ラノベ世界に転生した僕の、バッドエンドのその先は…

もうすぐ3時

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「玉座を継ぐ者への絶対的な忠誠心…」



思わず呟いた僕は、兄王子の卒業パーティーで
王様の挨拶の後の、狂信的なまでに拍手を贈る貴族達を思い出して
背筋が冷えた心地がしました。



「そこで、最後の話になるのだけれど
宝玉は私の一部と言ったよね。」


「はい。ただ、もうセツの一部に成り得ないくらいに澱んだとも」


「そうそう。
なので、ここからはお願いになるのだけどね。

キーツには、宝玉を破壊してもらいたいんだ」


「…えっ?」


「ちゃんとキーツにもメリットはあるよ。
望むなら、宝玉が壊れて
正常に戻ったフォトグリムア王国に戻れるようにしてあげられる」


「…」


「きっと結界が無くなった事で混乱が出ると思うけど
そこは私の方で落ち着かせる事は出来る。
結界が無くても、そもそも魔獣は縄張りに入らなければ
人を襲ったりしないから必要無いものだしね」


「…」


「兄達と会いたく無ければ
王族としてではなく、一般人として
国に住めるようにしてあげられるよ」


「…」


「それから、、、

ええと、、

うん。

もしもだけど、
気に入ったのなら、この街にずっと住めば良いと思うんだ。」



少し照れたように歯切れ悪く言うセツに
無意識に段々と下がっていった僕の頭が
勢いよく持ち上がりました。



「良いのでしょうか」


「ん?」


「僕は、この街で暮らしても良いのでしょうか」


「いいよ。むしろ住んでくれたら嬉しいよ」




ピンと垂直に立ったセツの尻尾がふりふり動くので
僕はホゥと息を吐いて
是非この街に住みたいです、と笑顔で言いました。

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