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ナンパ
しおりを挟む「いや、あのー……」
「(下衆い笑みを浮かべながら)良いだろ?」
「ええー……ちょっとそういうのは無理っていうか。」
あんなにたどたどしい麻生始めて見た。
一応年上ということを考慮してか、苦笑いしながら相手をしている。
あ、因みにアイツはいつもサイドテールだから、髪を下ろしている姿は始めて見たのできずくのが遅くなっただけだ。
でも、髪は所々跳ねているし、手にコンビニの袋を持っている事から、一日中ゴロゴロしていたけど急に何か食べたくなったからコンビニに寄った感がものすごく出ている。
いや、そんな所も可愛いけどね!?
!
なんて考えている場合では無かったようだ。
アイツの手が麻生の肩に触れる。
イラッ☆
「えっ!ちょ、急に何です?」
「ねぇ、一緒においd「和!急に居なくなんなって。」
男の手を払いのけながら麻生の手を引っ張り俺に寄りかかる様な体制にした。
麻生は驚いたようで目を見開いたが、直ぐに状況を理解してくれた様で、にやっと嗤った。
「亮!あはは、見つかっちった。」
ペロッと、イタズラがばれた子供の様に舌を出す姿は本当に愛らしく、今なら死んでも良いと思った。
てか、麻生の適応能力スゲー……。
「ったく……。ほら、行くぞ。」
「はーい!」
麻生の手をひき俺はあるきだした。
男はそれほどしつこい奴じゃ無かったらしく、俺の事を睨み付けた後どこかへ行った。
取り敢えず、近くの公園まで行こう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
公園に付いた俺達はベンチに座ってお茶を飲んでいた。
ちなみにお茶は麻生が助けてくれたお礼だと言って自動販売機で買ってきてくれたものだ。
助けたお礼はお前の私服だけでお釣りが出てくる程なのに……。
まぁそんな事は口が裂けても言わない、いや、言えないが。
「朝霧、助けてくれてありがとう!」
はい天使ー!その笑顔だけで俺は10年生きていけるよ。
「どういたしまして。麻生、お前よく今みたいなのに遭ってんのか?」
「週に3回くらい?」
「すげえな。いつもどうやって交わしてんだよ。」
「拒否すれば止めてくれる人が殆ど。今みたいなのは隙みて全力疾走して逃げる感じかなー!あははっ!」
「笑い事か?」
「んー?人生ってのは笑ってた方が良いことあるよ?」
「そうか。」
「そうだっ!」
もうやだこの男タラシ。
「今日さ、朝霧が予想以上に漢前なことを知った。」
「……え?」
「いやね?いつもイケメンだなー、とは思ってたんだけど、私がナンパされてた時に機転きかして彼氏装ってくれたのとか、何かこう グッッ ってきた。」
「……それは脈があると受け取っていい?」
「え?」
「え?」
天然か。天然なのか。
ここまで言って気付かないのか!
俺結構頑張った方なんだけど……?
「朝霧ー」
「……何?」
「彼女いるー?」
「ブフォッッ!」
いるわけ無いだろう。お前が好きなんだから。
思わず口に含んでいたお茶を吹き出してしまったではないか。
「あははっ!解りやすい!」
「素直なのは俺の長所だからな!?それに、何でそんな急に。」
「友達が朝霧の事気になってるって言ってたから。モッテモテだねぇ。」
お前以外にモテても嬉しくないけどな。
「あ、そろそろ帰るねー。」
「あー、送るよ。お前可愛いんだからほっとけない。」
「!?なっ、はぁ!?/////」
何をそんなに驚いているんだか。
「そ、そういうのむやみに言わない方が良いよ。勘違いするから。」
「何を」
「も、もういいや……。送ってもらわなくても大丈夫だからっ!ばいばい!」
「え。あ、おう?気を付けて帰れよ。」
はーいっ!と顔を赤くしながら麻生は帰っていってしまった。
結局、意味がわからなかったな。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーー恭平と朝霧のLINEにてーーー
亮 :(今回の話)って事が合ったんだけど、女子ってよく解んないよな。
恭平:それはお前が鈍いだけだよ。
亮 :は!?
恭平:まぁ、そんな事麻生以外には絶対に言うなよ。
亮 :おう?
【因みに恭平は亮が麻生を好きなの知ってます。】
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