姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚

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2章 学園生活

122話 兄弟のお茶会(1)


 さて、今日はお茶会の日だ!
 あれからすぐにお茶会の日程は決まり、7日後に決まった。どうやら学園が長期休暇に入ったことで社交期ではないが、お茶会や夜会が増えているらしく、ベルク殿下やお姉様が忙しいらしい。その関係で、今回はお茶会というよりもゆったりとした昼食会になるようだ。この柔軟さもきっと身内ならではなのだろう。

「では、楽しんできてくださいね、ウェルカ。
 アゼリアにもよろしくお伝えになって」

「はい、お母様。
 行ってまいりますね」

 わざわざお見送りに出てきてくれたお母様に挨拶を終えると、馬車が動き出す。前回お姉様に会いに行ったときも一人だったが、今回はあの時よりも緊張している。お姉様に会うだけでなく、王族の方々と席を共にするのだ。し、失敗しないだろうか。

「お待ちしておりました、ウェルカ様」

 到着するとすぐに案内のための執事が迎え入れてくれた。今日はとてもいい天気で、昼食会は庭で行うことになったみたいだ。場所に向かうとすでにお姉様とベルク殿下がそろっていた。2人はまだ来ていないようだ。

「ごきげんよう、ベルク殿下、お姉様。
 本日はお招きありがとうございます」

「ごきげんよう、ウェルカ。
 来てくれてありがとう」

 挨拶を交わすと席を勧められる。今日は5人という少人数だからか、丸いテーブルが一つ用意されていて、中央にはきれいな花が飾られていた。どこから見ても花が裏を向かないようになっている。

「ごきげんよう、皆様。
 お待たせしてしまいましたか?」

 花の香りにも癒されてほっとしていると、少し焦った声が聞こえてきた。そちらに目を向けるとアーサベルス殿下とランフェル殿下がこちらにやってくるのが見えた。

「大丈夫ですよ。
 まだ時間には少し早いくらいですから」

 その言葉にアーサベルス殿下はほっとした顔をしたが、ランフェル殿下はまだ気にしているのか、申し訳なさそうな顔をしている。

「申し訳ございません。
 私が今日を楽しみにしすぎて、早く来てしまったようです」

 とっさにそういうと、お姉様が私の意図に気が付いたようでくすくすと笑っていた。

「そうですね。
 でも、そのように楽しみにしていただけているなら嬉しいですね」

 その会話をきょとんとした顔で見ていたランフェル殿下が嬉しそうに微笑んでくれた。どうやら成功したようだ。
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