。
イリアス、ダカルナと最近は生産量が減っていますが、
キンルガンから大量に。紹介しましょうか?」
センボがため息交じりに答えた。
俺だってそうだ。
モウちゃんとのやり取りを聞いてなければ。
「素晴らしい!是非に。会合が終われば寄せていただこう。」
「樹脂蜜の話はその時に。
ガイライ殿とヒガス殿の話、リーズナ殿の見解をお聞きしたい。」
「ん?そうだな。
ガイライだけの話なら、ま、資産の2割ほど金を買っておこうかな?
が、ヒガス殿の話。これで確定だ。
金が中央管理になる。中央のがめつさは知っているだろう?
砂漠石の在庫があれば、放出している。
が、その様子はない。
時季を待っているか?
それもない。
中央砂漠で大規模な収穫が行なわれると言われている。
ダカルナ、ピクトもだろう。
ないんだよ、砂漠石が。中央にはな。
いままで、ニバーセルが優位だったのは砂漠石が豊富にあったからだ。
それが終わった。
ダカルナ、ピクトが上位に来るだろう。
中央は己が上位だったらいいんだよ。
がそれも危うい。
そこで、金の話だ。
金の取引は中央主導、しかも高値になるだろうな。
安いうちに買えるだけ買っておく。
それをガイライが言うように1割、いや,
2割か3割まで待つか。
そこで、半分売る。残り半分のさらに半分は砂漠石を買う。
その頃には砂漠石は元の金額に戻っているな。
できるだけ大きなものだ。
そして1/4の金は、隠しておこう。
ここだけの話だぞ?」
黙って頷いた。
「が、問題は、スクレール家だな。
もし、その金が出る鉱山がスクレール家保有の土地だと、
どうなるか?
かなりの廃鉱山を保有していると聞く。
広範囲ではないだろう?
その3人だけだ。
もっと大勢の者が発掘したなら、その話、もっと外に出る。
廃坑になった場所で見つかったかもしれんしな。
もしくは、そこから流れている川とか?
それは読めんな。が、探索なんぞに出資はしないし、廃鉱山も買わないな。」
「なぜ?」
「見つけられる確率が低いからな。
見つかるまでに、金を買うほうがいい。」
「!ああ、これか!」
トックスがセサミナ殿から聞いた話だな。
「なんだ?ニック?」
「いや、飲み仲間に聞いた話だ。
やはり金山の話だった。そいつは結構物知りなんだが、
偉く感心したって教えてくれた。
ま、酒の肴の話だ。
聞く?」
「もちろんだ。」
金山で誰が一番儲かったという話。
掘る道具を売りつけたやつが一番の賢いってことだ。
「はははははは!
これまた素晴らしい!そのひとを紹介してくれ!」
「嫌だ!!
第一、そいつも聞いた話で、教えてくれた奴も、聞いた話って。」
「うむ。そうか。しかし、まさしくその通りだな。
道具類を揃えておくか?
あー、ナソニールの職人たちはみな離れたんだな?
もったいない!」
「ほとんどが、スパイルに行ったらしいですよ?
繋ぎを付けてみましょうか?」
リギンだ。
スパイルの話が入ってくるということか。
「いや、スパイルは遠い。
この話は手を出さないほうがいいだろう。
ニック?その話な、明日から酒場で触れ回れ。」
「なんで?」
「金の話、どこかにあるという話は、
いずれ漏れる。
一番間抜けなものは自ら探しに行くか、出資するだろう。
次に間抜けなものは、今の金山お話だ。
道具を売る。もしくは人工を手配するだろうな。
もっと間受けな奴らは急いで道具を作らすだろう。
しかも急ぎだ。そうなると職人も賢い、前金だろうな。
雨の日前に資金ができる。
すこしは安心を得るだろう?
必ず前金で仕事を受けるように促してくれ。」
「わかった!」
(さすがだな)
(!いや、元の話はモウちゃんらしい。
モウちゃんがさすがなんだ!)
(あははははは)
軍のこと、銃のこと、予算のこと。
そして金のこと。
モウちゃんことも。
隠していることはそれぞれであるだろうが、
今は十分だ。
お役に立てるかと思ったんですが。」
「ん?んー?これ、この蜜はあったかな?
日持ちの方かな?ニック、出してくれ。」
聞いていない。わざとだ。
籠もわざわざ、ここに持ち込んだんだ。
リーズナにモウちゃんからもらった手土産を
渡してやると、中身を確かめている。
「それは?」
「いや、お茶会をしたといっただろ?
その時にな、手土産だと。モウからもらったんだ。
いいな。
なんでも、故郷の風習らしいぞ?」
「故郷ですか?」
「そうだ。石使い、赤い塊のな。
海に囲まれた国らしい。
そのときにいろいろとな。
タトーロイン卿の娘の話は断ったとその時聞いた。
それで正解だといってやれば、安心していたぞ?」
嘘ばっかり!!
海に囲まれた異国の話はヤッチの情報だ!
モウちゃんはそんな話はしてないはず。
「お、これか?こっちは?ああ、テオブロマの蜜だ!
コーヒーにあうんだ。
これもいいな。が、家の者は樹脂蜜好みだ。
それはないな。
マティスが作る焼き菓子は樹脂蜜を使っていると言っていた。
こちらも礼に樹脂蜜でも渡そうかな。
どこか知らぬか?樹脂蜜を専門に扱っているところを。」
「・・・・。
わたしの母方の方で扱ってますよ。
イリアス、ダカルナと最近は生産量が減っていますが、
キンルガンから大量に。紹介しましょうか?」
センボがため息交じりに答えた。
俺だってそうだ。
モウちゃんとのやり取りを聞いてなければ。
「素晴らしい!是非に。会合が終われば寄せていただこう。」
「樹脂蜜の話はその時に。
ガイライ殿とヒガス殿の話、リーズナ殿の見解をお聞きしたい。」
「ん?そうだな。
ガイライだけの話なら、ま、資産の2割ほど金を買っておこうかな?
が、ヒガス殿の話。これで確定だ。
金が中央管理になる。中央のがめつさは知っているだろう?
砂漠石の在庫があれば、放出している。
が、その様子はない。
時季を待っているか?
それもない。
中央砂漠で大規模な収穫が行なわれると言われている。
ダカルナ、ピクトもだろう。
ないんだよ、砂漠石が。中央にはな。
いままで、ニバーセルが優位だったのは砂漠石が豊富にあったからだ。
それが終わった。
ダカルナ、ピクトが上位に来るだろう。
中央は己が上位だったらいいんだよ。
がそれも危うい。
そこで、金の話だ。
金の取引は中央主導、しかも高値になるだろうな。
安いうちに買えるだけ買っておく。
それをガイライが言うように1割、いや,
2割か3割まで待つか。
そこで、半分売る。残り半分のさらに半分は砂漠石を買う。
その頃には砂漠石は元の金額に戻っているな。
できるだけ大きなものだ。
そして1/4の金は、隠しておこう。
ここだけの話だぞ?」
黙って頷いた。
「が、問題は、スクレール家だな。
もし、その金が出る鉱山がスクレール家保有の土地だと、
どうなるか?
かなりの廃鉱山を保有していると聞く。
広範囲ではないだろう?
その3人だけだ。
もっと大勢の者が発掘したなら、その話、もっと外に出る。
廃坑になった場所で見つかったかもしれんしな。
もしくは、そこから流れている川とか?
それは読めんな。が、探索なんぞに出資はしないし、廃鉱山も買わないな。」
「なぜ?」
「見つけられる確率が低いからな。
見つかるまでに、金を買うほうがいい。」
「!ああ、これか!」
トックスがセサミナ殿から聞いた話だな。
「なんだ?ニック?」
「いや、飲み仲間に聞いた話だ。
やはり金山の話だった。そいつは結構物知りなんだが、
偉く感心したって教えてくれた。
ま、酒の肴の話だ。
聞く?」
「もちろんだ。」
金山で誰が一番儲かったという話。
掘る道具を売りつけたやつが一番の賢いってことだ。
「はははははは!
これまた素晴らしい!そのひとを紹介してくれ!」
「嫌だ!!
第一、そいつも聞いた話で、教えてくれた奴も、聞いた話って。」
「うむ。そうか。しかし、まさしくその通りだな。
道具類を揃えておくか?
あー、ナソニールの職人たちはみな離れたんだな?
もったいない!」
「ほとんどが、スパイルに行ったらしいですよ?
繋ぎを付けてみましょうか?」
リギンだ。
スパイルの話が入ってくるということか。
「いや、スパイルは遠い。
この話は手を出さないほうがいいだろう。
ニック?その話な、明日から酒場で触れ回れ。」
「なんで?」
「金の話、どこかにあるという話は、
いずれ漏れる。
一番間抜けなものは自ら探しに行くか、出資するだろう。
次に間抜けなものは、今の金山お話だ。
道具を売る。もしくは人工を手配するだろうな。
もっと間受けな奴らは急いで道具を作らすだろう。
しかも急ぎだ。そうなると職人も賢い、前金だろうな。
雨の日前に資金ができる。
すこしは安心を得るだろう?
必ず前金で仕事を受けるように促してくれ。」
「わかった!」
(さすがだな)
(!いや、元の話はモウちゃんらしい。
モウちゃんがさすがなんだ!)
(あははははは)
軍のこと、銃のこと、予算のこと。
そして金のこと。
モウちゃんことも。
隠していることはそれぞれであるだろうが、
今は十分だ。
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