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第8話:不確定な変数の出現
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アッシュバーン辺境伯領の改革が軌道に乗り始めた頃、ヴィオラの生活にはある一定のルーチンが確立されていた。
早朝の計器チェック、現場作業員の効率化指導、そして夜の研究開発。
すべてが計算通り、予測通りの安定稼働だ。
だが、この日は違った。
夕食後、ルーファスがヴィオラをテラスへと誘ったのだ。
夜風が心地よい。
空には満天の星が広がり、通常のロマンチックな基準値で言えば、最高のシチュエーションである。
「……ヴィオラ」
ルーファスが重々しく口を開いた。
その顔は、緊張して強張っている。
「領地のために、日夜尽力してくれていることに感謝している。これは、その……、俺の気持ちだ」
彼が懐から取り出し、差し出したのは、小さなベルベットの箱だった。
パカリ、と蓋が開かれる。
中には、プラチナのリングに、大粒のダイヤモンドが嵌められた指輪が鎮座していた。
月光を受けて、鋭い輝きを放っている。
ヴィオラは眼鏡の奥で目をしばたたかせた。
そして、研究者特有の観察眼でその物体を凝視した。
「……素晴らしい」
ヴィオラが感嘆の声を漏らすと、ルーファスは安堵の息を吐きかけた。
「気に入ってくれたか?」
「ええ、驚きました。このリングの真円度、目視で確認できる歪みが一切ありません。これほどの加工精度が出せる旋盤がこの領地にあるとは……」
ヴィオラは指輪を箱から取り出し、光にかざしてあらゆる角度から観察し始めた。
「まさか、このリングの真円度……、高圧パイプ用Oリングの試作品ですか!?」
ルーファスの表情が、期待から虚無へと変化していく。
「……いや、高圧パイプではなく、お前の指に着けるための物なんだが」
「私の指に?」
「……とにかく着けてくれ」
ルーファスは諦めたように、強引にヴィオラの左手を取り、薬指に指輪を嵌めた。
サイズは完璧だった。
ヴィオラは自分の左手を見つめ、その後ルーファスの表情を確認した。
ただの装飾品を身につけるのは主義に反するが、クライアントであるルーファスの満足度が上がるなら、それは立派な機能である。
翌日、二人は領地南部の湿地帯へ視察に向かった。
昨夜の雨で、道はぬかるんでいる。
ヴィオラは自作のゴム長靴を履いているので問題なかったが、目の前には長靴の丈を超えるような大きな水たまりが広がっていた。
「回り道をしましょう。最短ルートではありませんが、安全係数を考慮すれば……」
「必要ない」
ルーファスが短く言うと、いきなりヴィオラの体をひょいと持ち上げた。
重力を無視したかのような浮遊感。
気づけばヴィオラは、ルーファスの腕の中にいた。
いわゆるお姫様抱っこの状態である。
「か、閣下!?」
「汚れるだろ。掴まってろ」
ルーファスはそのまま水たまりの中へと足を踏み入れた。
彼の巨大な体躯と脚力の前では、泥濘など平地と変わらないらしい。
だが、ヴィオラは大混乱に陥っていた。
顔が近い。
ルーファスの整った顎のライン、首筋の脈動、そして衣服越しに伝わる強靭な筋肉の硬度が、あまりにも鮮明に知覚できる。
「恐縮です。しかし、重心が不安定ですね」
ヴィオラは努めて冷静に、物理学的な指摘を試みた。
「私の体重をW、閣下の腕の支点間距離をLとすると、腰椎にかかるモーメント荷重が大きすぎます。この姿勢を維持するのは、構造力学的に非効率です」
ルーファスは苦笑した。
「お前は軽い。羽毛布団を運んでいるみたいだ。……だが、もっと密着しろ。そうすれば荷重が分散されるんだろう?」
その通りだ。
ヴィオラは恐る恐る、ルーファスの首に腕を回し、体を預けた。
その瞬間。
ヴィオラの心臓が、警告音のような大きな音を立てた。
(……っ!? 心拍数の急上昇を検知。これは、不整脈?)
さらに、体温の上昇。
顔面の毛細血管が拡張し、熱を持っているのがわかる。
思考回路にノイズが走る。
計算がまとまらない。
ルーファスの匂い――雨と森、そして微かな石鹸の香りが鼻腔をくすぐり、脳の扁桃体を直接刺激しているようだ。
「……閣下。降ろしてください。私の生体センサーが、異常数値を叩き出しています」
「もう少しだ。我慢しろ」
ルーファスは楽しそうに、わざとゆっくりと歩いているように見えた。
水たまりを渡りきり、乾いた地面に降ろされた時、ヴィオラは肩で息をしていた。
帰り道、並んで歩く二人の間に、沈黙が流れた。
だが、それは気まずい沈黙ではなく、どこか満ち足りた静けさだった。
不意に、ルーファスが立ち止まり、ヴィオラの方を向いた。
その瞳は、夕陽を浴びて琥珀色の炎のように揺らめいていた。
「……ヴィオラ」
「はい、なんでしょうか」
「いや、その……、なんとなく、お前を、誰にも渡したくないと思ったんだ」
ルーファスの声は低く、熱を帯びていた。
彼は一歩近づき、ヴィオラを見下ろした。
「王都からどんな要請があろうと、お前を帰すつもりはない。お前を……、俺だけのものにしたい」
強烈な独占欲の表明。
通常の令嬢であれば、その情熱に頬を染め、胸をときめかせる場面だ。
ヴィオラもまた、胸の奥が締め付けられるような感覚を覚えた。
だが、彼女の脳内が弾き出した最適解は、色気のないものだった。
「……なるほど、人材流出のリスク管理ですね」
ヴィオラは真面目な顔で頷いた。
「確かに、私の技術が他領や他国に流出すれば、アッシュバーン辺境伯領にとっては大きな損失になります。敵対勢力に技術を奪われることは防がねばなりません」
彼女は安心させるように、ルーファスの腕をポンと叩いた。
「ご安心を、閣下。専属契約書の第4条にある通り、私が開発した技術の特許権は、閣下との共同保有にしてあります。私がどこへ行こうと、権利はアッシュバーン家に帰属しますから、独占権は保証されています」
ルーファスが天を仰いだ。
長い、長い溜息が漏れる。
「……そうだな。特許は大事だ」
「はい。知的財産権の保護は、技術立国の要ですから」
ルーファスは脱力したように笑うと、ヴィオラの頭をくしゃりと撫でた。
「……お前は、本当にブレないな。そこが好きだが」
「好き? 私の技術への評価としてですか?」
「……まあ、そんなところだ」
その夜。
ヴィオラはペンを置き、左手の薬指に光る指輪を見つめた。
ただの炭素の結晶体。
ただの金属の輪。
それなのに、これを見ているだけで、胸の奥がくすぐったくなる。
「……動悸、発熱、思考の短絡」
彼女は自分の胸に手を当てた。
そこにはまだ、ルーファスに触れられた時の熱が残っている気がした。
「これは病気? ウイルス性の感染症? ……いいえ、症状が出るのは、彼という特定個体が近接した時のみ」
ヴィオラは白衣の裾を握りしめ、独りごちた。
「これは……、彼という触媒に触れたことで起きている、未知の化学反応……?」
恋愛偏差値底辺の彼女にとって、恋という概念はまだ遠い。
だが、不可逆な変化は既に始まっていた。
生ゴムに硫黄が混ざり合い、二度と元には戻れないように。
ヴィオラの心もまた、彼との接触によって、確実に質的変化を起こし始めていたのだ。
「……要経過観察、ですね」
ヴィオラは赤くなった顔を冷やすように、窓を開けた。
夜風が熱を奪っていくが、胸の奥の小さな種火は、消えることなく燃え続けていた。
早朝の計器チェック、現場作業員の効率化指導、そして夜の研究開発。
すべてが計算通り、予測通りの安定稼働だ。
だが、この日は違った。
夕食後、ルーファスがヴィオラをテラスへと誘ったのだ。
夜風が心地よい。
空には満天の星が広がり、通常のロマンチックな基準値で言えば、最高のシチュエーションである。
「……ヴィオラ」
ルーファスが重々しく口を開いた。
その顔は、緊張して強張っている。
「領地のために、日夜尽力してくれていることに感謝している。これは、その……、俺の気持ちだ」
彼が懐から取り出し、差し出したのは、小さなベルベットの箱だった。
パカリ、と蓋が開かれる。
中には、プラチナのリングに、大粒のダイヤモンドが嵌められた指輪が鎮座していた。
月光を受けて、鋭い輝きを放っている。
ヴィオラは眼鏡の奥で目をしばたたかせた。
そして、研究者特有の観察眼でその物体を凝視した。
「……素晴らしい」
ヴィオラが感嘆の声を漏らすと、ルーファスは安堵の息を吐きかけた。
「気に入ってくれたか?」
「ええ、驚きました。このリングの真円度、目視で確認できる歪みが一切ありません。これほどの加工精度が出せる旋盤がこの領地にあるとは……」
ヴィオラは指輪を箱から取り出し、光にかざしてあらゆる角度から観察し始めた。
「まさか、このリングの真円度……、高圧パイプ用Oリングの試作品ですか!?」
ルーファスの表情が、期待から虚無へと変化していく。
「……いや、高圧パイプではなく、お前の指に着けるための物なんだが」
「私の指に?」
「……とにかく着けてくれ」
ルーファスは諦めたように、強引にヴィオラの左手を取り、薬指に指輪を嵌めた。
サイズは完璧だった。
ヴィオラは自分の左手を見つめ、その後ルーファスの表情を確認した。
ただの装飾品を身につけるのは主義に反するが、クライアントであるルーファスの満足度が上がるなら、それは立派な機能である。
翌日、二人は領地南部の湿地帯へ視察に向かった。
昨夜の雨で、道はぬかるんでいる。
ヴィオラは自作のゴム長靴を履いているので問題なかったが、目の前には長靴の丈を超えるような大きな水たまりが広がっていた。
「回り道をしましょう。最短ルートではありませんが、安全係数を考慮すれば……」
「必要ない」
ルーファスが短く言うと、いきなりヴィオラの体をひょいと持ち上げた。
重力を無視したかのような浮遊感。
気づけばヴィオラは、ルーファスの腕の中にいた。
いわゆるお姫様抱っこの状態である。
「か、閣下!?」
「汚れるだろ。掴まってろ」
ルーファスはそのまま水たまりの中へと足を踏み入れた。
彼の巨大な体躯と脚力の前では、泥濘など平地と変わらないらしい。
だが、ヴィオラは大混乱に陥っていた。
顔が近い。
ルーファスの整った顎のライン、首筋の脈動、そして衣服越しに伝わる強靭な筋肉の硬度が、あまりにも鮮明に知覚できる。
「恐縮です。しかし、重心が不安定ですね」
ヴィオラは努めて冷静に、物理学的な指摘を試みた。
「私の体重をW、閣下の腕の支点間距離をLとすると、腰椎にかかるモーメント荷重が大きすぎます。この姿勢を維持するのは、構造力学的に非効率です」
ルーファスは苦笑した。
「お前は軽い。羽毛布団を運んでいるみたいだ。……だが、もっと密着しろ。そうすれば荷重が分散されるんだろう?」
その通りだ。
ヴィオラは恐る恐る、ルーファスの首に腕を回し、体を預けた。
その瞬間。
ヴィオラの心臓が、警告音のような大きな音を立てた。
(……っ!? 心拍数の急上昇を検知。これは、不整脈?)
さらに、体温の上昇。
顔面の毛細血管が拡張し、熱を持っているのがわかる。
思考回路にノイズが走る。
計算がまとまらない。
ルーファスの匂い――雨と森、そして微かな石鹸の香りが鼻腔をくすぐり、脳の扁桃体を直接刺激しているようだ。
「……閣下。降ろしてください。私の生体センサーが、異常数値を叩き出しています」
「もう少しだ。我慢しろ」
ルーファスは楽しそうに、わざとゆっくりと歩いているように見えた。
水たまりを渡りきり、乾いた地面に降ろされた時、ヴィオラは肩で息をしていた。
帰り道、並んで歩く二人の間に、沈黙が流れた。
だが、それは気まずい沈黙ではなく、どこか満ち足りた静けさだった。
不意に、ルーファスが立ち止まり、ヴィオラの方を向いた。
その瞳は、夕陽を浴びて琥珀色の炎のように揺らめいていた。
「……ヴィオラ」
「はい、なんでしょうか」
「いや、その……、なんとなく、お前を、誰にも渡したくないと思ったんだ」
ルーファスの声は低く、熱を帯びていた。
彼は一歩近づき、ヴィオラを見下ろした。
「王都からどんな要請があろうと、お前を帰すつもりはない。お前を……、俺だけのものにしたい」
強烈な独占欲の表明。
通常の令嬢であれば、その情熱に頬を染め、胸をときめかせる場面だ。
ヴィオラもまた、胸の奥が締め付けられるような感覚を覚えた。
だが、彼女の脳内が弾き出した最適解は、色気のないものだった。
「……なるほど、人材流出のリスク管理ですね」
ヴィオラは真面目な顔で頷いた。
「確かに、私の技術が他領や他国に流出すれば、アッシュバーン辺境伯領にとっては大きな損失になります。敵対勢力に技術を奪われることは防がねばなりません」
彼女は安心させるように、ルーファスの腕をポンと叩いた。
「ご安心を、閣下。専属契約書の第4条にある通り、私が開発した技術の特許権は、閣下との共同保有にしてあります。私がどこへ行こうと、権利はアッシュバーン家に帰属しますから、独占権は保証されています」
ルーファスが天を仰いだ。
長い、長い溜息が漏れる。
「……そうだな。特許は大事だ」
「はい。知的財産権の保護は、技術立国の要ですから」
ルーファスは脱力したように笑うと、ヴィオラの頭をくしゃりと撫でた。
「……お前は、本当にブレないな。そこが好きだが」
「好き? 私の技術への評価としてですか?」
「……まあ、そんなところだ」
その夜。
ヴィオラはペンを置き、左手の薬指に光る指輪を見つめた。
ただの炭素の結晶体。
ただの金属の輪。
それなのに、これを見ているだけで、胸の奥がくすぐったくなる。
「……動悸、発熱、思考の短絡」
彼女は自分の胸に手を当てた。
そこにはまだ、ルーファスに触れられた時の熱が残っている気がした。
「これは病気? ウイルス性の感染症? ……いいえ、症状が出るのは、彼という特定個体が近接した時のみ」
ヴィオラは白衣の裾を握りしめ、独りごちた。
「これは……、彼という触媒に触れたことで起きている、未知の化学反応……?」
恋愛偏差値底辺の彼女にとって、恋という概念はまだ遠い。
だが、不可逆な変化は既に始まっていた。
生ゴムに硫黄が混ざり合い、二度と元には戻れないように。
ヴィオラの心もまた、彼との接触によって、確実に質的変化を起こし始めていたのだ。
「……要経過観察、ですね」
ヴィオラは赤くなった顔を冷やすように、窓を開けた。
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