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2章 学園生活
67話 姉の結婚式(3)
部屋の中の照明が落とされて、会場にいる皆がそれぞれ机のそばに立つ。すぐに音楽が聞こえてきて、二人が腕を組んで会場に入ってきた。ベルク殿下はお姉様をエスコートしていて、とても幸せそうに笑っている。私たちは精いっぱいの拍手で二人を迎えた。
「本日はお越しいただきありがとうございます。
この式をもって私、ベルク・アンセット・タリベアンと」
「アゼリア・ゼリベ・チェルビースは」
「夫婦となることを宣言いたします」
まっすぐにこちらを見て、二人は宣言をする。そして侍従さんが平たい飲み皿とお酒を持ってくる。お姉様はお皿にお酒を酌むとベルク殿下に飲ませ、その後にベルク殿下がお酒を酌みお姉様に飲ませた。
そして、参加者である私たちはまた、祝福を示すために拍手を送った。
次に料理が運ばれてきた。今回は少人数なので新郎側と新婦側の参加者が混じるように食事をとった。私はお二人の殿下と一緒に食事をとることになっている。ちなみにお姉様方は机数と料理数に応じてローテンションしていくことになる。
ひとまず料理が運び終わると部屋の灯りが灯る。すると、きれいに盛り付けがされた料理がよく見える。
「とてもおいしそうだね」
「はい!
それに2人ともとても幸せそうで……」
「本当にきれいですね」
ふふっと微笑んでランフェル殿下も楽しそうに笑う。今日のドレスもとても可愛いな。
「本当に、幸せになってくれるといいな。
ここまでいろいろとあったから」
今は父たちの机で楽しそうに食事をとっている2人を見ながらアーサベルス殿下がそう口にする。今までの会話から何かあったことは察しているのだが、直接聞けることでもなさそうで私は何も知らない。けど、アーサベルス殿下は知っているみたい。ランフェル殿下は知らないみたいで首をかしげている。
「あの、なにがあったのですか?
私何も知らないのです」
そんな私の言葉にあれ? という顔で殿下がこちらを見る。もしかして知っていると思っていたのかな。
「それは……。
本人たちの口からいいと思うよ。
今は、この時間を楽しもう」
うーん、これははぐらかされてしまった。でも、確かに今は楽しむのが一番なんだろうな。
そんなことを考えている間にも料理は運ばれてきて、私はひとまず楽しむことにした。
「それにしても、学園に入って驚いたよ。
基礎教育部の一年に入ってくると思っていたのに、初等専門部に入ったって聞いたから。
色々と教えてあげたかったのに残念だよ」
「そういえば伝えていませんでしたね。
試験に合格できたものですから」
「まあ!
では学園に行ってもお会いできないのですね」
ランフェル殿下に少し残念そうに言われてしまった。確かに知っている人がいた方がなんだか安心できるよね。
「申し訳ございません」
「い、いえ!
本当に頭が良いのですね」
「たまたまですよ」
「でも、マリーベ女史やワルクゥベ女史が褒めていらっしゃいましたもの。
素晴らしいことです」
ニコニコとそう言われてしまった。それにしてもランフェル殿下もそのお2人から教わっているとは思わなかった。
「あら、なんの話をしているの?」
どう返したらいいかわからなくて困っていると、近くでお姉様の声がした。よかった! 助かったよ。
「ウェルカは頭がいいね、という話です」
「そうね!
ウェルカは自慢の妹だわ」
……、どうやらお姉様は私の味方ではなかったようです。顔が赤くほてって戻らないじゃないか。
「そうだね、ウェルカは自慢の妹だ」
最後には殿下まで悪乗りしてきて、私にはもう逃げ場はないのか。
あの後、ほてった顔はなかなか戻らなかったけど、無事に式を終えることができた。最後には皆とても笑顔で、本当に楽しかった。終わってからふと、そういえば家族以外は皆王族だったと思い出して、顔色を悪くするくらいにはとても仲良くさせてもらいました。
「本日はお越しいただきありがとうございます。
この式をもって私、ベルク・アンセット・タリベアンと」
「アゼリア・ゼリベ・チェルビースは」
「夫婦となることを宣言いたします」
まっすぐにこちらを見て、二人は宣言をする。そして侍従さんが平たい飲み皿とお酒を持ってくる。お姉様はお皿にお酒を酌むとベルク殿下に飲ませ、その後にベルク殿下がお酒を酌みお姉様に飲ませた。
そして、参加者である私たちはまた、祝福を示すために拍手を送った。
次に料理が運ばれてきた。今回は少人数なので新郎側と新婦側の参加者が混じるように食事をとった。私はお二人の殿下と一緒に食事をとることになっている。ちなみにお姉様方は机数と料理数に応じてローテンションしていくことになる。
ひとまず料理が運び終わると部屋の灯りが灯る。すると、きれいに盛り付けがされた料理がよく見える。
「とてもおいしそうだね」
「はい!
それに2人ともとても幸せそうで……」
「本当にきれいですね」
ふふっと微笑んでランフェル殿下も楽しそうに笑う。今日のドレスもとても可愛いな。
「本当に、幸せになってくれるといいな。
ここまでいろいろとあったから」
今は父たちの机で楽しそうに食事をとっている2人を見ながらアーサベルス殿下がそう口にする。今までの会話から何かあったことは察しているのだが、直接聞けることでもなさそうで私は何も知らない。けど、アーサベルス殿下は知っているみたい。ランフェル殿下は知らないみたいで首をかしげている。
「あの、なにがあったのですか?
私何も知らないのです」
そんな私の言葉にあれ? という顔で殿下がこちらを見る。もしかして知っていると思っていたのかな。
「それは……。
本人たちの口からいいと思うよ。
今は、この時間を楽しもう」
うーん、これははぐらかされてしまった。でも、確かに今は楽しむのが一番なんだろうな。
そんなことを考えている間にも料理は運ばれてきて、私はひとまず楽しむことにした。
「それにしても、学園に入って驚いたよ。
基礎教育部の一年に入ってくると思っていたのに、初等専門部に入ったって聞いたから。
色々と教えてあげたかったのに残念だよ」
「そういえば伝えていませんでしたね。
試験に合格できたものですから」
「まあ!
では学園に行ってもお会いできないのですね」
ランフェル殿下に少し残念そうに言われてしまった。確かに知っている人がいた方がなんだか安心できるよね。
「申し訳ございません」
「い、いえ!
本当に頭が良いのですね」
「たまたまですよ」
「でも、マリーベ女史やワルクゥベ女史が褒めていらっしゃいましたもの。
素晴らしいことです」
ニコニコとそう言われてしまった。それにしてもランフェル殿下もそのお2人から教わっているとは思わなかった。
「あら、なんの話をしているの?」
どう返したらいいかわからなくて困っていると、近くでお姉様の声がした。よかった! 助かったよ。
「ウェルカは頭がいいね、という話です」
「そうね!
ウェルカは自慢の妹だわ」
……、どうやらお姉様は私の味方ではなかったようです。顔が赤くほてって戻らないじゃないか。
「そうだね、ウェルカは自慢の妹だ」
最後には殿下まで悪乗りしてきて、私にはもう逃げ場はないのか。
あの後、ほてった顔はなかなか戻らなかったけど、無事に式を終えることができた。最後には皆とても笑顔で、本当に楽しかった。終わってからふと、そういえば家族以外は皆王族だったと思い出して、顔色を悪くするくらいにはとても仲良くさせてもらいました。
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