性剣セクシーソード

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告白と練習

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「セクシーソードの呪い!?」
 驚いた様に、ニーヤが声を上げる。
 僕達四人は部屋に戻り、僕は全てを話した。
「うん。黙っていてごめん……」
「そ、それじゃあ何? 二人は付き合ってるとかじゃないわけ?」 
「ええ。すいません。もっと早くに伝えておけば」
「いや、モミさんは悪くないんだ。僕が黙っててくれって言ったんだよ。全部僕が悪いんだ」

「そ、そんな事いきなり言われたって信じれるわけないでしょ! ねぇペロ?」
 納得できない様子で、ペロ様に話を振った。
「知ってた」   
 ペロ様の意外な一言に、ニーヤだけではなく、僕達も驚いた。
「し、知ってたって。ペロ様いつからお気づきになられてたんですか?」
 流石のモミさんも動揺を隠せない。

「船の中」
 船の中? あの時、ペロ様を膝の上に乗せたまま寝てた時かな。
「魔装具、精気吸う」
 ペロ様が僕の腕輪を指差す。
「な、何で知ってて言わないのよ。ペロ嘘が嫌いなんでしょ」
 ペロ様がコクンと頷く。

「嘘、すぐ分かる。でも、嘘じゃない」
「た、確かに嘘は付いてないかもしれないけど――」
「ちょっと、羨ましい」
 ペロ様の意外な一言。
「お手伝い、したかった」
 俯き気味にそう言った。

 部屋に流れた沈黙をニーヤが破る。
「じゃあ何、アンタの変態行為の数々もその鎧の所為だって言うわけ?」
「そ、そうなんだよ。鎧を装備してると勝手に動くんだよ」
「何でもっと早く言わなかったの?」
「い、言えなかったんだよ。最初の印象も悪かったし、ますます変態呼ばわりされるかなって思って」
「変態は変態なんだから、ますますも何も無いわよ。もう、それじゃあアタシが馬鹿みたいじゃない」
 真実を聞いて、恥ずかしそうな顔をする。
 さっきまでの涙が、全部この変態装備の所為だとは、それもそれで辛い事だ。

「とりあえず、本当にごめん。全部僕の所為だ」
「ま、まぁ。いいわ。アタシも、勘違いで叩いてゴメン」
「いいんですよ。私も配慮が足りませんでした」
 誤解も解けて仲直り。
 これにて一件落着、となるはずだった。

「でもさ、言い訳するつもりじゃないけど、絶対誤解するじゃない? 小屋に泊まってる時だってこそこそと二人で出て行ってたじゃない。その時は何をしてたのさ」
「あれは鎧を解除してもらってたんだよ。トイレに行く為に」
「その鎧は一人じゃ解除出来ないわけ?」
「ケンセイさんは魔力がありませんからね。どうしても私が着いて行く必要があったんですよ」
「ふーん。じゃあ今度からは別にモミじゃなくてもいいわけね。ペロでもアタシでも出来るわけだし」
 え、流石にそれはハードル高くないか。添い寝はまだしも、解除はきついだろ。
「鎧の解除――果たしてニーヤに出来ますかね」 
 怪しい笑みを浮かべてモミさんが言った。
 いつもとは違う、少し挑発的な口調で。

「モミに出来るんだからアタシにも出来るでしょ。やり方さえ教えてくれれば。そうだ、アンタちょっと装備しなさいよ。やり方を聞いておくわ」
「い、今ここで?」
「そうよ、早くしてよね。お風呂入りたいんだから」
 急かすニーヤに観念して、彼女達に背を向けて服を脱ぐ。
「ちょ、ちょっとアンタ何脱いでんのよ!」
「ぬ、脱がないと装備出来ないんだよ」
 恥ずかしいな、これじゃ公開ストリップじゃないか。
 服を全て脱ぎ、鎧を展開させた。

「それで? どうやって解除するわけ?」
「手に魔力を込めて、股間のプレートを擦るんですよ」
「こ、股間を擦る!? そ、そ、そんなの出来るわけないじゃない!」
「あれ? 何を意識しているんですか? 解除するだけですよ」
 恥ずかしがるニーヤに、モミさんが意地悪く笑う。
 今日のモミさんはいつになく攻撃的だ。

「ケンセイさん、いい事を教えましょう。いつも変態変態と言っていますが、私達三人の中で一番変態なのはニーヤです。ね、ペロ様」
 ペロ様が頷いた。それを見たニーヤの顔がみるみる赤くなっていく。
「な、何を言うのよ! そんなのデタラメよ!」
「小さい頃からそう言う話題を出すのはいつもニーヤですし。どこからかエッチな本を持ってくるのはいつもニーヤでした」
 ペロ様が二回頷いた。これは心からの肯定だろう。
「な、何て事! アンタ叩いたの根に持ってるでしょ!」
「いえ、気にしていませんよ。それより早く解除してあげたらどうですか?」
 モミさんの含みある笑顔。
 あ、これ絶対根に持ってる。間違いない。

「わ、分かってるわよ。全然平気だし、こんなの」
「ちゃんとプレートに手を添えて、上下に擦るんですよ」
「わ、分かったわよ……」
 ニーヤの手が股間に触れる。顔を背けてるのは、やはり意識しているからだろう。
 それにしても恥ずかしい。
 モミさんはまだいいとして、ペロ様にまで見られてる。
 ご褒美? いやいや、これは拷問に近い。羞恥プレイだ。
 でも快感だ。

 鎧が解除され、ホッとしたのもつかの間だった。
 ニーヤの手が、出現した僕のセクシーソードに添えたまま離れない。
 顔を背けているのが災いしたのか、本人はまるで気づいていない。
 キンキンに固まったソレは、鎧に負けない硬度を保つ。
 終わらないリズミカルな上下運動は、休火山をも目覚めさせる!
「に、ニーヤ! ダメだ! 出ちゃう! 出ちゃうよ!」
「早く出しなさいよ。え? 何が出るの――」
 ニーヤの絶叫と同時に繰り出される蹴り。
 噴火寸前の火山と僕の意識は――完全に停止した。
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