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第33話:消えた犯人の足取り
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偽造された遺言書の分析から数日後。
王宮の衛兵隊が、一人の男を拘束しました。
男の名はバルド。
裏社会に通じる情報屋兼、何でも屋です。
王立図書館の禁書庫に侵入し、偽の遺言書を設置した実行犯として最も疑わしい人物として浮上したのです。
しかし、取り調べ室での彼は、不敵な笑みを浮かべて余裕綽々でした。
「だから言ってるでしょう、旦那。俺はやってねぇって」
「ほう。やっていないと言うか」
アルフレッド様が冷ややかに見下ろしますが、バルドはふんぞり返って答えます。
「ああ。だって俺は、昨日まで王都にいなかったんだからな。この一週間、ずっと北の国境近くにある黒松の森にある宿場町にいたんだ。証人も十人はいるぜ?」
バルドが出したアリバイは完璧でした。
王都から馬車で三日はかかる北方の町。
そこにいたという証言が多数あれば、昨日の夜に王都の図書館に侵入することなど物理的に不可能です。
しかし、証人などお金でどうにでもなることは明白でした。
「……往生際が悪いな」
「へへっ、疑うなら俺の荷物を見てみな。証拠ならそこにある」
バルドは、押収された自分の旅装束――分厚いウールのコートとブーツを指差しました。
それらは全体的にうっすらと黄色い粉で汚れていました。
「見ての通り、北の森は今、松の花粉が凄くてな。森を歩けば全身この有様さ。これが俺が北にいた動かぬ証拠だ」
「なるほど。松の花粉か」
アルフレッド様は、衛兵に命じてそのコートとブーツを持ってこさせました。
そして、私の前に置きます。
「フローラ。彼の主張が真実か、植物に聞いてみようか」
「はい。失礼します」
私はポケットから、小さな携帯用顕微鏡を取り出しました。
バルドが怪訝な顔をします。
「ああん? 何だそのおもちゃは。虫眼鏡で見たって、黄色い粉は黄色い粉だろ」
「いいえ。……花粉は語るのです」
私はピンセットで、コートの肩に付着した黄色い粉と、ブーツの泥の隙間に挟まっていた粉を採取し、スライドガラスに乗せました。
レンズを覗き込み、ピントを合わせます。
……見えた。
その瞬間、バルドの嘘は白日の下に晒されました。
「……アルフレッド様。思った通り、真っ赤な嘘です」
「やはりな。解説を」
私は顕微鏡から顔を上げ、バルドを真っ直ぐに見つめました。
「バルドさん。貴方は松の花粉だと言いましたね。確かに、今の時期、北の森ではマツ科の植物が花粉を飛ばしています」
「だ、だろう? だから俺は……」
「ですが、マツの花粉には非常に特徴的な形があります。本体の両側に二つの空気袋(気嚢)がついていて、まるでネズミの耳のような形をしているんです。風に乗って遠くまで飛ぶための翼です」
私は手帳にマツの花粉のスケッチを描いて見せました。
「しかし、貴方のコートについているこの黄色い粉……。これは丸くて、表面に無数のトゲトゲがあります」
「ト、トゲ……?」
「はい。これはマツではありません。……キク科のブタクサの花粉です」
バルドの表情が凍りつきました。
「ブ、ブタクサだと……?」
「ええ。ブタクサは風媒花ですが、花粉の飛距離はマツほど長くありません。そして何より……、北の寒冷地ではまだ咲いていません。今、ブタクサが満開なのは、ここ王都の、特に手入れのされていないスラム街や空き地だけです」
アルフレッド様が、バルドの前に一歩踏み出しました。
「つまり、お前は王都の潜伏先に生えていたブタクサの花粉を、北の松花粉だと偽ってわざと浴びてきたわけだ。アリバイ作りのためにな」
「ぐっ……! た、たまたま混じっただけだ! 松の花粉だってあるはずだ!」
バルドが食い下がります。
「ええ、確かに少し混じっています。でも……」
私は今度は、ブーツの底の泥から採取したサンプルを指しました。
「決定的なのは、ブーツについていたこちらの花粉です。これはタチアオイ(ホリホック)の花粉です」
「タチアオイ……?」
「大きくて、粘り気があって、顕微鏡で見ると美しい幾何学模様の穴が開いています。これは虫が運ぶ虫媒花の花粉です。風では飛びません」
私はアルフレッド様に頷きました。
「タチアオイの花粉が服や靴につくということは、その花が咲いている場所を歩き、直接花に触れたという証明になります。そして……、王立図書館の裏口へと続く路地には、今、タチアオイが満開なんです」
「なっ……!?」
「北の針葉樹林に、タチアオイは咲きません。貴方の足跡は、貴方が王都にいて、しかも図書館の裏路地を通ったことを雄弁に語っています」
これを、花粉分析(パリノロジー)と言います。
目に見えないほど小さな花粉の粒子は、指紋と同じくらい確実な、場所と時間の証明になるのです。
「そ、そんな……。目に見えねぇ粒の形なんて、分かるわけが……」
バルドはガタガタと震え出しました。
自分の完璧なアリバイが、顕微鏡という小さなレンズによって粉砕されたことが信じられないようでした。
「……チェックメイトだ」
アルフレッド様は冷酷に告げました。
「お前が北にいたという証言者たちも、この科学的証拠の前では偽証罪に問われるだろう。さあ、吐け。誰に依頼されて図書館に侵入した?」
「くっ、くそぉぉぉ!」
バルドはテーブルを叩き、観念したようにうなだれました。
「……金だ。金をもらってやっただけだ。依頼主の顔は知らねぇ。ただ、フードを被った貴族風の男だった……」
やはり、トカゲの尻尾切りです。
オライオン侯爵へと繋がる決定的な証言は得られませんでした。
しかし、実行犯を確保したことで、遺言書が偽物であり、誰かが意図的に設置した、という事実は揺るがないものとなりました。
取り調べ室を出た後、私は大きく息を吐きました。
「……怖かったです。あんな強面の人と話すなんて」
「よくやった、フローラ。君の目は、どんな嘘も見逃さないな」
アルフレッド様は私の頭をポンと撫でてくれました。
「花粉は、春を告げるだけの手紙ではない。犯罪者の居場所を告げる告発状でもあったわけだ」
「はい。植物たちは、いつだって正直ですから」
しかし、私たちの勝利はここまででした。
バルドが捕まったという報告は、すぐに黒幕であるオライオン侯爵の耳にも届いたはずです。
科学的な証拠を突きつけられた権力者が、次にどんな手を使ってくるか。
それは、花粉症よりも厄介で、暴力的な手段であることは間違いありませんでした。
王宮の衛兵隊が、一人の男を拘束しました。
男の名はバルド。
裏社会に通じる情報屋兼、何でも屋です。
王立図書館の禁書庫に侵入し、偽の遺言書を設置した実行犯として最も疑わしい人物として浮上したのです。
しかし、取り調べ室での彼は、不敵な笑みを浮かべて余裕綽々でした。
「だから言ってるでしょう、旦那。俺はやってねぇって」
「ほう。やっていないと言うか」
アルフレッド様が冷ややかに見下ろしますが、バルドはふんぞり返って答えます。
「ああ。だって俺は、昨日まで王都にいなかったんだからな。この一週間、ずっと北の国境近くにある黒松の森にある宿場町にいたんだ。証人も十人はいるぜ?」
バルドが出したアリバイは完璧でした。
王都から馬車で三日はかかる北方の町。
そこにいたという証言が多数あれば、昨日の夜に王都の図書館に侵入することなど物理的に不可能です。
しかし、証人などお金でどうにでもなることは明白でした。
「……往生際が悪いな」
「へへっ、疑うなら俺の荷物を見てみな。証拠ならそこにある」
バルドは、押収された自分の旅装束――分厚いウールのコートとブーツを指差しました。
それらは全体的にうっすらと黄色い粉で汚れていました。
「見ての通り、北の森は今、松の花粉が凄くてな。森を歩けば全身この有様さ。これが俺が北にいた動かぬ証拠だ」
「なるほど。松の花粉か」
アルフレッド様は、衛兵に命じてそのコートとブーツを持ってこさせました。
そして、私の前に置きます。
「フローラ。彼の主張が真実か、植物に聞いてみようか」
「はい。失礼します」
私はポケットから、小さな携帯用顕微鏡を取り出しました。
バルドが怪訝な顔をします。
「ああん? 何だそのおもちゃは。虫眼鏡で見たって、黄色い粉は黄色い粉だろ」
「いいえ。……花粉は語るのです」
私はピンセットで、コートの肩に付着した黄色い粉と、ブーツの泥の隙間に挟まっていた粉を採取し、スライドガラスに乗せました。
レンズを覗き込み、ピントを合わせます。
……見えた。
その瞬間、バルドの嘘は白日の下に晒されました。
「……アルフレッド様。思った通り、真っ赤な嘘です」
「やはりな。解説を」
私は顕微鏡から顔を上げ、バルドを真っ直ぐに見つめました。
「バルドさん。貴方は松の花粉だと言いましたね。確かに、今の時期、北の森ではマツ科の植物が花粉を飛ばしています」
「だ、だろう? だから俺は……」
「ですが、マツの花粉には非常に特徴的な形があります。本体の両側に二つの空気袋(気嚢)がついていて、まるでネズミの耳のような形をしているんです。風に乗って遠くまで飛ぶための翼です」
私は手帳にマツの花粉のスケッチを描いて見せました。
「しかし、貴方のコートについているこの黄色い粉……。これは丸くて、表面に無数のトゲトゲがあります」
「ト、トゲ……?」
「はい。これはマツではありません。……キク科のブタクサの花粉です」
バルドの表情が凍りつきました。
「ブ、ブタクサだと……?」
「ええ。ブタクサは風媒花ですが、花粉の飛距離はマツほど長くありません。そして何より……、北の寒冷地ではまだ咲いていません。今、ブタクサが満開なのは、ここ王都の、特に手入れのされていないスラム街や空き地だけです」
アルフレッド様が、バルドの前に一歩踏み出しました。
「つまり、お前は王都の潜伏先に生えていたブタクサの花粉を、北の松花粉だと偽ってわざと浴びてきたわけだ。アリバイ作りのためにな」
「ぐっ……! た、たまたま混じっただけだ! 松の花粉だってあるはずだ!」
バルドが食い下がります。
「ええ、確かに少し混じっています。でも……」
私は今度は、ブーツの底の泥から採取したサンプルを指しました。
「決定的なのは、ブーツについていたこちらの花粉です。これはタチアオイ(ホリホック)の花粉です」
「タチアオイ……?」
「大きくて、粘り気があって、顕微鏡で見ると美しい幾何学模様の穴が開いています。これは虫が運ぶ虫媒花の花粉です。風では飛びません」
私はアルフレッド様に頷きました。
「タチアオイの花粉が服や靴につくということは、その花が咲いている場所を歩き、直接花に触れたという証明になります。そして……、王立図書館の裏口へと続く路地には、今、タチアオイが満開なんです」
「なっ……!?」
「北の針葉樹林に、タチアオイは咲きません。貴方の足跡は、貴方が王都にいて、しかも図書館の裏路地を通ったことを雄弁に語っています」
これを、花粉分析(パリノロジー)と言います。
目に見えないほど小さな花粉の粒子は、指紋と同じくらい確実な、場所と時間の証明になるのです。
「そ、そんな……。目に見えねぇ粒の形なんて、分かるわけが……」
バルドはガタガタと震え出しました。
自分の完璧なアリバイが、顕微鏡という小さなレンズによって粉砕されたことが信じられないようでした。
「……チェックメイトだ」
アルフレッド様は冷酷に告げました。
「お前が北にいたという証言者たちも、この科学的証拠の前では偽証罪に問われるだろう。さあ、吐け。誰に依頼されて図書館に侵入した?」
「くっ、くそぉぉぉ!」
バルドはテーブルを叩き、観念したようにうなだれました。
「……金だ。金をもらってやっただけだ。依頼主の顔は知らねぇ。ただ、フードを被った貴族風の男だった……」
やはり、トカゲの尻尾切りです。
オライオン侯爵へと繋がる決定的な証言は得られませんでした。
しかし、実行犯を確保したことで、遺言書が偽物であり、誰かが意図的に設置した、という事実は揺るがないものとなりました。
取り調べ室を出た後、私は大きく息を吐きました。
「……怖かったです。あんな強面の人と話すなんて」
「よくやった、フローラ。君の目は、どんな嘘も見逃さないな」
アルフレッド様は私の頭をポンと撫でてくれました。
「花粉は、春を告げるだけの手紙ではない。犯罪者の居場所を告げる告発状でもあったわけだ」
「はい。植物たちは、いつだって正直ですから」
しかし、私たちの勝利はここまででした。
バルドが捕まったという報告は、すぐに黒幕であるオライオン侯爵の耳にも届いたはずです。
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