9 / 50
第9話:魔女のスープ
しおりを挟む
領地の北側に位置する小さな村で、奇妙な病が流行しているという知らせが届いたのは、雨の降る午後のことでした。
村人たちの肌が黄色く変色し、倦怠感を訴えて寝込んでいるというのです。
「黄疸だな。肝臓が弱っている証拠だ」
アルフレッド様は報告書を読み上げると、すぐに往診鞄の準備を始めました。
本来、領主である公爵が自ら動くような案件ではありません。
しかし、彼は「未知の病原体なら興味深い」と言い訳をしつつ、その手つきは迅速でした。
私たちが馬車で村に到着すると、村の中央広場には人だかりができていました。
そして、その中心で声を張り上げているのは、またしても見慣れた人物でした。
「さあさあ、皆の衆! これを飲めば万病に効くぞ! 神がこの形に似せて創られたのだから、間違いはない!」
仮設の台の上で演説しているのは、エドワード様でした。
彼の横には、山積みにされた植物の葉があります。
そして、村人たちは藁にもすがる思いで、なけなしの金を払ってその草を買い求めていました。
「……また君か」
馬車から降りたアルフレッド様が、うんざりした声をかけました。
エドワード様は私たちに気づくと、バツが悪そうにするどころか、胸を張って見せました。
「おや公爵。遅かったな。この村の救済なら、私が既に始めているよ」
「救済だと? 君が?」
「そうだ。村医者が『肝臓の病だ』と言って匙を投げたこの病を、私が古来の知恵で治してみせよう」
エドワード様は、手にした葉を高く掲げました。
それは、三つの丸い裂片に分かれた、特徴的な形の葉でした。
「見ろ、この葉の形を! 人間の肝臓にそっくりだろう? これぞ『ミスミソウの葉だ!」
エドワード様は得意げに講釈を始めました。
「古くからの教えにこうある。『神は万物に、その効能を示す印を刻んだ』と。つまり、心臓の形をした実は心臓を治し、肝臓の形をした葉は肝臓を治すのだ! これこそが真理。名付けて、類似の法則だ!」
村人たちが「おお……!」と感嘆の声を上げます。
単純で分かりやすい理屈は、不安に怯える人々の心に容易に入り込みます。
しかし、私はその葉を見て血の気が引きました。
「エドワード様、いけません! ミスミソウはキンポウゲ科の植物です。プロトアネモニンという有毒成分を含んでいます!」
「はっ、何を言うかと思えば。毒をもって毒を制すという言葉もある。実際にこの葉は肝臓の草という学名すら持っているんだぞ!」
「それは名前だけです! 生で食べたり、大量に摂取すれば、口の中がただれて胃腸炎を起こします。肝臓を治すどころか、弱った体に追い打ちをかけることになります!」
私が叫んでも、エドワード様は聞く耳を持ちません。
すでに煮出したスープを飲んだ村人の一人が、苦しそうに腹を押さえてうずくまりました。
「ううっ……、腹が、焼けるように熱い……」
「そ、それは効いている証拠だ! 毒素が出ているんだ!」
エドワード様が強弁しますが、明らかに様子がおかしいのです。
アルフレッド様が静かに、しかし威圧的に歩み寄りました。
「……配剤の署名(シグナチュラ・レルム)か。何世紀も前の医師らが提唱した概念だな」
「そ、そうだ! 公爵なら知っているだろう。形が似ているものには、対応する薬効があるとな!」
「ああ、知っているとも。そしてそれが、現代科学においてはただの迷信であることもな」
アルフレッド様はエドワード様の手から葉をひったくりました。
「君の理屈が通るなら、脳みそに形が似ているクルミを食べれば脳みそが良くなり、毛深い動物の肉を食べれば薄毛が治ることになる。だが現実はどうだ? 君はある程度クルミを食べているだろうが、その頭の中身は空っぽのままだ」
「なっ、なんだと!?」
「類似の法則は、科学が未発達だった時代の、単なる連想ゲームに過ぎない。植物の化学成分と、見た目の形状には何の関係もないのだ」
アルフレッド様は、うずくまる村人の脈を取り、素早く診断を下しました。
「フローラ、急げ。これはただの流行り病ではない。井戸水が汚染されたことによる急性肝炎だ。毒草のスープで胃が荒らされている。解毒と、肝機能の回復が必要だ」
「はい! 特効薬の材料なら、すぐそこにあります!」
私は広場の端、人々が雑草だと思って踏みつけている場所へ駆け寄りました。
そこには、銀色の細かい毛に覆われた、ヨモギに似た草が群生していました。
「ええっ? そんな雑草が薬なのかい?」
村人が驚きの声を上げます。
私は夢中でその草を摘み取りました。
「これはカワラヨモギです。地味で、肝臓の形なんてしていませんが……、この草に含まれる成分(カピリンやスカパロン)こそが、黄疸に効く本物の薬なんです!」
私は持参した大鍋で湯を沸かし、カワラヨモギを大量に投入して煎じ始めました。
立ち上る湯気は、少し薬臭いですが、どこか懐かしい香りがします。
「さあ、皆さん! エドワード様のスープではなく、こちらを飲んでください! 肝臓の熱を取り、毒を消してくれます!」
最初は半信半疑だった村人たちも、アルフレッド様の「私が保証する」という一言で、次々と私のスープを口にしました。
苦味のあるスープでしたが、飲んだ人々は次第に「胃の痛みが引いた」「体が軽くなった」と顔色を戻していきました。
「ば、馬鹿な……。見た目はただの雑草じゃないか。神の印もないのに、なぜ……」
エドワード様は呆然と立ち尽くしています。
アルフレッド様は、残ったミスミソウの葉を彼の胸ポケットにねじ込みました。
「神は、分かりやすい印など残さない。真実はいつだって、地味で目立たない場所に隠されているものだ。……それを解き明かすのが科学だよ」
村人たちからの非難の視線に耐えきれず、エドワード様は「こ、今回はたまたまだ!」と捨て台詞を吐いて逃げ出しました。
「ありがとうございます、お嬢ちゃん。おかげで助かったよ」
「まるで魔法使いのスープだねぇ」
村人たちが私に感謝の言葉をかけてくれます。
鍋をかき混ぜる私の手は泥だらけで、ドレスも汚れていましたが、ちっとも気になりませんでした。
「魔法ではありません。植物たちが持つ、本物の力です」
私が微笑むと、隣でアルフレッド様が満足げに頷きました。
「魔女のスープか。……悪くない。君が魔女なら、私はその使い魔といったところか」
「あら、アルフレッド様が使い魔だなんて。世界で一番偉そうな使い魔ですね」
「口答えするようになったな。……まあいい、帰ったら君の研究室を拡張してやろう」
迷信という霧が晴れ、村に本当の笑顔が戻ってきました。
形に惑わされず、本質を見抜くこと。
それが私たちの武器なのだと、改めて心に刻んだ出来事でした。
村人たちの肌が黄色く変色し、倦怠感を訴えて寝込んでいるというのです。
「黄疸だな。肝臓が弱っている証拠だ」
アルフレッド様は報告書を読み上げると、すぐに往診鞄の準備を始めました。
本来、領主である公爵が自ら動くような案件ではありません。
しかし、彼は「未知の病原体なら興味深い」と言い訳をしつつ、その手つきは迅速でした。
私たちが馬車で村に到着すると、村の中央広場には人だかりができていました。
そして、その中心で声を張り上げているのは、またしても見慣れた人物でした。
「さあさあ、皆の衆! これを飲めば万病に効くぞ! 神がこの形に似せて創られたのだから、間違いはない!」
仮設の台の上で演説しているのは、エドワード様でした。
彼の横には、山積みにされた植物の葉があります。
そして、村人たちは藁にもすがる思いで、なけなしの金を払ってその草を買い求めていました。
「……また君か」
馬車から降りたアルフレッド様が、うんざりした声をかけました。
エドワード様は私たちに気づくと、バツが悪そうにするどころか、胸を張って見せました。
「おや公爵。遅かったな。この村の救済なら、私が既に始めているよ」
「救済だと? 君が?」
「そうだ。村医者が『肝臓の病だ』と言って匙を投げたこの病を、私が古来の知恵で治してみせよう」
エドワード様は、手にした葉を高く掲げました。
それは、三つの丸い裂片に分かれた、特徴的な形の葉でした。
「見ろ、この葉の形を! 人間の肝臓にそっくりだろう? これぞ『ミスミソウの葉だ!」
エドワード様は得意げに講釈を始めました。
「古くからの教えにこうある。『神は万物に、その効能を示す印を刻んだ』と。つまり、心臓の形をした実は心臓を治し、肝臓の形をした葉は肝臓を治すのだ! これこそが真理。名付けて、類似の法則だ!」
村人たちが「おお……!」と感嘆の声を上げます。
単純で分かりやすい理屈は、不安に怯える人々の心に容易に入り込みます。
しかし、私はその葉を見て血の気が引きました。
「エドワード様、いけません! ミスミソウはキンポウゲ科の植物です。プロトアネモニンという有毒成分を含んでいます!」
「はっ、何を言うかと思えば。毒をもって毒を制すという言葉もある。実際にこの葉は肝臓の草という学名すら持っているんだぞ!」
「それは名前だけです! 生で食べたり、大量に摂取すれば、口の中がただれて胃腸炎を起こします。肝臓を治すどころか、弱った体に追い打ちをかけることになります!」
私が叫んでも、エドワード様は聞く耳を持ちません。
すでに煮出したスープを飲んだ村人の一人が、苦しそうに腹を押さえてうずくまりました。
「ううっ……、腹が、焼けるように熱い……」
「そ、それは効いている証拠だ! 毒素が出ているんだ!」
エドワード様が強弁しますが、明らかに様子がおかしいのです。
アルフレッド様が静かに、しかし威圧的に歩み寄りました。
「……配剤の署名(シグナチュラ・レルム)か。何世紀も前の医師らが提唱した概念だな」
「そ、そうだ! 公爵なら知っているだろう。形が似ているものには、対応する薬効があるとな!」
「ああ、知っているとも。そしてそれが、現代科学においてはただの迷信であることもな」
アルフレッド様はエドワード様の手から葉をひったくりました。
「君の理屈が通るなら、脳みそに形が似ているクルミを食べれば脳みそが良くなり、毛深い動物の肉を食べれば薄毛が治ることになる。だが現実はどうだ? 君はある程度クルミを食べているだろうが、その頭の中身は空っぽのままだ」
「なっ、なんだと!?」
「類似の法則は、科学が未発達だった時代の、単なる連想ゲームに過ぎない。植物の化学成分と、見た目の形状には何の関係もないのだ」
アルフレッド様は、うずくまる村人の脈を取り、素早く診断を下しました。
「フローラ、急げ。これはただの流行り病ではない。井戸水が汚染されたことによる急性肝炎だ。毒草のスープで胃が荒らされている。解毒と、肝機能の回復が必要だ」
「はい! 特効薬の材料なら、すぐそこにあります!」
私は広場の端、人々が雑草だと思って踏みつけている場所へ駆け寄りました。
そこには、銀色の細かい毛に覆われた、ヨモギに似た草が群生していました。
「ええっ? そんな雑草が薬なのかい?」
村人が驚きの声を上げます。
私は夢中でその草を摘み取りました。
「これはカワラヨモギです。地味で、肝臓の形なんてしていませんが……、この草に含まれる成分(カピリンやスカパロン)こそが、黄疸に効く本物の薬なんです!」
私は持参した大鍋で湯を沸かし、カワラヨモギを大量に投入して煎じ始めました。
立ち上る湯気は、少し薬臭いですが、どこか懐かしい香りがします。
「さあ、皆さん! エドワード様のスープではなく、こちらを飲んでください! 肝臓の熱を取り、毒を消してくれます!」
最初は半信半疑だった村人たちも、アルフレッド様の「私が保証する」という一言で、次々と私のスープを口にしました。
苦味のあるスープでしたが、飲んだ人々は次第に「胃の痛みが引いた」「体が軽くなった」と顔色を戻していきました。
「ば、馬鹿な……。見た目はただの雑草じゃないか。神の印もないのに、なぜ……」
エドワード様は呆然と立ち尽くしています。
アルフレッド様は、残ったミスミソウの葉を彼の胸ポケットにねじ込みました。
「神は、分かりやすい印など残さない。真実はいつだって、地味で目立たない場所に隠されているものだ。……それを解き明かすのが科学だよ」
村人たちからの非難の視線に耐えきれず、エドワード様は「こ、今回はたまたまだ!」と捨て台詞を吐いて逃げ出しました。
「ありがとうございます、お嬢ちゃん。おかげで助かったよ」
「まるで魔法使いのスープだねぇ」
村人たちが私に感謝の言葉をかけてくれます。
鍋をかき混ぜる私の手は泥だらけで、ドレスも汚れていましたが、ちっとも気になりませんでした。
「魔法ではありません。植物たちが持つ、本物の力です」
私が微笑むと、隣でアルフレッド様が満足げに頷きました。
「魔女のスープか。……悪くない。君が魔女なら、私はその使い魔といったところか」
「あら、アルフレッド様が使い魔だなんて。世界で一番偉そうな使い魔ですね」
「口答えするようになったな。……まあいい、帰ったら君の研究室を拡張してやろう」
迷信という霧が晴れ、村に本当の笑顔が戻ってきました。
形に惑わされず、本質を見抜くこと。
それが私たちの武器なのだと、改めて心に刻んだ出来事でした。
63
あなたにおすすめの小説
傷物令嬢シャルロットは辺境伯様の人質となってスローライフ
悠木真帆
恋愛
侯爵令嬢シャルロット・ラドフォルンは幼いとき王子を庇って右上半身に大やけどを負う。
残ったやけどの痕はシャルロットに暗い影を落とす。
そんなシャルロットにも他国の貴族との婚約が決まり幸せとなるはずだった。
だがーー
月あかりに照らされた婚約者との初めての夜。
やけどの痕を目にした婚約者は顔色を変えて、そのままベッドの上でシャルロットに婚約破棄を申し渡した。
それ以来、屋敷に閉じこもる生活を送っていたシャルロットに父から敵国の人質となることを命じられる。
「地味で無能」と捨てられた令嬢は、冷酷な【年上イケオジ公爵】に嫁ぎました〜今更私の価値に気づいた元王太子が後悔で顔面蒼白になっても今更遅い
腐ったバナナ
恋愛
伯爵令嬢クラウディアは、婚約者のアルバート王太子と妹リリアンに「地味で無能」と断罪され、公衆の面前で婚約破棄される。
お飾りの厄介払いとして押し付けられた嫁ぎ先は、「氷壁公爵」と恐れられる年上の冷酷な辺境伯アレクシス・グレイヴナー公爵だった。
当初は冷徹だった公爵は、クラウディアの才能と、過去の傷を癒やす温もりに触れ、その愛を「二度と失わない」と固く誓う。
彼の愛は、包容力と同時に、狂気的な独占欲を伴った「大人の愛」へと昇華していく。
【完結】身代わりに病弱だった令嬢が隣国の冷酷王子と政略結婚したら、薬師の知識が役に立ちました。
朝日みらい
恋愛
リリスは内気な性格の貴族令嬢。幼い頃に患った大病の影響で、薬師顔負けの知識を持ち、自ら薬を調合する日々を送っている。家族の愛情を一身に受ける妹セシリアとは対照的に、彼女は控えめで存在感が薄い。
ある日、リリスは両親から突然「妹の代わりに隣国の王子と政略結婚をするように」と命じられる。結婚相手であるエドアルド王子は、かつて幼馴染でありながら、今では冷たく距離を置かれる存在。リリスは幼い頃から密かにエドアルドに憧れていたが、病弱だった過去もあって自分に自信が持てず、彼の真意がわからないまま結婚の日を迎えてしまい――
追放された悪役令嬢は、氷の辺境伯に何故か過保護に娶られました ~今更ですが、この温もりは手放せません!?~
放浪人
恋愛
公爵令嬢セラフィナは、異母妹イゾルデの策略により、婚約者である王子アラリックから「悪役令嬢」の汚名を着せられ、婚約破棄と同時に辺境への追放を宣告される。絶望の中、彼女を待ち受けていたのは、冷酷無比と噂される「氷の辺境伯」カシアンとの政略結婚だった。死をも覚悟するセラフィナだったが、カシアンは噂とは裏腹に、不器用ながらも彼女を大切に扱い始める。戸惑いながらも、カシアンの隠された優しさに触れ、凍てついた心が少しずつ溶かされていくセラフィナ。しかし、そんな彼女たちの穏やかな日々を、過去の陰謀が再び脅かそうとする。果たしてセラフィナは、降りかかる不遇を乗り越え、カシアンと共に真実の愛と幸福を掴むことができるのか? そして、彼女を陥れた者たちに訪れる運命とは――?
婚約破棄されましたが、辺境で最強の旦那様に溺愛されています
鷹 綾
恋愛
婚約者である王太子ユリウスに、
「完璧すぎて可愛げがない」という理不尽な理由で婚約破棄を告げられた
公爵令嬢アイシス・フローレス。
――しかし本人は、内心大喜びしていた。
「これで、自由な生活ができますわ!」
ところが王都を離れた彼女を待っていたのは、
“冷酷”と噂される辺境伯ライナルトとの 契約結婚 だった。
ところがこの旦那様、噂とは真逆で——
誰より不器用で、誰よりまっすぐ、そして圧倒的に強い男で……?
静かな辺境で始まったふたりの共同生活は、
やがて互いの心を少しずつ近づけていく。
そんな中、王太子が突然辺境へ乱入。
「君こそ私の真実の愛だ!」と勝手な宣言をし、
平民少女エミーラまで巻き込み、事態は大混乱に。
しかしアイシスは毅然と言い放つ。
「殿下、わたくしはもう“あなたの舞台装置”ではございません」
――婚約破棄のざまぁはここからが本番。
王都から逃げる王太子、
彼を裁く新王、
そして辺境で絆を深めるアイシスとライナルト。
契約から始まった関係は、
やがて“本物の夫婦”へと変わっていく――。
婚約破棄から始まる、
辺境スローライフ×最強旦那様の溺愛ラブストーリー!
幼馴染に振られたので薬学魔法士目指す
MIRICO
恋愛
オレリアは幼馴染に失恋したのを機に、薬学魔法士になるため、都の学院に通うことにした。
卒院の単位取得のために王宮の薬学研究所で働くことになったが、幼馴染が騎士として働いていた。しかも、幼馴染の恋人も侍女として王宮にいる。
二人が一緒にいるのを見るのはつらい。しかし、幼馴染はオレリアをやたら構ってくる。そのせいか、恋人同士を邪魔する嫌な女と噂された。その上、オレリアが案内した植物園で、相手の子が怪我をしてしまい、殺そうとしたまで言われてしまう。
私は何もしていないのに。
そんなオレリアを助けてくれたのは、ボサボサ頭と髭面の、薬学研究所の局長。実は王の甥で、第二継承権を持った、美丈夫で、女性たちから大人気と言われる人だった。
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。
お返事ネタバレになりそうなので、申し訳ありませんが控えさせていただきます。
ちゃんと読んでおります。ありがとうございます。
『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ
夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」
華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!
家族に支度金目当てで売られた令嬢ですが、成り上がり伯爵に溺愛されました
日下奈緒
恋愛
そばかす令嬢クラリスは、家族に支度金目当てで成り上がり伯爵セドリックに嫁がされる。
だが彼に溺愛され家は再興。
見下していた美貌の妹リリアナは婚約破棄される。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる