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しおりを挟むそれに僕は、
魔獣とは
野生の獣が悪戯に強くなっただけではないかと
想像していた部分がありました。
たくさん読んだ本の中にも、
人語で会話する魔獣が居るとは書いてありませんでした。
確かセカイチのストーリー上でも
会話が出来る描写なんて無かったはずです。
ですが、目の前の綺麗な魔獣は人の言葉を話したのです。
僕の頭の中は、
新発見に驚愕する気持ちと、
これからどうなるのか泣きたくなる気持ちと、
憧れの雪豹を目前にして不謹慎にも抱き着いて撫でまわしたい気持ちと、
相手に不快だと思われた瞬間に噛み殺されるのではという不安と、
セカイチのストーリーとは逸脱してきているのではないかという疑問で、
ゴチャゴチャな思考に
焦りと考えすぎで冷や汗が出てきました。
応援ありがとうございます!
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